1. ぼくらは映画を語らない〜映画レビュー雑談〜
  2. 【桐島、部活やめるってよ(前..
2025-09-19 37:13

【桐島、部活やめるってよ(前編)】なぜ僕らは”桐島”に振り回されるのか?男2人が深読み&邪推トーク。(ep.16)

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〜ネタバレ注意〜

今回はしゅんたまセレクトで、公開当時に「誰かと話したくてたまらなかった」という一本を語り合います。主人公であるはずの桐島が最後まで一切姿を見せないという異色の構成に、かねりんも大困惑。桐島は本当に一度も映っていないのか?二人の考察合戦が勃発します。さらに、話題は作中で描かれるスクールカーストへ。運動部と文化部の見えない壁、クラス内の複雑な人間関係について、部活一筋だった二人が自らの高校時代を振り返ります。あなたの学生時代は誰に近かったですか?誰もが経験したであろう、青春時代のキラキラとドロドロが詰まったトークをお楽しみください。

【目次】

() オープニング

() 今回の映画『桐島、部活やめるってよ』を紹介

() 10年以上経ても「誰かと話したかった」映画

() 主人公不在の衝撃!桐島は一体どこにいる?

() 桐島は一瞬映っていた?二人の考察合戦が勃発

() みんなを振り回す「桐島」という存在の正体

() 登場人物の誰に感情移入した?主人公は宏樹か

() 学生時代の苦い記憶が蘇る、リアルな人間関係

() 自分は誰タイプ?部活一筋だったMCの高校時代

() 運動部vs文化部!スクールカーストの残酷な実態

() かねりんの意外な過去、野球部→コンピューター部へ

() 結論「文化部こそ一生モノ」運動部は過去の栄光?

() エンディングトーク

【見放題などで配信中】

・Netflix: なし

・U-NEXT: https://www.video.unext.jp/title/SID0012920/c_txt=b

・Amazon Prime Video: https://www.amazon.co.jp/dp/B0DV8KSK2L

【今回取り上げた映画】

・タイトル:桐島、部活やめるってよ

・劇場公開:2012年8月

・監督:吉田大八

・あらすじ:早稲田大学在学中に小説家デビューし、第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウの同名小説を、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の吉田大八監督が映画化した青春群像劇。田舎町の県立高校で映画部に所属する前田涼也は、クラスの中では静かで目立たない、最下層に位置する存在。監督作品がコンクールで表彰されても、クラスメイトには相手にしてもらえなかった。そんなある日、バレー部のキャプテンを務める桐島が突然部活を辞めたことをきっかけに、各部やクラスの人間関係に徐々に歪みが広がりはじめ、それまで存在していた校内のヒエラルキーが崩壊していく。主人公・前田役に神木隆之介が扮するほか、前田があこがれるバトミントン部のカスミを「告白」の橋本愛、前田同様に目立たない存在の吹奏楽部員・亜矢を大後寿々花が演じる。第36回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀編集賞の3部門を受賞した。

(映画comより引用)

filmarks:https://filmarks.com/movies/36793

映画com:  https://eiga.com/movie/57626/

【番組の概要】

男2人で映画を観て、感じたことを素直に語り、アレコレ邪推したり深読みしながら、相手を丸裸にしていく赤裸々トーク番組です。ネタバレあり、笑いあり、涙ありでお楽しみ下さい。

【お便り】

質問箱:https://forms.gle/RZBAUEcSXhWxQqsS8

【番組公式ハッシュタグ】

#ぼく映画

【パーソナリティ(MC)】

▼かねりん

・KANERIN Podcast Studios 代表

・渋谷Web3大学 名誉教授

「刑事司法実務の最前線で多数の犯罪捜査を指揮。2017年から暗号資産業界へ参入。数々のグローバルプロジェクトに参画しコンサルティング、情報分析・アドバイザリー業務を提供。犯罪捜査の最前線で培った知見を、仮想通貨のリスク回避や資産防衛に応用し、啓発活動を継続。Cryptp専門メディアの創刊、ミュージカルやコンサートライブ配信事業、音声配信事業等を経て、「KANERIN Podcast Studios」を創業し、多数の番組をプロデュース・配信している。」

X: https://x.com/kanerinx

Voicy: https://voicy.jp/channel/2534

note: ⁠ https://note.com/kanerinx/

▼しゅんたま(丹羽駿介)

・表現家

・J.S.A.認定ソムリエ

「普段は味覚の探求者として日本ワインの魅力を再発見・発信するワイン企画のプロ。同時に「しゅんたま」としてペン画、ワインを使ったペインティング、インスタレーションと多彩な創作活動を展開。2023年以降は東京で個展連続開催中。落語とビートが交差する音楽パフォーマンスで、新たな文化体験を生み出す。」

