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ぼやきアーカイブ Log No.25 恐れも不安も貴方の光 再生開始
エンニングまで一応、いろいろ言及はしたんですが、まだここで終わらないんですね。はい、終わらないです。
ここからちょっとね、いろいろまた、言っていきたいと思うんですけど、あのー、ね、繰り返しになりますけど、
ちょっと、もやもやした部分、もやもやした要素についてちょっと話していきたいと思いますんで、
メタファー全肯定勢の方々、ね、メタファー大好き勢の方々はちょっとご注意くださいって感じでよろしくお願いします。
でねー、どうすっかねー、うーん、
まあ今までもね、ちょっとここまで話してきた内容でも、徐々にもやもやした部分を含めて喋ってきましたけど、
まあいくつかちょっと焦点を当てて、あれこれ、さらに意見を言いたいんですが、まああと一つ目、はい、
主人公の正体についてですね、うん、これね、もうズバリ言っちゃいますけど、
主人公はさっきも言ったちょっとあらすじの中でね、うん、当初王子の親友として登場するんですね、主人公、はい、
その王子を助けるために行動していたんですよ、なんですけど、
終盤って言っていいのかな、はい、あの時点で王子はルイの部下の手によって殺されてしまいます、はい、
呪いを受けてずっと寝たきりだった王子が、まあ残念なことに場所を知られてしまって殺されてしまうわけですね、
で、「マジで!?」っていう驚きの状況になってしまって、もうどうすんのどうすんのって思いましたけど、
まあこれが思いもよらぬオチになりまして、実は主人公自身ですね、主人公の正体がここで明らかになります、はい、
主人公の正体は王子の心が魔法で実体化したものだったらしくてですね、
主人公とその王子、まあ死んじゃってるんですけど、なんかまだ死んでないみたいな言い方もされてましたけど、
詳細はよくわかんないんですけど、主人公と王子が融合するという形で王子が復活するっていう展開になるんですよ、
ね、これね、プレイされた方どう思いましたかね、これはね、まあ面白いっちゃ面白いのかなと思ったけど、
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正直ちょっと納得しがたいんですよね、この展開、不に落ちないっていうのはですよ、理由を言いますけど、
主人公が王子の心だったって、まあ俺は今言いましたけど、まあ作中でもそういう説明がされるんですけど、
正直そうは思えないんですよ、俺ちょっと本当にそうって思ってて、っていうのは主人公を導いた存在、
まあこれね、正体的にはもう明らかなんですけど、王子の母親なんですよね、
で、主人公がなんかいろんな局面でちょいちょい頭の中に謎の声がするんですけど、
まあその声の正体が主人公の母親だったってことなんですね、主人公じゃない、王子の母親だったってことなんですけど、
彼女が主人公に真実を告げるシーンがありました、そこでなんていうかというと、主人公に対してあなたは私が生み出した存在だって言うんですよ、
続けてこうも言うんです、王子が幻想小説を読んで空想した理想の人物像、それがあなただ、つまりそれが主人公だっていうふうに言いますと、
これどういうことかっていうと、まあ王子がそもそも幻想小説という小説を読んでたわけですね、でその小説は今は主人公が持ってるんですけど、
でその小説の中に出てくる世界、それを旅をしている、要するにフィクション、創造の世界を旅をしているキャラクターとして王子が空想した存在が主人公だったと、そういうことらしいんですよ、
でこれ、自分で例えば小説とか漫画とかなんか書いたり、もしくは脳内で考えたりとかしたことがある方いらっしゃいますかね、いるんじゃないのかな、いると思うんですけど、
まあそうじゃない方もちょっと想像してみてほしいんですけど、オリジナル作品であれ二次創作であれ、頭の中で自分が作り出した登場人物、キャラクターですね、そういう存在が主人公だったってことですよね、これね。
まあちょっと違うけど似たようなものに例えると、いわゆるイマジナリーフレンドっていうものがありますよね、よく小さい子供が自分の想像上の、空想上の友達としてあるキャラクターを頭の中で作って、その存在と会話したりするみたいな、そういうのがあるじゃないですか、あれ。あれ的なものが主人公だったと。
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これね、どうなの、実に俺が引っかかるのは王子が想像した、空想したキャラクターって王子とイコールですかっていう話ですよ。違うよね、俺は絶対違うと思うんですけど、まあこれは人によって考え方はね、変わってくるのかもしれないですけど、
王子が想像したもの、生み出したもの、そういうキャラクターは王子そのものではないよね、明らかに。どちらかといえば親子の関係に近いんじゃないかなと思うんですけどね。
王子が本を読みながら空想したキャラクター、それが自我を持った状態で自分の元に帰ってきて、王子に対して言うわけでしょ、要するに僕は王子だから、君と融合しますと。そんなセリフないですけどね、作中にゲームの中でそんなのないですけど、でも展開としてはこういうことですよね。
これどうなんですかね、もう俺には立派なホラー映画に見えるんですけど、ホラーですよね、だって例えば俺がね、何かこういろんな物語をね考えて、そこで主人公として想像したキャラクターが勝手に話し始めて、いやもう君もう死んじゃってるから、これから僕があなたとしてこれから生活していくよみたいな、
そういうふうに思えるんですけど、どうなんでしょう、ホラーだと思うんですけどね。しかもその融合後はそれまでの主人公と何ら変わらないように見えるわけですよ、ゲームをやってる分には、俺としてはね。
分かんないですよ、設定上はこの人格とか記憶とかがね、その主人公の部分と元々の王子の部分がこうそれぞれ融合、ちゃんと記憶も混じり合って時間も混じり合って、時間じゃない、人格も混じり合ってるのかもしれないんですけど、そのあたりちょっとはっきり説明はないので、俺には分かんないんですけど、どちらにしてもホラーですよ、もう俺にはホラーにしか思えない。
王子にしてみれば自分が空想したキャラクターに自分自身を乗っ取られるみたいな話でしょ。体だけじゃなくて心とかその存在としても取って変わられるっていう話でしかないじゃないですか。
なのにゲーム内ではみんななんかね、王子が生き返った、わー良かったね良かったねーって言ってるんですよ。こんなことあるか?って。ちょっとね、俺どうしても納得できないんですよね。
なんかね、王子がかわいそうじゃないですか、これ。ずっと小さい頃に呪いにかけられてずっと寝たきりで、やっと呪いが解かれた。やっと自由に体が動くようになったと思ったら、やっぱりまた殺されちゃって。
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で、なんとかなんか生き返るかもしれないみたいなことになったけど、結局その自分が想像したキャラクター、別人格に体を乗っ取られるっていうのは、なんか不憫すぎるんですよね。不憫すぎて、え、ここ何?何なの?これ誰も王子のこと気にかけてなくない?って。
王子そのものの王子という人格、ずっと寝たきりで横たわっていた彼自身のことを誰も心配してなくない?って。
あと不満なのは王子の名前ですね。王子の名前が一切ゲーム中に出てこないんですよね。ずっと王子は王子としてしか呼ばれない。これが白車をかけて、より王子をかわいそうな印象にさせてる気がするんですけど、少なくとも俺はそう思っちゃうんですけど。
名前ないんかと。最後、エンディングまで見た方はわかると思うんですけど、最後主人公王様になるわけじゃないですか。だから王子だからですよね。王子だし、最終的にはルイを倒したわけだから、王になる人物としては主人公イコール王子しかありえないんですけど。
そこでね、王の名前が表示されるんですよ。見聞録っていうのがあるって、以前喋ったと思うんですけど、要するにワード帳ですね。専門用を説明する機能ですね。そこに〇〇一世っていう形で、要するに即位した、即位っていうのかな。まあまあ王様になった主人公の記事が追加されるんですよね。見聞録に。
それ、主人公の名前になってるんですよ。王子の名前じゃないんですよ。だから王子の名前最後までわかんないんですよ。主人公の名前、要するにプレイヤーが主人公に対してつけた名前が表示されて、そこの下に一世ってつく、だから〇〇一世。それさあって。いいのこれで。
わかりますよ。突っ込むだけ野暮な部分だと思うんだけど。でもね、やっぱちょっと気になる。最悪、主人公の名前と王子の名前は一緒だったっていう。そういう可能性もあるっちゃありますけど。でもね、なんか気持ち悪いな。気持ち悪さがそこで俺のマックスになった感じなんですけど。
だってね、そもそも主人公と王子の名前が同じなんだって言われば、ヒルケンベルグとかなんかが絶対言及するでしょ。あんな王子大好き、殿下大好き記事が。君はそういう名前なのか、王子と同じ名前だなみたいな。
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そんなこと言ったらネタバレになっちゃうから、そんなセリフ入れねえよっていうね、開発者のあれがあるんだろうと思いますけど。なんかね、モヤモヤすんなっていうのはやっぱありますね。
