1. ぼくらは映画を語らない〜映画レビュー雑談〜
  2. 【怪物(1/3)】僕は昔、いじめ..
2025-06-12 29:39

【怪物(1/3)】僕は昔、いじめをしていた。(ep.1)

spotify apple_podcasts

ネタバレ注意。

日本映画界の才能が結集した傑作『怪物』を、あなたはどう観ましたか?シングルマザー(安藤サクラ)の視点、追い詰められる教師(永山瑛太)の視点、そして秘密を抱える少年たちの視点。一つの事件が、見る角度によって全く違う様相を呈すこの物語は、観る者に「真実とは何か」を鋭く問いかけます。

僕らのトークも、学校という組織の不条理さや、「お前の脳はブタの脳」というキーワードの謎、そして繊細に描かれるLGBTQのテーマなど、様々な論点を行き来します。これは単なる感想会ではありません。『怪物』という鏡を通して、現代社会の歪みと、私たち自身の心に潜む「怪物」の正体に迫る試みです。ネタバレ全開で語り尽くすので、鑑賞後にもう一歩深くこの映画を味わいたい方はぜひどうぞ。

【目次】

() ダイジェスト

() 今回レビューする映画は、是枝裕和監督、坂元裕二脚本の『怪物(2023年)』

() なぜこの映画を?一方的な言葉で人を判断したくないという想い

() 母親、教師、子供…視点が変わるごとに「怪物」が入れ替わる構成

() 全員目が死んでる…母親視点で見る学校側の不気味な対応

() 第2幕:堀先生の視点で見える「ダメ人間」の意外な素顔

() 全ての歯車を狂わせた「お前の脳はブタの脳だ」という嘘の正体

() ソフトに描かれる少年たちの関係性。気づかない人もいる?

() 解説動画に汚染されるな!感じたままに語ることの難しさ

() 映画からまさかの展開へ…僕たちが過去に行った「いじめ」の告白

() 映画を通して自分を語る、エネルギーを消費する番組の始まり

【今回取り上げた映画】

・タイトル:怪物

・劇場公開:2023年6月

・監督:是枝裕和

・脚本:坂元裕二

・あらすじ:

「万引き家族」でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した是枝裕和監督が、映画「花束みたいな恋をした」やテレビドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」などで人気の脚本家・坂元裕二によるオリジナル脚本で描くヒューマンドラマ。音楽は、「ラストエンペラー」で日本人初のアカデミー作曲賞を受賞し、2023年3月に他界した作曲家・坂本龍一が手がけた。

大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子どもたちが平穏な日常を送っている。そんなある日、学校でケンカが起きる。それはよくある子ども同士のケンカのように見えたが、当人たちの主張は食い違い、それが次第に社会やメディアをも巻き込んだ大事へと発展していく。そしてある嵐の朝、子どもたちがこつ然と姿を消してしまう。

「怪物」とは何か、登場人物それぞれの視線を通した「怪物」探しの果てに訪れる結末を、是枝裕和×坂元裕二×坂本龍一という日本を代表するクリエイターのコラボレーションで描く。中心となる2人の少年を演じる黒川想矢と柊木陽太のほか、安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、高畑充希、角田晃広、中村獅童、田中裕子ら豪華実力派キャストがそろった。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され脚本賞を受賞。また、LGBTやクィアを扱った映画を対象に贈られるクィア・パルム賞も受賞している。(映画comより引用)

filmarks https://filmarks.com/movies/106550

映画com https://eiga.com/movie/98367/

【番組の概要】

ネタバレ注意!男2人で映画を観て、感じたことを素直に語り、アレコレ邪推したり深読みしながら、相手を丸裸にしていく赤裸々トーク番組です。笑いあり、涙ありでお楽しみ下さい。

