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#31 「今、読んでいる本 26年8月!」
2026-08-21 25:07

#31 「今、読んでいる本 26年8月!」

【本日紹介の4冊】

①『空海読んだら、人生変わった――思考をひろげる仏教入門』

渡辺祐真(大和書房)

https://link.amazon/B031GrARw

②『宗教建築を体感する――祈る心をかたちにすると』武澤秀一(講談社現代新書)

https://link.amazon/B01A9YAZN

③『戦争を甘く見る空気――1930年代と似た道を進む現代日本』

山崎雅弘(朝日新書)

⁠https://link.amazon/B0eVfGUSi⁠

④『クマ外傷2――クマージェンシー・メディシン』中永士師明 編著(新興医学出版社)

https://link.amazon/B0dOEkhV4


【エピソード概要】

メンバーがリアルタイムで読む本を持ち寄る「今、読んでいる本」のコーナー。

今回は読書スタイルに関するフリートークからスタート。「昔の人の評伝」や「スポーツノンフィクション」といった各自の得意ゾーンの話をはじめ、他人の世界観に入る小説への抵抗感や、常識が反転するノンフィクションの面白さまで、メンバーそれぞれの読書観や素顔が垣間見えるトークを展開します。

本編では、天才・空海のインテリぶりと熱量あふれる魅力を紐解く一冊から、東寺をはじめ自由な発想で建てられた世界各地の「宗教建築」の魅力、1930年代の空気感と現代日本の危うい共通点に迫る論考、そして「命に別状なし」の報道の裏にある凄惨な現場の実態と正しい備えを説く話題の医療書『クマ外傷2』まで、知的好奇心を刺激するバラエティ豊かな4冊を紹介します。


【チャプター】

() オープニング

() 「こういう本なら任せて」得意ゾーンありますか? 栗下直也&中野亜海

() 栗下直也のおすすめ 『空海読んだら、人生変わった』

() 中野亜海のおすすめ 『宗教建築を体感する』

() 「こういう本なら任せて」得意ゾーンありますか?内藤順&首藤淳哉

() 首藤淳哉のおすすめ 『戦争を甘く見る空気 1930年代と似た道を歩む現代日本』

() 内藤順のおすすめ 『クマ外傷2 クマージェンシー・メディシン』

() エンディング


【出演】

プレゼンター :栗下 直也、中野 亜海、首藤 淳哉、内藤 順

ナビゲーター :内藤 順


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【収録場所】

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サマリー

今回の「今、読んでいる本」では、メンバーが持ち寄った4冊の本について語られます。読書スタイルに関するフリートークでは、各自の得意なジャンルや小説への向き合い方、ノンフィクションの魅力などが語られました。栗下さんは「昔の人の評伝」、中野さんは「宗教建築」に興味を示し、空海に関する話題で盛り上がりました。首藤さんは「スポーツノンフィクション」を好み、内藤さんは「常識が覆されるようなサイエンスや文化人類学」を挙げ、小説を読むか読まないかという違いも浮き彫りになりました。 本編では、まず渡辺祐真氏の『空海読んだら、人生変わった』が紹介され、天才・空海のインテリぶりや熱量、遣唐使としての功績などが語られました。次に、武澤秀一氏の『宗教建築を体感する』では、空海が日本の建築に与えた影響や、世界各地の宗教建築の魅力が紹介されました。山崎雅弘氏の『戦争を甘く見る空気』では、1930年代と現代日本の危うい共通点や、日本人の論理的思考の弱さ、情緒に流されやすい傾向が指摘されました。最後に、中永士師明氏編著の『クマ外傷2』では、「命に別状なし」という報道の裏にある凄惨な現場の実態や、クマによる外傷の恐ろしさ、そして正しい備えについて解説されました。全体を通して、知的好奇心を刺激する多様なテーマが扱われました。

