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2024-10-17 07:34

1on1で陥りがちなバイアスとその対策

1on1で陥りがちな「ハロー効果」と「アンカリングバイアス」について解説します。バイアスを防ぐための具体的な対策も紹介し、上司がより効果的に部下と向き合うためのヒントをお届けします。 #1on1 #バイアス対策 #コーチング

▼私について
・梶@ビジネスコーチ
経営学修士MBA/(一財)生涯学習開発財団認定マスターコーチ/プロフェッショナルコーチ
主にビジネスパーソン向けに独自の「思考マップ」を用いた戦略的コーチングを提供し、これまでに150名以上のクライアントと1on1セッションを行ってきました。
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皆さんこんにちは、コーチング中毒パーソナリティの梶です。このポッドキャストは、ビジネスパーさんの皆さんに役立つ情報を、プロコーチの目線でお伝えしている番組です。
今日のトピックは、1on1で陥りがちなバイアスとその対策について話そうかなと思います。
今日取り上げるテーマは、1on1で上司が知らず知らずのうちに陥ってしまうバイアスについて話していきたいなと思うんですけれども、
1on1というのは、部下の成長を支援するための重要な場ということになると思うんですけれども、
上司の思考の偏りが影響を与えてしまうと、せっかくの機会がうまく活かされないという形になってしまうかなというふうに思います。
今日は特に気をつけたい2つのバイアス、ハロウ効果とアンカリングバイアス、この2つについてどう防いでいくべきなのかというところについてお話ししていきたいと思います。
まず、ハロウ効果についてです。ハロウ効果というのは、部下の一つ一つの行動とか特徴が何か全体の評価に大きな影響を与えちゃうという現象のことなんですね。
例えば、部下が一度大きなプロジェクトで大成功を収めたということがあると、もう彼は全てにおいて優秀だというふうに捉えちゃうみたいな一つの大きな印象で、全体もう彼は完璧みたいなふうに思っちゃうということですね。
また逆に一度何か致命的なミスをして、そのミスが原因でその部下全体の評価を信頼できない奴だというふうに感じちゃうということもあります。これをハロウ効果というふうに言うんですね。
ハロウ効果が1on1にどういうふうに影響するのかというところも考えてみたいんですけれども、部下の一部の成果だったりあるいは失敗、そこに角に引きずられてしまうと、真の成長とか課題を見逃してしまうということになるんですね。
そのため1on1では部下の今の行動とか考えとかそういったところに焦点を当てていくということが重要ですし、何か一つの過去の成功失敗に引っ張られないように捉えていくということです。
具体的にはそういう過去の印象じゃなくて、最近の具体的なエピソードとか、そこにおける部下の行動にフォーカスをして自分も見ていくし、フィードバックをしていくということが大事かなというふうに思います。
次にアンカリングバイアスというところについてもお話ししたいんですけれども、アンカリングバイアスというのは最初に得た情報がその後の判断に強く影響を与えちゃうという現象のことで、ハロウ効果に少し近いんですけれども、ハロウ効果は最初と言わずとも何か印象的な大きな成功あるいは失敗に引っ張られるということなんですけれども、アンカリングバイアスでは最初の印象、ここにもすごく引っ張られちゃうという感じですね。
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例えば、部下が初めて自分のチームに来たみたいな時に、最初にワンオンをしたという時にですね、印象がすごく彼はシャイな男だなというふうに見たというふうに自分が感じた時にですね、その後にもうずっとその印象に引きずられちゃって、その部下の取った行動、一つ一つを偏った視点で見ちゃう、評価しちゃうというところですね。
このバイアスを避けるためにはですね、部下がやはり見せる変化とかに対して柔軟であるということが上司としてはやはり求められていくかなというふうに思います。
ワンオンの際には、以前とはですね、異なる行動とか、あるいは態度、そういったものを見せた時に、その変化のポイントというのをしっかり認識して評価してあげるということが重要です。
あるいは評価とは言わずとも、ちゃんとフィードバックする、すごく変わったねとか良かった、こういうところが良かったとか、あるいはここがまだ足りなかったねみたいなフィードバックをしていくというのも有効ですし、
そのアンカリングに引きずられないためにですね、ワンオンの前にどんな具体的な事実があるのかとか、今日話したいことは何かみたいなことを、上司のほうは自分でしっかり準備して、問いかけて準備しておきながらやっていくというのが効果的かなと思います。
こういうバイアスを防ぐためのコツみたいなところをいくつかご紹介すると、まずは先ほどもお伝えした通り、意識的にこういうバイアスがある、ハロー効果とかアンカリングバイアスというものがあるというところを認識した上で、フラットな視点を意識的に持つというところですね。
自分にバイアスがあるかもしれないということを自覚すること自体がまずバイアスを減らしていくための第一歩になりますので、そういう自覚をちゃんと持ちましょうというところ。
そして次に具体的なエピソードに基づいて評価、フィードバックを行っていくというところ。
抽象的な評価よりもですね、具体的な行動をもとに評価していくことで偏った視点を避けることができるかなと思います。
さらにフィードバックは双方向で行っていくという観点も大事ですし、部下にどう思うというふうに問いかけながら彼らの意見とか感じていることを聞くことで上司の一方的な視点を抑えることができます。
また斜めの関係の部下から見て斜めの関係、隣のチームの上司みたいな人ですね。
そういう人に自分の部下に対してどう思うかみたいなことを聞いてみたりして、斜めの視点からの評価、フィードバックも踏まえてバイアスをなるべくなくしていくというところもあるかなと。
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あとは振り返りとか記録をちゃんと残していくということも非常に有効ですね。
1on1の記録を振り返ることで過去のバイアスに引きずられずに客観的な視点で部下をフォローしていくということができるかなと思います。
1on1は部下の成長とかキャリアのそういったところを促進していくための絶好の機会の場ではあるので、上司としては無意識に自分が抱えちゃっているバイアスにしっかり気づいてそれを抑えるための努力というのは欠かせないかなと思います。
今日ご紹介したハロー効果とかアンカリングバイアスみたいなところを意識して部下に対してフラットに向き合うというそういう意識をちょっと持つだけで1on1の質というのは大きく向上していくので、ぜひやってみていただければなというふうに思います。
以上、今日は1on1で陥りがちなバイアスとその対策というところについてお話をしてきました。
次回もビジネスパーソンに役立つ情報をお届けしていきますので、どうぞお楽しみに。
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また私のコーチングを受けてみたいという方はですね、概要欄からココナラをご覧ください。
それでは次回のエピソードでまたお会いしましょう。
コーチング中毒のカジでした。
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