【お便り】

質問箱:https://forms.gle/RZBAUEcSXhWxQqsS8

【番組公式ハッシュタグ】

#ぼく映画

【パーソナリティ(MC)】

▼かねりん

・KANERIN Podcast Studio / 代表

・渋谷Web3大学 名誉教授

「刑事司法実務の最前線で多数の犯罪捜査を指揮。2017年から暗号資産業界へ参入。数々のグローバルプロジェクトに参画しコンサルティング、情報分析・アドバイザリー業務を提供。犯罪捜査の最前線で培った知見を、仮想通貨のリスク回避や資産防衛に応用し、啓発活動を継続。Cryptp専門メディアの創刊、ミュージカルやコンサートライブ配信事業、音声配信事業等を経て、「KANERIN Podcast Studio」を創業し、多数の番組をプロデュース・配信している。」

X: https://x.com/kanerinx

Voicy: https://voicy.jp/channel/2534

note: ⁠ https://note.com/kanerinx/

▼しゅんたま(丹羽駿介)

・表現家

・J.S.A.認定ソムリエ

「普段は味覚の探求者として日本ワインの魅力を再発見・発信するワイン企画のプロ。同時に「しゅんたま」としてペン画、ワインを使ったペインティング、インスタレーションと多彩な創作活動を展開。2023年以降は東京で個展連続開催中。落語とビートが交差する音楽パフォーマンスで、新たな文化体験を生み出す。」

Instagram: https://www.instagram.com/shuntama_zzc

X: ⁦https://x.com/shuntama_zzc


【プロデューサー】

かねりん https://x.com/kanerinx

【サウンド・アーキテクト】

Aviv Haruta https://x.com/oji_pal

【カバーデザイン】

グラフィックデザイナー・シル https://lit.link/sylzuanroom

【制作/著作】

KANERIN Podcast Studio


--------------------------------------------------

【各種ポッドキャストスタンドへのリンク】

Spotify

https://open.spotify.com/show/79jtfehfk0wDQ0UqMqHQgm

Apple Podcast

https://podcasts.apple.com/us/podcast/id1819886688

Amazon Music

https://music.amazon.co.jp/podcasts/8f88f775-b4d0-43d0-8998-335435e1a484/

YouTube

https://youtube.com/playlist?list=PLNQiF7XIko7SlYvqieSY5ICp9_naaPKv0&si=dMh3LEcaAjtY6M74


サマリー

映画「怪物」は、是枝裕和監督が手掛けたドラマであり、異なる視点から同じ出来事が描かれ、いじめや誤解から生じる悲劇が探求されています。登場人物の心情や日常生活が交錯し、観客に深い感情的な反響を与える作品です。 是枝裕和監督の映画「怪物」では、登場人物の多様な視点や深いテーマが明らかにされます。この作品は、単に悪役を決めつけることなく、さまざまな解釈を促し、いじめに関する懺悔とも関連する要素が含まれています。 是枝裕和監督の映画「怪物」は、いじめや人間関係の複雑さを深く掘り下げています。このエピソードでは、主人公のミナト君と星川君の関係が描かれ、一見シンプルに見える心情の裏にある葛藤が語られています。

