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2025-03-02 07:50

しっとりセンス#35

30代男性B型は第六感の代わりにしっとりセンスで戦いたい

サマリー

このエピソードでは、特技がないと感じる人々が、自分の中に隠れた独自の感覚、いわゆる「しっとりセンス」に気づくきっかけを探っている。特技がなくても、自分のしっとりセンスを見つける可能性があることを示唆している。

特技の悩みに関して
特技は何ですか?と聞かれて困ったことってありませんか? 履歴書面接、自己紹介の類で、特技についての回答を求められたとき、
特技っていう高いハードルに、なんか人に披露できるようなものって別にないなーって肩を落とす、
30代男性B型であること以外に自分の情報がない、僕はそんなことが多いんですが、 ある時にふと、
今まで意識していなかったことが、少し意識を変えただけで、 ある意味これって自分独自の特技かもしれないって、まあそう感じる瞬間がありまして、
特別何か努力するとかそんなことをしなくても、自分の中に眠っている特技を自覚できる。 もしかしたらこの体験を共有できれば、同じように特技に悩む人のお役に立てるんじゃないかなと、
そう思ってね今日は話すんですけど、 まず特技って学生時代から打ち込んでいたスポーツであったり、
趣味のプログラミングが講じてみたいなものだったり、 あとは語学であったりとね、様々なものがあると思うんですが、
本当の意味での特技って、第六感的な、視覚、嗅覚、嗅覚、味覚、触覚以外の感覚、
これが備わっていることだと思うんですよ。 車を運転中何か嫌な予感がして速度を緩めたら目の前に鉄骨が落ちてきたとか、
人混みにまみれたイベント会場でなんとなく別の経路を選択したら快適な穴場にたどり着くことができたとか、
そういったはっきりと何かとは言えないシックスセンス、 これを持っているっていうことが何よりも優れた特技だと思うんですね。
僕はね、こんなシックスセンスと言えるほどのものはね、持っていないんですけども、 これに近いものとして、
近くの人が何か話したそうな時、 その話したそうな空気っていうのを感じることがあるんですね。
多分ね、あの同じ感覚を持っている方大勢いるかと思うんですけど、 その人の口元が何となく動いたり、
会話をしているグループの中心に何となく体を向き直したりとか、 あと相槌の速度が少し遅くなったり、そんな感情のキビみたいなものをね、感じることがあるんですよ。
他にもね、返事を聞くだけで人の機嫌がわかる。 いやね、みんなね、大体あの分かるとは思うんですよ。
分かると思うんですけど、分からない人もいるじゃないですか、この世には。 ということはこれって僕らが持っているセンスの一つなわけですよね。
シックスセンスとは言えないくらいの独自の感覚? これあのしっとりセンスって呼びたくて、このしっとりセンスを僕たちって無数に持っているんじゃないかと。
ですからこれをね、どんどんどんどん掘り起こしていけば、頑強なロープのような強い特技がなくとも、 細い糸みたいなしっとりセンスを集めて、
寄り合わせることで太いロープを作り上げることができるんじゃないかと。 それも特技じゃないですか。
現代のしっとりセンス
この自分のしっとりセンスっていうものに 意識を向けることで、晴れて特技を持っている自分に生まれ変わることができるんじゃないかと、そう思うわけですね。
結構皆さんもそういう話あるんじゃないかなって思うんですよね。 全品30%オフを歌うアパレルで、お気に入りを見つけたと思って値札を見たら、それだけセール対象外だったとか。
同じようにアパレルでね、3000円帯のものが並ぶコーナーで、 いいなーと思って取り上げたものが8000円だったりとか、こういうオメガ高い系のしっとりセンス持ってる人いますよね。
あとはのれんや看板を見ただけで美味しいラーメン屋がわかるしっとりセンス。 普段はあまり行かない地域に遠出したとき、色が抜けている
登りがはためくのが見えて、それがどうも気になってまだお腹が空いてなかったけど、 お店に入って塩ラーメンを注文したら
出されたラーメンが透き通ったスープで細麺。 岩のりがまぶされていて体にスッと染み込んでいくような絶品だった。
店内を見渡すとミシュランの額縁が控えめに飾ってある。 こんなのもう聴力地味た最高の特技じゃないですか。
他にもね、視線を感じることができたり、 嗅がなくてもその人の匂いがなんとなく予想できたり、
アラームが鳴る前にいつも目が覚めたり。 見過ごしているしっとりセンスっていうのは僕たちを無数に持ってますよね。
雨の空気を鋭敏に感じ取れる人もいますよね。 そんな人なんて時代が違えば権力者、王だったわけじゃないですか。
貫抜に苦しむ村にね布切れ一つ羽織った男が現れて、 まもなく雨が来ると一言。
村の人たちは誰も信じなかったんですけど、そのくたびれた帽子の奥から覗く眼光が、 もしやと思わせる。
その夜月明かりのない暗闇に人々は家から顔を出して空を見上げていたら、 暖かい雨がねポツリポツリと降り出して、続けて屋根を突き破らんばかりの
高音が鳴り響いて、お腹を空かせた赤子がその日だけはスヤスヤと眠る。 こんなそれぞれのしっとりセンスが猛威を振るった時代もあったわけですよ。
そして時は令和、AIが発達して人間らしさが問われる現代で、 若者から想像力が日々失われていくとね社会学者が警鐘を鳴らす中で、
ラブレターの内容をチャットGPTに依頼してそれをインスタのDMで送っていた大学生も、 AIがお勧めするラーメン屋に向かう道すがら、急にね進行方向を変えて、なんとなく気になったラーメン屋さんに歩みを進める。
スマホからね、AIがお勧めする人気ラーメン店はまだ先ですっていう ポップアップが出ているのも無視して、
たてつけの悪い言い口を構えたラーメン屋にゆっくりと入っていくと、 そこにはねむせ返るほどの煮干しの香り。
お兄ちゃんよくうちの店見つけたねって店主が笑いかけたところで、 大学生が恥ずかしそうにね、なんだかしっとりセンスが働いてって、まあ照れ笑いするわけですよ。
そんな時代が今すぐそこまで来ているわけです。
ですから新年度を前にして有望な人材を求めの人事犯の皆様は、 ぜひ志望動機や特技を聞く前に、あなたのしっとりセンスは何ですかと聞きましょう。
そして私たちも胸を張って答えるべきですね。 返事で機嫌がわかることです。
コアモテなのに道を聞かれることです。 お土産がいつも人に喜ばれることです。
もうねシンギュラリティの先にはしっとりセンスの時代が待っていますから、 特技がないって焦っていたりとかそのために気分が落ち込んでいる人はね、
自分の中のしっとりセンスをあのぜひ探していただいて、 新たな新時代の到来にね構えていただければなと備えていただければなと思います。
そんなあの、変な話だったわけですけども。
皆さんの中に眠るしっとりセンスっていうものもね、もし見つけられたんだったらぜひ教えてください。
なんかあの並び出したらお店が急に混み出すとかね、ああいうのもね、もうしっとりセンスですから。 そのしっとりセンスを活用してですね、これからの頑張っていきましょう。
はい。 それではご静聴ありがとうございました。田山でした。
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