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皆さんこんにちは、ギャラップ認定ストレングスコーチのカジです。このポッドキャストは、ビジネスパーソンの皆さんに役立つ情報をプロコーチの目線でお伝えしている番組です。
今日のトピックは、ストレングスファインダーの資質解説シリーズということで、最上志向を取り上げたいと思います。
今日のテーマである最上志向についてお話しする前にですね、ストレングスファインダーとは何なのかというところについて簡単にご説明をします。
ストレングスファインダーというのは、人の才能、つまり無意識的に繰り返される思考とか感情、行動のパターンを特定するためのツールです。
アメリカのギャラップ社というところが開発したこのアセスメントなんですけれども、34の資質が定義されていまして、
高校人が持つですね、上位の資質を知ることで強みに焦点を当てた自己理解と成長を促進していくということができると。
弱みを克服していくのではなくて強みを活かしていくことで、より高いパフォーマンスを発揮できるというのがストレングスファインダーの基本的な考え方です。
今回はその34の資質の中からですね、最上志向に着目して、資質の特徴とか活かし方というところについて詳しく解説をしていきたいというふうに思います。
最上志向はストレングスファインダーの34の資質の中でですね、4つの領域に分けられるんですけれども、影響力の領域というところに属します。
この資質を持つ人っていうのは、現状のステータスをより上のレベルに引き上げたい、良いものをもっとより良くしたいと、
グッドなものをエクセレントなレベルにしたい、そういうふうに思う心理が強いというのが特徴です。
この資質を持つ人が自然にやってしまう行動としては、強みに着目をして、それをもっと良くしたいというふうに考えるというところですね。
現状のステータスに満足しなくて、続けて改善点を探す、優れた人と付き合うことを好むと、そういった行動なんかも見られたりします。
そしてですね、最上志向を持つ人が好きなことっていうのが、他人とか自分を改善していくこと、高い目標を達成するための計画を策定するとか、
優れた評価を得ていく、取得していくっていうところになります。
逆に嫌いなことは、一般的な成果に満足するとか、欠点とか問題をゼロに戻すっていう、そういう行為ですね。
どちらかというと、欠点とか問題をゼロに戻すっていうのは、回復志向という資質の方が強いんですけれども、
最上志向はそうではないというところです。
この最上志向を持つ人がよく言いそうなセリフとしてはですね、もっと良くなる方法あるよねっていうふうに言ったりだとか、
あとはこれは最も良い結果を生むためのものなのかっていうふうに考えるとかですね、
優れた人から学びたい、そんなことがよく言ったり考えたりしそうなことかなというふうに思いますね。
資質を表すキーワードとしては、もう最高とか高品質とかですね、すごく高い目標とか卓越性とか優秀性とか、
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あとROIとかそういうのもあったりします。
しかしですね、最上志向がネガティブに発揮されてしまうというケースもあります。
例えば、高いレベルを求めすぎて、もっともっとになっちゃうっていう感じですかね。
周りでもこういう人っていないですか、十分合格点レベルに達しているのにもっと質を高めようとしてくるみたいな、そういうところですね。
自分とか周りに完璧を求めすぎて、自分も疲れちゃうし周りも疲れちゃうみたいな感じ。
80点で十分合格レベルなのに90点のものを95点にする努力をしちゃうっていう、そんな感じでしょうかね、イメージとしては。
部下の育成という観点ではですね、部下に対して過度に高い水準を要求しちゃったりだとか、プレッシャーを与えてしまうという可能性もあるので、ここは注意が必要です。
他の資質と比較してですね、最上志向っていうのは現状をさらに改善して優秀さを追求するというところに価値を生み出していくっていう資質なんで、
すでに良いものをさらに向上させるということに集中していくんですね。
自分とか周りのポテンシャルを最大限に引き上げていく、そこに喜びを感じるわけなんですけれども、
回復志向は先ほども申し上げた通りですね、問題を見つけて解決するというところに強い情熱を持っているタイプということになって、
課題を見過ごせないし、解決策を考えて実行していく。
それによってより良い状態にしていく。
マイナスからゼロに戻していくというところに重きを置いていくというところがあります。
この2つというのは焦点が全然違うというところですね。
最上志向はすでに良いものをより良くするというところに焦点を当てていますし、
回復志向は問題点を解決して正常に戻すというところを重視するという感じで違う。
適応する場面もこれ実は少し違っていて、最上志向というのは改善の可能性がある環境で力を発揮しますし、
回復志向というのは問題解決が求められる状況で活躍する力を発揮するというところがあります。
ではですね、その最上志向をどのように活かしていけばいいのかというところなんですけれども、
まず優れた基準を追求するということをですね、自分の目標とか仕事において、
最良とされる基準を自分で設定してですね、それに向けて努力を重ねていくと。
それをすることによって成果をより高い次元に引き上げていくことができるかなというふうにも思います。
次にですね、他者の強みを引き出すというところにも活かせるかなというふうに思います。
周囲の人々が持つ優れた点とかスキルとかそういったものを認識して、
それを活かす場を提供していくということですね。
それによってチーム全体のパフォーマンスを向上させていくと。
最上志向を持っている人っていうのは優れたところにピンとアンテナ反応するっていうか、
ここいいなとかっていうふうにすぐ気づけるっていう特徴もあるので、
部下の育成の場面とかでもですね、部下の強みに着目して、
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それを最大限活かせるような機会や役割を与えていくということが重要になってきます。
またですね、改善点というか継続的な改善を推進していくっていうのも大切かなと思いますね。
自分自身だけじゃなくて組織とか、あるいはプロセスでもいいですけれども、
そういうところの改善点を見つけ出して実行可能な提案とかアクションを行っていく。
その中でより高いレベルとかの成果を追求していくっていうところ。
ここで最上志向を活かしていくっていうのも非常に良いんじゃないかなというふうに思いますね。
最後に評価と学びを大切にするっていうところです。
自分とか他人の成果をですね、定期的に評価して、
そこから学びを得て次の改善とか成長の頻度につなげていくということですね。
部下とのワンオンとか、そういったところで仲良かった点とか改善点とか今後の目標とか、
そういうのを一緒に振り返るっていうところはあると思うんですけれども、
その成長を促進するっていう上でも非常に効果的です。
以上ですね、今日は最上志向についてお話をしてきました。
ストレングスファインダーっていうのはその資質一つだけでですね、
その人のことを語ったりだとか、レッテルバリするようなものではありません。
資質の組み合わせとか、34の資質全体のバランスとか、そういったところも含めて、
その人ならではの強みを見つけていくというのが重要なので、
私はギャラップ認定ストレングスコーチとしてですね、
才能とか強みを見つけるストレングスコーチングというものを提供していますので、
ご興味ある方はプロフィール欄をご覧いただければというふうに思います。
それでは次回もどうぞお楽しみに。コーチング中毒のカジでした。