いじめの影響と映画の導入
ぼくらは映画を語らない。
いや、なんかでもね、俺ちょっといじめみたいなことやっちゃってたなって思ってる。
え?まじ?
いじりっていじめじゃん。
自分も、自分は簡単ないじりみたいな感じで言ってたけど、
でも撮る方にとったらいじめになってるってことあるよね。
なんか二重人格でやべえのかなみたいな。
いじめはいじめだよね。相手が許容すればいいけど。
こんにちは、ワインとラクオとアートが好きなしゅんたまです。
こんにちは、カネリン・ポッドキャストスタジオ代表カネリンです。
この番組は毎週一本映画を見て、僕たちが感じたことを感じたままに語り尽くす番組です。
映画のあらすじに沿った解説はしませんし、詳しい考察もしません。
僕らの感性を大切にして感じたままに語っていきたいと思います。
詳しいあらすじはAIにでも聞いてください。
異なる視点からの物語
記念すべき最初の映画は…
2023年公開 怪物
監督編集は小枝裕和 脚本は坂本優次 音楽は坂本隆一
主演は安藤さくら 長山英太 黒川壮也 ひいらぎひなたとなっております。
どうでしたか、カネリン。
これはね、しゅんたま推薦映画ですよ。
そうですね、1回目は推薦させていただきました。
やっぱね、衝撃があったのでこれを選んだんだけど。
僕ね、全然知らなかったんですね。
あ、本当に?
全く知らなかったです。この映画の存在を。
結構なんか話題作みたいな感じで出てたけど。
ずっとなんか陰境して暮らしてたしね。
なんか世間が何に話題になっているのかすらもわからず。
そういうことね。
そう。
だからそういう間にあったことだったのね、これはね。
そうだね。なんで潜入感何もなしで。
まああの最初の映画の最初の3行ぐらいのあらすじ、あらすじというか紹介文だけ見て映画に入っていったので。
なんか怪物やべえ奴がいるのかなみたいな。
そうだよね、でもそれを狙ってのタイトルなんだろうね。
そうなんだ。
自分もね、なんかちょっとホラーっぽい感じなのかなと思ったけど。
うん、そうそう。なんか最初は子供が二重人格でやべえのかなみたいなのとか。
確かに確かに。
猟奇的殺人鬼的なやつかなって思ってたけど。
うんうん。
全然違ったね。
どうですか?
そもそもさ、なんで旬玉はこれを推薦したっていうか、これにしようよって言ったの?
そうだね、そのきっかけだよね。
そうだよ。
うん、そうだね。ではそこはね、やっぱりこうカネリンと、この企画の話になっちゃうけど、話すってなった時に、
自分が見て感動したというか、心を動かされたっていうのが一番の理由なんだけど、なんで心動かされたかというと、
なんだろうな、結構昔からあるけど、なんかもう一方的なね、行為とか言葉で人を判断したくないっていうのが自分の中であって。
なるほど。
そうそう。一つの物語なんだけど、いろんな視点で見る。結構定番の技法らしいんだけど、
それでもね、やっぱりなんだろう、大きくわけで3人の物語が順番で進んでいくんだけど、最初に見た時はこの人なんか、この人が怪物かみたいな感じで、
やばい人に見えるんだけど、その人のパートになると結構ね、日常的なことが見えてきて、日常生活か、その人のね。
とか言動を見ると、これなんかその人にとって、受け取る人にとっては怖いとか変と思うかもしれないけど、その人はすごく自然に走ってたりするわけで、これって日常にもあるよねと思って。
そうね。だから最初は母親視点じゃない。小学生なのかな、設定は。小学生の母親の視点で、子供がなんか教師から虐待されてるみたいな。
そうだね。
そうやって学校に乗り込んでって、なんかちょっとめちゃめちゃ適当な扱いされて、やべえ先生出てきて、こいつやべえな、この先生イカれてるなこれって。
そうだねそうだね。
こいつイカれてんのか、そういう番組かって思ったら、次はその先生視点での物語で、全然見え方変わるっていう。
そうなんだよね。
そういうことか、この映画って思った、その時に。
自分が生活してるとやっぱさ、その一人目の話とか二人目の話じゃないけどさ、その人の話だけじゃん、自分の人生って。だから何だろう、結論じゃないけど、結構登場人物全員、なんか対話が足りなかった感じがするんだよね。