名前はともかくとしても、なんか王子がちょっとね、本当にないがしろにされてる感がちょっとするんですよね。
例えばですよ、また別の作品の話になりますけど、ブレスオブザワイルドあるじゃないですか、ゼルダの伝説ですよね。ゼルダですよ、ゼルダ姫。リンクの助けを待ってるお姫様じゃないですか、はっきり言ってしまえば。
でもそれだけじゃなかったじゃないですか、ブレワイでのゼルダ姫って。それまでのゼルダの伝説、俺ね、ゼルダの伝説あんまりやってないからね、わかんないんだけど、ゲームにおいて助けを待ってるお姫様なんて、そんなにね、ぶっちゃけキャラを描かなくてもいいじゃないですか。はっきり言ってしまえばね、申し訳ないですけど。
だって姫を助けることがゴールなわけでしょ。だからゴールとして存在さえすればいいっていうキャラクターなのはわかるんですよ、ゼルダ姫も。
なんですけど、ブレワイのゼルダはちゃんと人格がありますよね。それがほら、サイドストーリー的に思い出として描かれる。俺はあの演出大好きなんですけど。
それにゼルダ姫はちゃんと人格があって、自分の力がね、ちょっとこう、うまく使えないことについていろいろ悩んで悩んで、最終的に身を挺してガノンを100年間、100年間だってね、なんかずっと封印してるみたいな、そういうキャラクターとして描かれてましたよね、ゼルダはね。あれ良かったじゃないですか。助けてあげたいじゃないですか、ゼルダ姫。
なんですけど、メタファーの王子ですよ。毎日毎日日付が変わるたびに王子の姿がね、寝てる王子の姿が映るぐらいにアピールはされてるんですよ。
これ前も話しましたけど、日付が変わるときに王子の姿が出るグラフィックね、あれすごい格好良くて俺は大好きなんですけど、でも最終的にはなんか、結局主人公が王になるという物語にするための、なんかこう、空っぽの巨像というか器というか、別にこれは王子ではなくて、主人公が王になるための踏み台というか。
そういう存在にしかなってないんですよね、メタファーの王子は。なんかね、ちょっと愛がないなっていう。残念というか、やっぱり王子がかわいそうですよ。それに尽きるかなっていう。
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例えば、主人公が実は記憶をなくしていただけで、その正体が王子という展開、まあこれもベタですけどね。これだったら別に俺としては何とも思わなかったですよ。これはだったら、要するになくしていた自分を取り戻すみたいな物語になるわけじゃないですか。
だったら問題なかった。もしくは、寝ている王子こそが親友で、王子である主人公は自分を守る、例えば自分を守るために楓みたいな感じでね、自己的に自分の代わりに呪いの犠牲になってしまっていた平民である親友を助けるために旅をしていたみたいな。
まあこれもね、ベタっちゃベタだと思うんですけど、でもこれで普通にこれで良かったんじゃないかなって思うんですけど。いやベタな展開は、それはそれで盛り上がると思いますよ。だからまあ何度も言ってるように、俺は王道が好きなので、俺は別にダメじゃないと思うんですよ。
熱くないですか、そっちの方が。燃えません?王子が平民の親友を助けるために命をかけて旅している方が熱くないですかね。
まあまあね、こんなことは多分、俺ごときが想像しているんだから、まあ開発者も、もしくは世界中のいろんな人が同じことを考えているような、思うと思うんですけど。
でもね、やっぱり今の主人公がイマジナリーフレンドで王子と融合するっていう展開が最良だったのかなっていうと、ちょっとそれは気持ち悪いんだけどなあっていうのが正直なとこですね。
ただなんていうのかな、この展開、2つの人格が融合する展開っていうのは、これね、アトラスのいろんなゲームを今まで遊んでた方々だとちょっと思うところがあるんじゃないかなっていうのもあるんですよね。
今作、ほら、メタファーはいろんな作品、それこそメガテンもそうだし、ペルソナもそうだし、あと世界樹の迷宮とかからもいろんな要素を引っ張ってきてるじゃないですか。
引用してきてますよね、いろんな要素。あれ俺、そうそう、竜の、なんだっけ、宮殿だっけ、神殿だっけ。
あれ、あのダンジョンが世界樹だっていうのは全然気がつかなかったんですけど、ちょっと話に逸れて申し訳ないんですけど、そういう感じで、あらゆる要素がいろんなアトラスの過去作のオマージュ的なものだったりしてますよね。
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で、この2つの人口が融合する展開っていうのもオマージュなのかなとも思うんですよ。というのは、アバタールチューナーっていうタイトルを前もちょっとちらっとこのポッドキャストで名前出したかな。あれであるんですよね。
2つのキャラクター、2人のキャラクターが1つ融合して1人のキャラクターになるという展開があるんですよね。アバタールチューナーでね。で、あとそもそも誰かに人為的に作られた存在、AIとかね、そうそうそう、そういう存在が自我を持って独り立ちしていくみたいな展開。
これもアバタールチューナーにあるんですよ。で、ここだけ取り出すと若干この作の主人公にちょっと重なる部分がありますよね。王子の空想から生まれた、本来人間ではなかった存在が旅を通じて人間になっていくみたいな、そういう展開としてストーリーを捉えられなくもない。
これだけ取り出すと、俺は嫌いじゃないんですけど、ロボットが自我を持つ話とか、俺好きなんですよ。AIが自我を持つ話。
まあこれね、作品によっては映画とかでホラーな映画になることも多いですけど、でも自我を持って自分の意思で動いて、その結果誰かを助けるみたいな展開になったりすると、俺はちょっとね、ちょっと類戦が緩みがちなんで。
そういう物語としてメタファーを見ることもできなくはないんだけど、でもメタファーに関してはちょっとうまくいってないっていうかね。面白くない、面白いとは思えなかったかな。
だから、これが王子と主人公が融合するっていうのがアバタールチューナーオマージュなのかどうかは正直分かんないんですけど、それを意図してこうなったのか分かんないんですけど、にしては愛がないというか。
アバタールチューナーの時は双方のキャラクターでちゃんと同意がありましたからね。確か。なのに今回はなんかもう一方的じゃないですか。王子は全然、だってもう自分の意見なんか言えないみたいな状態だし。
それを勝手に主人公側が、なんかひどくない?やっぱりひどいと思います、これ。いくら考えても俺この要素を肯定するような理屈が思い浮かばないんですよ。ずっと考えてましたけど。
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こういうことを考えてるからね、ポッドキャラクターが喋り始めるのがすごい時間かかったっていう感じもありますけど。やっぱね、やっぱり良くないと思いますね。アバタールチューナーに失礼ですよ。サーフとセラに謝れってことですよ。
これに同意してくれる人がどれだけいるのかちょっとわかんないですけどね。
2つ目、モヤモヤポイント。盛大なモヤモヤポイントとしての2つ目なんですけど、ラスボス戦です。ちょっと前にも言いましたけど。
もう最初に言っちゃいますけど、このラスボス戦付近の展開は、もうね、ベタファリファンタジオの物語の中で、はっきり言って最低な部分でした。申し訳ない。好きな人は申し訳ないけど。一番楽しくなかったです。
全てが茶番にしか見えなくて、全然盛り上がらなかったんですよ。さっきエンディングはすごい良かったって言ってたじゃないですか。そう、エンディングは良かったんです。エンディングでだいぶ俺の心持ちは穏やかになりましたけど、このラスボスの部分に関してはもう本当に本当に腹立たしいみたいな気分でプレイしてましたね。
ここでいきなりどこがね、こうだったってぶちまけようかと思ったんですけど、もしプレイせずにこれを聞いているリスナーさんもいるかもしれないんで、ちょっとまたあらすじみたいなものを用意してみました。
また気取った文章を書いてみたので、ここでそれを紹介したいと思います。
ルイは王爵と自身の秘術を使い、これまで集めてきた不安を全国民に返すという。不安を制御し得る強い心を持った人であれば影響はないだろう。だが膨大な不安をまとめて返却された時、多くの人は暴走する。魔力が暴走した結果、人々は恐ろしい化け物に姿を変えるだろう。
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つまりルイは全国民を奮いにかけるつもりなのだ。それが彼の望む強いもののみが生き残る世界。王都の上空に存在する魔力で作られた空間、そこが最終決戦の地となった。
ルイは一旦は主人公と仲間たちに敗れるものの、凱旋車で空へと逃走する。それが王爵でさらなる魔力を集めるための時間稼ぎなのは明らかだった。主人公たちも凱旋車で後を追いたいところだが、彼らの凱旋車は損傷しており、すぐには離陸できない。そうする間にも彼らの周りには化け物が集結しつつある。
そこで仲間たちは主人公を先に凱旋車に乗せ、押し寄せる化け物の群れと戦う。そして、自らの身を犠牲にしつつも凱旋車を守りきり、主人公だけを乗せた凱旋車はルイを追うべく飛び立った。
