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2021-09-05 22:01

長月の回「朔人一首」1

ガチャを回して出てきたお題について語る「文ガチャ」 
今月のお題は「百人一首」を朔夜が語る「朔人一首」です。
1回目の今回は、百人一首の基礎基本についてお話ししています。
00:14
文ガチャは、ガチャを回して出てきた番組について、のんびりおしゃべりするポッドキャストです。
文ガチャ長月の回、椿雷道です。
咲夜です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
9月に入りましてね。
はい。
聞いてくださってる皆さんからすると、配信ベースで6回、7回目?
カプセル投入回から入れると、今回が7回目ぐらいにはなってるので。
はい。
だんだん馴染んできていただけてるのかなと思うんですけど、僕らからすると収録的には3回目っていう感じ?4回目か?ぐらいなので。
はい。
まだまだそういう意味では慣れてないっていうところはあるんですけれども。
はい。
今回は、先月引いたガチャの結果に従いまして、朔人一首の回となります。よろしくお願いします。
はい。よろしくお願いします。
はい。じゃあ、朔人一首のお話をしていきたいんですけれども。
はい。
まず、朔人一首ってどんなもの?っていうお話からしていきたいと思います。
はい。
で、前回らいどうさんが、小倉百人一首の小倉って何?っておっしゃっておられたので、その辺のお話から始めていきたいと思います。
はい。
まず、朔人一首を作った人って聞いたことありますか?
えっと、覚えてないっていうか、知らないですけど。
はい。
ふと思ったのは、小倉さんなのかなって思いました。
はい。えっと、鎌倉時代の佳人で、藤原の帝家という人が。
あ、そっかそっか。聞いたことある名前でした。
おります。はい。その人が、直線和歌集から選んだものです。
うんうんうん。
はい。直線和歌集っていうのは、天皇の命で選んだ歌集のことで、古今集とか、新古今和歌集とか、っていうのがありますね。
はい。
その中から、帝家が選んだものですので、つまりは、帝家の好みだと。
なるほど。
いうことなんですね。
うん。
はい。で、帝家が、なんでこれを選んだかというと、ある人から、自分の山荘に飾る色紙を書いてくれ、と言われたんです。
はい。
はい。で、当時、襖間とか屏風に和歌を書いた色紙をペタペタと貼るのが風流だとされて、流行っていたんですね。
なるほど。
それを作ってくれと言われて、じゃあ、やってやろうじゃねえかっていうことで、帝家が奈良時代から鎌倉初期の和歌を100首選んで書いたものが、元になっています。
なるほど。
はい。で、その人、頼んだ人が持っていた別荘が小倉山、京都の嵐山のあたりに、今もあるんですけど、小倉山にあったので、小倉百人一首という名前がついています。
03:12
なるほど。
はい。以前そのあたりに、百人一首ミュージアムっていうのがあったんですけど、何年か前に、百人一首とかその他の古典のミュージアムになってしまったみたいですね。
なるほど。限定ではなくなった。
はい。
そういうことか。だから、小倉百人一首と百人一首っていうのは別物じゃなくて、フルで読んでるか略書で読んでるかみたいな関係性?
