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2022-03-05 10:21

#54 SCP-2269 - クモばあちゃん

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紹介SCP

Author: Aelanna
Title: SCP-2269 - クモばあちゃん
Source: http://scp-jp.wikidot.com/scp-2269
Year of creation:2016
CC BY-SA 3.0

SCP財団とは: https://ja.wikipedia.org/wiki/SCP%E8%B2%A1%E5%9B%A3

©︎SCP財団 http://ja.scp-wiki.net/
00:05
スピーカー 2
アイテム番号 SCP-2269 オブジェクトクラス ユークリッド 特別収容プロトコル
スピーカー 1
SCP-2269は、SCP-2269-2個体の脱走を防止するため、 ハーメチックシールとフィルターに変更を施した
スピーカー 2
サイト17の人型生物収容スイートに居住させます。
SCP-2269-1との日常的な相互作用およびコミュニケーションは、 可能な限りインターホンシステムを使用して実行します。
スピーカー 1
SCP-2269のスイートに入る職員は、毎回BSL-4保護を観察し、 入体室時には除染を受けます。
スピーカー 2
SCP-2269-1と対話するすべての職員は、現在の住居は高齢者向けの先進医療ケアセンターであるというカバーストーリーを保ってください。
スピーカー 1
説明
SCP-2269-1はかつてフロリダ州編集済み、在住だった高齢のアイルランド系アメリカ人女性であり、初期収容時は87歳でした。
スピーカー 2
SCP-2269-1は軽度のアルツハイマー病に加え、他いくつかの年齢に起因する失症を抱えています。
文書2269-09 追加医療懸念を参照
スピーカー 1
が、それ以外は人間の基準と比べて生理学的に正常です。
SCP-2269-2は、SCP-2269-1に生息していると思われるクモのコロニーであり、
1ミリメートル未満のハエトリグモ科から5センチメートル以上のジョロウグモ科まで、580以上の特定された種類のおそらくは2万匹以上の個体から構成されています。
スピーカー 2
SCP-2269-2の個体は、SCP-2269-1の腹の中を自由に移動し、不快感や痛みを一切引き起こすことなく、開口部を出入りしています。
スピーカー 1
さらに、SCP-2269-2個体が、SCP-2269-1にはびころうとする寄生虫を捉えて殺している一方、
スピーカー 2
コロニー自体は直接的な食料を必要としているとは思われません。 これらのことから、現在、SCP-2269-2の大半は普段は異次元空間を占めていると考えられます。
03:01
スピーカー 1
SCP-2269-2の主目的は、SCP-2269-1の健康状態の維持であると思われます。
SCP-2269-1が負傷した場合は、いつでも多数のSCP-2269-2個体が力を合わせて傷を修復しようとします。
スピーカー 2
初期収容の前、SCP-2269は、SCP-2269-1が車に跳ねられ、重傷を負った事件に続いて財団の注意を引きました。
スピーカー 1
地元の緊急対応サービスに潜入していたフィールドエージェントが財団に連絡を取り、収容チームが派遣されました。
スピーカー 2
現場に到着した収容チームは、以下の点を観察しました。
スピーカー 1
数十匹の大きなジョロウグモ科の標本が、傷を縛るために蜘蛛糸を繰り出し、SCP-2269-1の傷に包帯をしようと協力しているのが観察された。
スピーカー 2
多数のハエトリグモ科の標本が、割れたガラスや泥などの外来汚染物質を除去しようと協力しているのが観察された。
暫定的な収容のための回収及び輸送中について、追加の観察が対応した医療チームによって行われました。
スピーカー 1
多数の微子的、顕微鏡のBですね。微子的なユアギグモ科が、SCP-2269-1の頭蓋骨内部に存在しており、
スピーカー 2