ルイの凱旋車に追いつき、ついに退治する主人公とルイ。ルイは自身の魔法によって主人公を化け物へと変化させようとする。それは、いずれ全国民に対して使おうとしている秘術そのものだ。膨大な不安という魔力に襲われる主人公。
懸命に耐えるものの、ついに限界と判断したのか、主人公は自らの心臓を取り出し、握りつぶす。死の直前、彼は支援者、モアのいるアカデメイアと呼ばれる空間へと導かれる。
モアはこれまでずっと主人公たちの持つ力、アーキタイプの成長を支えてきた謎の大きい人物だ。モアは主人公を叱責する。私がいなければお前は死んでいた。もうルイに勝つ手段はない。もはやあの世界には救いがないのだと。
言葉の糸が飲み込めない主人公に、モアは衝撃的な言葉を放つ。あの世界は幻想で、私とお前がいるこの場所こそ、現実なのだ。
突然アカデメイアの壁が崩れ、そこには東京、渋谷の街並みのような光景が広がっていた。主人公、つまり王子が繰り返し読んできた幻想小説。その中に描かれていた、魔法も差別もない理想郷のような世界。それが今まさに目の前に広がっている。
ここが現実。モアはこの理想の世界で生きることを提案する。そして自分が前王ユトロダイウス5世の半身、つまり主人公の父親であることを明かす。主人公が王子の半身であったように、モアは先王の半身だったのだ。
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父の誘いを断固として拒否する主人公、力づくで止めようとするモア。結果、モアは敗北し、周囲の渋谷のような街並みは消え、元のアカデメイアの姿に戻る。モアはどんなに絶望的な状況にあっても諦めない主人公の決意を認め、最後の戦いに送り出す。
目覚める主人公。周りには生きていた仲間たち、そしてルイ。彼自身が握り潰した心臓も元に戻っている。
ルイは突然苦しみだし、やがて化け物へと姿を変える。何があっても諦めない主人公と仲間たちを前にして、ルイは不安に飲み込まれ、暴走したのだ。化け物となったルイと主人公たちは激しい戦いを繰り返す。
長い戦いの末、主人公はキングのアーキタイプに目覚める。満身創痍のかつてルイだった化け物が最後の力で主人公に襲いかかり、叫ぶ。
幻想など、まやかしだ。
キングのアーキタイプがフルーケンにより、真っ二つにされたルイは断末魔と共に崩れ落ちていく。
こうして、ユークロニア連合王国は新しい王を迎えることになりましたとさ。
読んでもらったあらすじの中で、多少説明を放棄したような箇所はありましたけど、
あれはね、そのシーンを目の当たりにした俺の気持ちがね、戸惑いがそのまま含まれていると思ってください。
結局、え、何だったのって思ったってことは、俺もそう思ったってことですね。そういうことです。
で、まあちょっとね、要素が多い。このラスブスの部分だけで要素が多いんで、何から言っていいものかって感じなんですけど。
まあ一つ目、仲間は死にました。死んでませんが、もはやギャグだろっていう。
もうあの、茶番すぎて突っ込むの面倒なんで、さらっと行きたいんですけど、これ正直一番の手抜きシーンじゃないかって思えるんですけどね。
逃げたルイを追うために、外戦車を動かさないといけない。でも動かないっていう展開なんですよね。
で、そこで仲間たちが時間を稼いで、主人公だけ外戦車に乗せて、それでルイを追いかけるっていう。
よくある展開ですよ。あるいはなんていうのかな、ここは俺に任せて早く行けっていうやつですよ、仲間がね、いうやつ。
で、その早く行けって言った仲間は死んでしまうみたいな展開がよくあるじゃないですか、巷のいろんな物語でね。
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で、ここで本当にその仲間が死んでしまう場合もあるし、後で実は生きてましたって場合もありますよね。
で、メタファーでは後者ですと。
まあ別にそれ自体はダメじゃないんだけど、しらじらしくって、しらじらしすぎて。
だってこのシーンのもう数分後にしれっとまた全員出てくるんですよ、仲間全員が。もうこれギャグじゃん。
これはどういうつもりでこれ、感動してほしいのかな、何なのかなっていう戸惑いの方が俺は大きくてですね。
なんでこんな茶番が必要なのか俺にはちょっと正直よくわかんないんですよ、ぶっちゃけね。
で、そもそもなんですけど、この展開自体が俺には不自然に見えるんですよ。
ここもうちょっとうまく説明できるようなとこはわかんないんですけど、今言っちゃうんですけど、ルイの凱旋車が空を飛んで逃げました。
で、追いかけたいんだけどこっちの凱旋車、主人公たちの凱旋車はすぐには飛べません。
ちょっと壊れてるんでね、すぐには飛べません。
で、準備ができるまで時間を稼ぎます。
仲間たちがね、仲間たちが時間を稼ぎます。
これはまあわかります。
で、その後ルイの凱旋車がこちらの凱旋車に対して砲撃しようとしてます。
まあ大砲みたいなのでドーンと撃とうとしてますと。
で、撃たれたらこちらの凱旋車は当然飛べなくなっちゃいますよね。
撃って当たっちゃったらね、それはそうですよね。
だから仲間たちはアーキタイプに変身してルイの凱旋車に飛び移ると。
そして砲塔をぶっ壊す。
で、その時の爆風で仲間は飛ばされてしまって、仲間たちは遥かした地上の方へ落ちていくっていう展開なんですよ。
うん。
わかりますかね。ちょっとややこしいかもしれないんですけど、
ルイの凱旋車を追いかけるために自分たちの凱旋車は離陸準備をしてるんですよね。
空飛んで追いかけようとしてる。
そういう状況で仲間たちはアーキタイプの力で大ジャンプしてルイの凱旋車に飛び移って砲塔を壊してるんですよ。
あの、俺がモヤモヤしてる理由わかりますかね。
要するにルイの凱旋車はアーキタイプの力で飛び移る程度の距離しか離れてないんですよ。
ルイの凱旋車は飛んでるはずなんですけど、
飛び移ってるんですよ仲間たち。
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でも、そもそも仲間たちが守ってた凱旋車で主人公はルイの凱旋車を追いかけようとしてるんでしょ。
なんだこれ。
アーキタイプの力で飛び移れる程度の距離しか離れてないんだったら、
凱旋車を修理するより、アーキタイプの力でなんとかして飛び移る方法を考えた方がいいんじゃないって思いません?
凱旋車を離陸準備させる必要ありましたかっていう。
だからそもそも時間稼ぎって必要でしたっていう。
なんかね、そこまでの仲間たちをね、俺に任せて早く砲塔を壊して、
なんかバカバカしく思えるっていう。
アホっぽく見えませんかって。
他に何か方法あったんじゃないんですかねっていう気がするんですよね、俺ね。
なんかこういう自己犠牲の展開って、
俺がここに残る以外に解決方法がないっていう状況で、
その仲間自身がこう自己犠牲をして、
あれ、そんなにそこまで切羽詰まってなかったんじゃないみたいな、
想像ができてしまうような展開っていうのは、
なんか失敗してる気がするんですよ。
舞台作りとして、展開として。
ただ、プレイした方は分かってると思うんですけど、
俺がここに残る以外に解決方法がないっていう状況で、
その仲間自身がこう自己犠牲を申し出て戦うっていうのが盛り上がるのに、
だから、プレイした方は分かってると思うんですけど、
このストロール、仲間の名前ですけど、
ルイの外戦車に飛び移って砲塔をぶっこました仲間はね、
ストロールっていう名前の仲間なんですけど、
ストロールがルイの外戦車に飛び移るために、
2人の仲間が犠牲になってるんですよね。
だから、ストロールが単体でジャンプしても届かなかったんで、
他の仲間が手助けして、何とか飛び移らせるっていう展開にはなってるんですよ。
だから、多少離れてるんでしょう?離れてるんでしょうけど、
それでも、やっぱりなんかちょっと俺は、なんかもやもやすんですけどね。
俺だけですかね。あのシーンですげえもやもやしたんだけど、
みんな何とも思わなかったかな。
例えばですよ、アーキタイプにはガンナーっていうものもあるわけじゃないですか。
ガンナーって、元の名の通り大砲みたいなのを持ったアーキタイプの力なんですよね。
遠距離攻撃が得意なアーキタイプじゃないですか。
だから、それで何とかするとかさ、なんかそんなに離れてないじゃん、やっぱり。
なんかあったんじゃないの?って俺思っちゃうんですけどね。
本来はアーキタイプでももうどうしようもない。
外戦車じゃないと無理だ。
外戦車が飛ばないともうルイは追いかけられないっていう、
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もうどうしようもなく納得できる状況を映像で見せないと、
印象付けないとダメだと思うんですよ、プレイヤーに対して。
それで仲間が自己規制の中で散っていくみたいな、
展開にならないとダメだと思うし、
何より、この数分後には仲間たちはシレッと出てくるわけですよ。
何だろうね、この自己規制の展開もうまくいってないし、
そこに持ってく展開もうまくいってないし、
何もかもがつまらないんですよね、ここ。
しらけるっていうか茶番にしか、茶番オブ茶番にしか見れないっていうのは、
大変残念なんですよね。
ここで感動する人いたのかな?