きちんと話してれば解決したことも、やっぱこう、何だろう、一つの言動とかで判断しちゃって、勝手に想像しちゃうというか、それってやっぱすごく残念だし、でも日常的にはよくあるっていうところがすごくうまく表現されてね、なんか。
そうだよね。
そこがね、ちょっと悲しかった。
感情の交錯とテーマの深掘り
あるあるだよね、なんか。
あるあるだよね。
いやでもなんか本当に、最初のあの親目線は共感する人多いよね。自分の子供が、なんか片方くつなくして帰ってきたりとか。
まあそうだよね。
なんかいきなり髪の毛切り出したりとか、わけわかんないことしだして、聞いてもよく答えないし。
そうだよね。
で、先生にやられたとかって言われたら、信じるし。
そうそう、ちゃんと話せないからそうやっちゃったのかとかね、親ってこういろいろ想像するわけじゃん、今までのね、子供のね。
それでもう悪い方に考えたらそうなっちゃうよね。
そうね。で、先生側としてはモンスターが来るぞみたいな、モンスターピアレントだからみたいな対応をしたり。
もう校長とか先生の目が死んでたり。
なんかあれもあるあるじゃん。なんか全員。
そうだね。
なんで全員目が死んでますよみたいな。
あの母親目線のあの描写はさ、なんかもう、よくあるじゃん。
公務員の目が死んでるとか会社員の目が死んでるとか、お役所対応みたいなのがよくあるあるだから。
うわー、自分がこれと同じ風になったらブチ切れるなーとか思いながらこう、僕も見てたし。
そうだね。
そういう、親目線だったら多分みんな同じこと思うんだろうなって思うけど。
まあ演技がやっぱみんなすごかったよね。
そうだね。
本当に目死んでたもんね。
目死んでたね。どうやって目って殺すんだろうっていう、死んだ逆の目、校長先生とか。
あの校長先生のさ、このポッドキャストはさ、悪いけどね、ちょっと丁寧な描写とかはないので。
そうだね。
勝手に盛り上がってしまうんですが。
見た上でね、友達と話すみたいな感じで。
なんで見てる人は、ああそうだよねってなるのかもしれないけど。
そう、だからあの校長先生に最初話しているのに、事情を。
で、なんかノートでこうペンで書いてたのに、なんか先生が2,3人入ってきて、お待たせしましたとか言って入ってきたら、
カチャってペンしまって、そのまますって外出てくシーンがあって。
で、また同じ話を違う先生にするっていう。
あのシーンとか。
いや、ぶち切れるじゃんそんなの。今までの時間何だったのっていう。
そうだよね。
で、なんで出てくるの校長みたいな。
ちょっと先日お孫さんが亡くなったんで校長はちょっと昇進しててみたいな。
知らねえしみたいな。
あれはね、本当に理不尽だなと思ったよね。
で、出てきた先生はなんか完全に飛んじゃってるしね。
そうそうそうそう。
そう、だからその第1幕、第2幕、第3幕って感じなのかな、構成としては。
そうだね、まあ。
第1幕はもう完全になんかその学校のそういうお役所なのをディスる映画なのかなっていうぐらいの描写だった。
そうだよね、主人公のお母さんがね。お母さんの描写だよね。
そうだね。
だからなんだろう。で、第2幕が先生、先生だよね。
先生だね、堀先生。
堀先生ね。
堀先生視点の描写。全然見方が変わったよね。
そうだね、永山英太だけど、永山英太だよね、前で言うね。
あ、そうかそうか。名前が変わったんか。
いやなんかもうダメ、ダメな、ダメ人間感がすごかったね。
そうだね。ダメ人間感ってどこ、その第2幕で?
そう、第2、いやもう第1幕の時点で、要はそう彼の日常が見えないところでさ、なんか怒られてんのにさ、こうアメダメ出しちゃったりするじゃん。
ああ、やばいやばいやばい、この先生やばいぞみたいな。
なんか飛んじゃってる先生だっていう。
そう、怒られても、はい、はい、どうせんみたいな。
そう見えるんだけど、やっぱ2幕になっていくとさ、もう彼の生活も出てくるわけじゃん、彼女が出てきたりとかさ。