オープニングと読書スタイルのフリートーク
こんにちは、BIBLIO JAM始まりました。ナビゲーターのナイト・ジュンです。 今日も日本橋浜町のブックカフェ、ハムハウスからお届けします。
さて、今日はメンバーが買ったばかりの新刊や現在進行形で読んでいる本持ちより、 今読んでいる本の時間です。
それぞれがなぜその本を手に取ったのかを語っていきます。 今日はトネさんがお休みなので、前半後半2人ずつということで、
前半は栗下直也さんと中並さん、後半は首都純也さんと私ナイトになります。 それでは前半の栗下さん中野さん、よろしくお願いします。
ではここから私中野と栗下さんでお送りします。 栗下です。よろしくお願いします。
本を紹介する前に、今日のお題は読書スタイルについてらしいんですけど、 栗下さんは自分でこういう本なら任せてって言える得意ゾーンって何ですか?
氷伝です。昔の人の氷伝。 何でそんな力強く言ったんですか?氷伝ですか?
実は私も氷伝です。 氷伝。なんか心理学とかそっち系の本ばかり読んでるようなイメージなんですけど、違うんですね。
でもまああの歴史と心理学が好きなんですけど、それが好きだったら氷伝って別に何の意外性もないんですけど、栗下さんって氷伝のおすすめってあります?
政治家ですね。 好きなのはスターリン。スターリン大好きです。政治家って、まあどっちかっていうと、ちゃんとした話しかあんまり知らないじゃないですか。
で、例えばスポーツ選手だとか芸能人だと、なんとなく元々普通じゃないなっていうイメージあるじゃないですか。でも政治家ってやっぱりちゃんとしてるようなイメージがあるんで、
やっぱり意外性があるってことで、スターリンの場合はまあ色々皆さん知ってると思うんですけど、スターリンのこう、宴会が終わらないとか、そういう話がいっぱい知れてですね。
スターリンって宴会終わらないんですか? 宴会終わらないですよ。 サラリーマンみたいにみんな行きたくないんですけど、夜の11時ぐらいから始まって、10時から始まるの?
そうです。朝までやるんです。 へぇー。 みんなどうサボるかみたいのを部下たちが必死に考えるんですけど、全部スターリンにバレて後で怒られる。
そうなんだー。 全然政治に関係ない話なんですけど。 わっか飲むんですかね。 わっか飲むんです。
小説って読みます? 小説は特定の作家だけ読んでて、純文学だとなくなっちゃいましたけど、西村健太さん。
読んでそう。西村健太って誰ですか?結構アングラ系ですよね。 ちょっとヤバい人ですね。酒癖悪い。
酒癖悪いね。 あとエンタメだと警察小説とか黒川秀吉さんが好きで、この2人のは出たらよくわかんないけど買う。
へぇー。全部読んでるの? 全部読んでます。 私は小説苦手なんですよ。 苦手? 苦手。
なんで苦手かっていうと、他人の世界観すごい入ってくるじゃないですか。
だからそういうのを合わせるのがすごい辛くて、ノンフィクションの方が気楽に読めるっていうか、いいですね。
西村健太さんとか私ダメだと思う。怖すぎて。世界観がすごそうじゃないですか。
でも詩小説ってある意味ノンフィクションっぽいとかあるじゃないですか。 あー確かに。
例えば、亡くなった車谷長吉さんとか、下足極板してたとか、ちゃんと大学出て勤めてた人が、言葉はあれですけど流れ見流れるとか、そういう面白さは詩小説はあると思うんですけど。
ノンフィクションに通じるってことですね。 そうそうそうですね。
私、今バターすごい売れてるじゃないですか。木島カナエをモデルにした。
バターもいいと思うんですけど、でもやっぱ雷さんの方が本人が書いたね。
でも私も歴史小説とかは、そういう意味では好きですね。
柴梁太郎とか、ところどころ柴梁太郎本人の解説が入ってくるじゃないですか。
ああいうのはやっぱ距離がちょっと取れてる風で、すごい世界観に飲み込まれないっていう、昔の人ですね。
私、柴梁太郎の中でも空海の風景っていうのは、すごい一番好きぐらい。
柴梁太郎本人も空海の風景が自分の最高傑作だって言ってるんですよね。
というわけで私、空海マニアですね。
なるほど。ということで、かなり流れとしてはやらせ感あるんですけども、
栗下直也のおすすめ『空海読んだら、人生変わった』
今日持ってきた、今読んでる本はですね、1冊目。
空海読んだら人生変わった。大和書房から出てる渡辺助実さんの本ですね。
本屋さん見ましたけど、結構ポップなカバーですよね。
ポップですね。僕まだちょっとこれ、1ページも読んでないんですけど、
