1. BOOTUP RADIO
  2. #138 Kamilas4am 堀真輔さん ..
2024-08-14 35:04

#138 Kamilas4am 堀真輔さん 創業2年のファウンダーから見たフィリピンのスタートアップシーン

00:07
BOOTUP RADIO、エンジェル投資家改め、オアシスファンドの橋田です。
BOOTUP RADIOは、スタートアップを立ち上げる上での疑問や、企業に関するトピックを取り上げ、シード企業家や企業家予備群に役立つ情報を届けする番組です。
はい、本日は、レギュラーメンバーのKamilas4am堀さんです。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
どうですか、日本は結構暑そうなニュースを、インターネット上で得てますけども。
暑いっすね。めちゃくちゃ暑いっすね。やっぱね、湿度高いんで、かなりじめじめしてて、体感温度が高いです。
8月は結構意図的にあんまり日本に帰らないようにしていて、暑すぎるので、特に名古屋なので、
基本フィリピンにいるって感じなんですね。
そうですね。お盆のタイミングで、一旦ちょっと1週間だけ着物を調達しに帰って、またこっちに戻ってきてって感じで、シンガポールとか別なところに行ったりしてます。
暑いけど、フィリピンのがまだ湿度低くて、過ごしやすい感じなんですか?
まあ年中、割と暑いっちゃ暑いんですけど、ピークが日本ほどじゃないので、日本の真夏って湿度でサウナみたいな感じになるじゃないですか。
あそこまでは行かないので、フィリピンは。やっぱフィリピンとかに日本から戻ってくると、ああ、涼しいなみたいな真夏のタイミング、日本の真夏のタイミングとかだと感じます。
ということで、ホリスさんは、そうですね、なんかの、ポッドキャストの直前によくノートを書いているという印象がありまして。
はい、そうですね。なんでだいたいこう、ノートで書かれたトピックを喋ることがすごく多いんですが、今回はですね、創業2年のファウンダーから見たフィリピンのスタートアップシーンについてという、
フィリピンのスタートアップシーンのまとめみたいなものも書かれていたので、ちょっとその内容を取り上げていこうかなと思うんですが、ホリスさんのほうから紹介してもらってもいいですか。
そうですね、はい、自分たちが創業して2年ちょっとになるんですけど、最近結構エンジェルの方から、たまたまだと思うんですけど、先月2件ほど、
日本のスタートアップで、これから海外にフィリピンだったりとか、東南アジア進出考えてるっていうスタートアップを引き合いいただくことが多かったので、せっかくだったらノートにまとめようと思って、自分の、まだ2年しか経験ないんですけど、ちょっと自分から見た視線でまとめさせてもらいました。
あとでこれは、ポッドキャストの概要欄に貼っておきますが、リンクを。今日はちょっとどこからいきましょうかね、このフィリピン参入についての話からいきますか。
本当に一般的に僕がやっぱり2年やってみて思うこととしては、やっぱりフィリピンってそもそもその参入障壁がすごい低いなっていうところはあって、特に日本人にとっては入りやすい国だと思うんですよね。やっぱり理由としては2つ大きくあるかなと思ってまして、
03:16
1個はそもそも言語が、現地のタガログ語とかいろいろ微細語とかあるとはいえ、基本英語なので、そのハードルが、その言語の壁がないっていうここが結構一番大きいなというのは、これはなんか実際に自分もインドネシアだったりベトナムとかも行ってみた上で、やっぱり改めてフィリピンのここってすごいアドバンテージなっていうのは感じているところ。
それはデカいよね。
大きいですね。あと2個目としては、圧倒的にやっぱり日本人に対してのリスペクトも高いですし、Made in Japanの過去の先代の方々が築き上げていただいた日本ブランドがもうめちゃくちゃ強いので、これは結構東南アジア全般的にいるかもしれないですけど、フィリピン国やっぱりそこのリスペクトが高いので、日本人であるっていうだけでもうアドバンテージになってるっていうのはすごい感じ。