はい。そんな感じです。
はい。
はい。で、その邸家さんなんですけど、我々国語を学ぶ者には、とてもすごい人、神様のような人なんですね。
古典の研究者で、万葉集とか土佐日記、伊勢物語、源氏物語なんかを研究されていた方です。
はいはいはい。
はい。で、当時の本って印刷技術がないじゃないですか。
そうですね。
で、だから、じゃあ私もその本が欲しいってなると、写さなきゃいけないんですね。書き写す。
で、字が書ける人が本を写して作っていたっていう写本が広がっていったんですけど、ただ書き間違いがあったり、手におはが間違えていたとか、
あとひどいのは、適当にちょっとここ変えちゃえなんて変えちゃったりして、表現がバラバラだったんですね。
で、邸家がその当時の写本を集めて比較構成して、邸家本っていうのを作っています。
聞いたことあるね、それも。
はい。で、現在読まれている源氏物語などの作品は、邸家本が元になっています。
おー、なるほど、そりゃあすごい人だわ。
そう、すごい人なんです。
去年ですかね、源氏物語の若紫の本、邸家が書いた本がなぜか都内で見つかってニュースになっちゃったりして、本当に古典文学の神様のような人なんですね。
100種あるんですけど、だいたい年代順で並んでいます。
順番があるね、そもそもね。
そうですね、番号が全部ついているんですけど、年代順、ほぼほぼ年代順で並んでいて、第一種が天地天皇。
なるほど。
はい、あの、邸家の改新の、今は一史の編でしたっけ。
あー、そっか。
の天皇が第一番目。
第2種目が地頭天皇、天地天皇の娘で天武天皇の皇后の女性天皇の人ですね。
はい。
3種目が垣の下の人丸、奈良時代の佳人です。
06:05
はい。
99種目と100種目は後鳥羽院と順徳院という、この人たちも天皇をした人で、1221年の上級の乱に負けて、それぞれ沖の島や佐渡島に流された人たち。
ということで、奈良時代から鎌倉初期ぐらいまでの人たちが並んでいます。
はい。
藤原の邸家は鎌倉時代の人ってこと?
そうです。
彼にとっての現代ぐらいまでやってるってことなのかな。
そうですね。鎌倉中期ぐらい、中期に差し掛かるかなぐらいの人なので。
ちょっと前のやつ。今の考えでいうと昭和ぐらいまでとかそういう感じだよね。
そうですね、はい。邸家自身の歌も入ってます。
なるほど、そっかそっか。それが入ると彼の現代になるわな。
そうですね、97種目に入っているので、ほぼほぼ自分の世代という感じですね。
自分の入れるの勇気いるね。
そうですよね。俺様のも好みだぜって感じでね。
なるほど。
あとは最近100人種でよく知られているのは、千早振るっていう漫画とかアニメとかでやったもので、競技カルタですかね。
ライドさんはやったことありますか?
ないですね。リアルでは見たこともないですね。
映画とかアニメとかそういうのでは見たことあるけど。
だから漢字は雰囲気はわかります。ニュースとかでも見たことあるかな。
そうですね。1月にオミジングでクイーン戦とかをやってますね。
あれは競技カルタという独特のルールでやっています。
25枚ずつ配られたものを自分の向きに並べて、お互い取り合っていくんですけど、相手の陣地のものを取れば自分の陣地から1枚送って。
取れば自分の陣地の札がどんどん減っていくんですね。
で、自陣がなくなれば勝ち。
なるほどね。自分のを取ればもちろんそれでも減るし、相手のを取れば相手の方に自分から1つ移せる。
はい、そうです。
100人一種だ。100枚あるけど50枚を使ってやってるってこと?
そうなんです。だから場にない札っていうのもあって、それがまた緊張の元になりますね。
なるほど。読む方法は全部あるからってことか。
そうです。
なるほど。
それはだから、今回の番組自体が100人一種と言って100人一種のことをやってるけど、
100人一種の1つの側面である競技カルタだけど、和歌集的な意味で言う100人一種とはまた別の話って感じですね。
09:09
そうですね。
100人一種っていうのがどうしても身近ではないじゃないですか。
ですね。
だからちょっとでも身近に感じてほしいなと思って、遊んだことあるよとか、これならできるかなっていうものをちょっとご紹介していこうかなと思うんですけど。
なるほど、はい。
競技カルタはさすがにきちんと覚えてないとできないので、
源平という取り方があります。
はい。
源氏と平家ですね。
これは100種全部取り札、ひらがなしか書いてない方を並べてチーム戦で行います。
はい。
これもやはり読まれた札を取って、全部自分の陣地のものがなくなれば勝ちですね。
もっとザックバラにやろうと思うと、散らしと言って、バラバラに置いたものを普通のカルタのように。
普通のカルタみたいな感じでやるやつってこと?
はい。
ただ、あれは100枚並べると目がちらちらするので、なかなか我々、ちょっと老眼がきているもの、つらいものがあります。
一番遊びやすいのは坊主めくりじゃないかなと。
そうですね、それは知ってます。
やったことありますか?