で、やっぱ彼は善意でとかね、善意でやってた部分もあったし、なんかね、それ感じ、それ見るとね、こう愛らしくなっちゃうというか、憎めないというかね。
なんかさ、全然、最初はその子供にさ、お前の脳は豚の脳だとかって言った、堀先生に言われたっていう子供が言ったじゃん。
それは嘘だったってことなんだよね。
そうそう、嘘だね、あれは。
その嘘から歯車が狂い始めちゃったよねっていうことなんだよね、あれって。
そうだね。
あの嘘は何だったのよ。
あれなんで嘘ついたの、あれ。
だってさ、あの豚の脳ってのは、子供のダメ親が子供に言い放った言葉だったやん。
そうだね、主人公2人いて。
星川くん。
星川くんとみなとくんね。みなとくんのお母さんがさっきの第1話、1幕のお母さんで、その友達の星川くんは、シングルマザーじゃなくて、あれか。
シングルファザーだよね。
シングルファザーなんだね。
なんか中村指導の。
そうそうそうそう。で、まぁ酒飲みでね、ほっつき歩いてるようなお父さんで、毎日こうキレてるみたいな。それでお前の脳は豚の脳だって言ったっていうね。
うん、そうね、だからなんだろう、あの星川くんがちょっと女性的な感じなのが、気に入らないというか受け入れられないっていうので、ブチギレてたのかなっていう感じなのかな。
そうだね、この話はね、男の子同士2人の話だけど、恋愛だよね。
うん、っていうテーマもあるんだよね。
そうだね、うん。
LGBTQか。
男の子なんだけど、男の子同士の恋愛みたいな。
うん、内容としてはセンシティブだよね。でも時代的にはね、やっぱ今やんないと逆に受け入れられなかったかもしれないよね。
でもさ、なんかさ、すごいその描写がソフトだったから、気づかない人気づかないんじゃないのっていう。
あ、そうだね、なんかこう。
なんか仲の良い男の子ですね、みたいな。
うん、そうだね、そうだね。
友達同士ですねぐらいの人もいいんじゃないって思ったよ。
あー、あ、通してってこと?
視点の多様性
俺あんまりそんなに、俺あんまりなんかその、あーLGBTQですね、今時のと思わなかったもん、俺別に。
だからその辺が結構こう、排除された感じなのかな。ちょっとこう、髪に触るとか。
うんうん。
ね、それぐらいだったよね。
そうね。描き方がソフトな感じだった。気づかない人気づかないんじゃない。
でもまあお父さんはそれを分かってたんだろうね。分かってたというか、まあ分かるんだろうね。
うん。
で、まあ普通の子じゃないみたいなさ。
暴言吐いたってことなのかもしれないけど、お父さん視点の物語がないから。
そうですね。
その視点で見たらまた、お父さん悪者じゃなく見えるのかもねっていう要因を残してるのかな。
そうですね。しかもその、その星川くん視点もないからね。
あ、星川くん視点もなかったね。
そうそうそう。お母さんと担任の先生と。
うん。
えー、みなとくんが主人公か。
そうだね。だからあれだよね。なんかもう、怪物は誰ですかみたいな。
うん。
視点でこう投げかけて、こいつが怪物だと思ったら、見方変えたら違ったよって。
うんうんうんうん。
で、だからじゃあ星川くんのお父さん、ひどいこと言ってひどいってなるけど、またその視点で見れば怪物じゃなく見えるんだよね。
映画のメッセージ
そうなんだよね。
怪物なんてどこにもいないのか、そうやって怪物を作ってしまう視聴者目線が怪物だよなのか。
うん。いや、そうだね。ま、SNSでもね、こいつやべえって思うことあるけどさ。
そんな人多いじゃん。
急にローカルの話になった。
でもさ、ほらその発言だけでさ、判断しちゃうのも嫌だし、なんだろう、なんかそういうのを通して実際に会ったら、実はすごくいい人だったとかってあるじゃん。
発言はすごい棘あるけどみたいな。なんかそんな感じを感じたんだよね。
自分も何かね、数年前からXとかちゃんと、ちゃんとというか、やりだしてコミュニティとかいろいろ入ってみたけど、やっぱこうその人が発信する内容と実際に会うと結構ギャップがあったりするから、
それはやっぱ見えてなかった部分かなっていうのはすごく思って、なんかすごい今っぽいなと思って、これちょっとカネリンに紹介しようと思って。
