00:05
スピーカー 1
財団記録情報・セキュリティ管理室より通達。
当ページは監督評議会命令によるアーカイブ版であり、現在削除申請中です。
そのため、当ファイルの内容に関連するすべての情報・参照は虚偽及び誤解であるとみなされます。
アイテム番号 SCP-5988 オブジェクトクラス・セーフ 特別収容プロトコル
SCP-5988につながるトラップドアは追加の軟禁状にて施錠の上、床板を上張りして隠蔽されます。
現在、SCP-5988内部への探査は追加報告の提出まで中断されています。
説明 SCP-5988は南極大陸プリンセス・エリザベスランドにある小屋の地下に位置する巨大施設です。
小屋は放棄されてからかなり長時間が経過しているように見えます。
スピーカー 2
小屋内の3つの部屋、浴室、2台のベッドのある寝室、キッチンの内装に不審な点はありませんが、寝室の毛皮のカーペットの下に木製のトラップドアが隠されています。
スピーカー 1
初期探査においてトラップドアは錆びた軟禁状で施錠されていたように見えましたが、金具は壊され分断していました。
スピーカー 2
軟禁状の本体をさらに調査すると、錆をこじ開けるために工具が使用されたことを示唆するひっかき傷が見つかりました。
スピーカー 1
トラップドアを開くと内部へ下るハシゴが備え付けられたシャフトへ通じます。
シャフトは地下へ100メートル以上伸び、開けた一室へと繋がります。
室内には大きなガラス張りのビューポートを備えたコントロールパネルがあり、左側面には
ドリームスケープファクトリー・ファシリティと書かれた金属製のプラカードが取り付けられています。
スピーカー 2
その上部にはひどく損傷したプラカードが取り付けられており、判読可能な断片には回帰と記されています。
スピーカー 1
コントロールパネルの上にはヘッドセットとゴーグルが一つ置かれており、
ケーブルによって最近起動されたとみられるコンピュータ端末に接続しています。
このパネルの横にはペントバルピタール、ベンゾジア製品、その他の液体沈静剤が充填されたチャンバーに接続したパイプラインを備えた大きなタンクが存在します。
03:09
スピーカー 1
ビューポートの奥には黒、暗く広いチャンバーがあり、天井のスポットライトが内部の実体を照らす唯一の光源となっています。
チャンバー内には包帯で完全に覆われ、6本の鎖で地上から8フィートの高さに吊られ、
脊椎と後頭部にケーブルとチューブを取り付けられた人型実体が存在します。
実体の顔にはチャンバーの外にあるものと似た外観のヘッドセット、ゴーグルが取り付けられています。
スピーカー 2
コンピューターの横からは革張りの日誌が見つかりました。詳細はHOY5988-1を参照。
スピーカー 1
ゴーグルを装着した対象は、しばらくの間、暗闇を経験した後意識を失い、レム睡眠に移行します。
直後、コンピューター端末の画面が待機画面から変化し、装着者の視点を反映します。
対象は自身が夢の中で財団の尋問室に似た一室のパイプ椅子に座っているのを認識します。
スピーカー 2
正面には机が、その奥には空席の椅子があります。
スピーカー 1
対象はこの部屋を具現化させた際、しばしば自身が目を覚ましたと考えます。
対象が空間から脱出するためには、他者がヘッドセットと繋がった端末をシャットダウンし、即座に対象を起床させることが必要です。
部屋にはほとんど調度品の類がありませんが、広々とした廊下の付近にはコートラックがあり、中折れ帽と黒のビジネススーツがかかっています。
空間の大部分の様子と異なり、帽子とスーツには共に埃がかかっておらず、最近そこに置かれたかのように見えます。
空間には2つの部屋があり、廊下でのみ繋がっています。
廊下には壁に数百の窮屈な休眠ポットのようなものが埋め込まれており、それぞれの左側にガスボンベを備えます。
ポットには内部を覗くためのガラスのドームがありますが、ガラスの内側に貼られた暗い金属室の覆いにより、内部の様子は伺えません。
それぞれのポットの左上には、思春期頃の子供が写った小さな写真が1枚ずつ貼られています。
スピーカー 2
廊下の左端近くには1台のみ開いた状態のポットがあります。
スピーカー 1
このポットのガラスドームは破壊されており、ガラスは砕け、全体に乾いた血が飛び散っています。
ポットの中には汚れたマットレスと高速用の革製ストラップが備え付けられています。
06:06
スピーカー 1
内部の右上に位置するボンベの中部からは無色無臭のガスがポット内へ噴出しています。
蘇生分析の結果、空間の外部で人型実態に用いられているものと類似した液体沈静剤の混合物であることが判明しました。
このポットに貼られていた写真はちぎり取られていました。
これらのポットはすべて大きなチューブとつながっており、それらは6つのより大きなチューブの束となって廊下の端の壁に接続します。
束はさらに中央に改変された財団気象が刻まれた大きなドアによって3つに分離されています。
扉には傷跡や変形など、末端弾道角に照らし弾丸によるものとして矛盾のない損傷が見られます。
損傷にもかかわらずドアは封印され開いていません。
薬莢が3つ正面に転がっているのが見つかりました。
ドアの構造を分析した結果、ベリリウム銅で構成されていることが判明しました。
スピーカー 2
これは人間が近くで暴露すると、変頭痛や発芽障害を引き起こす未知の合金で縁取られています。