Instagram: https://www.instagram.com/shuntama_zzc

X: ⁦https://x.com/shuntama_zzc

【プロデューサー】

かねりん https://x.com/kanerinx

【サウンド・アーキテクト】

Aviv Haruta https://x.com/oji_pal

【カバーデザイン】

グラフィックデザイナー・シル https://lit.link/sylzuanroom

【制作/著作】

KANERIN Podcast Studios

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サマリー

『桐島、部活やめるってよ』は、地元の県立高校での人間関係の変化を描いた青春群像劇です。主人公の前田良也は目立たない存在ですが、部活を辞めた桐島の影響で彼の周りのヒエラルキーが崩れていく様子を通じて、若者たちのアイデンティティや人間関係の重要性が浮き彫りになります。ポッドキャスト『桐島、部活やめるってよ(前編)』では、高校生のヒエラルキーや部活動の重要性について深く掘り下げられています。特に、主人公ヒロキの葛藤や周囲のキャラクターの視点が描かれ、個々の経験がどのように影響し合っているかが考察されます。ポッドキャストでは、青春映画『桐島、部活やめるってよ』を通じて、部活動や人間関係についての深読みや邪推トークが展開されています。本エピソードでは、主人公の影響力や文化部と運動部の違いについても触れられています。

映画の概要と背景
ぼくらは映画を語らない。
こんにちは、ワインと落語とアートが好きなしゅんたまです。
こんにちは、かねりんです。
この番組は、気になる映画をじっくり見て、
忖度なしで、カッコつけず、感じたままに語り尽くす番組です。
ネタバレありですので、ご注意ください。
さて、きょうの映画は?
2012年公開、【桐島、部活やめるってよ】
前編です。
監督は吉田大八。
キャストは上木龍之介、橋本愛、東出雅広、他となっております。
初回なんで簡単にサクッとあらすじを言いますかね。
はい。
吉田大八監督が映画化した青春群像劇。
鳥肌立ちそう。
田舎町の県立高校で映画部に所属する前田良也は、
クラスの中では静かで目立たない最下層に位置する存在。
監督作品がコンクールで発表、表彰されても、
クラスメイトに相手にしてもらえなかった。
そんなある日、バレー部の客展を務める桐島が、
突然部活をやめたことをきっかけに、
各部やクラスの人間関係に徐々に歪みが広がり始め、
それまで存在していた校内のヒエラルキーが崩壊していく。
第36回アカデミー、日本アカデミー賞で最優秀作品賞、
最優秀監督賞、最優秀編集賞、
すごいねこれ。
これ知らなかったな。
日本受賞しました。
今、UNEXTで無料で見れます。
Amazonプライムはレンタルで有料で見れますという作品でございます。
ありがとうございます。
前田と桐島の影響
旬玉おすすめ映画となっております。
セレクトです。
カネリンのあれだよね、おすすめがちょっと続いたというか。
そうですよ。
でもね、クリストファー・ノーランが。
SF、SFした感じでちょっと旬玉の心えぐっちゃったんで。
いや良かったよ、人間ドラマが見れて。
良かった。
でもなんだろうね、人によって注目する場所が違うのかな。
そうね、あのSFも旬玉に苦手なんだよねって言われるまで、
あまり意識したことなかったからね。
人間ドラマがないと嫌なんだよねみたいな。
そうそうそう言ってたけど、だからまあ設定だけでちょっと避けてた部分あったかもしれないね。
食わず嫌いみたいなね。
食わず嫌いそうそうそう。
それから言ったら今回のこの霧島なんとかっていうのは。
霧島部活辞めるっていう。
どうなのよこれ。
おすすめした理由とかあるの?
おすすめした理由はね、やっぱりあのこれ12年だからもう結構前だよね、13年前。
結構前だね。
2012年公開だから。
その時ね、まあ普通に一人で見て、うわこれ誰かと話したいって思ったんだよね。
見た時?
そう見た時、見終わった後。
これはね、公開の時じゃなくてDVDになってから見たから、たぶん1年後とかかな。
でもさ、こう同じ映画を共有するとかっていうのがなかなかなくて、その時は。
当時は僕映画もやってないし。
あ、何?映画ってそもそも一人で行くの?