俺はメタファーを遊んでて、マックスで不機嫌になりました、ここ。
好きな作品ではあるけどね。
作品全体をこんなのクソゲーだなんてとかは思いませんけど、
はぁ?って。だって最後の最後一番盛り上がるシーンで、
こんな茶番を見せられて、
何が面白いんだっていうふうにちょっと思っちゃいましたね。
でも、意図はわかりますよ。
ストーリーというか、展開の意図としては。
というのは、この後、主人公とルイが1対1で会議する。
要するに面と向き合うみたいな展開にするために、
仲間を一時的に引き離す必要があって、
だから、分かるけど、仲間たちを引き離したかったんだな。
主人公とそれ以外の仲間たちを別行動ということにさせたかったっていうのは分かるんだけど、
うまくいってないよね。
まあね、いろんな事情があってそうなったんだと思うんだけど。
例えば、何だろうな。
例えば、ユーファーに龍神様、ドラゴンを召喚してもらって、
主人公だけドラゴンに乗せて、
それでルイの凱旋車を追いかけるとか、
そういうのもありだったんじゃないかな。
なんかちょっとユーファーが、
ユーファーが、
ユーファーが、
ユーファーも一緒に乗ろうとするけど、
それはちょっと、化け物に邪魔されて乗れなくてみたいな。
そういうのは、いろいろ見せ方次第かなとは思うんですけど、
まあでもそれはあれか。
ドラゴンをアニメで動かそうとすると、
いろいろコスト的にあれなのかもしれないな。
いろんな別の問題もあるのかもしれないし、
あとはそうか。
凱旋車でルイの跡を追いかけるっていう展開にしないと、
ニューラス、
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凱旋車を整備、もしくはパイロットですね、
操縦を担当している仲間がニューラスっていうのがいますけど、
ニューラスも犠牲になった風な演出をさせたかったっていうのもあるかもしれない。
そういうのもあるかもしれない。
ニューラスも犠牲になった風な演出をさせたかったっていうのもあるんでしょうね、おそらくね。
でもあれも本当に茶番だったよね。
あんなの本当にない方がいいと思うけど、
ニューラスがあそこで死亡フラグみたいなセリフを、
しらちらしいセリフを、ありがとうなみたいなね、
井上和彦さんがいい声で言い寄せてましたけど、
あれも本当に茶番でしかなかった。
ちょっと若干怒りが入ってきますけど、
本当にこの部分に関してはムナクソ悪いっていうか、
いやらしい脚本だなとしか思わなかったんですけど、
しょうがない、いろんな事情があってそうなったんでしょう。
あのイベントだってアニメで表現されてますからね。
アニメパートを制作会社に頼んじゃったら今更なしにもできないとか、
そういうのもあるだろうし、
そういう作り手側の事情はもう知りませんよ。
つまんなかったです、この部分に関しては。
まあいいか、それはね。
じゃあ次、まだあります。
心臓を握り潰しちゃダメだろう。
諦めたらそこで試合終了だろう。
何のことかというと、さっきのあらすじの中にもあったんですが、
これも残念なサプライズ展開の一つですけど、
さっきの茶番の仲間の自己犠牲展開の後にあります。
ルイと王子一対一の最絶みたいなシーンがあるんですよね。
そこで主人公がルイの魔法によって化け物にされちゃう展開です。
化け物っていうのはいわゆる人間ってやつですね。
もうちょっと人間って言うといらしいので化け物って言っちゃいますけど。
その化け物にされちゃう大変っていう時に、
化け物になる直前で主人公は自分で自分の心臓を取り出して握り潰すと。
まあ、自殺ですよ。
はっきり言ってしまえば自殺です、これ。
これもね、個人的にはあまりに行き当たりばったりな話運びに思えて、
はあ?って思っちゃったんですけどね。
どうでしたかね、皆さんは。
この時の主人公は何を考えてるんでしょうね。
何を考えて心臓を握り潰したんでしょう。
結果としてこの後、モアっていう人物に助けられてはいますけど、
それを考慮した上で心臓を握り潰したとはちょっと、
これを考慮した上で心臓を握り潰したとはちょっと正直覚えないんですよね。
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まあ、俺がこのシーン何が気に食わないかっていうと、
これね、プレイした人ならもうじゅうじゅう承知してるとこだと思うんですけど、
この主人公がルイに魔法で化け物にされる展開って2回目なんですよ。
ですよね。以前も同じ魔法を食らって化け物になってるんですよね、その時は。
なってんですよ。
なってんの。何回言ってんだったんでしょうけど。
俺が笑っちゃうところなんだけど、同じ魔法に2度も負けてんじゃねえよって俺は思っちゃったんですけどね。
お前主人公だろっていう。
情けないっていうかなんだろう。
こういう敵が以前と同じ技をまた出してくる。
でも成功した主人公にはもうそれは効かない。
同じ手が2度も通用すると思ってんのかみたいな、そういうのってド定番の展開じゃないですか。
それっぽいセリフをルイは言うんですよね。
2回目だからこの程度では効かぬかみたいなことをルイは言うんですけど、
でも最終的にルイがそこでさらに力をグッて、魔力をグッて込めたら、
主人公は負けちゃうんですよね。結局負けちゃうんですよ。
前回化け物になった時、化け物にされちゃった時、主人公ね。
その時は何とか自我を取り戻して人の姿に戻りましたよ。
あの時はお母さんの助けだったりとか、あと王子の助けがあって元に戻ったんですけど、
今回、心臓握り潰してんじゃん。自殺じゃん。
前より酷くなってるんですよ。
これかね。申し訳ないけどこの主人公全くかっこよくないですよね。
これまでだってストーリーのいろんな局面で、作戦考えるのはほとんどストロールであったでしょ。
さっき名前も出しましたけど、彼が参謀役みたいなことをポジションにいるんですけどね。
主人公はただ度胸だけがあって、人が良くて、たまたま王子に生まれただけ。
正直無能じゃねえかっていう、そういう感じが折れはしちゃうんですよね。
無能っていう言い方はちょっとひどいけど、でも能力がないわけじゃない。
無能であったとしても、見せ場でしょここって。
ここはさ、踏ん張って持ち前のクソ度胸を見せる場面だったんじゃないですかね。
だって王子みんなの命を背負ってるんですよ。世界をっていうか国を背負ってるんですよ。
しかも自分でそれを受け入れて、自分が止めるしかない、ルイを止めるのは自分しかいないんだっていう状況になってて、
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その覚悟の上であの場所にいるんですよね。一世一代の大勝負ですよ。
ここはさ、逃げちゃダメなシーンでしょこれ。
僕は初号機パイロット、怒り心地ですって叫ぶべき場面でしょ。男の戦いなシーンでしょここ。
戦って死ねよせめてっていうところなのに、なのに諦めてんじゃん。
心臓を握り潰してさ自分で。
それで助けられた後、モアに対しては言うんですよね。
諦めたくないとか、やり残したことがあるとか選択肢で出てきてますけど、
説得力ないですよ王子。あなたもう諦めてるから。諦めてるから。負けを認めてるからそれ。
なんでこんな情けないシナリオにしたのかなって。
で、わからなくもないですけど、ここで王子は負ける必要があるんですよ。
脚本の都合として。それはこの後の親子喧嘩シーンを入れるためでしょ。
モアと王子のバトルを入れたかったってことだと思うんですけど。
ってことは完全に脚本の都合で王子がかっこ悪いキャラクターになってるみたいに思うんですけどね。
これはなんか本当にムナクソ悪いんですけど。
さらに言うとこの後のモアと王子の親子喧嘩シーンね、
このシーンもこれはまるっといらないと思うんですよね。
ここもだって面白くないんだもん。
ここもだって面白くないんでしょ。
で、さらにこの後のこの後のお父さんとお母さんが、
これはまるっといらないと思うんですよね。
ここもだって面白くないんだもん。
ここね、ラストバトルこの周辺はね、
面白くない展開が連続して続くんですよ。
個人的には面白くない展開が
ホップ、ステップ、ジャンプして飛び出してきて
もうかなり困惑した部分なんですけど。
その次、次いきますけどね。
渋谷いらねえだろ。
もうこれね、そのままなんですけど。
次、主人公は心臓を握りつぶして自殺しましたと。
それで、モアというキャラクターが
主人公を異空間みたいな場所に呼び寄せることによって
何とかギリ命が助かるっていう展開なんですよね。
そこでモアが元の世界には戻るなというわけですよ。
戻ったら死んじゃうから。だって心臓を握りつぶしてるからね。
当然主人公は納得しないんですけど。
納得しないって言ってもね、お前は死んだんだろうって思うんだけど。
そこでモアが言うわけです。
あの世界は幻想だと、夢だと、幻だと。
今まで主人公、王子ですよね。
主人公が読んでいた幻想小説の世界がありますね。
その小説の中の世界こそが現実だという感じで。
48:05
その瞬間にアカデメイヤっていう場所だったんですけど、
それがパカッとセットが壊れるかのようにして
壁が本棚とかがね、周りにあったんですけどそれが崩れて
渋谷の街並みが現れるんですよね。
渋谷の交差点のど真ん中みたいなところに出るんですよ。
渋谷出しても面白くもなんともないですよねっていう。
俺が言いたいのはそこだけなんですけど。
いや面白かったこれ。面白くないです俺。
なんでかっていうと、作中で王子が読んでいる幻想小説っていうのがありましたね。
その小説の中で描かれている世界が我々、
別にこれを聞いているあなた、喋っている俺。
もういいよ、そういう茶話はいいよ。
我々が暮らしている現実、現代社会にそっくりだと。
小説の中で描かれている世界が現実の社会、
我々の現実社会にそっくりだっていう、
そういうフラグは物語の序盤から立てまくってたんですよね、
メタファーの中でね。
でも実はそうじゃないと。
メタファーの世界は我々のような世界の未来の姿だっていうことが、
これまでのストーリーの中でちゃんと描かれてるんですよね。
小説の中の世界が我々の世界を描いたものではなくて、
過去の世界をモデルとして描いてるっていうことが、
もうちゃんとそれまでのストーリーで描かれてるんです。
なのに今さら小説の中の世界が現実で、
今までいた世界が幻想なんだ、みたいなことをね、
モアが言うのはかなり苦しい。
苦しいというか、
この人ちょっとやべえ人だっていう印象しかないんですよ。
正直ね。
よく映画とかでね、
自分の周りの世界が作り物だったみたいな展開があるじゃないですか。
個人的にそういう作品をあれですよ、
箱庭物って呼んでるんですけど、
これ前も言ったっけ?