まず今、上野で空回転やってるんですよね。
そうなんですか。
だから空海のブームが多分来ます。
申し訳ないけど空回転は結構よくやってます。
だからちょっと空海来るんじゃないかなって気もするんですけど、
もともと僕は遣唐詩が好きなんですよ。
遣唐詩。
遣唐詩が好きなんですか。
あんな時代に中国に行くとか、常人では考えられないと思って。
そういうことね。船とかがちゃんと航行するかわからない時代に。
昔、遣唐詩全公開っていう、遣唐詩が全部の公開をひたすら調べた本が出てて、
めっちゃ面白そう。
これ本図でもちょろっと触れたんですけど、全く何の反応もなかったんですよ。
遣唐詩、実際空海も4隻行って2隻しか着いてない。
ですよね。知ってます、それ。
ですからそんなので行くっていうのがまずすごいし、空海って20年の計画に行ってたんですよ。
20年?
20年間向こうに行くっていうあれで行ってたんですけど、2年で帰ってきたんですよ。
2年しかいなかったんだっけ。
で、嫌なわけじゃなくて、全部俺は学んだと。で、結構むちゃくちゃやって帰ってきたんですよ。
それね、空海の本件に書いてました。
唐の文化人の間ですごい人気者になって、社交界とかでも引っ張りだこで、
しかもその当時の日本ってめちゃめちゃ田舎だから、大都会、ニューヨークから帰ってくるぐらいの、
なんか空海を迷ったって書いてましたよ。しばゆー太郎が帰ってくるのに。
ということで、ダムまで作れるインテリデイ。20年を2年で帰ってきちゃうと、
その超人ぶりがすごいので、ちょっと読んでみようかなと思います。
では2冊目として、中野さんが今読んでいる本は何でしょうか。
中野亜海のおすすめ『宗教建築を体感する』
今日は空海デイということで、私もちょっと揃えてきたんですけど、
この宗教建築を体感する、祈る心を形にすると。
という古談社現代新書の本ですね。竹澤秀一さんが書かれている本です。
これやっぱり空海出てくるんですか。
これは世界中の宗教建築について、建築家の方々が語っている本なんですけど、
やっぱり陶磁が出てきますね。京都の空海の設計のところ。
この人たぶんめちゃめちゃ空海に影響を受けていて、
空海から出てこない宗教建築でもめっちゃ空海のことを言うんですよ。
だからやっぱり日本の建築にも宗教を通して、たぶんすごい影響を与えているっぽいんですよね。
でも確かにそういうことはありますよね。
なんか知らないけど、建築技術も持って帰ってきてますし、宗教だけじゃなくて。
勝手にいろいろやっちゃうところは空海ありますよね。
ブラタモリの混合武士の回って見ました?
見てないです。
ちょっと前なんですけど、高谷さんが空海のテーマパークであるって言って、
すごい体験型なんですよ。
なんか触ったり、ぐるぐる歩いたりするっていう。
しかも大きいから1回じゃ回れないから、
結構何度も体験型のテーマパークとして空海を設計したみたいな話だったんですけど。
なるほど、すごいですね。当時そんな時代に。
そうそう。空海って語学の天才でもあったじゃないですか。
東でインドの僧侶にサンスクリット語を習ってたみたいなんですよね。
当時は中国と韓国の仏教の建物の形式を無視して、勝手に空海アレンジでインド風の漢字を作っちゃったみたいなことが書いてるっぽいですね。
ちょっと読んでみたと思いますね。
というわけで前半は中野とクリスタさんのお二人でお届けしました。
後半は志藤さんと内藤さんです。
引き続きお楽しみください。
首藤淳哉と内藤順の読書スタイル
ここから後半になります。
志藤さんと私、内藤でお送りいたします。
志藤さんどうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前半ではお二人が読書の得意ゾーンについて話しておりましたけども、
志藤さんご自分でどういった本が得意ゾーンになりますか?
結構ね、大好物ならやっぱりスポーツノンビュクションですね。
そうですか、でも。
もう出ると必ず読むかな。
そうですか。
スポーツのジャンル問わずですね。
でもどっちかというと幅広ですよね。
そうかも。
あんまり専門みたいなのはなくて。
僕もそうなんですよ。
だから自分でこのテーマを考えておいてなんですけど、
僕もゾーン聞かれると結構困るんですよね。
僕も強いて言えばって感じだから。
特定の分野とかっていうよりは常識が覆されるみたいなのを求めて
幅広く探してるっていう感じですね。
