SCP-598-JPの特徴
アイテム番号 SCP-598-JP オブジェクトクラス セーフ 特別収容プロトコル
SCP-598-JPは、カバーストーリー を用いて、民間人の立ち入りを防いでください。
SCP-598-JPにつながるすべての通路には、最低1名の警備員を配置してください。
研究目的で、SCP-598-JPに立ち入る場合には、極力現金を所持しないでください。
ここが修正されています。極力現金を所持しないでください。
必要最低限の現金を所持してください。
窃盗の前科があるDクラス職員を、決して実験に用いないでください。
説明
SCP-598-JPは、
県、
市に所在する、
商店街と広場、
およびその内部で生活する人型実態、
以下SCP-598-JP1です。
SCP-598-JPに侵入した人間は、
SCP-598-JP内で販売している商品、以下商品を珍しいもの、
ここにしか売っていないものであると感じ、購買意欲を強く刺激されます。
実際、
商品はSCP-598-JP以外では販売されていないものがほとんどですが、非常に高価です。
これまで商品自体に異常性は認められていません。
商品を購入した人間は、SCP-598-JPを出た直後、不必要なものを買ってしまったことに対する気分の落ち込みなどを感じますが、
一週間程度の間隔で、定期的にSCP-598-JPへ向かい、商品を購入するようになります。
これは説得や軽度の拘束によって制止することが可能であり、一度制止すれば、影響からは解放されます。
適切な対処を行わない場合、最終的に購入者は全財産を商品の購入に費やし、窃盗や強盗などの犯罪行為に至ります。
SCP-598-JP1がSCP-598-JPの外部へ移動することはありません。
また、商品を運搬する卸業者などの存在は今まで確認されておらず、すべての商品はSCP-598-JPの各商店、移動販売社内で生成されていると考えられています。
以下はSCP-598-JPで確認された商品の一部です。
SCP-598-JPの商品
完全なリストは、
文章598-JP-1を参照してください。
商品名、キラキラ包丁
概要、セラミックナイフに電極とLED電球が埋め込まれており、食品を切ると電解質と反応して七色に発光する。
価格、19,800円
販売場所、金物店
焼き芋、ソーダ味
未知の方法によって、
さつまいもに炭酸飲料が浸透された焼き芋
Dクラス職員に接触させたところ、
芋の味と炭酸が合わず、美味ではない。
との回答が得られた。
800円
広場前、移動販売社
秘密ペン
ブラックライトを当てると、七色に発光するボールペン。
未知のインクが充填されており、成分は分析中。
680円
文房具店
生命の始まり
特別版
動物の交尾のシーンのみを撮影したDVD。
特典ディスクと見られるものが付属している。
238,000円
ビデオ販売店
門ペン
門というキャラクターのキーホルダーが取り付けられているサインペン。
SCP-598-JPのマスコットキャラクターであると見られ、関連商品が多数確認された。
関連商品が多数確認された。
1000円
文房具店
インタビュー記録598-JP-LOを参照する。
インタビュー記録598-JP-LO
日付2000年
対象SCP-598-JP-1の1個体。八百屋の店主を受賞している。
インタビュアー
博士
録音開始
博士
こんにちは。
SCP-598-JP-1の1個体。八百屋の店主を受賞している。インタビュアー
博士
録音開始
SCP-598-JP-1。
いらっしゃい。
おや?見かけない顔だね。
博士
ええ。まあ、ちょっと近くに用事があったもので。
SCP-598-JP-1。
そうかいそうかい。今日はいいのが入ってるんだ。どうだい?これとか。
レインボー人参。珍しいだろう。
博士
すごい色ですね。確かに珍しいですが、味は普通の人参と何か違うのですか?
SCP-598-JP-1。
いらっしゃい。おや?見かけない顔だね。
博士
録音開始
いらっしゃい。おや?見かけない顔だね。
博士
録音開始
SCP-598-JP-1。
味?とびっきりに甘いよ。糖度いくつだったかな?まあいいや、なんせ珍しいんだよこれ。
確かこれを作ってる農家が一軒しかなくてさ。ピーラーで笹書にして、オリーブオイルで作ってたの。
レインボー人参。珍しいだろう。
博士
ええ。すごい色ですね。確かに珍しいですが、味は普通の人参と何か違うのですか?
SCP-598-JP-1。
いらっしゃい。おや?見かけない顔だね。どうだい?これとか。
博士
録音開始
SCP-598-JP-1。
味?とびっきりに甘いよ。糖度いくつだったかな?まあいいや、なんせ珍しいんだよこれ。確かこれを作ってる農家が一軒しかなくてさ。ピーラーで笹書にして、オリーブオイルと塩こしょうでサラダにするのが一番うめえな。
レインボー人参。録音開始
SCP-598-JP-1。
味?とびっきりに甘いよ。糖度いくつだったかな?まあいいや、なんせ珍しいんだよこれ。確かこれを作ってる農家が一軒しかなくてさ。ピーラーで笹書にして、オリーブオイルと塩こしょうでサラダにするのが一番うめえな。
博士
ほう。それは美味しそうですね。
SCP-598-JP-1。
だろ?おら、買った買った。
せっかくだよ。
だし負けとくよ。
そうだな。3本で1キュッパ。
1980円。
だけど2本おまけだ。
どうだい?