映画のマトリックスとかね、
キアヌ・リーブス主演のマトリックス史実とか、
あとはあれですよ、
このポッドキャスト的には前そんな話したじゃないですか、
あれですよ。
タイトルではないけど、あのゲームですよね。
だから、
ああいうのは俺好きだけど、
ああいう驚きは今回一切感じませんでしたよ。
51:03
だってテジナのタネを先に見せてるんだもん。
全然、びっくりはしましたけどね、渋谷が出てきて。
でも、それびっくりって言っても、
マジでっていうびっくりじゃなくて、
なんかこう、ああ、やりやがったっていう。
やりやがった。
タネが分かっているのに、
タネが知られていないと思って、
自信満々でそのテジナを披露しているマジシャンみたいな。
なんかそういう驚き。
ああ、やっちゃったよ。
やっちゃったよ、みたいな。
そういうびっくりはありましたけど、
いやもうちょっとね、寒いというかね。
そもそもなんですけど、
王子としてはどうでもいい問題じゃないですか。
自分が暮らしていた世界が幻想だとか、
こっちが現実だとか、
そんなの正直どうでもいい話だと思うんですよ、王子にとっては。
だって別に幻想だろう現実だろうが、
みんなが仲間とか他にもいろんな助けたい人たちがいる世界っていうのは、
あの世界なんだから。
あの世界が嘘とか現実かとか、
どうでもいいんですよ。
なのにそれとはなんか違う、
すっとんきょうな論点の外れた主張をモアがしてきて、
いやもう寒い、寒いわっていう。
そういう感じにしか思えないんですよね。
モアの言ってたセリフですよ。
小説の中の世界こそが現実で、
今まで言った世界は幻想だみたいなことを言うじゃないですか。
この言葉が誰に対して言ってる言葉って、
誰に対してのセリフなのって、
滅多な解釈にはなりますけど、
開発者がプレイヤーを驚かせるために言ってる言葉ですよね。
混乱させるために言ってますよね、これ明らかにね。
だから俺にはモアの言葉じゃなくて、
もう明確に開発者の言葉にしか聞こえないんですよ。
しかもその相手が主人公である、主人公というか王子ではなくて、
プレイヤーに対して言ってる。
完全に開発者がプレイヤーに対して言ってる言葉にしか思えなくて、
そこがまた気持ち悪いんですよね。
なんかこう、開発者側がいろんなサプライズを
プレイヤーに楽しんでもらおうとしてる、
そういう空回りした気持ちだけがこっちに伝わってきて、
なんかうわーっていう気分になりましたね、これね。
それはゲーム、メタファーに限らずですけど、
54:03
ゲームっていうのは開発者がプレイヤーに対して、
プレイヤーを楽しませようとして作ってるものじゃないですか。
当然ながら。
それはそうなんですけど、
作品の中でいろんなキャラクターがいろんなことを喋りますけど、
それもあって、元を立たせば開発者がプレイヤーに対して
言いたいことを言い換えて、コンバートして、
その結果出力されたもの、メッセージだったりはしますよ。
それはそうですよ。
全ての作品、メタファーという作品が開発者からプレイヤーに対して、
つまり俺に対して届けられるべくして作られたものだとは思うんですけど、
でもそれは作中のキャラクターであったり、
そのキャラクターの心情であったり、状況であったりとか、
そういうものにうまく重ねてこそ意味があるものだと思うんですよ。
作中のいわゆる感情移入というか、
作中のキャラクターとか物語を通してメッセージを受け取るからこそ、
我々は感動するんであって、
それが物語の力だと思うんですけど、
このモアのセリフに関しては、
キャラクターたちの状況とか気持ちとか、
そういうのをすっ飛ばして、
開発者が言いたい言葉が直接的にプレイヤーに投げられてる感じがして、
大変心地が悪いっていうところですかね。
これちょっとうまく伝わるかどうか分かんないんですけど。
だったら、こういうのだったら、
もうそのことをそこまでやるんだったら、
デッドプールみたいに素直に第4の壁をぶち壊すような発言をしてくれた方が、
まだ清々しいっていう感じですかね。
一応自分なりに考えてはみたんですよ。
なんでこんなシーンがあるのかっていう話ですね。
個人としてはここでモアを登場させる意味は、
意味はないっていうのが言い過ぎか、
ぶっちゃけ面白くはないと思ってます。
でも何か意味があるはずですよね、開発側としては。
ここでラスボス戦の直前に、
モアと王子の親子喧嘩を持ってきた意味はあるはずなんですけど、
それをいろいろ考えましたよ。
そう考えた時、
そもそもメタファーってどんな話だったかなっていう。
俺の解釈としては、
前回これまでずっと喋ってきたみたいにテーマがありましたよね、
メタファーの物語のあると思いますよ。
その中で諦めずに理想を貫くみたいな、
57:02
そういう物語でもあったと思うんですよ、メタファーってね。
具体的には、
主人公は差別のない世界、
弱者が強いたげられない世界の実現みたいなものを
目指して行動してるわけですよね。
そのためにルイとも戦ってる。
じゃあそういう目標を持った主人公が戦うべき相手っていうのは、
誰なのかっていう、
どういう存在なのかっていうことを考えたんですけど、
もちろん今言ったようにルイが敵ですよね。
ルイはじゃあどういう存在かっていうと、
世界を変えようとしている存在。
でもその世界がいいものではない、主人公にとってね。
いいものではない。
もしくはその世界を変える手段そのものに問題があるっていう存在。
これがルイですよね。
あとは今の世界、要するに
主人公は差別をなくそうとしているわけです。
でも差別はあって当然だ。
今の世界を維持しようとする存在が主人公の敵になりますよね。
今作でいうとそれは政教側の人々、フォーデンですよね。
この辺はさっきもローとカオスのところでしゃべったところではあるんですけど、
だから主人公と敵対するポジションになるのは当然のことなんですけど、
もう一つ敵対者として考えられる存在があって、
それが諦めている人。
諦めている人も主人公の敵、敵というか障害にはなり得るかなと思います。
つまりどういうことかというと、今の世界に不満はあります。
不満はあるんだけど、でもどうせ世界から差別なんてなくならない。
頑張ったって無駄なんだっていうふうに考えている存在ってことですね。
だからこれが主人公と対立する敵対者になり得る存在かなと思うんですよ。
ここに当たるのがモアなんだと思うんですよね。
実際モアは主人公に対して諦めろって言いますよね。
ルイには勝てないから諦めろって言うんですよ。
何をしても無駄なんだ、世界は変わらないんだっていう存在としての敵対者がモアなんで、
だからこういう存在も主人公の乗り越えるべき障害として表現したかった。
だからここで敵として出てきたっていうことなのかなと思うんですよ。
なんですけど、今じゃねえんじゃないかなって思う。
ルイに魔法で化け物にされかけて自殺した主人公と、それに諦めろって、
1:00:02
サトス、モアと、それでも諦めない主人公っていう流れ。
この展開自体はダメだとは思わないんですよ。
いいとは思うんだけど、ラストバトル前にやることじゃないと思うんですよ。
というか、主人公が自殺してる時点でこの話終わりだろって、
俺は思うんですけどそれはちょっと置いといて。
でもこのルイに化け物にされかけて、ルイに負けた主人公、
それでここで終わりですかみたいな、それでも諦めないみたいな、
これに近い流れってもうやってましたよね。
これに近い展開やってんですよ。
つまりさっき言った、主人公と王子が同化する、融合するっていう展開のところ、
あれってほぼこれの流れに近いでしょ。
プレイした方、今回のポッドキャストしか聞いてない人は分かんないかもしれないですけど、
プレイした方なら分かると思います。
主人公が王子と融合する展開ってその直前で同じようなことになってるわけですよ。
ルイに魔法で化け物にされかけて、それで方法の手で逃げ帰ったら王子が死んじゃってて、