それはデカいね。すごいな。実際にMade in Japanってどれくらいリスペクトされてるものなんですかね。
日本のものってやっぱり壊れないじゃないですか。やっぱりこっちでも、車もやっぱり日本製のトヨタとかホンダとかは質が高い車でかつ安価な車としてすごくみんな使われてますし、あとこっち来てこんなにいいなんだって思ったのは無印とかユニクロとかめちゃくちゃあるんですよ。
みんなめちゃくちゃ来ていて、しかも安くて質がいいっていうのは生活の全部のところに日本製が広がってるっていう感覚があるんですよね。
すごいな。普通に普及してるんですね。
普通に普及してます。たぶん日本人より、裸感覚ですけど、日本人よりユニクロ多分リスペクトしていて、日本人より来てる気がしてます。本当に各モールに絶対ユニクロと無印はあるみたいなイメージですね。
これはでかい。フィリピン全然僕も行ったことないんですが、すごい気になるな。
本当にスタートアップシーン云々というよりかは、生活の中から日本製っていうところに対してのもののクオリティの高さがありますし、来てる日本人の方とかも割と多かったりするので、フィリピンって。
やっぱりそういうところで、日本の仕事に対しての姿勢だったりとか、いろんな面でのクオリティの高さだったりとかっていうのは実際に証明されているところがあったりするので、そこのやりやすさっていうのはすごくありますよね。
実際にフィリピンでビジネスをやるってなったら、どのように始めていったらいいんですかね。
でも僕らはシンプルにこっちに来て、普通に勉強をどんどん始めて、最初はネットワーキングとか出たりとかしてますけど、やっぱりFacebook、ここのノートにも書いたんですけど、
06:10
Facebookが基本メインなので、日本の場合だとFacebookってスタートアップの一部の界隈のプラットフォームみたいになっちゃってるじゃないですか。
僕もFacebook見てはいますけど、どっちかというとメッセンジャーツールとして使ってるって感じですよね。
そうですよね。あと多分フィードも、橋井さんとかの場合だと、投資先の進捗報告アップデートみたいな感じになってると思うんですけど。
そうですね。そんなに実は投稿もしなくて、たとえば最近投稿したのはオアシスファンド始めますとか、お知らせみたいなのが多いですよね。
お知らせプラットフォームが増えちゃいますよね。
日常のことをアップするっていうのをあんまりしなくなったんですよね。1,2回くらいかな。
フィリピンだと基本的にはもうFacebookが生活の中心になってるので、ほぼ全員の。
日本でいう10年前とか、そんな感じだと思うんですけど、Facebookみんな使い始めた頃っていうのは。
それがまだ一般的なので、2Cであっても2Bであっても、だいたいFacebook経由であったりとか、Facebookの広告だったりとかで、ある程度いろんな人にアプローチできるみたいなことはあるので。
Facebookどんだけ使い倒せるかみたいなところは結構キーだなと思ってますよね。
そうっすよね。とにかくFacebookというところですね。
Facebookが中心になっててやりやすいみたいなところで言うと、他にもいろいろ浸透してるものとかがあったりするんですか?
どうですかね。
インターネットサービスの普及具合みたいなやつとか。
でも、日本で言うLINEとかはあんまりないので、そこはメッセンジャーですし、
意外と昔日本でもあったViberが結構コミュニケーションの手段になってたりするっていうのはあったりはしますけど、
楽天のViberが。結構仕事だとViberとかのほうが結構多かったと思いますよね、メッセンジャー使うよりかは。
何だろう、これ日本で言うと何ですかね。LINEみたいなもんですよね。
そうそうですね。そこがViber、メッセンジャーみたいな感じで。
でもやっぱりこっちで生活してると、グラブがほぼほぼ生活のいろんなことを抑えてる感覚がありますね。
あれ、グラブはタクシーだけじゃなくて、要はUberとかUber Eatsみたいなもの?
