2024-06-19 18:50

#5 勝敗がコントロールできないからこそ面白い!?事業としてのプロスポーツの魅力(前編)

今回は事業という面から捉えたプロスポーツの特徴と魅力の話です。コート上ではなかなか見えない、プロスポーツの一面について深堀ってみました。


【今回の内容】

・「不確実性」と「ステークホルダーの量」がプロスポーツの特徴

・自分たちが変えられるところに注力する

・関係者が多いとどんなことが起こるのか


★番組のご感想や内容のご質問大歓迎です!

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BリーグB1所属のプロバスケットボールクラブ『佐賀バルーナーズ』のフロントスタッフ2人が、プロスポーツの魅力や面白さを現場のリアルを通じてお届けする番組です。(クラブのマスコット『バルたん』の心の声かも…!?)


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🏀毎週水曜日配信!

サマリー

プロスポーツの魅力は、勝敗がコントロールできないことと、多くのステークホルダーとの関わりがあることです。 ステークホルダーが多いことでの特徴として、プライベートと仕事が区別しづらくなることや、地元での関係者との遭遇が多いことが挙げられます。また、スポーツチームで働く魅力として、ステークホルダーとの関わりを通じて成長や貴重な経験が得られることがあります。

00:01
暑くなってきましたね。 暑いですね。もう夏ですね。
ちりちりさんのちりちりって、どうやってメンテナンスしてるんですか?
これ、地毛なんです。 地毛なんですね。パーマとかじゃなくて。
地毛なんです。なので、毎朝一応ちょっと濡らして、それをパーマっぽく見えるように
くるくるくるっと、ワックスとかね。たまにちょうどメンテナンスしております。
知らなかった、ちりちりちゃんと保ってたんですね。 やらないと、爆発しちゃうんですよ。
じゃあ、今日も始めていきますか。
行きましょう。バルたんのマイク🏀~この番組は、BリーグB1所属のプロバスケチーム
佐賀バルーナーズのフロントスタッフが、プロスポーツを支える裏側をお届けする番組です。
よろしくお願いします。 いよいよ5回目。ちゃんと続いてきてますね。
そもそも僕ら何回か言ってますけど、スポーツを通じて社会を元気にしたいって人にこそ、プロスポーツの現場のリアルを届けたいっていう思いでやってるので、
プロスポーツは何なのか。いわゆる実業団ではなくて、株式会社がプロスポーツクラブを運営してるわけじゃないですか。
これの話をチリチリさんが新入社員にすごいいい感じで研修されたんですよね。
この話ちょっと今日ぜひしてほしいと思うんですけど。 やりましょうか。
硬く研修というよりかは、少しポップに面白く話できればと思うんですけれど。
プロスポーツチームの株式会社と、一般的なスポーツチームじゃない株式会社で、根本的にはですね、
売り上げを上げて、コストが減価がかかっていて、利益を上げていくみたいな。構造は変わらないので、最初に断っておくと、すごく全然違うよっていうことではない。
そうですね。その構造としては株式会社ってことですかね。
我々でいうと、売り上げのところが協賛企業ですね。パートナーとかコンサー企業。
大きくあれですよね。売り上げの種類が、プロスポーツやこれって言われている4種類ですかね。
4つで言うと、いわゆるスポンサー収入、それからチケット収入、特筆の収入、それから法営権領とか。
っていうのがよく言われるところで。これが売り上げの大きなところになります。
対してコストっていうところでいくと、選手だったりとかチームの人件費、それからもちろん我々のようなフロントスタッフの人件費、
それからホームゲームを運営するときのアリーナの使用料とか、スタジアムの使用料とか、それに付随する電気代とか水道コンネクシーとか。
あとは運営のお手伝いしてくれてるスタッフの方とか。
そうですね。いろんな人がかかっていただいてますよね。
そういったものがコストになるというようなところなので、根本的には変わらないというのはありますね。
プロスポーツクラブで選手が頑張っている、監督がいて裏にフロントがいる。
それぐらいは結構イメージ湧くと思うんですけど、こういう収益構造とかってプロスポーツに関わる前って知ってました?
全然知らなかったですね。そもそもフロントスタッフがいるっていうことをあんまり知らなかったです。
確かにそうですよね。強い選手取れ取れとか言うけれど、実はその裏にはこういう風に売上があって、コストがあって、
ちゃんとその計算とかそういった土台が成り立っている上で競技が成り立っているっていうのがまずベースとしてあるってことですよね。
