00:04
スピーカー 1
アイテム番号 SCP-1367-JP オブジェクトクラス ユークリッド 特別収容プロトコル
SCP-1367-JPは小型GPSチップを埋め込んだ上で、セクター8103の森林型収容区域中心部にある小型収容室に収容されます。
SCP-1367-JPが収容室から脱走した場合、収容チームを出動させてください。
収容チームはGPSの位置情報を利用して、SCP-1367-JPを遠隔から観察し、非活性化を確認してから確保収容室に再収容してください。
SCP-1367-JPが収容区域外縁部200メートル以内に接近した場合、非活性化の有無に関わらず捕獲部隊リ4サービス残業を出動させ、確保を行ってください。
説明 SCP-1367-JPはシマリス族に属する不明種です。
活性化時の異常に高い知性と口術の異常性を除き、一般的な他のシマリス族と同様の生態・性質を示します。
SCP-1367-JPは檻や部屋など特定の空間内に収容されている場合に不定期に活性化します。
活性化時 SCP-1367-JPは対象空間からの脱走に必要な知性と可気の異常性を獲得し、脱走を図ります。
SCP-1367-JPは脱走を完了した時点で非活性化します。非活性化後1時間以内に活性化した事例は確認されていません。
SCP-1367-JPは活性化時、空間外極により高校内を不明な空間に接続して、物体・物質、以下SCP-1367-JP-Aを出現させ脱走に使用します。
SCP-1367-JP-AがSCP-1367-JPの高新及び高校より大きい場合、SCP-1367-JP-Aの高校内からの排出が完了するまで、SCP-1367-JPの高新及び高校はSCP-1367-JP-Aの大きさに合わせて拡張されます。
SCP-1367-JPの活性化中は、高校内の複雑かつ高強度の空間外極による副次的影響のため、SCP-1367-JP-Aの出現元を調査する試みは本・報告書・執筆現在まで全て失敗しています。
03:08
スピーカー 1
保位① SCP-1367-JPは2000年2月7日、県・市で、リスが口から針金を吐き出した、という通報を傍受したことにより発見、財団エージェントにより確保されました。
収容当初は、高校から針金を排出し、織の錠をピッキングすること以外の異常性が確認されなかったため、アノマラスアイテムとして収容されていました。
インシデント記録 現在の特別収容プロトコルが策定されるまで、SCP-1367-JP実態により頻繁に収容違反が発生していました。
インシデント-1367-JP-1以降、SCP-1367-JPはユークリッドクラスに再分類されました。
以下は、SCP-1367-JPによるインシデント記録の抜粋です。
インシデント記録抜粋
インシデント-1367-JP-01
2000年2月9日
収容方法 アノマラス小動物型実態収容室への収容
脱走方法
SCP-1367-JPは、高校内から出現させたシリコンで、博士の指紋を偽装して認証をパスし、パスワードを入力して扉を解除した。
指紋の位置からパスワードを推測したものと思われる。
不器
当インシデント以降、SCP-1367-JPは、収容違反の発生、およびSCP-1367-JP-Aの出現元と種類の不明確さからユークリッドクラスに再分類された。
以降の収容方法の考案は、博士、収容スペシャリスト、クリーキー、他2名によって行われた。
インシデント1367-JP-04
2000年2月14日
収容方法
提供異動小動物型実態収容室への収容、および監視カメラを用いた監視。
入口の認証は、縄脈認証による認証が用いられている。
脱走方法
SCP-1367-JPは、高校内から発煙筒を出現させた。
発煙筒の処理後、室内にいるSCP-1367-JPと思われる実態が確保されたが、
後の調査で異常性のないエゾシマリスであることが判明した。
SCP-1367-JPは、塩膜が有効な間に通気口から脱走していた。
インシデント1367-JP-07
2000年2月17日
収容方法
06:00
スピーカー 1
提供異動、小動物型実態収容室への収容、および監視カメラとサーモグラフィカメラを用いた監視。
入口の認証は、縄脈認証による認証が用いられている。