あ、あのね、基本的に家で一人でDVDで見るっていうのが多かった、圧倒的に。
あ、そう。映画館で見てるイメージだったな。
映画館はね、ちょこちょこ行くんだけど、やっぱ一人でこう夜中?
週末とかに。時間を気にせず、夜見るっていうのが多かったかな。
それでさ、見終わって、ああ良かったとかさ、感動したとかってあるじゃん。
誰かと話したいって思ったんだよね、この映画は。
なるほど。
それで、やっぱ今この僕映画やってて思い出して、そうだこれ、かなりにお勧めしてみた。
かなりにお勧めしてみようと思って。
十数年ぶりだけど、それ。
十数年ぶりなんでね、一回やっぱ見直したんだけど。
ちゃんと見直した?
うん、見直した見直した。
えらいえらい。
結構覚えてる方、かねりんは。
いや、忘れてる方だよね。てか僕は見てないよ、これ。初めてです。
そうだよね、初めてだよね。
初見ですよ。こんなちょっとなんていうのよくわかんない映画見ないもんね、僕ね。
そうだよね、まずこのタイトルおかしいもんね、霧島部活辞めるってよってね。
よくわからんな、なんか村上春樹みたいな、よくわからんな。
そうなんだよ、まあタイトルに。
なんかどうせ含みを持たせまくってはっきりしない系だろうなとか思って。
まあタイトルもタイトルで好きだったんだけど。
うん。
どうですか内容は。
いやーやっぱね、まあネタバレありなんでご注意くださいなんだけど。
うんうんうん。
なんか、やっぱこうずっとモヤモヤが引っ張られる感じがあって。
うんうんうん。
その霧島っていう人がね、主人公なのかなって思って見てるから。
はいはいはい。
霧島いつ出てくんのみたいな。
あ、じゃあ結構かねりん霧島待ちしてたんだ。
ずっと霧島待ちするでしょ。
そうだよね。
してたのよ。
うん。
あ、霧島、あの霧島どこ出てくんの霧島って。
うん。
ラスボス出てくるみたいな感じでさ。
はいはいはい。
そしたら最後まで出てこずに終わるっていうさ。
最後まで出てこなかったんだよね。
なんだこの映画ふざけんなよって。
これ霧島一切出てこないっていう映画なんだよね。
出てこなかった。
これがまたさ、当時というか初めて見たときやっぱびっくりして。
まあかねりんと同じだったよ。
やっぱそこはびっくりポイント。
そうそう、かねりんと同じで。
あ、そうかね。安心した。
だから霧島が部活を辞めるまでに至る話みたいな感じに思ってたわけよ。
ああ、そうかもそうかも。
何かさ人間トラブルが起きてさ、
でもう急に辞めるみたいなさ。
うん。
そしたら出てこないっていうね。
出てこなかったね。
霧島、でもさ、一回映ってるよね。
映ってる。
ワンシーンだけ。
あそこ、間違ってなければだけど、屋上?
屋上?
屋上にいなかった?
屋上…
え、あれ、え?
ちょっといいよ、自分が霧島だと思ったシーン。
いいよ。
あの、オレンジ色のさ、カーディガン着てる子いるでしょ?パーマの。
うんうんうん。
でさ、中盤ぐらいで、要は霧島が、
まあ、現れないんだよね、学校にね。
で、霧島がいたってなる。
うん。
最初に見たシーン、なんかこう屋上というかさ、
上のとこからジャンプするようなシーンがなかった?
あった。
飛び降りる、あれが霧島だったんじゃないの?あれ唯一の。
なるほど。
あれ?他にもあった霧島らしき人物。
あの、オレそこじゃないと思ってて。
え、そうなの?
うわ、ちょっと待って、2回見てるのに、あそこしかないと思ってた。
でも僕も2回見たから、今回。
あ、すごい、2回見たんだ。
2回目はちょっと早くスキップしながらみたいな感じだけど。
え、ちょっと待って。
あの、飛び降りたのが誰なのか分かんないけど、
オレあれ、飛び降りたのは飛び降り自殺かよって思ったけど。
あ、自分もね、思った。
ね。
でも、その後そうなってないもんね。
でもなんかよく見たら、校舎の隣の校舎にピッて飛んだみたいな構造じゃん?
うん、でもあれ、もう一瞬じゃん映像が。
だからもうずっと巻き戻して何回も見た、そこ。
どうだった?あれ飛び降りじゃなかった?
飛び降りじゃないよ。ふざけんなよって思った。
あ、飛び降りじゃないんだ。
校舎から校舎の隣の1個低い校舎に飛び降りたみたいな、そういう構造だった。
ぴょんってこう飛び降りたぐらいなんだ。
そう。
あ、そうなんだ、そうなんだ。
なんだよって思って。
悪意のある描写だなと思ってイラっとしちゃった。
そうだよね。