そうですね。それが大典型ですね。
その上で今の収益構造とかはいわゆる普通の一般企業でも同じように売上とかコストとかがあると思うんですけど、
その中でも特にプロスポーツらしさみたいなのはどういうところにあるんですか?
僕が思っているのが2つあります。大きく2つ。
勝敗の不確定要素
1つ目が不確定要素が結構多い。何かというと勝敗が必ずあります。引き分けももちろんあるんですけど、勝敗はコントロールできないので、ここが1つ目。
もう1つはステークホルダー。関わる人間がすごく多くて、いろんな多種にわたる方々と一緒に仕事をするというところ。この2つが大きく違いますね。
なるほど。じゃあちょっとその2つをせっかくなんで今日は深掘って紹介していきましょうか。
一応そもそも前提なんですけど、まずこのプロスポーツとは何かの構造を知ってもらえることと、
一応これ前後編でやれたらなと思うんですけど、前編でそこの部分をお伝えして、後編のところでどんな人が活躍できるかとか向いてるか、そんな話をするような流れにしたいと思うので、
この後はこの構造の部分をちょっと深掘りさせてもらえると思います。
まず2つ。不確定要素が多いとステークホルダーが多いのところの不確定要素側。確かにそれはそうですよね。勝ち負けに左右されるみたいなところがありますね。
やっぱり通常の企業だとできるだけコントロールできないことを排除していくというか、コントロールできるところで勝負していく。そうじゃないとなかなか先が見通せないんですよね。
確かにそうですよね。例えば一時産業的な話でも魚を獲るので漁に出るみたいなのは、やっぱり天候とか魚が獲れるとかどうかわからないけど、養殖にした方が安定して食感もできるし、みたいなところで、
普通ビジネスっていうのは不確定要素ある方から安定した方に持っていくっていうのが原則です。
そうですね。スポーツの場合は勝敗。一番大きいところは勝敗なんですけど、こればっかりは絶対に避けられないというか、あるからこそ面白い。
むしろそこが肝みたいなところ。
一番大事な商品、我々はホームゲームが商品だとするならば、そこの満足度みたいなところが、その試合の勝ち負けに左右されるとか、優勝するしないとか、あるいは小降格ですね。
J2からJ1に上がる、J1からJ2に降格するみたいなところにかなり影響を受ける。
確かにそうですね。勝つか負けるか分からないけど、そういった強い相手に今日は勝ったからすごい嬉しかったんで、これ分かってたら全然話変わりますもんね。
そうですね。ここはなのでコントロールできないところを見越して経緯していく。この面白みというか、ここが着物にはなりますね。
なるほど。確かにそれはいわゆる一般的な企業とは違うイメージはありますね。
そうですね。なので僕らがすごく気にしているところは、チームの勝敗に関わらず来ていただいたお客さんに満足して帰ってもらう。
今日勝てなかったけどすごい楽しかったよとか、今日のイベントまたやってねとか、何々が美味しかったよとか、って言って笑顔で帰ってもらえる。
こういう状況を作るのが我々の一番の仕事ですね。
確かにそうですね。試合は確定要素ですけど、アリーナ内で僕らの帰れるところみたいなのもありますもんね。
そうですね。なので僕らのサービスとかポシピタリティーも分かりやすいところで言うと挨拶とか、できるだけ別を作らずに買い物していただくとか、席をご案内するとか、そういった帰れるところは帰らなきゃいけないですね。
僕が直接お会いしたことないんですけど、リクルートという企業の代表なのかな。
イデコバさんという方がいらっしゃって、その方のインタビューで会議したんですけど、帰られることは帰る努力を、帰られないことは受け入れる努力を。
すごいその通りだなと。なので僕らもスポーツで勝ち負けはもう帰られない。僕らでは帰られない。
だけどそれをちゃんと受け入れて、負けたとしてもそれをプラスに変えていくとか、次の試合にまたつなげていくみたいな。そこに注力していくことが大事だなと思ってます。
いいですよね。チリチリさん、イデコバさん結構好きですよね。
好きですね。またどっかでイデコバさん会議やりたい。
インディード立ち上げて、現リクルートホールディングスのCEOをやられているイデコバさん。学べるところいっぱいありますよね。100倍KPIの話とか。
でもまさにそうですよね。いい言葉ですね。変えられることは変える努力。変えられないことは受け入れる努力というので、しっかり変えられるところにフォーカスして来てもらったお客さんを楽しんでもらうというのはね。
プラス、買ってくれたらもうバンバンズですもんね。
買ってくれたら本当に最高なんで、僕らがやっている試合にプラス勝つことで、さらにお客さんが笑顔になる。帰る時にハイタッチして帰っていただくみたいな。