あります。
全然意味わかんなくてもできますからね。
そうですよね。
ご紹介すると、伏せた読み札、今度は絵が入ってある方ですね。
を山にして伏せておいて、順番に取っていくんですけど、坊主が出たら今まで取ってきた札は全部場に出します。
で、次に姫を引いた人がもらえる。
で、最終的に自分が何枚持ってるか多い人が勝ちですよっていう遊びですね。
男性の貴族の人は、殿って呼びますっけ?坊主の人。
あー、殿とかね、そうですね。
殿、姫、坊主みたいな言い方ですよね、たぶん。
はいはいはい、そうでしたね。
そのルールで雷道さんされてましたか?
そうですね。
結構ね、地方ルールがいっぱいあるんですね。
私も最初のオーソドックスなものしか知らなかったんですけど、
高校生の時に初めて地方ルールを知って、
例えばですけど、皇族、天皇とか、後、皇族の人たちっていうのは、
座ってる畳のヘリがね、豪華なカラフルなんですよ。
はいはいはい、そうですね。
12:01
それが出ると、自分が持ってる札を左の人に入って渡さなきゃいけない。
はい。
っていうことは、自分がすごくいっぱい持っていても、
左の人に渡して、
さっき坊主出したばっかりの人が回ってくるとか、
悲劇がいっぱい起きます。
なるほどね。
あと弓矢を持っている殿が何人かいらっしゃいまして、
少ないですよね。
少ないですね。
少ないと4人ぐらい。
絵にもよるのか。
絵にもよります。
古い札だと結構、もうちょっと多いかなっていう感じですね。
今度はそれが出たら、右の人に回す。
なるほど。
はい。
っていう地方ルールがあります。
あと、蝉丸っていうお坊さんがいるんですけど、
彼はどうするのかっていう扱いがいろいろあって、
まず、彼は坊主なのかから始まり。
ですよね。
一人だけちょっと髪の毛がピヨピヨと生えていて。
あと図巾っぽいの被ってたりしますよね。
そうですね。図巾を被っている絵もあります。
だからこれは坊主なのかっていう感じで、
よく取り沙汰されてますね。
そうですね。子供の頃、坊主役でやった時に、
親だったかおじいちゃんおばあちゃんだったか忘れましたけど、
これ何?って。
その、坊主なのか殿なのかどっち?みたいなことを聞きに行ったような記憶がありますね。
へー。
で、その時はどうなりましたか?
その時はだから坊主だよって教えてもらって、
じゃあ坊主扱いねっていう感じになりましたけど。
うんうんうん。
そうな。で、名前も面白いから、子供にとっては特に名前も面白いから。
その後は、一回ほら、記憶に残るエピソードがあるじゃないですか。
これどっちか分からないっていうので、
大人に聞いたっていうエピソードがあった後は、
もうセミマルが出るだけでウケるみたいな感じになってたんですけど。
そういうインパクトの強い札ではありますよね。
そうですね。何故か彼だけ急に有名になるっていう。
そうそうそうそう。
彼自身はとても美話で有名なお坊さんなので、
とても教えるのも美話を弾くのも有名だった方です。
なるほど。ちょっと話が戻る感じになっちゃうんですけど、
はい。
原兵とかチラシとか、普通の競技カルタとかっていうのの、
僕は一応分かってるつもりですけど、
たぶん全然知らない人には全然分かんないと思うんですけど、
カルタと、普通のカルタとは違うじゃないですか。
そうですね。
配る方が文字が書いてある奥というか。
はい。ひらがなのみで下の句だけ書いてあるものが取り札です。
5・7・5・7・7の最後の7・7だけが書いてあるってことですね。
そうですね。
全部ひらがなで、濁点とかもなく書いてあるので、
15:02
大変読みづらい。慣れないと読みづらいですね。
読み札は絵がついていて、
紙の句から下の句までと、それを作った人の名前が書いてあります。
はい。
これで、なんか、競技カルタ、僕の知ってる知識だけで言うと、
競技カルタみたいなレベルになると、
最初の1音で、その1音で始まる札はこれしかないとか、
2音目で違いなんだ。
1音目だと複数あるけど、2音目まで聞けば絞れるとか、
そういうレベルで戦ってるんですよね。
はい。はい、そうです。
すごい人たちはね。
はい。
そうですね。