え?ってあそこじゃないの?
そうそう、だからそれが誰か分かんないんだけど。
だからフォルム的にバレー部のね、なんかすげー、
桐島の後釜任されて放されてた、こうなのかなーとかってちょっと思った。
でも飛び降りたとしたらそれをなんか区に飛び降りたのかなとか一瞬最初は思ったけど、
でも飛び降りじゃないから全然関係ない、誰でもない村人Aかなって。
そうか、え?ってことはどこだったの?桐島は。
桐島はさ、そのなんか屋上にいたーとかって言ってみんな最後の方上に集まっていくじゃん。
うん、屋上みんな集合するよね関係者が。
屋上にブワーって。
で、その時にさ、みんなが集まる直前にこう映画部がさ、屋上まで上がっていってこうセッティングするじゃん。
うんうんうん。
で、映画部が上がっていく時にさ、すれ違うの一人。
屋上から一人男子セット降りていくのよ。
あー、あったあった。
それが桐島だよ。
お、え?
屋上にいたぞいたぞって言ってみんなが上がっていく中、唯一屋上から降りていく一人の男子セット。
あー、じゃあ桐島屋上に本当にいたんだ。
いたとしたら、それが桐島だよねって描写的に言って。
うん、そうだよね。
それすらも全然関係ない人かもしれないけど。
あーうん。
唯一それが桐島っぽい描写だったなっていう。
そうか。
顔は映ってなかったけど。
だからそれが正解かもわかんないよね。
わかんない。
で、あの映画部の上木隆之介くんは振り返って顔を見てたけど。
ん?こいつ桐島じゃね?みたいな。
あ、そうなんだ。
うん。
結局それぐらい桐島は出なかったってことだよね。
出なかった。
彼かどうかもわかんないような人が一瞬映るだけみたいなさ。
登場人物と彼らの反応
そうよ。
うん。
何だよって思って。
何だよって思うけどさ、やっぱこの桐島自体がさ、やっぱいろんなものに置き換えられるというかさ。
何それ。
いやだからこう、何だろう。
あの話はさ、桐島にみんな影響されてるわけじゃん。
うん。
で、彼がいなくなったことでさ、もういろんなものが狂い出すというかさ。
うん。
うん。
でもなんかそれってこう、桐島じゃなくてもいろいろあるんじゃないかなと思って。
学校の中で頼られてるというか。
うん。
中心的な人物だったわけで。
うん。
でもさ、登場人物はいっぱいいて、屋上に行ったけどさ、屋上に行かなかった人とかもいるわけじゃん。
うんうん。
野球部のキャプテンとかさ。
キャプテン。
うん。
うんうん。
だからああいう人たちにとってはさ、桐島ってさ、認識はしてるけど、
特に多分、彼の人生というか、彼のあの高校生活にはあまりこう、関係ないのかななんて思ったんだよね。
うん。
確かに。
そうそう。
みんな関係あるわけじゃないと。
うん、みんな関係あるわけじゃないし、
なんか、うーん、なんか気にしすぎかなって思ったけど、そんなことないのかな。
桐島を?
いや、バレー部はさ、もう、エースでさ、国体のメンバーでさ、
うん。
でも試合にも来ないみたいなさ。
うん。
あの、なんだっけ、ゴリラだっけあの。
うん。
すんごい怒ってた子いたでしょ。
うん。
やっぱり彼への気持ちはわかるわけよ。チームメイトでさ、頼りにしてるキャプテンがいなくてさ。
うん。
それでもう、うわどうすんだよってなるのはわかるんだけど、なんか、なんかうまくいけないけど、
桐島ってなんだったのかなって思ったけど。
ほらなんかさ、途中でさ、みんなあのバスケしてるシーンあるじゃん。結構最初から出てきたさ。
あの3人?
そう、あの3人がさ。
うん。
でさ、最後の方さ、なんで俺たちバスケしてるんだっけみたいな話になるじゃん。
おー。
うん。
俺、そういえば桐島待ってるからやって始めたんだよなみたいな。
うんうん。
うん。
意外になんかこう、なんだろう、なんていうのかな、なんか一つのこととか大切だと思ってることに。
うん。
なんか囚われすぎてるみたいな気もしたんだよね。
そのみんな?
みんなみんな。
うん。
あそこでわちゃわちゃなってた人たち?
うん。
でもさ、高校生とかさ、学校生活ってもうそれが結構全てだったりするじゃんみんな。
うん。
ほとんど、まああとは家に帰るぐらいでさ。
うん。
うん。
そんな気がしました。なんて言えばいいのかなこれね。
あのさ、映画をさ、
うん。
見てさ、
ヒロキの葛藤
うん。
あーなんか話したいなって思ったのって、何を話したいって思った。
あ、自分がね。
