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2023-09-06 10:20

#186 SCP-656-JP - 人よけペットボトル

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紹介SCP/Tale

タイトル: SCP-656-JP - 人よけペットボトル
作者: ukarayakara
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-656-jp
作成年: 2016
ライセンス: CC BY-SA 3.0

SCP財団とは: https://ja.wikipedia.org/wiki/SCP%E8%B2%A1%E5%9B%A3

©︎SCP財団 http://ja.scp-wiki.net/

#SCP #SF #朗読
00:05
スピーカー 1
アイテム番号 SCP-656-JP オブジェクトクラス セーフ 特別収容プロトコル
SCP-656-JPは、サイト8104の標準非生物オブジェクト収容ロッカーに収容されます。
その際、各SCP-656-JPは異なるロッカーに収容されなくてはなりません。
SCP-656-JPを使用した実験を行う場合、すべての実験関係者に規定の高認識災害処置を実施してください。
説明 SCP-656-JPは、500mlサイズの23本のペットボトルです。
SCP-656-JPの異常性は、複数のSCP-656-JPが隣接したときに発揮されます。
隣接した個数に応じて、認識した人間に以下のような異なる精神的・肉体的影響を与えることが判明しています。
認識した人間への影響
スピーカー 2
認識者は、SCP-656-JP群へ近づくにつれて嫌悪感を覚え、SCP-656-JPから5m以上離れて行動しようとする。
認識者は、SCP-656-JP群と10m以上距離を取ろうとし、強制的に10m以内に近づけると嘔吐する。
スピーカー 1
認識者は、SCP-656-JP群を認識した瞬間に30m以上距離を取ろうとする。強制的にSCP-656-JP群と30m以内に近づけると失神する。
認識者は、SCP-656-JP群を認識すると即座にSCP-656-JP群、その周囲50mに及ぶ空間を知覚できなくなり、結果としてSCP-656-JPと50m以上距離を取る。
また、そのことに違和感を抱かない。
強制的に50m以内に近づけると意識を失うが、無意識化にも関わらず、肉体はSCP-656-JPから離れようと歩行や走行を行う。
21本以上。
認識者は、蒸気と同様にSCP-656-JP群、また、周囲90mに及ぶ範囲を認識できなくなる。
また、この状態のSCP-656-JP群について記述した文章、画像、括弧SCP-656-JP1は、それらを認識した人間に軽度の嫌悪感、不快感を与える。
03:08
スピーカー 1
これらの影響は隣接する本数が増加するにつれてより深刻になりますが、
全段階のSCP-656-JP影響は、財団保有の対認識災害技術によりほぼ完全な対処が可能です。
SCP-656-JPは、2014年岡山県市にて、「道路に見ていると気分の悪くなるペットボトルがある。」との報告によって財団の知るところとなりました。
SCP-656-JPの財団における任務への活用については議論が進められています。
自動アラート。これは全職員に向けての通知です。
以下のレポートを認識できる職員は、直ちにこのレポートの存在を報告してください。
警告。以下のファイルは反ミーム的特性を保有している可能性があります。
スピーカー 2
ファイルに接触する前に、対情報災害部門へこのファイルを報告してください。
これは、81地域ブロック財団システムによって自動作成されたレポートです。
スピーカー 1
事案A884。
優先度。クラスV。クラス5かな?
検出日時。2013年7月29日。状態。対応なし。座標34.591809。133.382678。
経緯。FV4085財団自動調査機が定期巡回中、半径1.5kmほどの未入力の地形を検知。
映像撮影及び各種データ計測後、期間。調査隊の派遣を要請中。
詳細。500mlサイズのペットボトルの集合体。調査機が不明な発信源からテキストファイルを受信。
スピーカー 2
計測されたデータについては添付ファイルを参照してください。
スピーカー 1
システムログ。事案を検出しました。最寄り収容サイト。
サイト8104の管理部門へ通達を行い、調査隊を要請します。
応答なし。応答なし。応答なし。
サイト8104の医療部門及びタイミーム情報災害部門へ緊急通達。応答なし。応答なし。
サイト8104の全職員にレポートを緊急通達。応答なし。応答なし。
81地域ブロック管理部門及び医療部門タイミーム情報災害部門へ緊急通達。応答なし。応答なし。応答なし。
06:07
スピーカー 1
81地域ブロック全域にレポートを緊急通達。応答なし。応答なし。応答なし。応答なし。応答なし。
財団管理部門及びミーム情報災害部門本部へ緊急通達。応答なし。応答なし。応答なし。応答なし。応答なし。
このレポートは非常に強力な反ミーム特性を保有している可能性があります。
このレポートは有効な技術が開発されるまで、本システムが把握している全ての財団コンピューターへ定期的に送信され、アラートとして表示されます。
FV4085機が受信したファイル。
来てしまったんだな。我々の素性を明かすことはできない。それは即、お互いの不利益に繋がる。ただ、もともとは君たちと一緒だったものだ。
我々が使っているこの人よけが、もしかしたら君たちに迷惑をかけているかもしれないな。すまない。
迷惑をかけておいてなんだが、一つだけ頼みがある。近づかないでくれ。
我々は君たちに危害を加えるつもりはないし、君たちもまたそうだろう。が、これは悪意の有無には関係ない。離れるんだ。早く。
反ミーム注目記事精神影響視覚認識災害のタグが付いています。
自動アラートの自動作成されたレポート、撮影された画像でペットボトルが大量にある画像が載せられています。
なので、このSCP-656-JPは23本のペットボトルですと説明があるけど、もっとあると。
スピーカー 2
ペットボトルでできた島なのかな?
ってわけでもないか。未入力の地形を検知。
スピーカー 1
一番最後にメッセージを送ってきた人たちが何をしているかわからないけど、何かをするための地域でそこに人を呼ばない、謝ってこないためにペットボトルを配置している。
スピーカー 2
で、そのペットボトルの一部が流れ着いたじゃないけど、剥がれたとかですかね。
スピーカー 1
で、SCP財団が把握してしまった。認識してしまった。
スピーカー 2
グリードアイランドみたいな感じかな。
意識していかない限りはたどり着けない仕様になっている島。
09:09
スピーカー 2
我々の素性を明かすことはできない。それは即お互いの不利益につながる。
素性を明かした瞬間不利益につながる。
スピーカー 1
もともとは君たちと一緒だったもの。
スピーカー 2
君たちがSCP財団なのか、人間っていう単位での一緒なのか。
スピーカー 1
我々が使っているこのひとよけペットボトルがもしかしたら迷惑をかけているかもしれない。すまない。ただ近づかないでくれ。
我々は危害を加えるつもりはない。君たちも危害を加えるつもりはないかもしれないが近づくんであればダメだよとやることやるよとこっちも。
スピーカー 2
何者だ?
なんかあるかもしれないですね。今後のSCPとかテイルの過程で。
すごい意味深な別の生命体、知的生命体の存在でした。
ではまた次回お疲れ様です。
10:20

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