脱走方法
SCP-1367-JPは、高校内から大量の海水を排出、騒動に乗じて脱出した。
不器
海水の成分は、フロリダ州沿岸部のものと一致した。
インシデント1367-JP-14
2000年2月28日
収容方法
中強異動、小動物型実態収容室への収容、および監視カメラとサーモグラフィカメラを用いた監視。
入口の認証は、縄脈認証による認証が用いられている。
収容室には排水装置が備え付けられている。
脱走方法
SCP-1367-JPは、高校から出現させた。
編集済み
により、壁面およびその直線状の物体をおよそ200mに渡って妖怪させ、脱走した。
不器
当インシデントにより、生物サイト8102の職員、名が死傷した。
当インシデントを受けて、収容スペシャリスト、クリキよりケテルクラスへの再分類と予算増額申請が行われたが、
サイト管理者により却下された。
厳重に収容するだけで全てが解決するならば、あなたの職務はもっとシンプルになるでしょう。
これまでの事例から、このアノマリーは収容を厳重にすればするほど、脅威度を増してしまうと考えられます。
工夫してください。
皆さんの努力に期待します。
サイト管理者
不器2
蒸気の申請が却下された後、収容スペシャリスト、クリキが配置替えを申請したが、却下された。
インシデント記録抜粋2
インシデント1367JP15
2000年3月1日
収容方法
低脅威度小動物型実態収容室への収容及び監視カメラを用いた監視。
監視カメラにより活性化の兆候が確認された場合、収容室内に睡眠ガスを噴射、充満させる。
結果、SCP1367JPが活性化するも睡眠ガスにより鎮圧。
不器
活性化時も呼吸は室内の空気に対して行っていることが確認された。
また、渾水状態になった時点で非活性化することが確認された。
この仕事もようやく終わりだ。
収容スペシャリスト 栗木
インシデント1367JP16
2000年3月1日
収容方法
同常
脱走方法
SCP1367JPは口腔内に出現させた換気栓により口腔内に接続されている空間との換気を行いつつ、
09:07
スピーカー 1
インシデント1367JP01と同様の方法で脱走した。
不器
前回活性化時の記憶を引き継いでいると考えられる。
また、前回睡眠ガスの噴射装置に気づかなかったことから、
知覚に関する異常性を持たないと推測される。
前言を撤回する。
収容スペシャリスト 栗木
インシデント1367JP21
2000年3月10日
収容方法
森林に偽装した収容室による収容。
結果
SCP1367JPは内壁に接触してから10分後に活性化し、
インシデント1367JP01と同様の方法で脱走した。
不器
活性化までの期間は最長だったものの、結果的には活性化した。
壁の認識が活性化の条件である可能性がある。
要検証
インシデント1367JP23
2000年3月13日
収容方法
屋上に仮設した疑似収容室による収容。
一般的なシマリス族の視力でガラスの有無を視認できない距離に
投降メイドガラス壁を設置し、赤外線センサーと連動した
前方位内向きトラベレーターにより壁への接近・接触を防ぐ。
結果
トラベレーターに押し戻された時点で活性化した。
下記・映像記録を参照
映像記録
収容違反時の映像記録
仮設収容室および捕獲部隊の映像を編集した。
映像開始
SCP1367JPが活性化、発煙塔を出現させる。
監視員は応援を要請し、屋上に捕獲部隊が到着する。
隊長
クソったれのクソネズミめ、また収容違反か。
収容室内部は煙が充満している。
隊長
サーモグラフィーカメラを使用しろ。
部隊員全員がサーモグラフィーカメラを装着。
同時にガラスの割れる音が発生。
サーモグラフィーカメラにはSCP1367JPと重しき物体と
直径10センチメートル強の球体が映っている。
隊員
ガラスが割られましたが、どうやら対象はまだ屋上にいるようです。
隊長
よし、対象が逃げる前にさっさと捕まえるぞ。
隊員
隊長、様子が変です。
サーモグラフィーカメラによりSCP1367JPの高校及び
更新の拡大が確認される。
同時に周囲の床及び壁と同程度の温度である
高さ3メートルほどの物体の出現が確認できる。
12:02