いやー、しゅんたまがこれを僕に紹介するってのがなんかこう作為を感じるけどさ。
作為。そんな悪く思わないでよ、そこは。
いや悪い意味じゃなくね、なんか日頃からこう落語を作ってさ、風刺してるじゃない。
まあ風刺というか、まあそうだね。
なんかみんな一面的な見方でやいのやいの言ってるけど、それを違う角度から捉えて落語で切るじゃない。
そういうの、だから視野の広い人だなって俺は思ってたから、その人が推薦してくるこの映画ってもうまさにそういうテーマの映画じゃんって思って。
なんか俺を励まそうとしてくれてんのかなみたいな。
そんな人はないですよ。
そんな人はないですよ。
大昇ちゃん優しいなと思いながら見てました。
こういう話の方がなんかこう語りやすいというかさ、ねえ、登場人物が多いし視点全部切り替えてくれるから、なんかこういい意味で全員に感情移入できるじゃない。
うん、そうね。
ねえ、それがすごく面白かったんだよね。
うん。
その人の視点がないまま終わっちゃったりとかする映画も多いんだけど。
なるほどね。
そう、そういう意味では丁寧だけど、結局なんかちゃんとした答えは提示してくれないからさ。
うん。
そこにこう話す余地があるなと思って。
ああいう、僕さ、この映画をね、こう見てからこうやって誰かと喋るっていう試みしたことあんまない、てかない。
うん。
ないから。で、レビュー動画とかを見たりしたけど。
うん。
レビューをしたことなかったから、なんかこんなに、何、映画ってこんなに情報メッセージ性が高いものなんですか?ってちょっとびっくりしてるんですけど。
そうだね。
この映画が特別そうなの?この映画が特別なのか。
いや、そうじゃないでしょう。ほらだって、かなりこの間言ってたけど、その音。
はいはい。
音もあって、音楽もあって、映像があって。
うん。
情報かなり多いよね。
多い、うん。
うん。で、まあなんとなく見ちゃったらそれで終わるけど。
そうだよ、なんとなく、なんとなくだよ。
うん。でもさ、ほら考えすぎるのもやじゃん。
うん。
なんかあれ、この場面のあのコップどういう意味なんだろうみたいな。そうなったらもう物語入ってこなくなると思うんだけど。
そうだね、なんかそれは、なんていうの、推理系の物語だとそういうふうに見るのかなって思うけど。
そうそう。いや、なんかね、それ始めちゃったら嫌だなと思って考察はしたくないなと思ったんだよね。
はあはあはあはあ。
うん。
なんとでも言えるし、みたいな。
そうそうそう。お互いがさ、感じたことをそのまま話したいなと思って。
うーん、なんかさ、今回さ、このこれを撮るにあたってさ、いろいろ解説系見たのよ。
うーん。
自分が見るほど馬鹿になっていくなと思って。
はあはあはあはあ。
自分の頭で考えなくなっていくというか。
あ、そうだね、それはある。
うん。
で、確かに聞いてるうちに、ああ、そんな、そんなふうだったかって感心しながら聞いてたけど。
うーん。
2、3人こう、YouTubeを見ていくうちに、自分が最初どんなことを感じたのかっていうことがもう忘れちゃって。
わかる。
なんか、しゅんたまと感じたままに話そうねって約束で、あれしてたはずだけど、やべえ。
俺、自分の感想全部忘れて、どっかの誰かがの思考を借りてきたそれっぽい考察をなんか頭に埋め込まれてしまっているっていう感じになっちゃってさ。
めっちゃわかる。
わかる?
そうだよね、そうそうそう。
そうなんです。
なんかそれっぽいことはいっぱい言えるようになってるよ。
うーん、そうだねそうだね。
なんかでも、そういうことじゃないでしょ。解説したいわけじゃないしって思ってしまって。
どうなんだよね。解説はもうね、解説動画見てもらえばいいからね。
そうなんです。
だから純粋に今回、たぶん最初の一発見て思ったことは、俺はやっぱりあれだね、いろんな見方をすれば悪いやつと思ってたやつも悪くなかったり逆だったりあるから、悪いやつなんてほとんどいないんじゃね?みたいな。
いや、ほんとそうだよね。
ことを。