そうそう、なんかいろんなことが言えると思うんだけどな。
あるね、あるね。
なんか高校生あるあるの、なんかいろんなヒエラルキーあるねみたいな。
うんうんうん。
あれは何を、そうしゅんたまの心を打ったの?
まあ主人公はヒロキだと思うんだよね、自分は。
え?ヒロキ?
ヒロキってあの東で、東ですよね。
ああ、あの東で?うんうん。
彼ってさ、たぶん桐島と同じようにさ、まあ背が高いのかわかんないけど、たぶん何でもできるタイプの人間じゃん。
うん。
でもさ野球部も、まあ辞めたというか。
うん。
行かなくなっちゃって。
うん。
でまあなんとなく暮らしてるんだけど、その中にさ、あの映画部のリーダー?リーダーっていうか、部長?とかさ。
上木隆之介。
そう、上木隆之介とかさ、野球部のキャプテンとかがいてさ。
うんうん。
まあ彼らはさ、なんかこうやりたいことがあって、一生懸命やってんだよね、毎日。
うんうん。
でまあなんか、ああそういう人もいるんだなぐらいで思ってたんだけど、なんかあの最後の最後で、こう自分が本当に打ち込めることとか、
なんか将来やりたいこととか、なんかそういうもの自分には何もないかもみたいな、最後の方に気づくっていうさ。
うん、最後のシーンあったね。
あったよね。
ちょっと泣いてたやつ。
すごい話は飛んじゃうけど、あれやっぱ野球部に戻るのかな、広木は。
あ、最後ね。
うん。
戻んないんじゃない?
戻んないのかな。
戻んないよ。
なんかモヤモヤして終わっちゃってたけど。
うん。
でもその大切なものに最後気づいた感じはあったんだけどね、彼は。
部活動の影響
モヤモヤしたまま人生送ってくのよ。
何その悲しいオチは。
なんか語りたいっていうのはさ、すごい登場人物多いじゃん。
そうだね。
いろんな視点で描かれてたよね。
金曜日が4回ぐらい続くんだよね、最初の。
うん。
キリシマが来てないみたいな、それが話題が出る前の話。
でもさ、やっぱみんな学校生活の中でさ、一度は思うようなところがちょこちょこ出てくるわけよ。
なんか友達同士で話してるんだけど、実はあんまり仲良くなかったとかさ。
うん。
なんかこそっと、なんか悪口、自分の悪口言われてるのがかすかに聞こえたとかさ。
うん。
自分も経験したりとか、もしかしたらしてしまったこととかがさ、なんか所々に出てくるんだよね。
うん。
だから、なんだろう、誰か一人に感情移入するっていうよりは、
なんかこう学校生活で抱えてた、なんか嫌な部分がいろいろ見えて。
あーなるほどね。
結構ね、苦しかったね。
昔の自分と重なった?
うん、重なった。
重なったというか、やっぱり経験したところが思い出したかな。
思い出すんだ。
うん。
カネイはどうだった?なんか、どんな感じがした?あれは。
しゅんたまはそうだもんね。仲良く、毎月会ってても友達じゃないとか言うし。
うん。
ねえ、いろいろ抱えてそうだからね。
抱えてるわけじゃないけど。
何はありそうだよね。話してて、カネリンと話してて、あれちょっとおかしいぞって思うことは、ちょこちょこ出てきてたけど。
え、なに俺が?俺がちょっとおかしい?
自分が自分が。
あーしゅんたまね。
うん。
うんうん。
もっともっとカーミングアウトしてください。
そうですね。
俺はあんまね、正直最初の一通り見た後、その、
感情無だった。無。
あ、無だった。
なにこれ。
なにこれ。
なにこれ、みたいな。
霧島出てこんし、スッキリ戦死なやーって思って、
あの、例によって、解説動画見て。
あー、あ、それで2回目に。
そう、解説動画でなんかいろいろ言ってて。
はあー。
はあーって思って、
なんかやっぱりしゅんたまはなんか頑竹のある映画をおすすめしてくんなって思って。
どうだった?でも解説見てからはどう変わった?
あーなんかそういうセンシティブな描写、そんなリアルな描写なんすねっていう。
なんか俺にとって全然あんまりリアリティはなくて、
なんかそんな、俺そんな学生生活を送った記憶あんまねえなっていう。
カネリンってあの、あれ、ゆえるハイディーけど、高校は男子校?
高校全然教学で。
教学だったんだ。
教学だったんだけど俺ほんと部活ばっかやってたんすよ。
自分の世界だけで生きてたから。
うんうんうんうんうん。
で、その部活で、
周りのこと何も見てないかったかもしんない。
もう部活一本みたいな。
だからそういう、なんかあんな人間関係でなんか、
ああだこうだなんて、全然よくわかんなくて。