スピーカー 1
隊長
何かの機械か。
おい、気を付けろ。
騒音が発生、同時に煙が晴れる。
隊長
なんだ、くそ、やつは何を出した。
隊員
隊長、送風機です。
あれは送風機です。
小型のウイングスーツを着たSCP1367JPが
巨大送風機の風を利用して飛翔し
ガラス壁に開けた穴を抜けて飛び去る。
隊長
あーくそネズミめ、ムササビの真似か。
映像終了
追記
送風機は財団製だったが、製造以降インシデント当日まで
同型機が紛失した記録はなかった。
またウイングスーツには財団が取得している技術が使用されていたが
リス用ウイングスーツが開発された記録は存在していない。
吹記
仮説は棄却。
一定範囲内への封じ込めの認識が活性化の条件だと推測される。
本位2
2000年5月13日
SCP-1367-JPが非活性化状態であるにも関わらず
サイト8102における小動物型実体捕獲部隊の隊員であるが
SCP-1367-JPの収容室の扉を開き収容違反を起こしました。
隊員のカオスインサージェンシーとの関与が疑われましたが
財団の調査により否定されました。
SCP-1367-JPの未知の異常性の影響が疑われたため
博士も立ち合いの下で収容スペシャリストクリキによるインタビューが行われました。
インタビュー記録
対象
隊員
インタビューは収容スペシャリストクリキ
録音開始
収容スペシャリストクリキ
以下クリキでいきます。
インタビューを開始する
隊員
ああ、何でもいいから早くしてくれ
クリキ
なんだ、何か急ぐことでもあるのか
隊員
ここ数日寝てないんだよ
あのクソったれの茶色いネズミのせいでな
クリキ
寝てない?
それはSCP-1367-JPに何かされたのか
隊員
そうだけどそうじゃねえよ
わかるだろ
あのクソネズミ、この3ヶ月で昼も夜もなく
一回も収容違反を起こしやがって
こっちには他にも仕事があるし
睡眠だっているんだよ
机を叩く音
クリキ
ああ、つまり寝る暇がないってことか
隊員
そうだよ
お前もこんなところで油を売ってないで
さっさとあのクソネズミの完璧な収容方法を考えてくれよ
15:00
スピーカー 1
クリキ
わかってる
だがそのためにはSCP-1367-JPのことを知らなきゃならない
もし今回の収容違反に
SCP-1367-JPの未知の異常性が関わっているなら
それを知らなくちゃ収容なんてできっこない
それを調べるのは俺の役目じゃないが
今は少しでも
何でもいいから手がかりが欲しい
だから直に話を聞きに来た
隊員
未知の異常性?
そんなもんねーよ
いや断定はできないが
少なくとも俺は多分その影響を受けたわけじゃない
自分の意思でやったことだ
クリキ
自分の意思で?
なぜ自分で仕事を増やすようなことを?
隊員
正直疲れすぎてわけわかんなくなってたんだよ
あのクソネズミがどうしても収容違反を起こすってんなら
もうどっかに逃がして俺のいないところに行っちまえばいいと思ったんだ
それだ
椅子の倒れる音と収容スペシャリストクリキが乱暴に扉を開けて退出する音
約4秒間の沈黙
隊員
え?
録音終了
終了報告書
本インタビューの後収容スペシャリストクリキにより
現在の特別収容プロトコルが策定された
しばらくリスは見たくない
収容スペシャリストクリキ
ポータルリス動物生命のタグがついてます
注釈が一つ俗に動くほどと呼称される
エレベーターみたいなやつだな
なんだっけ名前
えーエレベーターみたいなやつ
どこだどこだ
トラベレーター
はい
口からいろんなものを出す
ネズミ
ネズミじゃないリス
脱獄王ですね
今の特別収容プロトコルは森林型収容区域
日中一審にある小型収容室に収容されます
収容室から脱走した場合収容チームを出動させてください
非活性化を確認してから確保収容室に再収容してください
非活性化の有無に関わらず捕獲部隊を出動させ確保を行う
2つ二重構造にしてるってことかな
収容室でかい森林型の収容室の中のちっちゃい収容室に入れて
そのちっちゃいのから出てしばらくしたら非活性化するから
そしたらまた捕まえて小さい収容室に入れてっていうのを繰り返して
なんとか収められることに成功しているって感じですかね
というscpでした
ではまた次回お疲れ様です