そこはもう自分の中でも、自分の中でもというか、なんか昔からあってそれは。でもねこれ、またなんか違う別の映画の話なんだけど、バトルロワイヤルの、北野たけしの。
はい、殺し合うやつ。
個人的な反省
そうそう、殺し合うやつ。で、北野たけし、あれビートたけしなのかなあれは。北野たけしなんです。
北野。
映画は北野たけしか。
いやそれがね、結構トラウマのように残ってて、中学生ぐらいだったんだけど、人のことを嫌いになるっていうのは、それなりの覚悟が必要なんだよっていうセリフがあって。
なんか覚えてるかもしれない。
そうそうそう。人のこと嫌いになるのは簡単なんだけどさ、やっぱりこう、自分が本当に100%悪かったら、もう謝るしかないけど、例えば喧嘩してさ、自分が100%悪くないっていうかもう相手が一方的にキレてたらもうそれは起こるけど、自分が悪いところがあったらもうキレたくないんだよね、なるべく。
うん。だからこういう映画見るとますます思うんだよね。もう絶対悪というかさ、完全な悪人っていないと思うし、なんか決めつけるの嫌だなと思って。
それはさ、その映画が原体験なんだ。
そこがね大きかったかな。
なんか昔嫌な思いしたとかじゃなくて。
あーそういじめとか?
そう、なんか悪人にされてすげー嫌だったみたいなことではないんだ。
あーそういうのはなかったけど。でもいじめはあったよ、小学生の時。
小学校4年とか5年かな。
ちょうど部活動入った時とかにあったかな。
大変だった?
それはね、そうだね。でもやっぱいじめって経験…どうなんだろうね、しない人の方が多いのかないじめって。
わかんねーなー。
でもほらいじめってさ、こうやった側は忘れちゃうけどさ、やられた側って覚えてるじゃん。
ないんですっていう人はまあやってたんだろうね。そんなことないか。
いやーなんかでもね、俺ちょっといじめみたいなことやっちゃってたなって思ってる。
え、まじ?
それは俺は覚えてんだよね。
それは小学校ぐらい?
小学校とかかな。すっごい覚えてんのが、いじめてたわけじゃない子がいて、
でもなんか、なんかの時にふざけてて食器が飛んで、その子のスープのところに食器がバジャンって入っちゃったみたいなことがあって、すっげえ嫌な顔されて、
こいつー、みたいな。いやわざとじゃないし、そういうつもりないんだけど、みたいな。でも通じなかった。
まじでこいついじめてくんなふざけんなよみたいな顔されてたのが俺はもう今でもずっと残ってて、
でも多分そういうそれぐらいの顔をするってことは俺にいじめ、こいつは俺をいじめてんだっていう認識をされてたんだろうなと思っていて、
だから多分俺はその子のことをいじめてたんだろうなって思ってんだよね。
で、カネリンの場合それ気づいたけどさ、なんかそれ聞いてたら自分もなんか、自分はそうじゃないけどな、
簡単ないじりみたいな感じで言ってたけど、やっぱ撮る方に撮ったらいじめになってるってことあるよね。
そうだよそうだよ。多分俺もそんな感じだったと思うんですよ。ちょっといじりみたいな感じなんだけどさ。いじりっていじめじゃん。
いじめはいじめだよね。相手が許容すればいいけど。
いじってるって言うだけじゃん。こういう側はちょっとふざけてただけだしとかって言ってさ。
あのこの回の映画でもなんかあったけどさ、なんか机の上ぐしゃぐしゃにして、遊んでるだけじゃんあれはさ、こういじめは。
でもやられた方完全にただのいじめじゃんね。
なんかそんなようなことを多分遊び半分でやってた気がするんだよね俺も。
俺もやってたわ。
やってた?
なんか反省会みたいになっちゃったからしょこれから。
いやなんかもういじめ告白会みたいになってる。
いじめ告白会みたいになっちゃったけど。
いやでもしてたと思うね。
思う。
うーん。
映画のテーマ
してたんだよ多分。
そうだね。だから主人公もさ、ちょっとこう、なんか性的なね、マイノリティで、より敏感になってたと思うんだよね。
うんうん。そうだね。
あれはさ、主人公のそのミナト君は、要は相手男の子だけどちょっと好きになっちゃったみたいな感じだけど、その相手の星川君は何なの?