いやあの、この後話そうと思ったんだけど、実は自分もそのタイプ、
今回のこの映画でさ、誰に一番近かったみたいなのも考えるじゃん。
おーなるほど。
自分の場合はね、バレー部あったでしょ。
桐島がいたバレー部。
男子バレー部の中の誰かみたいな感じだったんだよね。
なるほど。
うん。
だから、バレー部の中の誰かみたいな感じだったんだよね。
なるほど。
うん。
だからもう。
実際バレー部だった?
バスケ部です。
あ、バスケ部なんだ。
うん、バスケ部。
でかいもんね。
そうそうそう、でかいんだけどね。
本当にね、あの部活一本という感じ。しかも男子校だったんだよね。
へー。
だからさ、ああいう女子がいてさ、
うん。
なんか一緒に帰る帰らないとかさ、
うん。
なんかこうクラスにいる感じ。
うん。
あれがもうなかったからさ、高校時代。
あー。
うん。
まあ中学時代もさ、その女子のヒエラルキーというかさ、
うん。
こうイケてる子とさ、こうもの静かな子とかでこう、何組かというか別れるじゃん。
そうね。
ああいうのはあったけど、やっぱ高校の方がよっぽど露骨というかさ、
うん。
あるじゃん、その全然違う地域の子たちが集まってくるところが多いからさ、
それを経験してないんだよね。
なんか男子校ってああいうのあんのかな。
なんか自分はなかったんだよね、そんなに。
男子校とかイメージつかんな。
あ、そうか、だからかなり驚愕だったんだもんね。
どうだった、驚愕はよかった?
いや、まあ普通。
よくも悪くもそんなもんだと思ってたから。
すっごい憧れたけどね、驚愕。
特にそんなね、楽しいことはないですよ、部活しかやってないからね。
そうか、本当に部活一本だった。
じゃあもうかなりバレー部の中のゴリラみたいな感じ?
そうだ、ゴリラみたいな感じだったかもしんないね、ポジション的に。
暑い感じで?
暑い感じだったね。
あ、そう、そのタイプだったんだ。
おい全国行くぞーみたいな。
はいはいはいはい。
一回も県から出たことないのにさ、新学校だしさ、部活やらんでいいとかっていうところだったけど、
なんかスイッチ入っちゃってさ、インターハイ行くぞーとかって言って。
じゃああのゴリラさんじゃん、あれゴリラって呼ばれたっけ?
ゴリラ、ゴリラって呼ばれとった気がする。
暑かったよね。
暑かったね、あんな、そうだね、あんな感じだよね。
そうなんだよ、だからもう部活しかやってこなかった、2人が話せる話じゃないけどさ。
しゅんたまもそんな感じだったんだ。
いや本当だね、そう、ずっと部活。
でもなんかさ、あの映画見ながらやっぱ思ってたのはさ、
あーなんかこうやって俺も部活に明け暮れて、高校時代とかってこうやってなんかスポーツやってるやつがヒラルキー高くて、
なんかすげーみたいな感じになるけど、
そんなもん社会に出て何のクソの役にも立たんじゃんって。
それこそさ、今も、
そうだけどさ、昔ちょっと音楽とかやってたらよかったなとか思う時あるんだよ、ちょっと楽曲作りたいなとかって思った時にさ、
そういう文化部の方がよっぽどいいじゃんって。
映画部とか最高じゃん、映画部とか放送部とかさ。
いやーいいよね。
そういう部活ってなんか一生モンな気がしてさ、
スポーツってもよっぽどやんないしさ、その場限りだよね。
その場限り。
なんでそんなスポーツの連中のゴリゴリしたやつらがそんな生きてるんだろうな、あの学校っていう生態系はさって。
だからその文化部から見たら、やっぱこう、なんていうの、運動部が一番高いんじゃないの。
だってあの、映画部だからさ、ロケをするじゃん。
で、なんか屋上でロケをするみたいなシーンあったでしょ。
そしたらさ、あのヒロキのこと好きな吹奏楽部の部長がさ。
うん、おったね。
なんかこう吹いてるわけよ、屋上で。
しかもそれヒロキがバスケットをしてるとこが見える場所で吹いてんだよね。
そうね。
そしたらさ、あの映画部の部長、神木龍之介とあともう一人のさ、一緒にいる子いるじゃん、いつも。
仲良し。
あの面白い子ね。
うん。
そしたらさ、ちょっとあの、なんか場所を移動してもらってよとかつって。
うん。
え、俺が?とか言って。いや、部長でしょみたいな。監督でしょとかつって。
うん。
大丈夫だよ、水部だろって。吹奏楽部だろって。同じ文化部、いけるとかっていうセリフがあるんだけど。
あるね。
あれ多分運動部だったらいけないんだろうね。
いけないよね。
うん。
