00:04
スピーカー 2
アイテム番号 SCP-126-JP
スピーカー 1
オブジェクトクラス セーフ 特別収容プロトコル
SCP-126-JPは電子錠付き金庫へと収容してください。
SCP-126-JPの悪用を避けるため、金庫はさらに収容室内の床下へと自動昇降装置によって格納されます。
自動昇降装置はパスワードと起動承認キーのプログラムによるセキュリティが施されます。
また、自動昇降装置の予定外の起動に対応する時間を確保するため、上昇動作は少なくとも50秒以上をかけて完了するよう設定してください。
SCP-126-JPを用いた実験では、被験者への指示を実験中に行うことは固く禁止されています。
被験者に実行してほしい特定の言動がある場合は、被験者に対してそれとない誘導を行い、被験者が自発的にその言動を実行するようにしてください。
説明
SCP-126-JPは1丁のコルトM1849ポケットリボルバーとそれが収まるサイズの木板です。
拳銃部分は未知の方法によって木板部分に完全に固定されており、取り外すことはできません。
また、そのままの状態ではどのような可動部も一切動作させることができません。
SCP-126-JPを5人これが修正され、6人が囲むに適した卓上に安置し、その状態で被験者となる人間が卓の席に着いたとき、得意な性質が発現します。
卓を囲むようにして、それぞれ特徴の異なる4名修正され、5名の男女、以下、SCP-126-JP1と故障が出現します。
SCP-126-JP1は全員、被験者が使用している椅子またはザグと同じものを使用した状態で瞬間的に出現します。
同時に、SCP-126-JP拳銃部分の断層内に銃弾が出現します。
また、被験者は未知の方法によって席上に固定されます。
SCP-126-JP1の出現後、SCP-126-JP1-Aによって、これがロシアンルーレットであることが被験者に対して説明されます。
ロシアンルーレットは断層に一発だけ実弾が込められ、それ以外は空薬莢である通常の順番方式によって進行されますが、
独自のルールとして、次に引き金を引くものは、生存しているSCP-126-JP1と被験者を含んだ現在の参加者たちの議論によって決定されること。
03:07
スピーカー 1
誰かが当たりを引いたとしても、そのまま人数と空薬莢を一つ減らした状態でゲームを再開始すること。
最後の一人になるまで勝ち残った時、被験者が開放、説明で実際に使用された語であることが注目されています。
開放されることが説明されます。
説明の後、いずれかのSCP-126-JP1によってゲームの開始が宣言されます。
同時に、全ての被験者はある数字のイメージが頭の中に浮かび上がったことを報告しました。
数字は1から5修正され、1から6の範囲からランダムに選ばれていると思われ、
ゲームが再開始される度に異なる数字のイメージがその都度浮かび上がります。
SCP-126-JP1群と被験者は議論と多数決によって引き金を引くものを決定します。
SCP-126-JP1はどの順番が当たりであるのかを知らないように見えます。
被験者のような数字のイメージもSCP-126-JP1群には発生しておらず、
被験者がそのようなイメージを抱えたこと自体も認識していないように見られます。
議論または多数決によって引き金を引くものが決定した時、
SCP-126-JP拳銃部分を木板部分より持ち上げ使用することが可能となります。
当たりを引いた場合、SCP-126-JPは通常通り発砲し、
引き金を引いたSCP-126-JP1もしくは被験者はあらゆる防御措置を貫通する銃弾によって問題なく死亡します。
SCP-126-JP1が死亡した場合は、
SCP-126-JP拳銃部分は木板部分上に瞬間的に移動し、再び議論が開始されます。
瞬間的な移動時に弾倉の銃弾装填口が一つ消滅していること、
その状態で銃弾が再装填されていることが確認されています。
この繰り返しによって、ゲームは被験者が死亡するか最後の一人になるまで行われ続けます。
被験者が当たりを引いて死亡した場合、
これまで死亡したSCP-126-JP1が復元された状態で自身の石像に再出現します。
そしてすべてのSCP-126-JP1によってゲームの終了が宣言されると、
スピーカー 2
SCP-126-JP1は消失し、
スピーカー 1
SCP-126-JP拳銃部分は弾倉が元通りになった上で木板部分上に瞬間的に移動します。
06:03
スピーカー 1
SCP-126-JP2はSCP-126-JP1-Aによって事前に説明されない暗黙のルールがあると考えられています。
以下はそれらルールの中で現在判明しているものです。
最後の1対1の場合、引き金を引く者は自分に対して引くのではなく相手に対して引くことになる。
違反者はSCP-126-JP拳銃部分を用いたSCP-126-JP1によって即座に射殺されます。
