お盆休みの過ごし方
こんばんは、幸せを数えてひと息つくラジオ。
この番組は、出張セラピストの私、ゆいが、東京の下町からお届けするお休みラジオです。
お盆休みまっただ中なんですって。
私はお盆休みとかないんで、世間の動きよくわかってないんだけど、
なんかね、大型連休になってる人もいるらしいとか、
いう話を聞いたりしましたけれども、
どうですか?お休みの人は満喫してますか?
私はさ、そうやって世間の皆様がお休みしている間こそ、
働くのが宿命みたいな感じなんで、いつもより忙しい。
ありがたいことにね。ありがたいんですよ。
お客さんいてくれないとね、困っちゃうからね。
ありがたいんだけど、私、休みがないと生きていけないタイプなんですよ。
どうですかね。なんかほら、逆にさ、仕事してないと不安だとか、
なかなか休めないっていう人もいるじゃないですか。
いるらしいですね。
確かになぁ、確かに。
確かに昔はなんだろうな、休めなかった時期もあったけどね。
私が休んだ日に、実は、私にほぐしてほしいお客さんがいたかもしれない、みたいなね。
脅迫観念みたいな感じだったんだけど、
私が休んだせいで、あのお客さんをがっかりさせてしまったかもしれない、みたいなね。
なんかそういうやつ、たまにあるんですよね、今でもやっぱり。
昨日そういえば誰々さん来てたよ、みたいなことを後日聞いたりすることがあったりとかね。
いつも指名してくれるお客さんとかが、私の休みの日にたまたま来てて、
予約しようと思ったんだけど、私休みだからって言って。
まあ、私を指名してくれる方って別に私がいないなら、じゃあ別に他の人でもいいよ、みたいな方が多いんで。
だから、がっかりはしてないかもしれないけどね。
そこまでがっかりはしてないかもしれないんだけど、申し訳ない気持ちはちょっぴりあるよね。
それが、昔はもっと強くて、
昔はそういう楽しみにしてくれてるとか、期待されてたのかもしれないけどね。
そういう気持ちを裏切ったり、がっかりさせてしまうことが申し訳なくて、
毎日働いて、月の休みが1日か2日みたいな時期もあったから、
そのくらい働いてた頃もあったんだけど、
今はね、もうだからあんまり無理しない。
別にね、しょうがない。もうそれはしょうがないと思うことにしてね。
それで、がっかりさせてしまうことがあるのは、まあしょうがないかと思って。
って思うことにして、休みはちゃんと取らなきゃねって感じですね。
生活リズムの乱れ
ここ数年はね。
だから、もうそんな生活を続けているから、休みがないとぐったりしちゃうんだよね。
そんな感じの私なんだけど、
普段私よりもすごく頑張っている皆さんは、きっと今お盆休みを満喫されている方も多いのかもしれないと思って。
どうですかね。
ほら、やっぱ大型連休といえば、生活リズムの乱れがつきものかなって思うんですよ。
どうですか。
いや、まあいいと思うけどね。私もそんな何日もいっぱい休みあったらダラダラしちゃうよ。
むしろダラダラしたいよ。
盛大に生活リズムを崩して、昼夜逆転させたいぐらいの気持ちはあるんだけど。
なんだけど、まあね、いざ崩してみるとね、
明日から仕事ってなった時に大変かもしれないもんね。
連休の最終日に、よしじゃあ早く寝てリズムをリセットしようって思っても、ちょっとうまくいかなかったりとかね、そういうこともあるかもしれない。
とかいうね、もっともらしい理屈を並べているだけなんだけど。
ちょっと前にもXでお知らせしたんだけど、結構前に話してた読み聞かせの番組紹介しようかなと思って。
今さら、今さらなんだけどね。
ちょっとこの間話も出たから、お知らせしようかなと思ってね。
生活リズム乱れて眠れなくなる人もいるかもしれないしね。
あとはほら、暑いからなのかな?なんかイライラしてる人見かける機会が夏場って多い気がしてて。
駅で喧嘩してる人とかね、割と見かけるのよ。