そうですそうです。やっぱりフィリピン、特にフィリピン展開って考えたら大体マニラになると思うんですけど、
マニラって交通網があんまり発達していなくて、基本車移動とかになっちゃうので、交通もグラブ使いますし、
09:04
外に行くのも日本みたいに簡単に出歩いたりとか電車だったりとかが基本あんまりできないので、
大体食べ物とか買うってなるのも結構グラブ使ったりとか、他の類似系のアプリ使ったりとかっていう感じになるので、
生活のすごい割合をグラブに取られてるっていう感覚があります。
グラブめっちゃ儲かってるんだ。
めっちゃ使うんだ。
グラブなしだと基本的に生活できないっていう感覚ですね。
日本でその辺の置き換えって難しいと思うんですけど、日本だと普通に交通は自分で電車ある程度の人だったら使いますし、
Amazonだったりとかいろいろ点々とあると思うんですけど、
基本的にグラブ一択みたいな感じですね、平均だと。
グラブすごいな。
そうですね。完全に牛耳ってますね。
他よく使ってるアプリとかありますか?
アプリ系は、ビジネスとかだとちょっと使うやつとかあるんですけど、
意外とそんなにアプリは、僕自身が日本でもそんなに使ってないからかもしれないですけども、
そんなに使うっていうのはあんまりないというか、
結構やっぱりそんなにスタートアップ自体の数もまだまだ少ないので、
逆にそういう意味だと結構いろんな所での入っていく領域はあるんじゃないかなとは思いますけど、
アシュリーさん、日本とかでの生活で逆にどういうアプリとかって普段使ってます?
えー、日本ですか?日本でやってるアプリ。
普通に生活してるとそんなに意識しないんですけど、
スクリーンタイムとか見た方がいいですか?
最近、一週間。
割と僕もちょっと見てますけど、
大体インスタグラムがほぼ、フェイスブックみたいな感じになっちゃいますよね。
僕はですね、先週のスクリーンタイムによると、
メッセンジャーを開いてる時間が6時間。
めちゃくちゃメッセンジャー。一番メッセンジャー見てる。
次YouTube。YouTubeはなんか流してる時があるんで、あんまりちゃんと見てないですね。
YouTube2時間50分って出てるんですけど、
多分そんなにちゃんと使ってないですね。
2時間見てたっけ?みたいな感じですけど、見てないと思います。
次がX2時間。
クローム2時間。
スラック2時間。
Googleカレンダー1時間40分。
フェイスブック90分。
うーん。
これなんか開いてる時間なんで、
流れで見てるやつとかもありますよね。
YouTube。
あとなんか短いけど開く頻度が高いアプリとかは結構ありそうで、
12:01
例えばWeather News。
毎朝天気見てますね。
あとはね、なんだろうな。
音楽系。
Spotifyとか。
ループ。
PayPay。
見てね。
うーん、なるほど。
全然普段見ないんで。
今聞いて思いましたけど、TikTokとかやっぱりそう考えると少なそうですよね。日本だと。
TikTok見てないっすね。
そうですよね。年齢も多分あると思うんですけど。
TikTokは、TikTokは全然入ってないっすね。こっち、僕の中では。
やっぱりフィリピンだったりとか、インドネシアとかも特にそうですけど、
TikTokは結構その若者層の勾配においては結構大きいですね。
TikTokショップが日本だとまだないですよね、確か。
あー、と思います。
なかったと思うんですけど、やっぱりこっちだと本当になんか、僕の共同創業者で妻であるミミのそのいとことか聞くと、
なんか本当に何もないような田舎に住んでるけれど、TikTokショップでなんか美容コスメ買ったとかっていう話を聞いたりすると、
なんかこんな田舎でもTikTokショップ使われてるんだみたいなのは結構衝撃でしたね。
へー。
なんか本当に田舎の道路とか舗装されてないような、なんかそういうところがやっぱりフィリピンだとマジョリティの家になると思うんですけど、田舎とか行くと。