スピーカー 1
材料の詳細な分析によるさらなる調査が必要とされています。
ホイ5988-1 日誌の内容
日誌にはカイパーベルトに囲まれた地球の天体モデルや、様々な小惑星や純惑星の個別のイラストが記述されています。
それらはクレーターから現れる膨張した人間の手と目、および大量の小型文字で覆われた生体組織めいた天体表面を持つように描かれています。
日誌には文章による記述もありますが、理解不能なほどに死理滅裂です。
スピーカー 2
眠り、悪夢、船、もっと、および復活を含むいくつかの単語は日誌の全体で繰り返し登場します。
スピーカー 1
また、子供たちは彼女の幾億の口を養うために叫ぶというフレーズは本の中で繰り返し現れるにもかかわらず、ページを確認しても二度と発見することができません。
文章および図面の意味は現在まで不明です。
スピーカー 2
コンピューター、地下、建造物、画像差し止めのタグがついています。
画像差し止めは多分、著作権関連の画像なのかな。使っていたのかな。
09:04
スピーカー 1
注釈が3つあります。
人型実態についていた鎖について。
スピーカー 2
これらの鎖は両腕、両足、腰、首につながっています。
スピーカー 1
注釈2。
ただし、より詳細な分析により、これは夢、特に悪夢を見るのを阻害する未知の化学物質を含むことが判明しています。
この物質についての研究は現在進行中です。
鎮静剤のところかな。
スピーカー 2
ガスがポット内へ噴出しており、それは鎮静剤の混合物であることが判明しました。
スピーカー 1
3つ目、注目すべきものとしてセレス、フォーベスター、2、4、3、アイダ、冥王星の衛星、カロンなどのスケッチがあります。
スピーカー 2
ホイについてですね、これ。
ホイの小惑星や純惑星の個別のイラストが記述されていますのところですね。
わからん。
この一番最初の削除申請中ですっていうのは、ガチのあれなのか、純粋にヤバいSCPだからそうなっているのか、どっちだろうな。
石杖と後頭部にケーブルとチューブを追って、昨日テレビでやってましたけど、マトリックス思い出しますね。
なんか夢の世界というか、現実じゃない世界を自分がいる世界と認識するみたいなとこもちょっと似てるなと思いながら読んでましたけど。
スピーカー 1
えーっと、空間には2つの部屋があり、廊下でのみ繋がっています。
廊下には数百の窮屈な給品ポットのようなものが埋め込まれており、ここもマトリックスっぽいな。
スピーカー 2
それぞれの左側にバスコンベイを備えます。ポットには内部を除くためのガラスのドームがありますが、ガラスには壁みたいなのが張ってあって中は見えないよと。
スピーカー 1
それぞれのポットの左上には、思春期頃の子供が写った小さな写真が1枚ずつ張られています。
スピーカー 2
たぶんこの写真の子が入ってるよってことですね。
スピーカー 1
一番端が開いてるよと。
スピーカー 2
それは破壊されており、ガラスは砕け、全体に乾いた血が飛び散っています。
12:05
スピーカー 1
ポットに張られていた写真は千切り取られていました。
これらのポットは大きなチューブと繋がっており、それらは6本のより大きなチューブの束となって、廊下の端の壁へと繋がっています。
束はさらに中央に改変された財団気象が刻まれた大きなドアによって、2本2本2本って感じかな。3つに分離されています。
扉には傷跡や変形など、まったん弾道学っていう学問があるんですね。
スピーカー 2
弾丸によるものとして矛盾のない損傷が見られます。薬莢は3つ転がってました。
ドアの構造はベリウム銅で構成されています。これは人間が近くに行くと変頭痛や発作障害を引き起こすほどの有害な未知の合金です。
そもそもの場所が…
スピーカー 1
南極大陸の茅野地区。
南京城は開けられていた。ドアを開くと大きなガラス張りのビューポートを染めたコントロールパネルがあり、
ドリームスケープファシリティ。ファシリティって何?意味。ドリームスケープファシリティ。意味。
スピーカー 2
ドリームスケープ施設。ファシリティは施設か。スケープってエスケープのスケープですか?違う?
回帰と記されています。コントロールパネルのようにヘッドセットとゴーグルが一つ置かれており、ケーブルによって最近起動されたと見られるコンピューター端末に接続しています。
ペントバルビタール。ベンゾジアゼピン。その他の液体沈静剤が充填されたチャンバーに接続されたパイプラインを備えた大きなタンクが存在します。
コンピューターの横からホイの日誌が見つかりました。
夢の中で財団の事務室に似た一室のパイプ椅子に座っているのを認識します。
スピーカー 1
眠り、悪夢、船、船、元及び復活を含むいくつかの単語が繰り返し登場します。
15:04
スピーカー 2
子供たちは彼女の幾億の口を養うために叫ぶ。叫ぶ?彼女?
スピーカー 1
日誌にはカイパーベルトに囲まれた地球の天体モデルや様々な小学生や中学生の個別のイラストが記述されています。
スピーカー 2
それらはクレーターから現れる膨張した人間の手と目及び大量の小型文字で覆われた生態組織に見えた天体表面を持つように描かれています。
文章及び図面の意味は現在まで不明です。
何もわからないSCPだよと、マトリックスぽいよという印象だけですね。
宇宙要素がどこかにあるんだろうな、たぶん。
次はJPのでお会いしましょう。お疲れ様でした。