じゃあ、その辺の話もしても大丈夫ですかね。
はいはい、聞きたいです。
一字決まりとか二字決まりって言うんですけど、
なるほど、そういう言い方すらあるんだな、さすが。
はい。一字決まりだと7種あります。
で、むすめふさほせって覚えるんですけど、
例えば、むで始まる歌は1個しかない。
むらさめのうで始まる歌ですね。
で、二字決まりがまあまあ多い。
三字決まりが一番多いかなっていう感じなので、
1、2、3でもう70種ぐらいになります。
二字決まり、三字決まりが一字に比べると多いけども、
その辺まで抑えてないと競技体では戦えないって感じかな。
そうですね。
で、逆に一番最初はその一字決まりと、
まずはそこから覚えましょうって感じね。
一番文字数の多い六字決まりというのがありまして、
あさぼらけで始まる歌が2種。
なるほどね、5がね、それ丸々一緒なんだ。
そうなんです。だからそこまで読まれても、
まだ次を聞かないとわからないので、
目でどっちかなって抑えてたり、
例えば自分の方に一つあったら、
もう手で囲っとくんですね、取られないように。
なるほど、ガードしといてみたいな。
はい。で、もう一個だったら取りに行くとか、
っていう技が、渡り手なっていう技もあったりします。
なんか、ちょっと、なんだろう、
クイズ王とかの読ませ押しとかじゃないけど、
そういう微妙な何々はっていうか、
何々がっていうかで問題の傾向が読めるみたいなのあるじゃないですか。
ありますね。
ああいうのとちょっと近いものありますよね。
そう。
次に出てくる音を聞いて確定させるみたいな。
そうですね。
今、読ませ押しっておっしゃったんですけど、
私、クイズも好きなので、あれなんですけど、
例えば、相撲の三役といえば、
もう三つしかないので、
おうぜき。
で、次にせいが聞こえたらもう。
18:01
せき分けって言うから、小娘って確定する。
そうそう、答えが確定するから、
せいを言う前に押して、問題を読む勢いでせいまで読ませちゃう。
っていうのが読ませ押しですね。
おうぜきぐらいの時に押されると、
読んでるほうはきで止められなくて、
次のせいまでは読んじゃうってことですよね。
そうです。おうぜきで押してせいを言わせる。
という、余計なクイズの話をしてしまいましたが。
そんな感じで、百人一種こういうものですよっていうお話なんですけど、
ここまでで何か質問とかってありますか?
百人一種っていうのは、今、成立のどうやって選ばれたのかっていう話を聞いたんですけど、
百人一種っていうのは、いわゆる若種、古今若種とか、
古今若種とか、古今種とか、新古今若種とかっていうのは、
当時はともかく今は本になっているイメージですよね。
そうですね。
それに比べると百人一種は、いわゆるカルタになっているイメージじゃないですか。
ああ、なるほど。
もちろん本でもあるんだろうなぐらいの想像はつくんですけど、
あれはイメージとしては、華種っていう解釈でいいんですかね。
そういう古今種とか新古今若種と同じようなものって考えるのか、
さっきの言われからすると色紙化ベースなので、
あくまで色紙がいっぱいあるよみたいな状況のものが本来の姿なのかみたいな、
起源の話に過ぎないのかもしれないですけど、どういう感覚なんですかね。
どうなんでしょうね。本っていうのはあんまり聞いたことがないですね。
例えば国語の授業なんかでも、古典の授業とかだと中学生とかになって、
古典の授業とかがある万葉集から始まって、古今種とか新古今華種とか、
いろんな華種を習ったり覚えたりしていくわけじゃないですか。
その中に出てこないですよね。
そうですね。
サブの知識としては出てくるかもしれないけど、
それこそテストに出るかっていう意味で言うと出ないイメージ。
っていう意味で言うと、いわゆる若種というような解釈はしないものなのかな。
そうですね。
っていうふうになんとなく思います、話してて。
若種って直線若種が多いので。
そっかそっか、それからはそもそも外れてるじゃん。
そうですね、はい。
なるほど。
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