そこでもやっぱTikTokライブ見て、TikTokで物買ってとかっていう、そこのなんか勾配とかは全然日本と違いますし、
やっぱりそういう本当になんかシンプルにあの、直従のなんかそういう通信系のところとかすごく領域として、
あの、まだまだカバーされてないところというか、なんか伸びていく余地があるのがやっぱりこうフィリピンとか東南アジアのマーケットだろうなっていうのは感じますよね。
なるほどっすね。
いやー、でもまあまあまあ、みんなどちらにせよ、日本にせよ、フィリピンにせよ、その多少使うアプリが違ったとしても本当にもうスマホが普及して、
みんなそのスマホで何か勾配し、まあそのいろんなエンタメを見たりとか勾配したりとかするわけですよね。
ここは変わんないですよね。
そうですね。そこはやっぱ変わんないですね。
なんかあの、このくだりの中で結構ノートに書いてあったのが、フィリピン人はみんなモールに行くみたいなやつとか。
いやでもここはなんか本当にそうですね。
これ発見ですよね。
そうですね。ここの感覚って多分やっぱり住んでみないとわからなかったなっていうのは思いますし、なんかまあこれそもそもどういうことかというと、
フィリピンってあのモールと言われる、まあ本当に日本でいうイオンモールとか結構あるじゃないですか郊外。
あるある。
こんな感じのモールのもっと2倍3倍4倍のでかい版のやつがなんか各駅ぐらいにあるみたいなイメージなんですよね。
なるほどね。
で、そのなんでかっていうとやっぱりそのちにゃんが普通に日本と比べたら圧倒的によくはないので、その子供たちがいわゆる街を平気で歩けるみたいな環境ないわけですよね。
15:13
だからフィリピン人とかが日本来ると、あの子供が電車乗っててめちゃくちゃびっくりするみたいな。
そこが一番驚かれるとかですけど日本の。
確かに。
子供大丈夫電車一人乗っててみたいな。
小学生一人で乗ってるのとかありえないみたいな。
小学生がなんか街歩いてるとかありえないみたいな感じなのが、これは多分逆に日本が得しすぎて東南アジア基本その感覚だと思うんですけど。
視野が良すぎる。
良すぎる。
そうなんですよ。
なので、だからそのじゃあ街をその家の外歩けないからどこ行くかってなるとそのクーラーがちゃんと効いたでっかいそのモール、いわゆるイオンモールみたいなところになってきて。
これはやっぱりその自分も住んでて感じるのはなんでそこが安全かっていうと基本警備員がいるので、いわゆるその治安がいいんですよねモールだけ。
だからシンプルに。
入り口出口がちゃんとあって。
しかもそこに警備員がちゃんといるから事件が起こりにくい。
いや本当にそうで。
だから僕はなんかずっとなんでこんなみんなモール好きなんだろうっていうのはずっとこっちに住む前に感じていて、別にそんなモールがすごく魅力的な場所ではない。
ただ本当に日本のイオンモールみたいな感じなので、なんでだろうって思ったんですけど、家族連れが安全に歩ける場所でかつお金を払わなくていいところってモールなんだっていうことで。
最近すごくフに落ちて、だからやっぱり家族でみんなモールに行くっていう体験があって、だからこっちでいわゆるEC系のスタートアップとかが、例えば生鮮食品とかをデリバリーしますみたいなスタートアップ結構出たんですけど、あんま盛り上がってないのは結局主婦がみんな子供と一緒にどうせモール行くんでそこで買い物できるじゃんみたいな。
そういう話とかは最近すごく自分の中でフに落ちて発見でしたね。
なるほどね。でもとはいえ、その後に書いてあるテックスタートアップというか、これ別の回でも話したと思うんですけど、飲食中スタートアップが盛り上がってるって言ったらあれだけど伸びやすいみたいな環境の話も結構近いのかなと思っていて、実際そのあたりも聞かせてもらってもいいですか?
