1. Backrooms話
  2. Level 112 N - "迷い子の階段"
タイトル: Level 112 N - "迷い子の階段"
作者: Tomonari_Kuon
ソース: http://japan-backrooms-wiki.wikidot.com/level-112-n
作成年: 2023
ライセンス: CC BY-SA 3.0

©️The Backrooms JP Wiki: http://japan-backrooms-wiki.wikidot.com

4・8・13・16
19・22・25・28日更新予定

#Backrooms #バックルーム #podcast
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レベル112N 危険度1 空間信頼性安定 実体信頼性実体なし
レベル112Nとは、バックルームにおける112N番目の階層である。
概要 レベル112Nは日本の百貨店や大型スーパーマーケットで見られるような大型の階段が
上下無人像に伸びている階層である。 階段の踊り場には稀に壁掛け時計が設置されており、
秒針が時を刻む音が階層内を賑わせている。 階層内で放浪者同士が遭遇したケースはなく、
複数人で当該階層に侵入した場合も個別に到達することが確認されている。 この特異性上、放浪者によって到達するレベル112Nの
内装の色や衣装に軽微な違いが見られるが、この違いによって物品や設備に大きな差異が生じることはない。
階層内には一切の窓が存在せず、照明によって一定の明るさが保たれている。 この照明は消灯しないため、滞在中の睡眠に心配のあるものは
アイマスク等を用意する必要があるだろう。 階層内は空調によって気温はおおむね24度程度、
湿度も50%程度で安定しており、とても過ごしやすい環境が保たれている。 レベル112Nは空間が安定していて実態が存在しないこと、
公術のトイレや自動販売機によって安定した飲料、食料、電気の補給が可能であることから、居住や滞在に非常に適した階層であると言えるだろう。
実際、この階層へ到達した放浪者の多くが、この階層での定住を選択している。 しかしながら、もしあなたが一刻も早い現実世界への帰還を望むのであれば、
容易に、安易にレベル112Nで長期間滞在することは推奨できない。 理由は口述する。
階段 この階層は階段で構成されるため、
この記事ではウィキの用語と区別するべく、以下の表記を行う。 レベル112N内の階層をフロアと表記する。
自然数で表記されるフロアは地上フロアと表記し、例えば地上2階であれば2Fフロアと表記する。
フロアの数値は現実世界の階段と同様に推移し、その上限は確認されていない。 数百フロア分の階段を登った放浪者も存在するものの、階層内で気圧や酸素濃度の著しい変化は報告されていない。
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放浪者が位置するフロアを確認する際は、ゆっくりとフロアを確認する。 放浪者が位置するフロアを確認する際は、ゆっくりとフロアを確認する。
放浪者が位置するフロアを確認する際は、床や壁にローマ数字で表記された数値を頼りにすると良い。
階段はフロアから踊り場へと伸び、踊り場で左右二手に分かれてはフロアで再度合流を果たすといった構造を再現なく繰り返している。
そのため、自動販売機やトイレを除けばほとんど変わり映えのしない光景によって同じ空間をループしているような感覚を覚える放浪者も少なくない。
階層内の各フロアはシャッターによって例外なく閉ざされており、破壊に成功した例は現在まで報告されていない。
また、このシャッターの脇には必ず防火扉が設置されており、これらは施錠されている場合もあるが、開閉が可能な扉であれば高い層への安定した入り口として利用できる。
このことから、レベル112Nを一種のポータルとして利用する放浪者も多い。到達先は階層からの出方を参照。
現象 案内放送
階層内の壁や天井には必ずスピーカーが設置されており、当該階層での滞在中にこのスピーカーから突如迷子のお知らせが放送されたという報告が複数寄せられている。
放浪者によっては複数回この放送を耳にした者もいるが、こうした放送が放浪者に直接影響を与えたケースは確認されない。
迷子のお知らせとして、放浪者の個人情報を含んだ女性のような声の案内放送が行われる。
以下は放浪者が録音した放送内容の書き出しである。
本日もご来店いただきまして誠にありがとうございます。
ご来店中のお客様に迷子のお知らせを致します。
との洋服をお召しになった
西野くんちゃんがお連れ様をお待ちです。
お心当たりのある方は1回サービスカウンターまでお越しくださいませ。
洋服について放浪者がその際着ている服装と一致。
年齢について放浪者がバックルームに迷い込んだ当初の年齢と一致。
名前について放浪者の本名と一致。
また防火扉を通じて階層を脱出しようとした際、スピーカーから閉館を告げるアナウンスとともに
別れのワルツが放送されたとする報告も複数寄せられている。
別れのワルツについてスコットランドの民謡
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オールドラングサインを原曲としたインストゥルメンタル。
日本では百貨店など多くの商業施設で閉店直前に流す定番楽曲として利用されている。
物品。自動販売機。
シャッター脇にておおむね10フロアに1カ所以上設置されている自動販売機。