そうですね。僕らもハイタッチですね。今シーズンは本当に選手たちが頑張ってくれて、そういうのができましたね。
なるほど。ありがとうございます。
じゃあ、2つ目の方のステークホルダーの話もいってみましょうか。
ステークホルダーの多さ
ステークホルダーのところは、一般的な企業にお勧めの方で、自分の周りでお仕事で関わる方がどれくらいいらっしゃるかちょっとイメージしていただいたら、いくつぐらい上がるかなみたいな。
ステークホルダーって言うと、例えばお客さんもそうだし、仕入れ先とかもそうだし、関係している人たちみんな結構いらっしゃる。
確かに確かに。
スポーツチームだとですね、これが本当に多くて、この前の新人の方に勉強した時にもホワイトボードに書き出したんですけど、その場でパッと思いつくだけでも50とか60とか。
すごかったですよね。実際出してみるとめちゃくちゃありますもんね。
我々だと分かりやすいところで選手関わりますよね。
あとは試合運営する上で審判の方も来ていただけますよね。
そもそもBリーグとかリーグとも関わりますよね。
一方で地元の、もちろんスポンサー企業さまはじめ、企業在会の方、あるいは県知事、市長はじめ、議員の方々とか。
自治体の方々。
あとはメディア、マスコミの方とか。
そういう方が何だろう、たまにとかじゃなくて頻繁にやり取りさせてもらったりとか関わるシチュエーションがある。
そうですね。
僕このチームというかこの業界に入って、市長の部屋とか自治室みたいなの行くことないじゃないですか、普通に。
そうですね。
オススメしてたら。
なんか行けちゃうというか、すごい経験だなと思って。
そうですね。
行きましたね。
だから大井が家の難しさがやっぱりスポーツチームにはすごくあってですね。
例えばどんな難しさがあるんですかね。
もしかしたら表現が良くないかもしれないですけど、優先順位というかですね。
例えば試合のチケットを買わなきゃいけないとか抑えますみたいな時に、誰をどの席にしたら一番角が立たない。
そっかそっか、ありますよね、その調整が。
難しいじゃないですか、席ってやっぱり数決まってるんで、しかもどこでも自由に抑えられるわけではなくて、
もちろん一般のファンのお客さんとかが勝手に座っていただいている中、
例えばトップのパートナーの企業様がいらっしゃいます、市長がお越しになります、知事が来ますとなった時に。
優先順位上とか下とかないですよね。
そこがめちゃめちゃ、これ一つの事例ですけど、こういったことがその都度発生するんですよね。
確かに確かに。
やっぱりそこでトラブルになることも多いですし、例えば情報のコミュニケーションとかでもそうですよね。
こっちには話してたけど、こっちにも言わなきゃいけなかったみたいな時とか、
先にこっちに根回ししておかなきゃいけなかったみたいなことが本当によくあるんですよね。
社長に伝え忘れて怒られることいっぱいありますよね。
それは頑張らなきゃいけないですね。
ここがやっぱり多いがゆえに優先順位もそうですし、コミュニケーションのところでも問題が起きやすいですね。
それは確かに、もちろん一般企業とかでも全然あると思いますけど、
ステークホルダーが多い特徴
さっき言ったステークホルダーを想像しながらそれやるって思うとめちゃくちゃ大変そうですね。
そうなんですよね。
ちょっと電話して解決することじゃないことも結構あるじゃないですか。
そうですね。
議員の先生方とかにいきなり電話して了解をとるみたいな。
ないじゃないですか。
電話一つするのもちょっと大変そうですよね。
アポイントの調整とかもすぐできるわけじゃないので難しいですよね。
他にステークホルダーが多いことでの特徴とかあるんですかね。
ステークホルダーが多いことで、
道歩いてたりとか地元のイベントとかに行くと、
我々のスタッフでもすごく関係者がどこにでもいるので、
確かに確かに。
仕事なんだか、プライベートなんだかわからなくなるみたいなことが多くあります。
営業の人なんかはね、道歩いてたらいろんな人と
どうもどうもあの時ありがとうございますとか言ってて、
どんだけつながってるんだって。
無限につながっていくので、
ありかけんことなんですけど、
それはね、プライベートでも、
あれ、お父さんへこへこしてるみたいな。
確かに横肩歩いてたんで。
いつもかっこいいお父さんが。
とかね、ありそうですよね。
確かに確かに、そうですね。
特にね、今僕が言うのは佐賀だと、
街自体も非常にコンパクトというか、
中心街のところがコンパクトだったりするので、
やっぱり知り合いにね、必ず遭遇しますね。
そうですね。
そうですね。
もちろん悪いことはできないですけど、
ちょっとこう、あそこで飲んでたとか、
そういう話に回ってくるだけで、
なんかね、ちょっとドキッとしますね。
そうですね。