まさにそうで、これ多分どっかの数ヶ月前の話でも、ちょうど僕らがUGC動画から着物の方に、D2Cファッションにヒボッとしたタイミングで話したと思うんですけど、こっちで一番伸びてるスタートアップがピックアップコーヒーっていう、シンプルにそのコーヒースタンドのチェーン店みたいなところなんですけども、やっぱり人口がすごく若くて、毎年何パーセントみたいな風にどんどん伸びていってる市場なので、
18:01
そういういわゆる飲食中にまつわる、シンプルに2C系のサービスでどんどんどんどん消費してもらうようなところは、やっぱりこう伸びやすい領域になってるなっていうのはもうこのスタートアップの調達額とかを見るともう明らかで、
昨年だったと思うんですけど、そのピックアップコーヒーとかって本当に、要するに日本のセブンイレブンとかローソンみたいな、百数十円で買えるハイクオリティなコーヒーがないので、こっちのセブンイレブンとかって本当に結構クソみたいなレベルなので、そこの部分をコーヒーチェーンでどんどんどんどん補って伸ばしていってる。
街角とかに結構そういうちっちゃいコーヒースタンドとかめっちゃ見るんですよ、マニラとかに来ると。
そういう領域がやっぱり伸びやすいってところはありますよね。
我々が今その位のところに、飲食中の位にポジションを置いてるのは結構そういうところですけども。
はいはいはいはい。食中、特に食とかね、もう本当にいろんな、さっきコーヒーの話は分かりやすいですね。日本のコンビニの美味しいコーヒーみたいなポジションが空いてるみたいな。
そうですね。
コンビニってあんまないんですか?
コンビニはめちゃくちゃあるんですよ。あるんですけど、クオリティが日本と全然違うので。
どういう仕組みかっていうところまでは自分も理解はしてないですけど、日本のコンビニって入って目つぶって何か物取ったら絶対美味しいじゃないですか。
僕は思って。
そういうことね。
要するに100%全部美味しいみたいな。こっちのコンビニは目つぶって何か取ったら多分100%まずいんですよ。
いや、日本が特殊なんだろうな、これ。
日本が特殊だとは思うんですけど。
日本がね。
アメリカに行ったこともあるので数年ですけど、アメリカもそんなにコンビニのクオリティは高くなくて、でもやっぱそれ以下が。
まあまあ、それ以下。
そういうところ。そういう状況もあって、ピックアップコーヒーみたいなスタートアップは本当にいいところに目をつけて、いいタイミングでやってる。
で、しかもブランディングとかもめちゃくちゃキャッチにやってるので、若者に刺さりやすいんですよね。
本当に黄緑色の目立つスタンドを街中にボンボン立ててみたいなやり方をしてて。
これフィリピンの会社ですか?