もう手詰まりだみたいな、諦めますかみたいなことがあってっていう、
まさにあの展開をもう1回ここでやってるんですよ。
くどいっすよ。
これはさ、ちょっと。
だからなんかね、予想にいろいろあったんだと思うんですよ、開発側の事情が。
いろんな要素を盛り込もうとして、だから同じことをもう1回やっちゃってるだけなんだと思うんですけど、
いや、いらねえと思うんだけどな、俺切っちゃっていいんじゃないかな、これ。
っていう、ね。
だからその、主人公と王子が融合する時に、あの時にモアも登場させて、
そこでモアと戦うっていうのでも良かったんじゃないかな。
むしろそっちの方がスマートだったんじゃないかなと思うんですけどね。
どうなのかな。
ただ、あの部分は、主人公と王子が融合するっていう展開だけでもう1つ大ネタ持ってるじゃないですか。
大ネタ持ってるから、そこでモアと親子喧嘩みたいな、
もう1つの大ネタをそこで出しちゃうのはちょっともったいないみたいなことが、
ひょっとしたらあったのかもしれないけどわかんないけど、
でもなあ、俺はね、そこで、あそこに入れちゃえば良かったんじゃないかなってちょっと思うんだけどなあ。
同じことまだやってんだもん。
面白くないよ。
面白くないよってなんかすげえ素で言ってるけど。
やっぱ俺は良くないと思うけどなあ。
俺としては何回も言ってるように、同じ魔法を2度も喰らって、
1:03:01
しかもまた負けるみたいな、そういう主人公の姿をかっこいいとは美大地思わないよねって思っちゃったんですけどね。
そんな感じですかね。
あ、そうそう、あと、モア。モアですよ、モア。
モアって何だったんだって話ですよね。
そこもちょっと気になってて、それもあれこれ考えてみたんですけど、
これもプレイした人ならある程度わかってると思うんですけど、
モア、要は王様、前王ですね。だから王子のお父さん。
前王、パパ王。パパ王って言い方どうなんだ。
パパ王が生み出した存在みたいなことなんですよ。
王子にとってのイマジナリーフレンドが主人公でしたよね。
それが融合したわけですけど。
だからパパ王にとってのイマジナリーフレンド、理想の姿みたいなことなのかなが、
モアだったっていうオチになってるんですよね、これね。
これ自体はダメじゃないと思うんです。
ダメっていうか、いいとは思うんですけど、
なんでモアっていう存在が生まれたのかっていうところがまたちょっと、
一つ要素として、気になるところとしてあるんですよね。
王子にとっての主人公は寝たきりの主人公が動けないし、
動けないから自分の代わりに動くキャラクターを創造したみたいなことですよね。
小説の中とはいえ。
だからある種、王子の理想の姿っていうこともできなくはない。
じゃあモアは何の理想なのかって話だ。
先代の王は何の理想として、何を理想としてモアを生み出したのか。
王様自体は、作中ではダメ王みたいな感じで描かれますよね。
何もやる気がない、無気力症に陥った王様みたいな感じで描かれるんですけど、
実際、理想を諦めた存在として描かれてますよね。
要するに若い時はいろいろこんな世の中おかしいって思ってちょっといろいろやろうとしたけど、
現実のいろんなしがらみに絡めとられて、
それがもうやる気なくなっちゃった、心が折れちゃったみたいな存在として描かれてはいますが、
俺は完全に諦めたわけではないと思ってます、王様自身はね。
完全に絶望していたら、要するに世の中は変えられないみたいな感じで、
完全に絶望していたなら、そもそも王の選挙魔法なんて用意しなかったでしょ。
1:06:03
ずっと絶望しきっていたのなら、そんな準備はしなかったはず。
だから自分は無理だったけど、次の世代にバトンを渡すくらいの、それくらいの希望は持ってたんですよね。
じゃあモアって何の理想像として生まれたのかっていうところなんですけど、
多分俺の想像でしかないんですけど、
パパ王はですね、ずっと書斎に引きこもりたかったんでしょう。
ぶっちゃけ。そういうことですよね、おそらくね。
引きこもりたかったんですよ。
王様辞めて、ずっと書斎にこもって、魔法の研究してたかったんですよね、きっと。
そういう意味での理想の姿がモアなんじゃないかなって思いますよ。
でもそう考えるとちょっとおかしいんだけどね。
モアはなんか遊兵されたって言って、若干外に出たがってるから、
そこで多分俺の解釈は間違ってるのかもしれないんだけど、
でもそう考えるのが俺はしっくりくるんだよな、モアの生まれた理由として。
モアという存在が作り出された理由として。
だからいわゆる王子にとっての主人公はポジティブな意味での理想の姿だったんですよね。
外に出たい、動きたい、旅をしたいみたいなポジティブな意味での理想の姿。
で、パパ王にとってのモアはネガティブな意味での理想の姿。
要するに現実逃避したいという意味での理想の姿だったんじゃないかなと俺は思ってます。
だとするとやっぱりこのモアは現実逃避なわけだから、王子としては対立するんですよね。
王子は諦めない、要するに現実からは逃げない、現実に対抗するための存在としての理想の姿が主人公だったわけだから、
現実から逃げるための理想の姿であるモアとはやっぱり対立する必要があると。
だから王子とモアが戦うっていう展開はやっぱり必然だったと思うんですよ。
だからそれ自体は否定はしない。あって叱るべきだと思うんですよね。
なんだけどやっぱりタイミングと場所が違ったのかな。
ラスボス直前のあそこで入れるべきものではなかったんじゃないかなというのが俺の考えですかね。
そんなとこかな。
やっぱり俺の結論としては、モアと王子の対決も必要だったのかなとは思うんだけど、
やっぱり渋谷の街並みは完全にいらないもんだったと思う。
1:09:03
ダソクオブダソクだったと思いますよ。
終盤にモアがピンチになって助けに来るっていう展開も、それ自体は悪くはないと思うんですけど、
ああいう変なサプライズを入れずに、主人公が自殺するっていう形であの世界に行くじゃなくて、
もっとポジティブな展開、ポジティブな行動をした結果、それがうまくいかなくって、
最終一時退避としてアカデメイア、そのモアのいる場所に退避する、逃げるみたいな展開にしておけば、
俺がこんなにモヤモヤすることはなかったんですけど、
いろいろと俺としては負に落ちない演出というかでしたかね。
なんですかね。
まあ、そのとこかな。またちょっと気分が落ちてきちゃったな。
はい、じゃあもういいや。次行きましょうか。
ルイが解釈違いなんですわ。
これね、ただのプレイヤーというか消費する側でいる私というか俺が原作に対して解釈違いっていうのは、
お前それは何なんだって話なんですけど、あるキャラについてファン同士が解釈が変わってくるっていうのはありがちだと思うんですけど、
原点そのものに対して解釈違いっていうのは何か違うだろうって思うんですけど、それは承知で言わせていただきます。
ルイの解釈違うんですわ。俺の解釈と違うんです。
これね、どういうことかっていうと、さっき何度も繰り返してますけど、
終盤ね、心臓を握り潰した主人公があれやこれやで生き返りましたと。
それを見てルイが不安になっちゃうんですよ。
今作ね、極度に不安になった人はそれが暴走してしまって、結果化け物になると。
そういう世界設定ですから、ルイが化け物になっちゃうんですよね。
その化け物になったルイと主人公たちが戦闘になるっていう流れなんです。
ここはね、俺としてはちょっと物言いがつくんですよ。解釈違いなんですよ。
何かっていうと、ルイは不安にならねえ。
俺は思うんですけど、思いませんかね。
だって10年以上、最初は一人だったと思いますよ、ルイ。
一人で革命を志してずっと戦ってきたんですよ、ルイね。
で、徐々に徐々に仲間が増えていったんだと思うんですけど、わからないですけどね、実際は。
1:12:04
で、しかもその革命はもうすぐ達成するんですよ、成功するんですよ。
で、それに必要な道具、王爵も持ってます。
何でここで不安になるのっていう。
思いません?