この時のみ、SCP-126-JP拳銃部分弾倉の全装填口に完全な実弾が装填されています。
現在、ルール1による死亡が被検者2回、SCP-126-JP1-D2回、SCP-126-JP1-C2回確認されています。
ルール2による死亡は被検者7回、SCP-126-JP1-A1回確認されています。
スピーカー 2
SCP-126-JP1-Aに対して干渉した存在は不明ですが、他のSCP-126-JP1はそれを認識しているようでした。
スピーカー 1
ルール3による死亡は被検者1回、SCP-126-JP1-D1回、SCP-126-JP1-C3回確認されています。
ルール4は1対1になった時、被検者の相手型となるSCP-126-JP1によって説明が行われるため、違反は発生していません。
違反による死亡でも、当たりを引いた死亡と同様の手順でゲームは進行されます。
法位2 暗黙のルール2に関して、実験中に発生した事故126-1によって被検者であるDクラス職員1名と担当研究員である研究補佐・実験責任者である博士が、
スピーカー 1
SCP-126-JP拳銃部分を用いたSCP-126-JP1-Aによって射殺されました。
研究補佐と博士は別室から通信機器を通じて被検者に指示を行い、被検者がそれを実行したところ、それを全てのSCP-126-JP1に咎められ、まず被検者が射殺されました。
09:02
スピーカー 1
その直後、SCP-126-JP1-Aは、研究補佐の背後に瞬間移動し、研究補佐を射殺、続いて博士の真横に瞬間移動し、博士を射殺しました。
保安要員によるSCP-126-JP1-Aの確保が試みられましたが、その前にゲーム終了が宣言され、全てのSCP-126-JP1が消失し、SCP-126-JP拳銃部分は木板部分上へと瞬間移動していました。
この事故から、SCP-126-JP実験中は観察と記録のみを行うことが決定され、手順が改定されました。
観察によって各SCP-126-JP1個体のいくつかの特徴が明らかとなりました。以下はその要約となります。
スピーカー 2
個体名 SCP-126-JP1-A
スピーカー 1
他の個体によりアインと呼称
外見的特徴 推定60歳代の白人男性 白髪オールバックに白ひげ
年齢の割に頑健な肉体を有する 右手人差指に魔術的文様の入れ墨
性格の考察 冷静かつ断定的でゲームの進行役
高い知性を示しており、他のSCP-126-JP1からも一定の信頼を得ていると思われる
確認された戦績 3回死亡 違反1回 1対1までの勝ち残り2回
SCP-126-JP1-B 他の個体によりRと呼称
推定30歳代のアジア系男性 やや飛満 左手の小指と薬指が一部欠損している
ルールに厳格であり、議論に際しては他の参加者に対して非常に敵対的、病理的傾向が観察される
9回死亡 違反0回 1対1までの勝ち残り0回
SCP-126-JP1-C 他の個体によりSANと呼称
自称22歳推定20歳前半の日本人女性 僧侶 左手薬指に長期間有病を装着していた痕跡あり
流動的かつヒステリック 議論そのものに非協力的であり、打つ傾向が認められる
SCP-126-JP1-Dに対して明らかに恐怖心を抱いている
7回死亡 違反5回 1対1までの勝ち残り1回
SCP-126-JP1-D 他の個体によりキャトルと呼称
12:00
スピーカー 1
推定10代後半の白人男性 チョーク かつ筋肉質だが薬物常用の傾向が見られる
暴力的で理念の稚拙さが認められる
しかしSCP-126-JP1-Aには信頼を寄せており 確なめられることで暴力的傾向は一時沈静する
SCP-126-JP1-Cに対して性的表現を含んだ 悪戯や冗談を頻発する
14回死亡 違反3回 1対1までの勝ち残り0回
注目すべきは被験者が席に着いた際 必ずSCP-126-JP1-Aが被験者の対面位置に出現することです
各SCP-126-JP1の人物は特定されていませんが
SCP-126-JP1-AがSCP-126-JPの起源に関与している可能性が指摘されています
スピーカー 2
保位4 実験映像記録126-16
スピーカー 1
2000年2月1日 D-126-14によって初めて被験者の勝利が確認されました
以下はその映像記録の一部です
映像開始
スピーカー 2
木製の卓につくD-126-14とSCP-126-JP1-A
スピーカー 1
卓の周囲にはSCP-126-JP1-B-1-C-1-Dの死体が散乱しており
スピーカー 2
卓上には装填口が2つだけの断層を備えたSCP-126-JPが置かれている
SCP-126-JP1-A
スピーカー 1
君は実によくやった
最後の勝負に移る前に1対1のルールを説明させてもらう
暗黙のルール4の説明部分であるため省略
スピーカー 2
SCP-126-JP1-A
わかったか?
スピーカー 1
D-126-14
スピーカー 2
ああ、わかったぜ
スピーカー 1
だが俺も最後の勝負の前に言いたいことがある
いいか?
