00:05
スピーカー 2
アイテム番号 SCP-433 オブジェクトクラス U-CLID
スピーカー 1
特別収容プロトコル SCP-433 実行手順のコピーは常に1枚のみ保存されます。
封じ込め違反のリスクを抑えるため、完全な実行手順をコンピューター上に文書として保存することは禁止されます。
シビア博士と黒塗修生、博士がそれぞれ文書、SCP-433-001の半分ずつを読んでいます。
スピーカー 2
彼らが記載されている内容を転記、もしくは他人と共有することは、O5の承認がない限りは、2人相互に出会っても禁止されています。
スピーカー 1
SCP-433実行に直結する手順の情報が漏えいした場合、偽情報のルフがすぐさま行われます。
スピーカー 2
また、プルトニウム-238を生産し得る全ての施設は、盗難または増産を防ぐため入念に監視されます。
スピーカー 1
すべてのテストは密閉室内で行い、儀式の中心から13メートル以上離れた場所に鉄またはコンクリート製の壁を設置します。
儀式終了の時点で実験室内にいた職員は、実験終了から2週間隔離されます。
転送された物質はすべて隔離の上で分析に回されます。
ここが線で修正されています。すべてのテストは空分析に回されますまで。
ホイ433-001を参照してください。
説明。
SCP-433は、文書SCP-433-001に記載されている儀式です。
実行されると、儀式の中心から半径11メートルの範囲に存在するすべての物質に大規模な置換が発生します。
あらゆる人間、物体、地面、機体までもが失われ、起源不明の物質に置き換えられます。
置換される物質の詳細については、実験記録433-031を参照してください。
スピーカー 2
文書SCP-433-001は、ロシアの編集済で発見された大型の書籍に含まれていました。
スピーカー 1
この書籍は儀式について記した魔導書であるように見え、ラテン語で書かれています。
魔導書は半径22メートルの円形クレーターのそばに、文書SCP-433-001を開いた状態で発見されました。
03:00
スピーカー 1
発見当時の危異な環境のため、魔導書は財団に押収され、クレーターは埋め立てられました。
魔導書に記載されているすべての儀式は実験済みですが、結果をもたらしたのはSCP-433のみでした。
魔導書に記載されている儀式のほとんどは翻訳不能な記号を1つ以上含んでおり、それら儀式の実行は何の結果ももたらしませんでした。
SCP-433はそのような記号が含まれていない3つの儀式のうちの1つです。
魔導書自体は一般的な紙に印刷されて、革で想定されており、異常な性質を示しません。
SCP-433に必要な材料には以下が含まれます。
人の頭蓋骨3つ、焼酸カリウム、氷、銅線のコイル、プルトリウム238ともう1つ読めないのがある。
尺、尺状の略、鈴かな?
スピーカー 2
カネヘンに難易度のあの優しい難しいのが優しい。
スピーカー 1
鈴ですね。
スピーカー 2
天系元素の中の炭素属元素に分類される金属元素記号はSn。
スピーカー 1
下記はSCP-433について描写した文章SCP-433-001中の前書きの翻訳です。
あなたが逃げねばならずだというのに未知の記号に囚われているとしても絶望することはありません。
未知の記号の舞はあなたを安全な場所へと導くことでしょう。
しかしご注意を、未知の記号にも未知の記号の舞を踊ることはできるのです。
スピーカー 2
かの者を誘い込まぬように。
スピーカー 1
保位433-001。
実験433-008の結果を受け、O5黒塗修正。
O5黒塗修正。黒塗修正。
博士の合意の下、SCP-433の実験は無期限に延期されることとなりました。
スピーカー 2
実験記録433-031。
実験433-001。
スピーカー 1
SCP-433に記載されている儀式を実際に行った最初の試みです。
黒塗修正。博士とジュニアリサーチャーによりすべての手順が正確に再現されました。
スピーカー 2
ビデオ記録。破損。には儀式の最終ステップが実行された際に大きな衝突音が記録され、儀式エリア内のすべての物質が博士と助手ごと消失しました。
06:05
スピーカー 1
エリアには代わりに巨大な球形の石塊が出現していました。
スピーカー 2
この石が一般的な加工岩からなること、蘇生には異常な点が見られないことが分析により判明しています。
博士とアシスタントはいずれも発見されていません。
O5黒塗修正。指令により、以降のSCP-433実験はDクラス職員のみにより行われます。
スピーカー 1
実験433-002。 SCP-433は黒塗修正、命のDクラス職員により再現されました。
活性化時、儀式エリア内のすべての物質と実験参加者が消失し、それらとほぼ同体積の土砂が出現しました。
土砂は暗紫色で、未知の種類の植物をいくつか含んでいました。
スピーカー 2
分析により、空気にも入れ替えが発生していることが判明しました。
空気サンプルは、実験室の窒素とメタンの濃度がそれぞれ5%と2%上昇していて、酸素濃度が6%低下していることを示していました。
スピーカー 1
これは、儀式完了時に出現した空気が、もともと実験室内にあった空気と混ざった後の数値であるため、元の濃度はより差が大きいものであったと推測されます。
実験433003、433004、433005、433006、文書433001の記述と少しずつ異なる手順及び物品によってSCP-433を行う試みです。
実験433003、プルトニウム238をプルトニウム239に交換しました。儀式の成果、なし。