だって最後のさ、運動部が乱入してくる、屋上で乱入してくる、あの傍若無人さったらないじゃん。
いやー、そうだよね。
謝れよって、よく言ったなと思って。
なんかが、野蛮人みたいな感じに見られてんのかな、運動部って。
いや、ほんとそうだよね。
マジ野蛮人じゃん。
野蛮人だよね。
うん。
あいつらなんかデリカシーもないしみたいなさ。
うんうん。
オラオラしててさ。
オラオラしてキャピキャピしやがって。
そうだよね、そういうことだったのかな。
ヒガミっていうか、鬱陶しいよね、ジャイアンみたいな。
みんなジャイアン。
みんなジャイアンだよね、でもやっぱそう思われてたのかな。
文化系と運動系の違い
自分は全然自覚なかったけど。
だからシュンタマはキャラ的にあの、あれじゃない、東でワサヒロみたいな感じじゃない?
ぼーっとしてる感じ?
もの静かに、もの静かに現れて、なんかかっこよく去ってくみたいな、いいとこ取り。
別にかっこよくは去ってくんないけど、ほんとにあのバレー部の一員だよ、もう。ずーっとバレーだよ。
部活部活。
そんなでもオラオラって感じじゃないでしょ?
オラオラはないね。
あの、ヒロ、東で系でしょ?ヒロキでしょ?
東で、そうだね、なんか。
ね、なんか何やってもうまくやれるよ、シュシュみたいな。
いやもう、あのね、勉強もできないしね、あのバス系以外ほんとにできないんだよね。
バス系バカみたいな感じ?
バス系バカみたいな感じだよ、もうサッカーとかひどいもん。
そうなんだ。
下手すぎて、下手すぎてほんとに。
球技、横展開しないんだ?
球技は全部ダメですね。
バスケだけ?
バスケと、だから走る?体力あったからさ、走るなんてもう、バスケも走ってるからさ。
それもう単純なことでね。
でもヒロキはトップだったわけよ。
でも男子校だとちょっと違うのかな?
男子校はね、うち、自分が行ってたところも新学校で。
だから勉強できる子はやっぱ上だったよね。
と、自分は思ってたけど。
でもそういう子たちはさ、部活は入るは入るんだけど文化系なんだよね、やっぱり。
そうなんだよね。なんか上も下もない気がするけどね。
俺昔ずっと野球やってて、少年野球。
中学でも野球部入ったんだけど。
なんかやんなって。てかもともとずっと嫌で。
やってる途中から嫌だったの?
嫌だった。で、中1の途中か中2ぐらいで辞めて、コンピューター部立ち上げたんだよね。
え?何その変わり方。
部活と人間関係の探求
結構パソコンオタクだったんだけど。
なんかさ、このパソコンで昔からゲームよくやってたって言ってたのはそこからなの?
家にパソコンあって、独学で色々ガチャガチャいじっててパソコン好きだったんだけど。
で、当時コンピューター部なくて、作るだとかっていう話になってて、辞めて作ったんだったかな。
かなり立ち上げたんだが、パソコン部。
そう、確かね。
コンピューター部?パソコン部?
立ち上げたっていうか、立ち上げの時期にの最初の部員とかってそういう感じだったかな。
えーすごい。
でも部長選挙に候補して落ちて副部長になるっていう。
人望がないっていう。
仲間からの投票が得られなかったの?
部長になったやつは仲いいやつだったから。
今でもあんまり連絡は取らんけど友達で。
あ、そうなんだ。
今はもうすごいね、この。
あ、今も?
SEっていうか、エンジニアで食ってる人だけどさ。
でもある意味、ある意味というか、かねりんもそうじゃん、今も。
今、俺はちょっとよくわかんない。
フル活用でしょ。
パソコン、そうだね。
そうなんだ。
パソコン部でよかったですよ、パソコン部で。
最高だったもんな、当時。文化系ですよ、僕は。
え、でも高校でまた部活入るわけでしょ?
まあそうだね。
あの話聞きたいな、部活を途中で辞めるっていう選択肢とさ、
なんかこう気持ち的なもの。
やっぱりこう途中、あの3年間の途中で辞めるっていう選択って結構苦しかった。
もうええわっていう感じで辞めたの。
その野球部の時は、まあでもどうだろうね。
1年の途中ぐらいで辞めたと思うから。
あ、そうなんだ。
多分。でも初年野球やってきたしのその鈴木でやってるだけだったし、
別に面白くもずっと面白くもなかったからさ。
小学校の時からも面白くなかったんだ。
別にセンスなかったしさ。
あ、そうなんだ。
センスないし、ただただなんか苦痛みたいな。
そっか。じゃあ逆に辞めたことで結構解放された感じ?
最高だったよね。毎日コンピューター室でさ、ガチャガチャやってさ。