博士
2本もおまけしてくれるのですか?
仕方ないです。買いましょう。
SCP-598-JP-1。
毎度あり。
ついでにこれもつけとこうかな。
袋に虹色の大根が追加される。
博士
おやおや、すいません。
SCP-598-JP-1。
いいっていいって。また来てよ。
録音終了。
SCP-598-JPの影響
終了報告書。
博士は当初、SCP-598-JP内で商品を購入する意思はなかった。としています。
人参と大根については異常性が認められなかったため、博士が接触しました。
人参の糖度は平均的な値でした。
博士。
事件記録598-JP-HAを参照する。
事件記録598-JP-1。日付2000年。
SCP-598-JPを調査していたDクラス職員D-598-06が指示に反し、SCP-598-JP内のビデオ販売店にて編集済みを窃盗、逃走した後に消失しました。
以下は、
D-598-06との更新記録であり、事件発生前後の部分を抜粋したものです。
再生開始13時48分51秒。
博士。
では、そのDVDを置いて店から出てください。
D-598-06。
いや、これめっちゃ欲しいんだよ。
博士。
買えるだけの現金は持っていないはずでしょう。
D-598-06。
D-598-06。3秒間の沈黙。
じゃあ、こうするしかねえか。
D-598-06が編集済みをもってビデオ販売店を出る。警報機が鳴動する。
SCP-598-JP-1。ビデオ販売店の店主とみられる。
あ、おい、待てガキ。
博士。店に戻りなさい。
D-598-06。やだ。
博士。戻れと言ってるんだ。
D-598-06。
欲しいんだからしょうがねえだろ。
SCP-598-JPの端まで逃走するD-598-06と追いかけるSCP-598-JP-1の足音が7秒間記録される。
D-598-06がSCP-598-JPの外部へ出た瞬間、消失。
D-598-06がSCP-598-JPの外部へ出た瞬間、消失。
D-598-06。おい、お前らどこだ。さっきまで商店街の入り口にいたろ。
博士。先ほどと同じ場所にいます。状況を報告してください。
D-598-06。えっと、商店街を出たらいきなり夜みたいになった。
博士。SCP-598-JPには戻れますか。
D-598-06。戻れそうだけど。
D-598-06。戻れそうだけど。シャッターも閉まってて真っ暗だ。
D-598-06。4秒間の沈黙。
D-598-06。おい、商店街の方から何か歩いてくるぞ。お前らか。
博士。いえ、違います。では、その場を動かないでください。こちらで回収。
D-598-06。万引き悪い子、良くない子。
博士。今のは誰ですか。
D-598-06。物を買うにはお金が必要。お金がなければ物は買えない。
D-598-06。お金が無いなら、どうすればいいよ。
D-598-06。物を買うにはお金が必要。お金がなければ物は買えない。ごめんなさい。
D-598-06。お金が無いなら、どうすればいいよ。
D-598-06。分からないよ。
D-598-06。分からないなら、聴けばいいよ。
わからないなら聞けばいい
D59806
ねえ博士どうすればいい
博士ここで稼いでお金を作る
商店街でお金を稼ぐ
D59806
ここで稼いでお金を作る
商店街でお金を稼ぐ
ありがとう博士僕頑張るよ
博士どういたしまして
今日から君はここの仲間だ
ここは楽しいアーケード
博士今日から君はここの仲間だ
ここは楽しいアーケード
D59806
今日から僕はここの仲間だ
ここは楽しいアーケード
3名が同時に
ここは楽しいアーケード
笑い声が5秒間続き更新切断
再生終了
13時51分44秒
事件当時博士を含めた人が
と故障された人物によると見られる影響を受けましたが
更新切断と同時に回復しました
尋問の結果影響を受けた全ての職員が
事件発生時の記憶を喪失していることが判明しています
の正体は判明していません
この事件の後
D59806は
SCP-59806の仲間で
D598JP内のビデオ販売店にて
住み込みのアルバイトとなり
現在も勤務しています
D59806に対するインタビューでは
初めからここで働いている
との証言が得られました
またD59806の学部に
以下の内容の入れ墨が
彫られていることが判明しました
残り
5980000
人間型外部エントリーの
エントロピー建造物のタグが付いています
残り5980000
住人にする残り人数か
販売する残りの数か
稼ぐ額か
額かな多分
その人物が売った額
598万円分
売ったら自由になるとか
そういうあれかな
なんか
世にも奇妙な物語味を感じましたね
最終的にその異常存在の仲間入りをしてしまう
みたいな
そのアーケード
商店街にいない
いないというか
中に入ってない人間にも影響出るんですね
博士の入り口で待機しているはずの博士が
万引きした結果
Dクラス職員が
万引きした結果
謎の存在が出てきて
3人一緒に
おかしくなってしまった
というSCPでした
結構すっきり
不気味な
感じのやつで
私は好きですね
ではまた次回
お疲れ様です