破裂した血管の修復、凝固した血液の除去、SCP-2269-1の脳を通る血流の維持を試みていた。
スピーカー 1
数匹のコガネグモ科が、SCP-2269-1の強硬化な胸の穴に存在しており、未知の手段で肺と心臓を刺激していた。
初期収容の過程で2度、医療職員は瞬間的な心停止に続くコガネグモ科標本の活発化を報告しており、
この活動はその後間もなく、SCP-2269-1の蘇生をもたらした。
傷の重症度にもかかわらず、SCP-2269-1は最終的には完全に回復し、初期収容以降は比較的健康なままです。
SCP-2269-1は現在の状況に関して財団職員と会話あるいは意思疎通をすることができない、またはそのつもりがないようですが、
スピーカー 2
SCP-2269-2個体が財団の研究者によって実験のために除去された際には同様を示しました。
スピーカー 1
SCP-2269-1は編み物、織物ができる材料を書面で求めましたが、それ以外には収容職員に一切要求をしていません。
06:04
スピーカー 1
ホイ2269-1インタビューの転写。以下の転写は地元の警官を装ったエージェントによって編集済みの隣人に事件後に行われたインタビューです。
スピーカー 2
エージェント。 編集済みさんについて少しお聞きしてもよろしいでしょうか。
スピーカー 1
死。 ああいいとも。あんなことになって気の毒だよ。ちょっと風変わりな人だったが本当に優しい老婦人でね。もっと報われてもいいだろうに。
エージェント。 彼女についてどんなことが言えますかね。
死。 そんなに多くのことは言えないさ。
私がここに住んで14か15年ぐらいになるが、彼女はもっと昔から住んでたんだ。
ご近所さんは覚えてる限りじゃ彼女はずっとここにいたっていうよ。
もめ事を起こしたことも一度もない。家にこもりっきりで食料雑貨を買うときに出てくるだけだったからね。
何事にも文句は言わず、家を綺麗に保って美しい庭を持ってた。
蜘蛛がいなければ絵のような美しさと言ってもいいぐらいだった。
エージェント。 蜘蛛。
死。 彼女は蜘蛛を育ててたんだよ。
よくは知らないんだ。注意を払ったことがなかったからね。
でもどうやら彼女は蜘蛛を集めてきては増やしてたらしい。 家にたくさん木があったろう。
そこに何百、多分何千って蜘蛛がいただろうな。 世話もしてたんだ。そいつらが大好きみたいでね。
言わせてもらえりゃちょっと不気味だったが、でもそれ以外は本当に素晴らしい女性だった。
エージェント。 それらについて何か奇妙なことはありましたか?
死。 庭で千匹も蜘蛛を育てることより奇妙なことかい?
いやー別に。 エージェント。
スピーカー 2
彼女は今まで何かあなたに語ったことがありましたか? 死。
スピーカー 1
蜘蛛について? あー実際に。
私は1回か2回ぐらいしか話さなかったけれど、多分みんな尋ねたことがあるだろう。
蜘蛛が好きだ。私たちと同じように母なる自然の一部なんだって言ってたよ。
彼女は蜘蛛をそりゃあ親切に養ってたし、 蜘蛛の方は虫を家に寄せつけないんだ。
考えてみれば理にかなってるよ。 沼地やら何やらがすぐ近くにあるところに住んでるものとしてはね。
エージェント。 何か他に私たちが知っておくべきことは?
死。 いやー特にないね。さっきも言ったけど彼女があんなことになって残念だよ。
09:01
スピーカー 2
とにかくもっといいところにいてくれるといいんだがね。 蜘蛛、人間型、医療、生命、知性、自己修復、自我のタグが付いてます。
どっちがどっちだ? 1がおばあちゃんで、
2が 蜘蛛たちってことですね。
何もコメントができない。 まんまですね。書いてある通り
矯正してるって感じかな。 蜘蛛側のメリットは何なんだろう?
スピーカー 1
なんか スパイダーマンで蜘蛛の集合体の個体もいますよね、多分。
よく知らないけど ファンアートというか
ツイッターでちょいちょい見たことある気がする。 それとはまた違うんでしょうが、
スピーカー 2
想起したっていうだけで言ってみました。 ってことでまた次回。お疲れ様です。
10:21

コメント

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