だって主人公、生き返っただけじゃん。
はっきり言ってしまえば。
だって今までずっと一人で何回も叩きのめしてるじゃん、仲間たち。
なんならルイだって以前ほぼ死んでる状態から復活したじゃん。
あれはゾルバっていう仲間の助けもあってのことだと思いますけど、同じだよ。
なんで不安になるんだよ。おかしいでしょ。
この展開は全く納得できてないんですね、これね。
ルイが何を恐れたのかな。
そこをもうちょっと納得できる理由付けというか表現をしてほしかったんですけど、これなんだろう。
皆さんなんかお分かりですかね。
俺が鈍感なだけですかね。
一応あのカットシーンを見る限りは、諦めない主人公っていうのを見て不安になったみたいなことを
俺はそういうふうに描いてるように見えたんですけど、
でも諦めないっていう意味ではルイも同じじゃないですか。
なんでそこで不安になって。
しかも人間というか化け物になるくらいまで不安になってるんですよ。
だから主人公が生き返ったことに対して恐れたというか不安になったんじゃなくて、
例えばその仲間たちの絆というか、信頼関係を恐れたとか。
ちょいちょい序盤でね、これはモアのセリフだったかな。
孤立した英雄は異端者に過ぎないなんて、この言葉すごいかっこいいと思うんですけど、
そういう言葉が出てきたりしたじゃないですか。
だから逆にその時点でのルイは孤立した英雄になっちゃってるとも言えるわけじゃないですかね。
だからそれを思ってそういう理由で不安になったのかなみたいなことも考えられなくもないんですけど、
でもルイには仲間いましたしね、ゾルバとかね、それこそマグナス兄弟とかも仲間だったし、
支持者もいっぱいいたじゃないですか。
やっぱりちょっと納得しづらいものがあるんですよ。
だってルイって作中、メタファーという作品の中で一番メンタル強いキャラクターですよね、描かれ方として。
本当は悩んでたみたいなこと言われちゃえばそうだったのかもしれない、わからないですけど、
少なくとも方から見ているプレイヤーとしての我々からすれば、メンタル強すぎて怖いわみたいな、それぐらいのキャラクターですよね。
1:15:02
理由があれば自分の仲間でも躊躇なく殺すっていう、そういうやつですよ。
もっとルイが不安になる理由をもうちょっと納得できるものにしてほしい、これは思うんですけどね。
何だろうね、なんかね説得力が足りないんですよ。
だから結論として、俺のルイはですね、あんなことで不安にならないので、ラストバトルは無効です。
やり直しを要求しますっていう、それぐらいなんですよ。
もうちょっと仕切り直してくれ、午前立てからやり直してくれって感じなんですけど。
あともう一つ解釈違いがあって、最後の最後、ルイが最後の力でね、もうほとんどやけっぱちみたいな状態になるじゃないですか。
主人公たちに負けちゃって、最後の力で主人公に襲いかかる時に叫ぶんですよね、ある言葉を。
それが、「幻想などまやかしだ!」って言うわけですよ、ルイがね。意義ありですよ。
意義ありですよ。こんなの意義ありに決まってんじゃないですか、こんなの。
だってですよ、この作品の中で、何だろうな、現実の対義語として幻想という言葉が使われてるんですよ。
そういう意味では間違いなくルイは自分の幻想を信じて信じて信じ続けて、あと少しでその現実になるところまで行ったんですよ。
自分が持ってた幻想が、現実になるもう少しのところまで行った、そんな人間がですよ。
幻想などまやかしだなんて言葉を吐くわけねえだろって話なんですよね。
解釈違いにも程があるよ。なんだよそれ、冒涜だよお前。
何言わせてんのアトラスさんっていうぐらいの言葉でしたね、あれね。
はあ?って声出たからね、本当に。
あのシーン見たとき、俺普通にコントローラー持って、はあ?って。
ないわそれは、それはないわっていう。
あのこれ、さっきの話に関係することですけど、このセリフを言うべきはモアでしょう、やっぱり。
ルイじゃないんでしょう。
現実に対して理想を諦めてしまったキャラクターが、まだ諦めてない主人公に対して、幻想なんてまやかしだって言うのが筋でしょう。
これならしっくりくるんですけど、ルイは言わないよね、幻想などまやかしだなんてこと。
もうこれ、だからこれもさっきも言ったみたいに、開発者のお気持ちがだら漏れしてるセリフですよ。
開発者がプレイヤーに対して、これがテーマです。
テーマですっていうか、テーマのアンチ的な意見ですみたいな、お気持ち表明としてこれを言ってるんでしょう、これ明らかに。
だからルイの言葉じゃないんですよ、これ。
1:18:01
いやもうちょっとね、ちょっとだからなんだろうな。
開発者がルイに対して、俺の書いた脚本通りのセリフを言えばいいんだよと。
そう言ってるふうにしか、俺には思えないんですよ、ルイが。
いや監督、この場面で私こんなこと思ってないと思うんですけどね。
いやまあまあルイちゃん、ルイちゃん、気持ちはわかるけど、
ここは監督の俺の言うことを聞いて、ここラストだから。
ラストだから、バーンと作品テーマを決め台詞的にガーンと言っておかないと、閉まらないでしょ。
だからお願いお願いお願いみたいな感じで、監督がそこまで言うんでしたら。
でしょ、どんどん決めちゃって決めちゃってルイちゃん、よろしくよろしくみたいな、
そういう舞台裏の楽屋の会話が聞こえてきそうなくらい気持ち悪いんですよ。
あのなんでしょうね、このルイが監督に対して忖度をしているみたいな。
作品の秩序、物語の秩序を優先しているみたいなね、ルイがね。
お前それカオスじゃなくてローの人間の考え方なんじゃねえのかお前、お前フォーデになったのかよみたいなね。
そういう感じすらするんですけど、なんですかね。
でもね、まあまあ百歩譲って、百歩譲ってっていうのはあれだけど、
ルイが幻想なんてまやかしだっていうセリフを言うとしたら、言うとしたらなんでしょうっていう。
監督が言わせた言葉じゃなくて、じゃあルイがどうしてもあの言葉を言うとなったら、
どういう意味かっていうことをあえて考えますけど、
ちょっと厳密に言うとその幻想っていう言葉の定義がちょっと変わってくるというか、
俺の中の定義とそもそもこのメタファーという作品の中での幻想という言葉の定義がちょっと違うんですよね。
この作品の中で幻想っていう言葉は理想とか夢とか、
だからフィクション、虚構っていった意味で使われてるんですよ。
ちょっと話が変わっちゃったようで申し訳ないんですけど、もうちょっと我慢してください。
なんですけど、開発側の言葉として、開発側というかメタファーの中での使われ方として、
幻想という言葉の前に正しいとか良いとか、
そういう就職語がついてるような気がするんですよ。
だからメタファーの中で幻想という言葉が使われる場合、それは正しい理想とか良い理想とか、
1:21:02
綺麗な理想、正しい夢、良い夢、正しい虚構、良い虚構みたいな、
そういう意味で幻想という言葉が使われているように思います。
これどういうことかというと、正しい理想は存在していい理想。
正しい幻想、綺麗な幻想は存在していい。
でも正しくない理想、正しくない幻想はあってはならないみたいな意味になりませんかっていう感じなんですよ。
だからルイが最後に言った幻想などをまやかしたっていう言葉は、
おそらく良い理想、綺麗な幻想、だから綺麗事って言ってもいいかもしれない。
綺麗事、お前の思っているようなことは綺麗事だ。
綺麗事なんてもうまやかしにしか過ぎないっていう意味でルイはそういう言葉を発したのかな。
だから単純に主人公が思っている、お前の幻想はまやかしだっていう風な意味として、
受け取ろうと思えば受け取れるんでしょうね、でしょうねとは思うんですけど、
でもね、やっぱりあのシーンで幻想などまやかしだって言われて、
そういう解釈をとっさに俺はできなかったというか、
やっぱ真逆の意味に聞こえるな。
やっぱり幻想を追い求めることは無駄なんだっていう、
すい違いな言葉をルイが言ってるようにしか聞こえないっていうのはちょっとあったかな。
まあ好意的に考えれば、さっき言ったみたいに、
綺麗事なんてまやかしだ。
主人公が持っているお前の幻想はまやかしだみたいな、
そういう風に捉えられなくもないっていう感じですかね。
好意的に解釈すれば。
でもなあ。
まあそんな感じですかね。
はい。
えーっと。
まあなんかずいぶん長くしゃべっちゃったんで、
そろそろ、
まあ締めに入りたいんですけど、
まあこんなことかな、
だいたい、
ストーリーについて言いたいのは、
細かいこともまだ色々、
本当はちょっとあるんですけど、
あとまあちょっと余談、
余談ばっかりだけど、
さっき考えてたことがあるんですけど、
メタファーで使われている幻想という言葉の前には、
正しいとか、
綺麗なとか、
まあそういう、
なんだ、
また言いなくなってる。
就職が省略されてるって話をしたじゃないですか、今ね。
本来、幻想という言葉には、
1:24:02
まあそういうのはつかないと思いますよ。
でもなんだろうな、
なんかね、
イワンとしていることは分かるんですけど、
つまり、
良くないことを考えるのは良くない、
ということですね。
正しい幻想とか、
綺麗な幻想、
綺麗な理想、
綺麗な夢、
まあそういうものは良いと。
汚い夢とか、
良くない夢、
良くない理想は良くないって、
まあまあそれはそうなんでしょうけど、
正直考えるのは自由じゃないですか。
特にゲームなんてそういう面あるんでしょう?