フィリピンです、フィリピンです。
本当は緑色だ。
めちゃくちゃ目立つんですよね。
めっちゃ緑や。
本当に大体街を歩いてると、本当に何か数ブロック歩くと、ピックアップコーヒーだみたいな感じで。
値段も50ペソなので、今の日本円とかにすると本当にコンビニコーヒー価格なんですよね。
フィリピンで日本の同じ価格だと高いんじゃないって多分思われる方もいるかもしれないんですけど、
21:01
基本的にフィリピンのマニラの物価って日本とほぼほぼそんなに変わらないんですよね。
そうなんですよ。
普通にスーパーとかも、なんなら日本の方が安いぐらいな感じで。
もちろん低所得層の人たちが食べる、本当に路上で立って食べるみたいなスタンドとかあるんですけど、
そこは多分僕ら日本人だったりとか、こっちである程度の所得層がある方はそんなに行かないところになるので。
考えると基本的に僕らが生活していくのって、日本とほぼ変わらない水準か、もうちょっと高めになっちゃうみたいなので、
その金額とかだとすごくこっちだとめちゃくちゃ安いみたいな感じになるんですよね。
結構あと特殊なのは、いわゆるその月収における食べ物に出す支出が割合的に高くなりがちなので、
例えばこういうフィリピンだったりとかの国だと、
いわゆるエンゲル係数が高いんだ。
そうですそうです。なので、日本の場合だと年収20万、20万だったら低いです。
月収30万の人が買うコーヒーを全然こっちで普通に月収10万円以下の人たちも買うみたいなのが結構生活のスタンダードなので、
その感覚でいくとめちゃくちゃそのコーヒーも安くなるみたいな。
フィリピン人のエンゲル係数は42%みたいな、めっちゃ出てる。
日本人って何本なるんですかね、そうすると。
日本人はね、エンゲル係数、日本、27%。
それぐらいになりますよね。
なるほどね。
1.5倍くらい違う。
だからやっぱりそういうところの数字とかもいくとやっぱりそこの部分は食とか医療とかという領域は
シンプルにお金をこっちの人からすると出しやすいというか常に出してるみたいなお財布の割合が結構大きくなりがちです。
そう考えると結構日本人が逆にめちゃくちゃ貯金してるっていう風にも言えると思うんですけどね。
逆にこっちが普通で。
それでいうと、最後に日本人がどうやってチャレンジしていくかみたいな話でいうと何が一番注意すべき点なんですか。
このノートにもちょっと書いたことは書いたんですけど、やっぱり採用のところは結構大変かなと。
すぐ辞めるもんだね。
すぐ辞める問題。
これは僕らも前提としては2年間しかやってないのでめちゃくちゃバイアスはかかってしまってはいると思うんですけども、
でもこっちで10何年とか行って、スタートアップ界隈でアクセラみたいなことをやられてる日本人の方とかからも話を聞いても
だいたい2年間いたら結構もう長く頑張ってくれたよねって感覚で、だいたい1年ぐらいでみんな辞めてっちゃうよねみたいな話は聞いてたので、
24:09
そこの感覚はそんなに僕らが今経験しているところと差はないんじゃないかなと思ってはいるんですけど、
やっぱ人が圧倒的にすぐ辞めるっていうところは結構日本の感覚でやると大変な、
結構びっくり苦労するところかもしれないなと思いますけど。
でもこれ前の回でも言ってたと思うけど、もうそういうもんだって受け入れてやるしかないっていう感じなのと、
それに最適化した雇用じゃないけど、そういう仕組み。
会社としては仕組み化するっていうところなんだろうね。
そうですね。僕もずっと日本で働いてきたので、ある程度やっぱり人材に投資をして、
その人たちがある程度数年いてくれるような感覚と思ってはいたんですけど、
そこを本当に何か2倍3倍4倍ぐらい縮めて、
基本的には僕らの場合だと今まだフルタイムはコファウンダー3人と他全員パートタイムで、
何かのスキルが成長してもらうからラッキーぐらいな感覚で、
基本的には成長しないという、ちょっと冷たい言い方ですけども、
その時点でできるスキルをこっちがその対価でお金を払って、
基本的には期待値を高く持ちすぎない、
研修も基本的にはほぼしないみたいな感覚でやっている。
それが今の段階では結構うまくワークは、自分たちの場合はしていて、
やっぱりフルタイムとかいた時期もいたんですけど、
いなくなってからの方が逆に結構小回りが効いて、
すごく自分たちが結構機敏に動けるようにもなったっていうのもあって、
事業自体も伸びてきている感覚はあるので、
そこはステージとかにもよって全然変わってくると思うんですけど、
結構大変なポイントにはなってくるのかなっていうのがやっぱ採用ですね。
これは結構フィリピンのマーケットの特徴自体がどうしても影響していて、
優秀な人たちは海外行っちゃうんですよね。
英語がなくなると。