週に1回ぐらい見かけてた最近。
イライラしてるなぁと思ってね、見てたんだけど。
まぁなんか暑いし疲れるしイライラしやすい時期なんですかね。
わかんないけどさ。
だからね、その読み聞かせ、自分で撮って自分で出してんだけど、自分が眠れない時にも聞くし、
あと自分がイライラしてる時ね。
私もね、イライラしちゃうことあるから、
イライラしてる時に一旦、一旦落ち着こうっていう。
一旦深呼吸して落ち着こうっていう時にも自分でね、聞いたりしてるから。
まぁなんかほら、ポトキャストを少しでもね、必要としてくれる人に届けるためには、
もうちょっとね、アピールっていうほどじゃないけど、
とりあえず少なくとも届ける努力はした方がいいのかなぁと思って、
最近ね、いろいろちょっと考えることもあったから、
お知らせしようと思います。
星集めの物語
番組はね、スポティファイでしか配信してないんだけど、
概要欄にリンク貼っておきますね。
で、今日はそこで配信してるお話の一つを流しながら終わりたいと思います。
あの、ゆっくりすぎてとかね、
下手くそすぎてイライラさせたらごめんなさい。
あの、飛ばしてください。そういう時はもうピッて。
なんで、もしなんか使えるかもって気がした方は、
うん、リンクに飛んでもらえるといいかなと、
恥ずかしいね。ちょっと恥ずかしいね、やっぱね。
自分でなんかそういうの紹介するの。
まあいいや。
そんなわけで、今日はお休みの時間にしたいと思います。
明日も穏やかな一日に。
おやすみなさい。
眠る町の星集め。
町は眠る前の準備をしています。
虹色のカーテンが静かに閉じられて、
表の小さな明かりが一つずつ灯っていくと、
眠る町の星集めが始まります。
虹色のカーテンが静かに閉じられて、
表の小さな明かりが一つずつ灯っていくと、
町中がそっと一息つくような気持ちになります。
この町には星集めの人たちがいます。
人気のなくなった夜の町を、
少し不思議な小さなかごを持って、
とことこ歩いているのです。
歩くたびにかごの中で、
星の粒がころころ揺れます。
それは空に浮かぶ本物の星ではなくて、
誰かのまぶたの裏に光っていた
ひとひらの思い出のような
夢のすきまからこぼれた光の粒。
これは今日の笑い声、
こっちは夜に溶けた心のため息。
そんなふうに一つずつ
違うぬくもりをもった星の粒たちを
人々の眠りのそばからそっと拾っていきます。
星集めの人たちはみんなとても静かに星を集めます。
すやすやと眠る窓辺の下、
書かれた手紙の上、
何かを考えながら
止まった鉛筆のそば、
そこにそっとふれては
小さなため息のような光を
ひとつかごにおさめていくのです。
この町の夜は星の粒でできています。
広い夜空にも冷たい道路にも
遠くで光るタクシーのライトにも
全部小さな誰かの思い出が
少しずつ混ざっています。
でも混ざりすぎることはありません。
星集めの人たちがそれをちょうどよくより分けて
空のほうへ確かに返しているからです。
星を集める人たちが最後に行くのは
町の一番高い丘の上にある
眠りの種箱。
そこは誰も見たことがないけれど
確かに夜になると
そこへ向かう小道が現れます。
そこに集めた星をそっと入れると
まるで歌のように
小さな扉が開いて
新しい眠りの一粒が
夜空に浮かんでいくのです。
そしてその光を見て
別の町で誰かが少し心をほどいて
ゆっくりと夢の中へ入っていきます。
だからこの町では
誰かの星が誰かの眠りをつくっていた
その眠りがまた新しい星を生むのです。
町はもうすっかり静かになりました。
星集めの人たちは
かごをからっぽにして
そっと消えていきます。
次に集められるのは
どんな星か
次に集められるのは
どんな星でしょう
今日の君の一言
それともあの時の笑顔
大丈夫
全部やさしく集められて
ちゃんと眠りのどこかで
光になっています。