【本日紹介の一冊】
『高野連』(新潮新書、広尾晃・著)
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https://www.amazon.co.jp/dp/4106111306
【エピソード概要】
「日本一嫌われているのに、誰も正体を知らない」。夏の甲子園のたびに批判の矛先が向かいがちな「高校野球界の"ラスボス"」といえば高野連。でも、何をしている組織で、誰がやっていて、お金はどこから出ているのか、実はほとんど知られていない。今回取り上げるのは、元・高野連批判の急先鋒だったスポーツライター広尾晃さんが、内部取材でその実像に迫った『高野連』(新潮新書)。大阪の本部地下室で行われる2160個の手作業ボールテスト、戦後の骨格をひとりで作った最高権力者「佐伯天皇」の怪物伝説と晩年の涙、船上で出場辞退を告げられた「涙のUターン事件」、そして整形外科医の一喝が動かした球数制限。果たして高野連は「悪の総本山」なのか?その意外な正体をお届けします。
【チャプター】
() オープニング/なぜ今、高野連なのか
() 高野連本部・地下室の"謎の儀式"——2160個の手作業ボールテスト
() 前史——野球は「害毒」だった/夏は朝日、春は毎日のワケ
() 高校野球界の最高権力者「佐伯天皇」の怪物伝説
() 元・批判派の著者が見た「ラスボスの正体」
() 球数制限をめぐる攻防——整形外科医の一喝と「1週間500球」
() 「7回制」議論と私たちの感情論
() あわせて観たい——『上原浩治の雑談魂』
() PL学園の謎ルールと「PLチャーハン」
() クロージング
【出演】
プレゼンター:栗下 直也
ナビゲーター :首藤 淳哉
【関連YouTube】
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【収録場所】
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サマリー
このエピソードでは、スポーツライターの広尾晃氏による著書『高野連』を深掘りし、夏の甲子園で批判の的となりがちな「高野連」の実像に迫ります。番組では、大阪本部地下室で行われる2160個のボールを手作業でテストする「謎の儀式」から始まり、野球が「害毒」とされていた時代を経て、朝日新聞と毎日新聞が主催者として高校野球を「教育」として発展させた経緯を解説します。 さらに、高校野球界の最高権力者であった「佐伯天皇」こと佐伯達夫氏のカリスマ性と、彼がプロ野球のスカウト行為に断固として反対し、アマチュアリズムを貫いた姿勢を紹介します。一方で、連帯責任や厳罰主義といった厳しい側面や、船上での出場辞退を告げられた「涙のUターン事件」など、高野連の負のイメージに繋がるエピソードも取り上げます。しかし、著者が内部取材を通して、高野連が存続の危機にあり、意外にも資金繰りに苦しんでいる実態や、改革へのドラマがあることを明らかにします。 特に、2018年に議論を呼んだ球数制限について、整形外科医の現場の声が伝統論を覆し、最終的に「1週間500球」という妥協案に至った経緯や、現在議論されている「7回制」の是非についても触れ、感情論ではなくロジカルな議論の重要性を説きます。また、番組後半では、元メジャーリーガーの上原浩治氏のYouTubeチャンネル『上原浩治の雑談魂』を紹介し、特にPL学園の寮生活や「PLチャーハン」のエピソードを通して、高校野球の光と闇、そしてOBたちが語る笑い話の裏に隠された現実について考察します。最終的に、高野連そのものではなく、甲子園に汗と涙を求める私たち自身の意識が問われているのではないかと締めくくっています。