なので、こっちの例えばある程度トップ層の優秀なエンジニアだと、
オーストラリアとかから結構いいオファーが来たりとかすると、
時差もそんなにないし、トークもないので、結構そっち行っちゃったりとか。
英語が喋れるか故にタレントが国内に残らない問題は結構これはフィリピンの国自体の払いとしてあって、
スタートアップのファウンダーとかも、いわゆる海ガメみたいな風に言われてるんですけども、
海外の大学、それこそアメリカのスタンフォードとかあっちとかで勉強して、
こっちに帰ってくるみたいなスタートアップの、そういうフィリピン人のスタートアップファウンダーだと結構そういう人たちが結構多いんです。
27:00
なかなか難しいですね、そういう環境も。
いい意味で人材の流動性高いから、どうすっかなって感じですよね。
でもまさに日本人含めて堀さんがチャレンジしてる話で言うと、
じゃあ英語だから結構英語圏へのサービス展開もしやすいみたいなメリットはありますよね。
そうですね、そこは僕らが今2Cでやってるっていうところがめちゃくちゃ大きいと思うんですけど、
すごく感じてはいて、この着物のD2Cのファッションに変わってから、まだ6ヶ月くらいですけど、
すでにアメリカ含めた海外のクライアントが40%くらい占めてきてるので、
それはシンプルに英語でコンテンツ作って、僕らの場合だとインスタがマーケティングの一本足打法なんですけど、
そこから勝手にアメリカだったりとかシンガポールだったりとか、向こうの方で見つけてくれて、
オーダーが入ってくるっていうのは、これはフィリピンをあくまでテストマーケティングと位置づけて、
そこからの世界っていうのが実現できるのが結構フィリピンのマーケットの特徴なので、
ここはやっぱりめちゃくちゃ大きいなとは思いますけど。
そうだよね、なんかやっぱり今アメリカとかから買ってくれるというか、
動画のやつとか見てくれる人もいたみたいな話だったと思うんですけど、それは大きいですよね。
そうですね、そこが、なのでスタンスとしてフィリピンであくまで終わるわけではなく、
フィリピンをテストマーケティングの場所と捉えて、英語で始めてみて、
基本的にフィリピンで売れればアメリカでも売れるでしょみたいな感覚なので、
フィリピンのその所得とかを考えると、我々としてもそのスタンスでやっていて、
結構シンガポールとかアメリカにいるときは、僕らも値段上げて売ってるんですよね。
ショップに入って各地域、各国でパーセンテージで金額変えれるので、
そういうやり方を今していて、なのでシンガポールとかもまた来月行きますし、
フィリピンのテストマーケティングしてっていうのは、
これも先輩の起業家でフィリピンだったりインドネシアでやってる方が、
日本人の方なんですけど言われたのが、いわゆる日本でいう静岡県みたいなところが東南アジアにおけるフィリピンだから、
そこでテストマーケティングをして東南アジアに展開していくんだみたいな話を結構投資家とかにもされてるっていう話を聞いて、
まさにその感覚だなっていうのは自分の中でも裸感覚で感じますね。
めちゃくちゃいいっすね。
そうです。なので英語さえできればフィリピンは簡単に試せるマーケットだと思うんで。
僕一番気になってるのは、ロジックから考えたらそうかもしれないんだけど、なかなかフィリピンに行こうとする人いないじゃないですか。
もうちょっとその手段、このやり方あるよみたいのは、もっとグローバルスタートアップを目指す人たち、
特に英語圏2C向けとかだったらチャンス広がるんじゃない、フィリピンからスタートするみたいなのは結構チャンス広がるんじゃないかなと思っていて、
30:06
この辺はもうちょっとこういう風にやればできるみたいなものを知ってほしいなって思うのと、
おりさんの会社がまずそれでそのやり方で成功すると、日本からも他の企業家がついてくるんじゃないかなっていう風に思いました。
やっぱり人材もある程度辞めやすいとはいえ、とはいえ英語ができる人材がこれだけ安い価格でジョインしてくれるっていうのは結構ある種フィリピンのアドバンテージだと思っているので、
柱さんの投資先の他の企業家とも前回の合宿で話したんですけど、CSとかそういうアドミン系の作業とかだと英語を話すって普通になんかUSとかあっちの方に住んでる人とかは高すぎるので、
それなんかフィリピンで見つけられる人材になってくるので、
こういうところとか、しかもフェイスブックでオンラインとかで全然見つかるんですよね、こっちだと。やっぱマニラとかってそもそも町自体も大きいですし、やっぱり交通も不便すぎるので、結構みんなオンラインで慣れてるってところもあるので。
なるほどね。
そうそうなんですよ。
結構普通になんか家とかで仕事する人多いんですか?
