00:07
今日も一日、ありがとうございました。この放送は、NFTにハマった建築設計者がNFTやWEB3、時々建築の話をする放送です。よろしくお願いします。
今日は、世界に誇れる防災技術を持った日本というお話をしたいと思います。
この話は、3日前ぐらいに、チキリンさんが言っていた話にめちゃめちゃ感銘を受けたので、その話を踏まえて、私が思うところを話す、みたいな感じで話していけたらなと思っています。よろしくお願いします。
チキリンさんがどういう話をしていたのか、ということを話した後に、それを踏まえて、私の意見というか考えというか、思いついたことを言おうと思うのですが、まずチキリンさんはどういうことを話していたかというと、
冒頭では復興省、財務省とか経済産業省とか国土交通省と並ぶ省としての復興省を作るべきだというふうにおっしゃっています。
今、復興省というのがあるらしいです。ちょっと僕も勉強不足なので、正確には分からないのですが、復興省というのがあるらしくて、これは2012年に東日本大震災を復興させるためにできた省庁らしいです。
東日本大震災で福島の原発とか地震とか津波による被害とかそういったものから復興させるため、専用の庁というのを作ったみたいです。
日本全国で起こる水害とか地震とか津波とか台風とかそういったものに対する省庁というのが現在では存在しないので、そういうのに対応する復興省というのを作るべきだというのがチキリンさんの言い分としてありました。
その理由としてはいくつか挙げられていたのですが、その中の一つとして、日本全国で起こる災害を復興する省というのを作れば、災害に対する技術とかノウハウを省、国が一元化した国が担うことになって、
03:05
それでどんどんノウハウとかが蓄積されて、そのノウハウこそが世界に誇れる唯一無二の技術やノウハウになるだろうというふうにチキリンさんはおっしゃっていました。
それによって、一つの産業というか経済圏というのをそれによって作り出せるというふうにおっしゃっていました。
それに私はすごい膝を叩いて、まさにその通りだなというふうにその放送を聞いて思いました。
ここから私の話になるんですけども、私は建築の設計をしていて、建築の設計の中でも主に地震に倒れないために強い建物を建てるためにはどういう設計がいいのかみたいなそういう分野の設計をしています。
なので、私たちの分野でそういう地震に対して倒れないための設計というのをしているので、もし何か震災、地震による災害によって建物が倒れた場合、
その責任の所在というのは私たちの分野の設計者にあることになります。
もっと広いことで言うと、今年の2月でもトルコの方で大きな地震がありましたけども、世界中で起こった地震で建物が地震によって崩れましたみたいなそういうことが起きた場合、
建物が弱かったから崩れたんですねっていう風な感じで終わっちゃうんですけども、私たち、少なくとも私の目から見たら、私たちのような職能の地震に強い建物を作るためのエンジニアがもっと関与していれば、
当然トルコで起きた地震によって崩れるような建物は作らなかっただろうし、もしそういう昔の弱い建物があったとしたら、それを補強したりするという道もあったので、
そういうことをしかるべき措置をしていれば、その技術力を持っている、自分たちが持っている技術力を持ってしかるべき措置をしていれば、そういった建物が沈んで、建物が倒れて地震によって、その倒れたがれきによって人が生き埋めになって人が亡くなるみたいな、そういった災害は防げたんだろうなというふうに常々思います。
06:02
3年ぐらいおきに割と各地でトルコとかキリとか、あとはインドネシアとか、そういったところで地震が頻発、もちろん日本でも頻発するんですけども、それで建物が倒れて、何か影響を及ぼしましたみたいな、そういうことが結構あるんですけども、
その度につくづく思います。
日本というのは、いろいろな災害が起きる国であり、そういった災害に対して復興して、より強靭な国土みたいなのを作ってきた国であるので、そういった能力が長けているというのは、わりと共通な、日本人であれば共通な認識なのかなと思います。
私も特に建築をつくる、地震に強い建築をつくるみたいなものの専門家であるので、その分野については、もっと推進していこうと思うんですけども、
一方で、世界でそういった悲惨な被害が起こるたびに、なんで日本はそういう技術を持っているのに、その技術を世界中に展開できないのかというふうなジレンマというのは、めっちゃ思うんですね。
私ぐらいが思うということは、いろんな人がそれを思っていると思うんですよね。
単的に言うと、日本ぐらいの地震に強い建物をつくれば、そんな被害というのは起こらないわけですね。
なぜ起こらないのかというと、それは多分結構深い歴史というか、国々の文化とか慣習というのがあると思っていて、
そもそも日本の地震に強い建物をつくる技術みたいなのっていうのは、1985年ぐらいに建築基準法が改正されて、そこで大幅なアップデートがありました。