本当悪いことはできない。
そうですね。
この業界は。
確かにそれは、でも、
新入社員研修とかでももちろんそうですけど、
普通の人よりもやっぱりちゃんと見られてる意識っていうのは、
一層持たなきゃいけないっていうのは、
結構強く言われてます。
はい、もうここは本当に大事で、
なので、代表とか社長とかは、やっぱり、
もちろん株式会社の社長なので、
普通民間人ではあるんですけども、
いわゆる後人、市長や知事、議員の先生方のような、
そういった性格というか、
半ばもう民間の人間とはちょっと違うような立場であるっていうことを
理解しなきゃいけないですよね。
確かにそうですね。
いやー、そうだわ。
僕らもあれですね。
気を引き締めて頑張らなきゃいけないですね。
ちゃんとエリアを垂らして。
不活な発言しないようにしていきましょう。
いや、いいですね。
でもすごいわかりやすいですね。
不確定要素が多いところ、ステークホルダーが多いところ、
どっちもすごい苦調的な感じは受けましたね。
こういった特徴があるからこそ、
自分の成長につながるとか、
なかなかこのスポーツチームでしか経験できないような経験をさせてもらえるとか、
スポーツチームでの働く魅力
っていうことが本当に多いので、
これが一つ働く魅力になるかなと思います。
そうですね。
次回後編に関しては、
このフルスポーツのいわゆる舞台で活躍する、
フロントとしても活躍する人というのは、
どういう素質が大事なのか、
みたいなところを深掘って、
実際に興味ある方にとって参考になるような話ができればという感じにしていきましょうかね。
じゃあ次回の話はしていこうと思うんですけれど、
ありがたいことに、前回もお話ししましたけど、
お便りいただいたりするので、
せっかくだから紹介していきたいなというところで、
いいですね。お便りコーナー。
お便りコーナー。
やってみたいと思うんですけれども、
どうやってお便りやるのっていうのもちょっと質問いただいたので、
そこも先にお伝えしておきましょうかね。
基本的にお便りは、今は放送しているこのタイミングだと、
Spotifyがメインで出しているので、
それを前提なんですけれど、
そのSpotifyの概要欄のところにお便りフォームというのを
Googleフォームで載せているのがあるので、
そこで書いてもらえるのが一番僕らが見やすいですよね。
ただ他にもDAOっていうバルーナーズがやっているコミュニティの中で
投稿いただいたりとか、
それこそバルーナーズの方に直接投稿いただいたりとかもあるので、
そういうのでも僕らの目の届く限り見させてもらってます。
なのでちょっとこの辺りを紹介させてもらったらと思うんですけど、
今までこの中で紹介するよっていうところは伝えていなかったので、
一旦ちょっとイニシャルで内容を紹介させてもらえればと思います。
まず初回を放送したタイミングで早速いくつかもらったのがですね、
Hさん、面白かったです。こんなの欲しかったです。
次回が楽しみです。
待っていただいてたような内容だったりですね。
Nさん、面白い面白い。
バルーナーズをより身近に感じられる。
まじめちゃいい企画ですね。
うれしい。
まじめちゃいい企画だそうですよ。
うれしいですね。
頑張らないといけない。
そうなんですよね。
Cさん、聞きました。
マッシーさんの声が島田のマイクの相方さんに似ていました。
継続は力なりです。
そうですか?
似てるのかな?
そう?
そうなんですよね。
これもXの方でご応募いただいてたので、
島田のマイクの相方さんですよね。
村上さんですか。
が、佐賀にライバル、仲間が出現。
爽やかそうな誠実なお声だった。
負けないように頑張らないとというふうに、
なんと拾ってもらってました。
すごい。
うれしいですね。
そうなんですよ。誤解ないように言っておくと、
バルタンのマイクはライバルというよりかは、
島田のマイクリスペクトでこの名前でさせてもらったので、
ぜひぜひ村上さん、
もしもう一回聞いてたらご一緒させてください。
ゲストでね。
全然まだ表に出してなかったので、
10人くらい聞いてくれたらいいかなと言ってた中だったので、
これだけで早速聞いてもらってるってなると。
うれしいですね。どこで見つけてくださったんでしょうね。
そうですね。
うちのスタッフの中でもノートとか紹介してくれたので、
そこのどこかで見ていただいたら思うんですけど、
うれしいですね。
どうしようかな。
ちょっといっぱい紹介したいんですけれど、
いったん後半あるので、
後半の後にまたまとめて全部紹介させてもらいましょう。
はい。
じゃあいったん前半はこの辺にしようと思います。
それじゃあ。
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