実験433004、人頭蓋骨のうち1つをオランウータンのものに交換しました。儀式の成果、なし。
実験433005、手順7を省略しました。儀式の成果、なし。
スピーカー 1
実験433006、儀式エリア内に残る人間をクロノリ修正Ⅱからクロノリ修正Ⅱに変更。SCP-433は通常通り活性化しました。
儀式エリア内の物質は消失しましたが、固体物質は出現しませんでした。
代わりに儀式エリア内を満たす量のガスが出現し、その濃度蘇生は実験433002のものに酷似していました。
09:09
スピーカー 1
実験433007、文書433001の記述通りの手順で儀式が実行されました。
儀式エリアは砂と水と塩の混合物で置換されました。
これの蘇生は海水に似ていましたが、完全に同一ではありませんでした。
同時に魚に似た未知の種の生物も出現しました。
この生物は出現してすぐに死亡しました。
この生物を解剖した結果は生物学的展示からは興味深いものでしたが、
SCP-433の特性を知る上で役立つ情報を得ることはできませんでした。
実験433008、文書433001の記述通りの手順で儀式が実行されました。
活性化時、儀式エリアは半球型をした茶褐色の粘土で置換されました。
儀式園の中心には、以後、SCP-433-1に分類される未知の生物が存在しました。
スピーカー 2
これは大まかには人間型と言える形状をしていましたが、体の各所がキツネ質の外光で覆われていました。
スピーカー 1
SCP-433-1は体高およそ3メートルで皮膚は灰色、識別可能な目や口は存在しませんでした。
出現からおよそ6秒後、SCP-433-1は両腕を上げた後に消失し、
スピーカー 2
その場にいたすべての職員は多数の連続したイメージを見たと報告しました。
スピーカー 1
体象が消失すると同時に、エリア内の置換が再び発生しました。
地面、物品、儀式参加者を含む最初に儀式エリア内に存在したすべての物体が再出現しました。
儀式参加者は例外なく5体を分割されていました。
足、腕、頭部はそれぞれの胴体から切り離されており、断面は非常に滑らかでした。
また、儀式宴の中心のデータ削除済みは粉砕されていました。
職員が報告したイメージは下記の通りです。
SCP-433を行っているとおぼしき裸の人の一段。
人の全身の骨。
SCP-433-1個体がその上に立っている。
編集済みと考えられている近代大都市の廃墟。
12:00
スピーカー 1
データ削除済み。
宇宙から見た地球の夜の面。
明かりが存在しない。
この影響を受けた職員からの後遺症の報告はありません。
注釈は数人の職員はこの一段のSCP-433を行っているとおぼしき裸の人の一段の人たちはすべて同一人物であったと報告しているそうです。
SCP-433ですね。
儀式、文書、瞬間移動、言語があります。
注釈が2つ。
小石、小石、注釈1、小石、小酸カリウムのところですね。
小酸カリウムの通称小石。
言われてもわからないけど。
2つ目、プルトニウム238についてですね。
プルトニウム238が必要というのは、逆に活用し得る。
SCP-433に関する情報が漏れたとしても、儀式を行うためにはこの手に入れがたい物質が必要となるからだと黒森修正の博士が言っております。
本当に存在する物質なんだ。
プルトニウム238。
儀式系、儀式そのものがSCPに認定されてるんですね。
スピーカー 2
その魔導書の方じゃなくて、文書SCP-433-001という魔導書の中にある解読不能なものがない儀式のうちの成功した儀式の1つってことですね。
スピーカー 1
あなたが逃げねばならず、だというのに何かに囚われているとしても絶望することはありません。
何かの舞はあなたを安全な場所へと導くことでしょう。しかしご注意を。
スピーカー 2
何かにも何かの舞を踊ることができるのです。他の者を誘い込まぬように。
スピーカー 1
うーん。このSCP-433について説明書き。
何かゲームの攻略本の一説みたいな感じですね。
錬金術系なのかな。召喚系なのか錬金術系なのか。
スピーカー 2
他の者を誘い込まぬようにだから召喚系になるのかな。
スピーカー 1
データ。
15:05
スピーカー 1
多分そうですね。悪魔召喚とかそっち系のあれじゃないのかな。
現実こっち側の世界にあるものを生贄じゃないけど引き換えに何か別のものを。
スピーカー 2
例えば実験433001だと巨大な球形の石の塊、花崗岩からなること。
これの代わりに実験に参加した博士とアシスタントはあちら側へ行ってしまったと。
002はDクラス職員の代わりに土砂。
スピーカー 1
胴体石の土砂。暗い紫色で未知の種類の植物を含んでいました。
という感じのやつですね。
魔導書に記載されている全ての儀式は実験済みですが、結果をもたらしたのはSCP-433のみでした。
魔導書に記載されている儀式のほとんどは翻訳不可能な記号を1つ以上含んでおり、
スピーカー 2
それら儀式の実行は何の結果ももたらしませんでした。
スピーカー 1
SCP-433はそのような記号が含まれていない3つの儀式のうちの1つです。
他2つは記号がなかったにも関わらず、実験しても特に何もなかったということですね。
なんでこれだけいけたんだろう。
実験において何が結局得られるのか。
スピーカー 2
結構ランダムな感じだからEuclidってことですね。
スピーカー 1
儀式文書。瞬間移動。
魔導書なので言語のタグが付いているSCPでした。
ではちょっと短いですが、また次回お疲れ様です。
さよなら。