なので、85年より前と後というのは、地震に対する強さというのが大きく異なっていきます。
85年で技術とか法律とかが大幅にアップデートされました。
その後にも1996年の兵庫県南部地震、阪神淡路大震災でもマイナーなアップデートがあって、そこでもマイナーワンランクぐらいアップされたんですけども、
09:01
大きく言うと85年ぐらい、82年だっけな、80何年に大幅アップデート化されていきました。
それ以降はそんなに大幅なアップデートはされていないので、単的に言うと82年ぐらいから今まで40年ぐらい、
日本の地震に対する建物の技術というのは、そんなにクリティカルなところではアップデートされていないんですね。
40年です、ここ40年。
その40年前にできた技術というか設計方法というか考え方というのは、今に至るまでに世界に広める時間というのは結構あったわけなんですね。
それがなぜできていないのかというと、そのノウハウを持っているのは、法律レベルではこういうふうに設計しましょうねというノウハウを持ってるんですけども、
その技術力というとかを持っているのは企業とか、あとは学会ですね、日本建築学会とか、そういった程度の団体に整うわけですね、と私は思っています。
なので、日本に誇れる40年前にできた耐震技術を、今年の2月にトルコで地震があって被害を受けたので、トルコに持っていこうと思った時に、おそらく国は動かなくて、
持っていくとしたら企業単位で持っていくとか、あとは建築学会とかが持っていくとか、そういったレベルでしか動かないわけですね。
一方でトルコ側からしてみたら、今までそんな上等な建築というのを建ててこなかったし、今までで良かったから、数十年に1回地震が起きて、
甚大な被害が起こるけども、それでも建て直してきたからいいや、みたいな文化とか慣習が、私のこれは想像ですけどもあるはずなんですね。
その文化や慣習というのがある中で、日本の一企業とか一学会、学教会みたいなところが申し出たところで、あまり響かない気がしています。
そこで生きてくるのが、冒頭にあったチキリンさんの提案である復興省という考え方ですね。
例えば日本の復興省が出来上がって、復興省がこういうノウハウを持っていますとか、こういうやり方でやれば地震に強い建物が建てられますよとか、
こういうやり方でやれば地震で建物が壊れた、避難することになったとしても、こういう建て直し方がありますよ、みたいなノウハウを持っていれば、
12:06
復興省、いわば日本国が持つノウハウになるので、それをもってトルコに行きましたとなると、日本という国がトルコに提案していることになるかなと思います。
その点でバックについている力の強さというのが、影響力というのが非常に強まると思うので、おそらく一企業とか一学協会がトルコに提案するよりも、
復興省という日本の国を背負った存在がトルコに提案するのとでは全く違ったトルコ側の受け止められ方がされるのかなと思っています。
それによって、その大きな影響力によって、受け取る側ですね、トルコとか受け取る側の行動も大きく変わるのかなと思っています。
そういう点が割と復興省というか、国の機関としての象徴を作る意味の一つにもなり得るんじゃないかなというふうに思っています。
私は何回か前の放送でも言ったように、日本がそういう技術を持っていて、自信に強い建物を作る技術を持っていて、私はその技術を学んで、学生の時に学んで、その技術を持って建物を作る設計者になったんですけれども、
日本でそういう建物を作っているだけでは多分駄目で、そういった自分が持っているノウハウとか、日本が持っているノウハウを自信に対して弱い国に伝授して、そこでも実践できるようにしていかなきゃいけないなというふうに本当に常々思っています。
なのでチキリンさんが言っていた復興省を作るというのは、私の夢というかを叶えるための一つの大きな風穴を開ける方策になると思ったので、このようなことをお話しさせていただきました。
今日のお話も長くなってしまいましたけれども、チキリンさんが3日前ぐらいのボイシーの放送で言っていた復興省を作るという話を聞いて、私が思ったことをお話ししてみました。
ということで今日はお疲れ様でした。
雑談なんですけれども、今日の昇格試験ですね。スタイフでも何回もお話ししていた昇格試験が無事終わりました。
15:10
論文全文公開みたいなのをしたんですけれども、その論文も見事というか無事にほぼ暗唱できて、試験会場でも暗唱したものを大体ほぼ完成形でアウトプットできたかなと思います。
その他の問題ですね、卓越式の問題も難しかったんですけれども、それなりにできたかと思うので、今年の自分の能力は十分に発揮できたかなと思います。
あとは運というか、おそらく受験確率というのは低いと思うので、その結果が12月に分かるので楽しみにしたいと思います。
ということで昇格試験が終わったところでした。
ということで今日はお疲れ様でした。またねバイバイ。