強いて言うんだったら文化人類学とかあとはサイエンスとかの方が
常識を覆されるようなことが結構多いんで。
そういうのが好きですけど、僕も志藤さんも雑誌というか
割と特定のゾーンに行かずっていう傾向がありますよね。
もともとだってないとーさん雑誌読みっていうか。
そうですね。もともとあんまり本とか読んでなくて、
雑誌が家にバーってあるみたいな。
その延長線上で読書を始めていったみたいな。
実はこの前、ボート乗りに長通りに行くまでいろんな話したんですよ。
いろいろあるんですね。
そう、だから大変恥ずかしいね。
部屋にオシャレに雑誌飾ってたとか全部聞いちゃった。
でもあれですね、たぶん僕と志藤さんで一番大きく違うのが
小説を読むか読まないかっていう時で。
小説も相当読まれますよね。
小説読みますね。
これ僕ね、感覚がわかんないんですけど、
ノンフィクションを読む時とは、
本の選び方とか読み方とか違います?
うん、違いますね。
まずね、ノンフィクション読んで疲れたら小説手に取るっていう感じで
交互に読んでるんですよ。
そうなんですね。
あとノンフィクションは僕も内藤さんと一緒で、
やっぱり結構新しいことを学ぶみたいなね。
なんかこう、目から鱗みたいな。
のがやっぱり醍醐味なんですけど、
結構でも小説は、
まあなんか素人の僕がね、こんなこと言うとおこがましいけど、
結構ね、なんかこの人うまいなとかね。
割とそういうとこにテクニックに目が行くんですよね。
結構、だから明確に脅威違いますよね。
違いますね。
僕ね、やっぱりノンフィクション読む時とかでも、
あんまり最初から順番に読まない癖がついちゃってて、
一番おいしいところを一直線に行くっていうね、
好きなものを一番最初に食べるような食べ方で行って、
小説だとそれできないじゃないですか。
確かに。
だから僕はね、プロセスを楽しんでるっていうよりは、
そのファクトをね、
しかも最短距離で掴みに行くから、
あんまり前から順番に読むって。
なるほどね。
だから一番、この本、ここがおいしいんだなってことを分かって、
紹介するってくだりで、
頭から一応こう流して読んでいくとか、
そういう感じだから、なかなか。
小説は確かに、
結末だけ読むとかできないし、
頭から読まないといけないけど、
でもね、ちょっと変な楽しみ方も知れないですけど、
芥川賞とか直樹賞の前とか、
決まる前、めっちゃ燃えるんですよ。
そうなんですか。
候補作全部読んで、
自分でこう、密かに選票書いたりして、
本で予想するんですよ。
当たります?
うん。でね、たまに番組とかで喋らされたりとかするんですよね。
で、この間芥川賞が当てたんですよ。
あ、そうなんですか。
ゾンビ回収譜。
当てて、直樹賞がね、
僕見えるか吹き打ちが絶対取るって思って、
絶対取るって生放送で切っちゃって、
そしたらまるで違ってたから、
すごい翌日の放送とかでね、
めちゃめちゃいじられちゃって。
志藤さんって子供の頃から本の虫?
虫?
小学生くらいから。
読んでましたね。
そうですか。
だけど本図入るとね、
とんでもないしね。
本読みが良いじゃないですか。
そう。でもね、僕ね、本当に子供の頃本読んでなくて、
30超えてくらいから、
本図に入る直前くらいから読み始めてるんですよ。
だから、でも、なんつーんだろう、
ブログやりたいなみたいなところから、
アウトプット前提で本を読むようになったっていう、
なんか、そういう感じ。
絶対面白い本押さえてますよね。
そうですね。
だから、割と出口発想で押さえに行ってるってことですよ。
紹介した時に面白いだろうな、
ウケるだろうな、みたいなね。
かと思えばね、本図のメンバーでのふゆきくんみたいな、
とんでもない、いつ読んでんだっていう。
だから、本の虫系と突然変異系で、
結構分かれますよね。
でもね、僕ね、本の紹介ってことに関して言えば、
突然変異系の方が、
なんか、上手いんじゃないかなと思いますね。
読まない人の気持ちわかるじゃないですか。
そうそうそうそう。
じゃあ、ひとさん、
首藤淳哉のおすすめ『戦争を甘く見る空気』
今読んでる本の紹介をお願いいたします。
新書なんですけど、朝日新書なんですが、
戦争を甘く見る空気、
1930年代と似た道を進む現代日本というですね、
山崎雅宏さん。
山崎さんは戦士とか紛争士の研究家なんですよね。
で、今って結構ヤバくなってるっていうね。
ちょっとこうやっぱり戦争って短いになってきてるっていうのは、
もう割とみんな感じてると思うんですけど、