いいじゃん。好きなものに打ち込める時間変わったんだ、それが。
でもやっぱり周りはすごいオタッキーな人たちばっかだったから、
あの映画部の感じの空気すげえわかる。
ちょっとヒエラルキー最下層みたいな。
いや、最下層ってかもうあれじゃんだって、
部室がなくてさ、剣道部の部室ガチャっと開けてさ、奥の方にカーテンがあってさ、
カーテンシャッと開けたらさ、もうみんな薄暗い中で漫画読んでるっていうね、お菓子食べながら。
あれやばいよね。
そうなんだ、じゃあオタクっぽいというか。
なんかそういう雰囲気は。
でもみんな好きで打ち込んでる感じの人の周りでいろいろできたんだ。
そうだね。
好きを追求してるというか。
そうだね、割とね。
部長ぐらいかな、でもガチでパソコンいろいろハマってたのは。
逆にそれが今も生きてるっていうのがすごいね。
生きてんのかな。でもやっぱ好きだったから好きでやってるってことなんだろうね。
いやそれ続けてるのすごいよ、文字なんだろう。でも運動って限界あるよね、やっぱり。
あの年齢的なものもあるし、要は環境でさ、就職したりとかさ、やっぱ離れる時期あるじゃん。
そうだね。
だからそういう意味では文化部の方がやろうと思えば。
文化部の方が一生問題なんだ。
そうだよね。
スポーツとか運動部とかやってる場合じゃないよ、高校中学。
その時間をこの生涯楽しめる文化に注ぐべきだよね。
そうだよ、何かインドアな趣味に注ぐべきだよね。
運動部、元運動部からの提言ですか。
ほんとそうだよ。で中学でコンピュータ部やって、で高校から高校デビューみたいにして運動やって、国体とか全国出て、大学でも全国行ってみたいなとこまで。
それがすごいよね。
なってやっぱり人生は文化部だって言いたいです。
ちゃんと上まで見た人が、上から見たけどやっぱ文化部だよねってなったってこと?
文化部じゃない、だって何もないって言ったらあれだけど思い出でしかないもんね。
そうだよね、思い出って言ったらあれだけどさ。
過去、全部過去、全て過去。
ほんとそう。
今と未来に何も影響ない。虚しい。
それはね、自分も思います。
思っちゃう?
うん、だからなんかこう過去の栄光みたいなの絶対話したくないもん。
そうだね、ちょっとなんか今日、そうだね、そうだんだよ。過去の栄光いらないね。
でもずっと話す人もいるでしょ?
夢の話とか前世の話みたいなもんじゃんね。
あ、もうそうだね、ほんと前世みたいな感じ。
ね、何も関係ないじゃん。
もう前世の話するの好きな人いるよね。
そうだね。
ね、男性だったらさ、キャバクラとかでもそういう話するかもね。
俺は昔さ、つって。
知らんわ。
知らんわね。聞いてる女の子も知らんわって言いながら、すごーいって。
そんな感じで。
そんな感じですね。
だから結構あの映画部部長には僕は共感しましたよ。
映画部部長と野球部のキャプテンは本当に素晴らしいと思った、この映画で。
ちょっと野球部のキャプテン若干飛んじゃってんじゃないかなって思って見てたけど。
そこはね、確かにちょっとある。
飛んでるというか。
ちょっとある。
後半で話す、野球部の部長についても今ちょっと話そうかなと思ってたんだけど。
じゃあ次回野球部の部長の話から。
からスタートでじゃあ、はい。
全然霧島の話してないけどね。
映画の感想と次回予告
本当だね。霧島なんて出てこーぜ、もう。
出てこなかった、うん。
ね。
そうですね。
ということで。
はい。
霧島部活やめるってよ。
前編おしまいです。
はい、ありがとうございます。
ユーネクストで無料で見れますんでぜひ見てください。
はい。
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最近毎回コメントついてるんですよ。
すごい、ハッシュタグで?
ハッシュタグでつけてきてくれる方は数名いて、
うん。
あとはね、Spotifyの方でコメントをいただいてますよ。
あ、コメント。
ありがとうございます。
しゅんたまという名前で返してますんで。
ありがとうございます。
はい、本当にありがとうございます。
お励みになります。
この番組をですね、ぜひ映画好きの知り合いにも教えてあげてください。
それではまた次回お会いしましょう。
さよなら。
37:13

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