結構多いですね。なんかマニラにいるからオフサイトで仕事するっていう人たちは結構少ないですし、僕が知ってる限り他のスタートアップで、フィリピンって結構前回の話なんですけど、Yコン入ってるスタートアップとか結構多いんですよね。
ここ数年で本当に何か数社毎年入ってるみたいな感じで、日本より全然多いんですけど、Yコンスタートアップが。彼らも基本オフィス持ってないんですよね。
へー。
オフィス持たずに、一応なんかWeWorkとかに形だけあるみたいなやつとかも。
そこのオフィスに僕人が集まってるとこ見たことないですし。
あんまり行かない。
本当にもうバーチャルでずっとやりきってるスタートアップとか、ネクストペイっていうファイナンス系のスタートアップとかもYコンスタートアップなんですけど、彼らもあくまで本当にもう基本バーチャルオンライン前提でチームビルディングしてたりとか、結構そういうスタートアップが多いので、それにアジャストしてるタレントが結構多かったりはする。
なるほどね。すごい良いの。それはすごい良い。全然分からなかったのが、バニラの交通事情もあって、なかなかみんなレースはリモートですみたいな。
いやもうバニラ本当に住みにくいですよ。交通っていう話でいくと。なんかオフィス来るだけで1時間ぐらいとかかかっちゃいますし、これで疲労されるんだったら家でゆっくり仕事してくれた方がいいなって僕らも思っちゃうぐらいなので。
33:01
ある程度の教養があって、大学卒生っていうタレントだったら多分普通にオンラインが慣れてるような感覚で、僕らの場合は今着物とかやってるので、フィジカルに段ボール運んでもらう人とかもいるので、そういう人にはもちろんオフィス来てもらうんですけど、そこはバニラの特徴ですね。
ありがとうございます。ということで、ぜひ先ほども言いましたけど、ほんりさんの会社がこのパターンで成功する代表格の会社になっていただいて、日本からもグローバルスタートアップ、まずはフィリピンに行くっていうのが増えるといいなというふうに思っています。
そうですね。あとは今回引き合わせいただいたような方のシリーズB、C以降とかの海外挑戦最初とかっていう段階とか、東南アジア考えてますみたいなところとか、僕の試験でお手伝いできるところがあればとは思うので。
素晴らしい。じゃあそういう方はフィリピンでのビジネス展開を始めたい、興味があるという方は堀さんに連絡していいんですね。
もちろんです。僕がお力になれることがあれば。
ありがとうございます。じゃあそういう人はぜひ堀さんのTwitterとかでDMすればいいですか。
はい。
Xでお願いします。
ということで、今日の堀さんの会がすごい良かったなと思った方はSNSでシェアいただければと思います。
あとこの番組、こんな感じでいろんな方の話、僕が話したりとかいろんな方の話を聞いていっていますので、もしよろしければ番組のフォローよろしくお願いいたします。
Spotifyのフォローボタンを押してください。
それでは堀さんでした。ありがとうございました。
ありがとうございます。
35:04

コメント

スクロール