SCP-126-JP1-A
スピーカー 2
いいだろう
スピーカー 1
D-126-14
スピーカー 2
じゃあ言わせてもらうがよ
スピーカー 1
あんたらは一体何なんだ
何のためにこんなことしてるんだ
SCP-126-JP1-A
我々は不相応しいものだ
勝ち負けのみがある獣の時代に
それを得るに適したというだけだ
そして我々の意志は常に波の上にある
本能されるかそれとも乗りこなすかは自分で決めたらいい
どの道我々は波の上にいる
D-126-14
何だそりゃ
SCP-126-JP1-A
15:02
スピーカー 2
答えも理解もここにはない
スピーカー 1
行えることは一つ
今まで君が波の下の人生でそうしてきたかごとく
ゲームを続けることだ
できたかごとくゲームを続けること
結果は二つ
得るかさらに得るか
スピーカー 2
D-126-14
スピーカー 1
わかったや
スピーカー 2
SCP-126-JP1-A
スピーカー 1
では始めよう
スピーカー 2
D-126-14
スピーカー 1
2だ
被験者は自発的な配慮としてイメージの数字をこれまで必ず報告していました
引き金を引く順番を決める議論部分であり重要性が特に認められなかったため省略
スピーカー 2
SCP-126-JP1-A
スピーカー 1
では私から引かせてもらう
スピーカー 2
SCP-126-JP1-Aが
SCP-126-JPの拳銃部分を持ち上げ
銃口をD-126-14に向ける
スピーカー 1
D-126-14の動作には緊張が見られるものの状況を考慮すると非常に冷静な部類であると思われる
激鉄が薬莢を打つ音
引き金が引かれたが銃弾は発射されない
D-126-14はうなだれるように脱力し大きく息をつく
スピーカー 2
SCP-126-JP1-A
おめでとう
スピーカー 1
君の勝利だ
スピーカー 2
D-126-14の本名
スピーカー 1
SCP-126-JP1-Aが
スピーカー 2
SCP-126-JP拳銃部分を木板部分上に置く
スピーカー 1
D-126-14が
SCP-126-JPに手を伸ばし
スピーカー 2
拳銃部分を持ち上げて銃口をSCP-126-JP1-Aへと向ける
SCP-126-JP1-Aに動揺は一切見られない
D-126-14
本当にこれで解放されるんだな
またお前らが出てきてもう一回だなんてことには絶対ならないな
SCP-126-JP1-A
保証する
君は解放される
D-126-14
スピーカー 1
よかったもう二度と銃なんざ見たくもねえ
スピーカー 2
発砲音
スピーカー 1
D-126-14が
スピーカー 2
SCP-126-JP1-Aを射殺
5秒後
SCP-126-JP1のすべての死体と流出した血液が消失
スピーカー 1
その後
スピーカー 2
D-126-14は拳銃部分を無造作に卓上に放り投げる
スピーカー 1
4分後
研究チームによってゲームは終了されたと判断され
実験の終了が宣言
18:00
スピーカー 1
保安要員が実験室に入室し
D-126-14を確保連行しようとする
保安要員と研究チームの間で今後の手順を確認中
D-126-14が突如頭部の激痛を訴え苦しみ始める
D-126-14が床に倒れ意識を失う
医療班が実験室内に駆け込む
SCP-126-JP1群がゲームを行っていた卓を囲むようにして再出現する
スピーカー 2
SCP-126-JP1群
スピーカー 1
ゲームクリア
スピーカー 2
SCP-126-JP1が消失
スピーカー 1
同時にSCP-126-JP拳銃部分が木板部分上に瞬間移動する
映像終了
スピーカー 2
D-126-14は渾水状態に陥り34分後死亡が確認されました
スピーカー 1
死後の解剖によって
D-126-14の前頭腰内部に空の薬莢が埋め込まれていたことが判明し
死因はこの薬莢による脳組織の破壊であると結論付けられました
実験後SCP-126-JP拳銃部分の断層が
従来の5連層のものから6連層のものに変わっていました
さらに別の被験者を用いた実験を行ったところ
新たなSCP-126-JP1の存在が確認されました
スピーカー 2
SCP-126-JP1Eは推定20歳代の白人男性で
スピーカー 1
赤毛やオッドアイなどの外見的特徴があり
他のSCP-126-JP1よりピャーチと呼称されています
スピーカー 2
非常に高圧的で虚栄心に基づく言動をとりますが
スピーカー 1
実際は正真で高知に長ける性格を有します
これらの特徴はD-126-14の特徴と一致していません
スピーカー 2
ゲーム・人間型・武器・知性・自我の特徴が
スピーカー 1
一致していません
あれ?