GTAとか、
犯罪するのが目的みたいなゲームじゃないですか。
ごめんなさい、俺ね、
GTAやったことないんで、
間違ってたらごめんなさいなんですけど。
俺が好きなゲームで言うと、
サイバーパンク2077とかね、
あんなのね、
犯罪しまくりのゲームじゃないですか。
犯罪者ロールプレイみたいな部分があるじゃないですか。
だから何を考えても自由なはずなんですよ。
ゲームの中では何をしても自由とも言える。
でも現実でそれをやっちゃいけないっていう、
これが当然というか普通なんじゃないかなって思います。
なんだけど、
メタファーの作品というか、
メタファーが言ってることは、
なんかね、
正しい幻想は尊重されるべき、
でも良くない幻想は
叩き潰されて当然みたいな、
なんかね、
そもそも良くない幻想は幻想とは呼ばないみたいな、
定義の部分でそういうのを弾いてるっていうか、
なんかちょっと気持ち悪いのを、
トーンを感じるんですよ。
ルイはね、
ルイがなんかセリフで言ってましたよね。
私もかつては夢があった。
で、
ジュナが言いましたよね。
ルイはもう夢を持てなくなった人だって言いましたよね。
だからもうこのセリフはそもそもそうじゃないですか。
良くない夢は夢とは呼ばないんですよ。
でも、
俺から見ればルイは、
世界をぶっ壊して作り直すという夢を持ってたんですよ。
そういう幻想を持っている人間なのに、
それを幻想とは呼ばないんですよね、
メタファーの物語の中では。
これが本当に気持ち悪い。
若干、
ごめんなさいね荒探しというか、
なん癖つけてるよまたこいつって思ってるかもしれないけど、
でもこれはちょっと本当に正直本当にそう思うんですよ。
一応言っておきますけど、
ルイがやろうとしてたことに賛同してるわけじゃないですよ、絶対に。
そんなことはないんですけど、
でも彼は彼にとっての目的を達成しようとしたわけです。
彼にとっての夢を追いかけてたのに、
それは夢ではないっていう風に、
定義の部分で全否定しちゃってるような物語になってる気がして、
1:27:03
嫌なんですよね。
俺は別にそれはそれでいいんじゃないって。
ルイの夢も、
それも夢ですよ、幻想でいいんじゃないかな、
そう呼んでいいんじゃないかな。
だから夢や幻想そのものが問題なんじゃなくて、
その夢とか幻想に基づいて行動した結果は、
当然問題になり得るでしょう、第三者にとってね。
そういう描き方だったらいいと思うんですけど、
でもメタファーは作品という作品テーマとして、
幻想というものを肯定したいんですよね、おそらく。
肯定するからには、
善なるものでないとまずいって思ったんじゃないかな、
って。
これちょっと考え過ぎかもしれないですけど、
だから不都合な幻想、要するに良くない幻想、
悪い幻想は幻想ではないという扱いにして、
そこに触れないようにしてるっていうか、
全否定するような物語の内容になってる。
ここが正直本当に気持ち悪い。
思想統制時みたいな何かをちょっと感じるんですよ。
俺としては考え過ぎかもしれないけどね。
実はこれ、
ペルソナ5の時にも似たようなことを思ってて、
またP語の話かと思うと思うんですけど、
ペルソナ5の中で何だろうな、覚えてらっしゃいますかね。
歪んだ欲望っていう言葉が出てくるでしょう。
歪んだ欲望を持ってる人が悪人なんだっていう体で、
主人公たちの心の怪盗団の面々は処刑対象を決めてましたよ。
あえて処刑って言ってるのはわざとですけど、
俺は彼らがやってたことを処刑だと思ってるんで、
もう処刑って言っちゃってますけど。
これも似たような気持ち悪さを俺は感じてました、当時から。
欲望に良いも悪いもないんですよ。
正常も歪んでるもないんですよ。
何か言葉遊びみたいなこと言ってますけど、
歪んでるっていう表現をするのであれば、
正しい形の欲望があるっていう前提ですよね、それね。
何を基準として歪んでる、歪んでないかって判断してるんですかっていう。
なんかね、こう無意識的、まあ意識的なのかな、
欲望イコール悪いみたいなイメージを持たせようとしている感が、
なんかすごいするんですよ、ペルソナ5の中で。
俺としては、欲望そのものには良いも悪いもないと思ってます。
だってどんな欲望でも持ってしまうのはもうしょうがないから。
しょうがないんだけど、でもその欲望を動機としてどんな行動をとるか。
そこで、いわゆる社会的、道義的に良くないことをしたら、
まあそれは当然問題になりますよ。
その欲望が溢れ出た時に、
1:30:01
そういうロジックなら納得できるんですけど、
まず前提の欲望に対して、
良い欲望、悪い欲望っていうカテゴライズをした上で、
悪い欲望を持っているのが悪い人間なんだ。
で、そいつは心をいじってしまっても問題になります。
そういう状況で、
欲望が溢れ出た結果として犯罪だったり、
もしくは蒸気を逸した行動に出て誰かを傷つけたとか、
そいつは心をいじってしまっても問題ない、
みたいなロジックになっているPersona 5が、
私は嫌いってことですよね。
はっきり言っちゃったけど、
そう、気持ち悪い箇所の一つなんですよ。
で、それに近いものを、
今回のメタファーの幻想という言葉の取り扱いに対しても、
なんか似たようなのを感じたなっていう感じでね、
またちょっとね、
なんかね、やっぱね、
節々でPersona 5のことを思い出しちゃうんですよね。
メタファーやってると。
まあでも、結果としてPersona 5ほど、
なんかいろいろ思うところはなかったから、
そうじてメタファーは好きな作品っていうところで落ち着きはしましたけど、
でもやっぱ、なんか似てるんですよね。
ちょっと気持ち悪く感じる部分が。
でもう、そろそろ終わりにしたいんですけど、
あと一つね、あと一つ言いたいことがあって、
まあここまでね、いろいろあれこれ喋ってきて、
もう分かってると思うんですけど、皆さん。
俺ね、今回本当にLouisが好きなんですよ。
何回も言ってるようですけど、
あれ次やったことは最低ですよ。
最低ですけど、
あまりに覚悟が決まりすぎてる部分が、
ちょっと面白いじゃないですか。
ああなりたいわけじゃないけどね。
ああなりたいわけじゃないんですけど、
いわゆる、さっきも言いましたドラクエ4でね、
連想させる悲しきモンスターアプリが切ないんですよ。
でそれがその中村祐一さんボイスでね、いわゆる言ってるっていうのが、
もうすごいかっこいい、悲しい、すげー似合ってるっていうのが、
まあ俺の今作の感想ではあるんですけど、
だから正直ね、
Louisを助けてあげてほしかったんですよね、主人公。
だってさ、困ってる人は誰でも助けるんでしょ?
主人公のモットーでしょ?
だったら正直Louisも助けてやってくれよってね、
そう俺は思ったんですけど、
まあ半分冗談、いやまあ冗談じゃないのかな。
まあまあそうですね、それぐらいのトーンではあるんですけど、
助けてやってほしかったなと思います。
ただ、あの、もうこれ、
一応言っておきますけど、
命を助けてやってほしかったって意味ではないです。
それは絶対に違います。
あの、Louisは撃たれて当然のことをしてますから。
作中で、そうだな、
Louisがはっきりと殺してるのは、
1:33:00
王様だけじゃないですか、
なんですけど、おそらくそれまでに
いろんな人を殺してたり、
それまでにいろんな人をやってますよね、あいつね。
そうですよね。
だって関係ない子供を殺そうとしているくらいだから、
まあ普通に誰であろうと手にかけてきた人物だと思うんですよ。
間接的、直接的にね、
多くの人の命を奪ってるでしょう。
実際そのストロールのね、
生まれた村だってそうだったわけじゃないですか。
だから、おとしまいをつけるべきだと思ってます。
だから、最後に死んでしまうのは、
もうそれは仕方ないと思ってるんですよ。
でも、心っていうのかな、
心は救われる展開にしてほしかった。
まあこれ、じゃあ具体的にどうするんだっていうと、
ちょっとね、俺もわかんないですけど、
Louisは人々に絶望してああなったわけじゃないですか、
きっかけとして、無敵になっちゃったわけじゃないですか。
無敵イングになっちゃったんですよ。
ローラーヒーローになっちゃったんで、
最後にその心っていうかね、
それを溶かすというか、
希望を思い出してから死ぬというか、
その夢を持っていた頃の、
かつて私の夢があった、
その頃を思い出させる。
で、それを、
じゃあその夢をもう一回見るような心境になるとかさ、
ちょっとね、少し希望を思い出してから死ぬ。
王子たちの、主人公たちの決意に負けて、
じゃあもうお前ね、
足掻いてみろよみたいなことを、
ちょっと微笑みながら、
言いながら死ぬとかさ、
なんかさ、
まあそう、これもベタだな、
ベタだと思うんだけど、
いいんだよ、俺はベタが大好きなんだよ。
そういうのが良かったな、
俺は。
もうくれぐれも何回も言いますけど、
俺、ルイを生かしてくれとは言ってないですよ。
ルイが生き残って、
じゃあ王子と二人で、
仲良く国を運営していこうぜ、
みたいなキャッキャウフフみたいな、
そんなのはもう、
お前ちょっと、
開発者出てこいぐらいでぶん殴る。
ぶん殴っちゃいけないけど、
お前どういうつもりだこれ、
頭をお花畑のイラストはなんだこれ、
っていう風になると思うんですよ。
だからルイは死んでしまってもいいと思うんですよ、
因果応報的にもね。
なんだけど、
なんかもうちょっと、
もうちょっと救いの、
救いをちょっともたらすというか、
だからそういう意味ではちょっとゾルバも可哀想だなって思って、
あとグローデルね。
なんだろうね、
今作ね、その、
ルイ、ゾルバ、グローデル、
あの辺の、
あっちにね、
俺はちょっと気持ちが行くことが多くて、
いや、やったことは最低だし、
1:36:00
なんかやってることも最低なんだけど、
なんかもうちょっと、
もうちょっとなんか、
救いというか、
救済の手を差し伸べるぐらいのことはあっても良かったかなって、
ちょっと思いがちだったかな、
今作は。
どうですかね、
だからルイに関しては、
だから少なくともやっぱり、
最後に幻想などまやかしだなんてね、
あんな情けない負け惜しみみたいなさ、
すっとんきょうな声を喋りながら死んでいくっていうのは、
こんなのルイ、ルイじゃねえ、
ルイ様じゃねえって、
俺は思ったんですけどね、
みなさんどうでしたでしょうかっていう、
これでもうちょっと最後、
最後でいいかな、
はい、
以上になります。
すいません。
こんなことをね、
うだうだうだうだ考えてたからね、
遅くなって、
こんな年末にまで、
押し出しというか、
遅れてしまって申し訳ないですが、
メタファーリファンタジオについて、
言いたいことは以上となります。
これまでお付き合いいただいてありがとうございました、
こんな話にね。
じゃあ次はね、
できれば一年振り返りみたいな内容をやりたいんですけどね、
どうかな、
どうなるかな、
ちょっとまだ未定です。
ということでありがとうございました。
お疲れ様でした。
はい。
再生終了。
次の更新をお待ちください。