やっぱり最初、おやって思ったのは、
手塚の部屋に田森さんが出たときで、
2023年の一番暮れの放送だったのかな。
このときに、手塚さんが来年はどんな年になりますかね、
みたいなことを聞いたときに、田森さんが、
新しい戦前じゃないですかねって言ったんですよね。
2024年からっていう。
やっぱりああいう人ってそういう感じゃないけど、
感触があるんだなっていう。
それ以来ここ数年、結構僕の読書テーマのひとつにこれがあって、
類似点を探すみたいなことをやってるんですけど、
この本は割とね、本当に、
例えば今すごいぶっかたが止まらないじゃないですかね。
あともう軍備も増強する、
十三扶養総合にあるし、
それからやっぱり中国を敵視したりとか、
高橋政権になって特にですけど、
結構メディアがおとなしくなったりとか、
結構ね、いろんなことがバシバシ、
1930年代と複合するっていうね。
そういうことが書いてあって。
なるほど。
知りたかったことが、
というかこれまでここ数年読んできたようなことが、
結構コンパクトにまとまってる本で、
8月ってよく8月ジャーナリズムって言われますけど、
まあでもそれはどうかなと思うけど、
せっかくそういう時期でもあるから、
初めて読む人にはこれ非常におすすめ。
今っていう時代を使うためにおすすめだなっていう本ですかね。
あと何で言いにいっちゃうのかってところなんですけど、
やっぱり日本人の癖みたいなものは変わってないんですよ。
例えば論理的思考が苦手っていうか、
ファクトでものを考えるのが苦手で、
そこについつい情緒的なものを入れちゃうとかね。
あと雰囲気みたいなのもね。
そうなんですよね。
そういう情緒と論理を分けられないみたいなこととか、
そういうのがね、やっぱり戦前もあって、
今も一緒じゃんみたいな。
なかなか読んでるとちょっと落ち込むんですけど、
ただまあそういう自分たちの欠点を
分かってるのと分かってないのと全然違うから、
それ癖持ってんだって分かればね。
具体的には第二次世界大戦のどういうところが似てるんですか。
えっとね。
というより第二次世界大戦というかその前ですよね。
日中戦争とか。
日中戦争が始まった頃ですね。
それと現代の日本に結構奇妙に類似する面がいくつもあるということですよね。
例えば六方鏡事件というのが当時あったらしいですけどね。
この時に現場での偶発的な出来事みたいなのが
どんどんどんどんエスカレーションしていくんですよね。
そして戦争になっていくわけですけど、
まだそういう事態は起きてはいないけれども、
選画書とか分からないけれども、
そういうところでもし起きた場合に考えちゃうと
ちょっとね、怖くなるんですよね。
一気に冷静さを失う可能性ってありますよね。
そうなんですよね。
なんかほんとSNSとかイキリ言説が多いじゃないですか。
で、極端極労を述べる人って
全体の10分の1ぐらいとかね、
研究者がそういう調査とかしてるんだけど、
やっぱり今政治家とかも割とその極労を見て
そこに合わせに行ったりするから
ちょっとまずいなっていう感じはありますよね。
なんかそのイキリ的なものがない世界も
それはそれでちょっと怖いじゃないですか。
そうですね。
周辺国がね、
もうちょっと暗黒街のボス的な感じが
かっこいい出来るから。
そうなんですよね。
でも面白そうですね。
8月読むにはうってつけのですね。
ナイフさん今はどんな本を読んでますか。
内藤順のおすすめ『クマ外傷2』
僕が今読んでるのはですね、
クマ外傷2 クマージェンシーメディシンっていう。
クマージェンシー?
そう。あんまり上手いようで上手くないようで。
新興医学出版社っていうところから出てきて
これね、秋田大学の中江はじめ教授が
編著された本なんですね。
で、表紙のインパクトも結構あるんですけど
中身すごいですよこれ。結構黒い写真も載ってるんですよね。
クマの外傷ですもんね。
最近結構ニュースで見なきゃないぐらいな。
この本ね、何がすごいかっていうと
まずね、執筆人の顔触れなんですよ。
で、生産なけがを負った患者さんを救うためには
救急科とか形成外科とか整形外科だけじゃなくて
眼科、歯科、慈鼻科、放射線科、さらにPTSDとかケアとかね
あと社会復旧を支える理学療法士、看護師まで
すごくもう束になってスクラムを組んでいるんですよね。
今、名前に出たいろんな科があるじゃないですか。
ここだけ聞くと巨大災害みたいな感じですね。
いかに被害がすごいかってことじゃないですか。