いや星川君はもう最初からそういう。
星川君も好きなの?ミナト君が。
え?星川君から好きだったんじゃなかったの?
あ、そう。
星川君から好意があって、あ、なんかあれ自分ちょっといい、いいと思っちゃったかもみたいな、ミナト君が。
星川君が先。
あれ違った?
なんだ。そんな描写あった?
星川君は無邪気にミナト君に接してたけど。
いや星川君も可愛いもん。
可愛いよね。
好きになっちゃうよ。好きになっちゃったもん俺も。
マジ?
そうだよね、でも小学校ぐらいのさ。
どういう感情の好きなんだろうこれとかって思う?なんかいろいろカミングアウト感みたいになってるけど大丈夫かな?
そうだね、謎の回ですね。
初回没回だよこれ。
この回もさ。
いや、俺はね何にも偏見ないんですよ。
だしなんかその境目とかも別にないんじゃないかみたいに思ってるから多分なんかあんまりピンとこなかったんだけど。
そうですか。
あの星川君のね服が可愛かった。
わかる?
え、どういう服着てたっけ?
あのちょっとダボッとした長袖長ズボンの上下繋がってる感じの。
可愛いなあれと思って。
あったそうだねそうだね。
でも最後の走るシーンは半袖半ズボンなんですよね。
そうだね、そうこの話はね、最初見た時というかなんか2人はもう死んだんじゃないかと思ってて。
あーなんか。
夢の中の世界なんじゃないかみたいな。
そういう考察もあったね。
なんかキラキラしてたじゃん結構最後の方。
うんうん。世界が違う感じだった。
そうそうそうそう。なんかすごいこういろいろ想像させるなと思って。
あんまこうちゃんとした答えも言わないじゃん。2人がどうなったかとかもさ。
そうだよね。ちょっとその最後の話さ。
うん。
ちょっと次回。
あ、しましょうか。
そのエンディングあたりの話する。
あ、そうしましょう。
ちょっと今回はなんか暗い話になったけども。
だいぶ1回目としては重いよね。
何をいきなり話し始めてんだみたいな。
いじめていた2人の話だよね。
最悪じゃん。
最悪だよ。
カミングアウトの重要性
何これ。
何これ。
そんな話するつもりなかったんだけど。
そうですね。ちょっとあのちゃんとじゃあ後半はね。
後半わかんない。もう後半もっとなんか大暴露。
後半もね。じゃあ2回目はちゃんと映画のエンディングの時の話をしましょう。
実は人を殺したことがある。みたいな話が出てくるかもしれない。
やばいやばい。それはやばい。
うん。それはやばい。
ちょっと番組のタイトル変えよう。
僕らの懺悔。
懺悔。
懺悔だよね。ちょっと1回目から懺悔だったもんね。
ということで。
はい。
こんな感じで脳台本で。
そうですね。脳台本だとこうなるっていう感じですね。
あれだよね。だからさ本当にさやりたいことはさ。
うん。
多分最後の方本質に近くなってきたと思ってて。
うんうんうん。
映画を通して人生を語るというか。
うんうんうん。
自分を語るという感じ。
うん。そうだよ。そこだよね。
そうでもなければ小さい時にいじめられてたいじめてたみたいな話になんないっすよ。
そうそう。なかなか出ないよね。
うん。ちょっとなんかすごくエネルギー使う番組になりそうだなこれ。
毎回さ。
うん。
映画を通してさいろんなさ。
映画を通して。
カミングアウトがさ。
2人のこうカミングアウトが始まるみたいな。
もう次はどっちがどんなカミングアウトするんだみたいな。
本当だよね。
怖いね。
小出しにしましょうねそういうカミングアウトは。
カミングアウトをしていきたいと思います。
僕らは映画を語らないわ毎週1回配信しております。
ぜひスポティファイアップルアマゾンなどお聞きのポッドキャストスタンドでフォローして聞いてください。
はい。星5の評価をいただけると励みになります。
番組の感想や映画の感想はコメント欄やXでポストしていただけると嬉しいです。
番組公式ハッシュタグは僕映画僕がひらがなで漢字で映画ですね。
この番組を映画好きの知り合いの方にも教えてあげてください。
それではまた次回お会いしましょう。
さようなら。
29:39

コメント

スクロール