ゲームクリアしたやつをSCP-126-JP1の仲間入りさせるSCPじゃない
ない
誰だ
だから数字がちょいちょい修正されてたんですね
人数が増えたから
どういう意味だろう
それぞれ異なる
数人が囲むに適した卓上に安置し
被験者となる人間…被験者となる人間は1人か
で特徴の異なる
この最後の実験のおかげで1人増えて
4名から5名の男女が出現します
SCP-126-JP1の特徴と一致していません
21:01
スピーカー 1
この最後の実験のおかげで1人増えて
4名から5名の男女が出現します
スピーカー 2
ABCDE…そうね5名の男女か
スピーカー 1
ロシアン・ルーレットです
当たりを引いたとしてもそのまま人数とカラーや強を1つ減らし
ゲームは再開し
最後に1人になるまで勝ち残ったとき
被験者が解放されることが説明されます
解放
解放
白人男性 白髪 白ひげ
右手人差し指に魔術的文様の入れ墨
これ誰かあるのかな
モデルというか
最後のロシアン・ルーレット
我々はふさわしいもの
勝ち負けのみがある獣の時代に
スピーカー 2
それを得るに適した
スピーカー 1
それを得るに適した
翻弄されるか乗りこなすかは自分で決めたらいい
答えも理解もここにはない
ゲームを続けることしかできない
結果は2つ
得るか さらに得るか
1つ目の得るはロシアン・ルーレットでやられること
さらに得るは最後に勝って解放されることだと仮定した
そして
あとこのイメージの数字もなんだろうな
引き金が引かれたが銃弾は発射されない
おめでとう君の勝利だ
本当にこれで解放されるんだな
またお前らが出てきてもう一回だなんてことには絶対にならないな
保証する君は解放される
君は解放される
死は救済パターンか
この世界から解放される
でも勝たなくてもロシアン・ルーレットで死んでしまったら
死ぬからそれも解放になるんじゃないのかな
ゲームクリア
全東洋内部に空の薬莢が埋め込まれていた
24:00
スピーカー 1
これがおそらく1対1でやってた時に空のやつを撃たれた際に埋め込まれた
埋め込まれたのか埋め込まれる予定になったのかだな
埋め込まれたならもうその場ですぐなりそうだけど
埋め込まれた状態でも普通に生活できるっていうのが
このゲーム中の異常性だったら全然あり得るので
そこはそんなに関係ないかな
断層が5連層のものから6連層のものに変わっていました
人数が増え続けるだけで減るわけでもない
順番でロシアン・ルーレットに参加させられるSCP
スピーカー 2
ロシアン・ルーレットに参加させられるSCP126JP1が
スピーカー 1
後退後退でっていうのを思ってたんだけど
名前も何か関係あるのかな
アイン・アル・サン・キャトル・ピャーチ
ピャーチが一番ちょっと出てきそうだから調べよう
ロシア語
ロシア語で
生活のせい
前
スピーカー 2
つい
スピーカー 1
ピャーチ
ロシア語の数字
ゴ
スピーカー 2
ゴ?ABCDE
スピーカー 1
ゴだな
ってことは数字か?
スピーカー 2
アイン
スピーカー 1
アインツバイ
なんだっけあれ
あれドイツ語だっけ
アインツバイ何とかみたいな
アインツバイドライ
ドイツ語だね
ドイツ語だね
よしよしよしってことは
アルは
アルは中国語か
スピーカー 2
ER3のアルですね
スピーカー 1
サンは日本語だ
キャトル
すごいなんかすごい
謎々やってる気分楽しい
キャトルは
ABCDE
キャトルは4のはず
フランス語
数字だな
ゴリゴリ数字だな
数字だし
その国の
あれだな
名前というか
ん?
なんて言ったらいいの
1番が
ドイツ人
スピーカー 2
白人男性
スピーカー 1
2番が
アル
中国人
アジア系男性
27:00
スピーカー 1
3番が
サン
20歳前半の日本人女性
4番がキャトル
白人男性
なのか
白人男性
なので
この
それぞれの国の
数字の名前と
スピーカー 2
その国
スピーカー 1
国籍の人が出てくる
っていうとこまでは分かりましたが
で?
っていう話なんだよな
だから何言っている
世界中の人?
全世界の国の言葉
思うらして
対応
ふさわしいもの
ふさわしいもの
円卓の騎士とか関係ある?
フェイトとか全く知らないから
分かんないけど
アイン
アル
サン キャトル
別に優先度はなさそうだな
たぶん
現状ランダムっぽいですね
へー
ちょっとすっきり
ちょっとすっきりしたなほんと
名前の法則性だけだけど分かったの
スピーカー 2
というSCPでした
スピーカー 1
面白いですね
ではまた次回お疲れ様です