熊害傷という一点にこれだけの横断的なスペシャリストが
集まらないといけないっていう。
これだけでもこの熊の害傷ってどういうものかって分かると思うんですよね。
そうですよね。物資を見ただけで伝わってくると。
そうなんですね。で、ここからが本題で
首相さんね、ニュースでよく熊に襲われましたが
幸い命に別状ありませんって報道するのってよく聞くじゃないですか。
聞きますね。
結晶かななんて。
これが結構大きなポイントで
実際の臨床現場における熊害傷って
高いところから転落だったりとか
あと工場で思い切りに挟まれたみたいに
顔面とか頭部とか激しく破壊されるような
結構な重傷害傷なんですね。
このほうのデータだと熊に襲われた患者さんの
88%が顔面に損傷を負うんですね。
ほとんど全員っていうことですよね。
熊って立ち上がるとちょうど人間の顔の高さに
前足が来るんですよ。
しかも一発目って湾曲した鋭い爪で水平に来るから
目を中心とした顔を結構な確率で
狙って引っ掻いてくると。
機械に挟まれたとかって
命に別状なくてもね。
これが結構写真で出てるんで
割とリアリティを持って
生産さが伝わってくるんですよね。
この未知の外傷に秋田大学の医師たちが
オール秋田の夫人で立ち向かって
治療所としてまとめたのが
1年前に出た前作の熊外傷っていう本だったんですよ。
これが今回は2なんですね。
被害が急増する東北から北海道全体を網羅する
オール北日本へとスケールアップしている
っていうところが2のポイントです。
秋田から北日本全体。
北日本全体を入れると何がすごいって
本州って月のワグマが多いじゃないですか。
本当にヤバいのはヒグマで
北海道にしかいないと。
襲われる件数自体は本州の月のワグマの方が
圧倒的に多いんです。
18年間で1876人。
ヒグマに襲われた人は71人しかいない。
だけど実施率で見ると月のワグマが1.97%
ヒグマは23.9%
10倍以上ですよ。
襲われたら4人に1人が亡くなる。
初めて見たこんなデータ。
この本で一番大切なのはそこじゃなくて
うつ伏せになって頭を回る防御姿勢ってあるじゃないですか。
あれが本当に効くのかって実は誰も検証してこなかった。
それを今回秋田の症例で初めて調べた。
調べたっていうの?
効くんですか?
これが効くんですよ。
70例のうち防御姿勢をとれていたのは7人だけ。
でもその7人は全員重症化を免れた。
7人か。
この防御姿勢はとっさには無理なんですよ。
だから知っておくだけでも違うんですね。
ただ、うっかり出会っちゃった熊と
人を明確に獲物としてみなしてくる熊って
ちょっとシチュエーションが違うらしいんですね。
人を獲物としてみなして必要に襲ってくるのは
この防御姿勢だけでも立ち打ちできない。
さらにこの本は医療の枠も超えていて
例えば病院に熊が侵入した事態を想定した
組織対応とかね。
想定できないようなことを
想定していかなきゃいけないような状況になってくる。
テロ対策みたいになってきてるな。
この背景にあるのが人口減少とか過疎化で
里山が荒廃して人間側の気配が
消えてしまったってことなんですね。
だから熊が市街地を餌の場所だって
学習しちゃったんですよ。
だから病院に入ってくる前提で
手順作るみたいな。
これって熊が変わったって話じゃなくて
こちら側が変わった話みたいな。
だからこの本を読んで思ったのは
やみくむに怖がるのも命に別情はありません
みたいに伝えるのもどっちもずれていて
何が起きてるのかっていうことを具体的に知った上で
正しく怖がる。
それが一番の備えになるんじゃないかな。
僕の戦争の本と似てるな。
正しく知るってことですよね。
油断ももちろんダメですけどね。
実態を知ってその上で距離の取り方を決める
みたいなことですよね。
興味のある方は皆さんもチェックしてみてください。
エンディング
というわけでメンバー全員で
今読んでいる本をお届けしました。
空海空海戦争熊
一言でまとめると甘く見てたらダメですよ
ということかなと思います。
空海率が50%超えちゃった。
空海空海戦争熊
この中から近いうちビビデオジアムで
深掘りされる本もあるかもしれません。
よかったらリスナーの皆さんもチェックしてみてください。
本日の収録も日本橋浜町のブックカフェ
それではまた次回お会いいたしましょう。
25:07

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