水やアーモンドウォーターなどの飲料を補給できるものと
パンや菓子などの食料を補給できるものの2種類がゴミ箱とともに併設されている。
これらの自動販売機は金銭を投入せずともボタンを押すだけで物資を入手できる。
ただし商品の在庫数は有限であり、商品のほとんどがランダムに売り切れていることも少なくない。
種類。飲料。ラインナップ。
商品のラインナップは実在するブランドの水、茶、缶コーヒー、スポーツドリンク、ジュースなど
一般的な組み合わせのものがほとんどだが、不明なブランドの紙パック入りアーモンドウォーターが商品の一種として組み込まれていることも多い。
稀に日本各地のご当地限定品や現在は販売が終了している商品も見られる。
食料。商品のラインナップはおおむねパンや菓子などの軽食である。
稀にアイスのみを提供するものやたこ焼きやハンバーガーなどの冷凍食品を温まった状態で提供するものなど珍しい自動販売機も見られる。
自動販売機の背後にはコンセントが存在し、ここから電子機器などの充電が可能である。
自動販売機内の物資は壁掛け時計の時刻で毎日9時に更新される。
この際、更新と同時にゴミ箱内の物資も消失するため、必要な物資を誤ってゴミ箱に投入しないよう注意すべきである。
トイレ。階段の踊り場にておおむね10フロアに3カ所以上設置されているトイレ。
男性用と女性用のものが左右に配置されており、窓がないことを除けば内装に通常のトイレとの差異は見られない。
常に清潔な状態で保たれており、トイレとして問題なく利用できる。
洗面台からは摂取可能な温水や液体石鹸を得ることができるほか、常備されたトイレットペーパーは当該階層に居住する放浪者の間で簡易的な衣服やベッドの材料としても用いられており、この階層に滞在する際は活用すると良いだろう。
トイレ内の物資は壁掛け時計の時刻で毎日9時に再入場すると補充される。
Wi-Fi。階層内ではショッピングWi-FiというSSIDの比較的安定したWi-Fiが常時利用可能である。
このWi-Fiは地下フロアでは接続がやや悪化するほか、壁掛け時計の時刻が22時から翌日の9時までの間は通信速度が向上する特徴を持つ。
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発信源は不明であり、パスワードは設定されていない。
落とし物。階層内の階段やトイレで稀に発見される様々な物品。バックルームを行き抜く中でほとんど実用性の薄いものから比較的に実用性の高いものまで発見された物品の種類は多岐にわたる。以下はその報告例である。
実在する百貨店やショッピングモールのフロアガイドマップ、8例。
くたびれたぬいぐるみ、2例。
片側のイヤーピースが欠けたイヤホン、2例。
折りたたみ傘、7例。
宝石のあしらわれた指輪、1例。
雑誌や漫画等の書籍、3例。
万年筆とメモ帳、1例。
USB Type-C充電ケーブル、2例。
腕時計、2例。
高級ブランド品の長財布、1例。
食料品、かしおり、輸入品の日本では珍しい調味料、食べかけのグミなど、6例。
壁かけ時計。
階層内の踊り場には稀に壁かけ時計が設置されている。
この時計は電池が入っていないにも関わらず稼働し続けており、
時刻を合わせるつまみが存在しないといった特徴が見られる。
現在までこの時計が動作を停止したという報告は入っていない。
微行。
レベル112Nでは、放浪者が持ち込んだスマートフォンや腕時計など、
前日の落とし物も含むあらゆる時計の時刻が通常の2倍の速度で振動する、進行するという現象が確認されている。
この現象の唯一の例外が前日の壁かけ時計であり、
この壁かけ時計の進行速度は放浪者の体感と一致している。
これらの現象により、壁かけ時計で24時間が経過すると、
それ以外の時計では48時間が経過するといった事象が発生する。
この事から、レベル112Nに滞在する間、現実世界では2倍の速度で時間が経過しているとする考察も存在する。
これはあくまで推測に過ぎないが、レベル112Nに長期間滞在する放浪者は、
期間時に現実世界と時間的に大きく乖離を引き起こす可能性があることを留意しておく必要があるだろう。
入り口と出口。
階層への入り方。
比較的危険度の低い入り口。
レベル0でごく稀に見つかる防火扉に侵入すると、レベル112Nへ到達することがある。
レベル11Nの裏路地から百貨店のような施設の非常口に侵入すると、レベル112Nへ到達することがある。
レベル343Nで階段に侵入すると、レベル112Nへ到達する。
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比較的危険度の高い入り口。
レベル14.4Nで意識を失って階段から転げ落ちると、レベル112Nへ外れ落ちることがある。
レベル295Nでごく稀に砂に混じって発見されるコンペイトウを接触すると、意識が混濁していき、目を覚ました時にはレベル112Nへ到達している。
この際、階層内に表記されたフロアの数値は、壁の隅まで続くほど高い数値を示している。
レベル800Nのおみくじ掛けに本来存在しない喫嚙のおみくじを結ぶと、レベル112Nへ到達することがある。
レベル829Nで食事を済ませた放浪者が直前に滞在していた階層が危険度3以上の場合、レベル112Nへ到達することがある。
階層からの出方。
防火扉から続く出口。
レベル112Nの防火扉を通り抜けると、各フロアの下一桁に対応した階層へ到達する場合がある。
以下は現状報告されている中でも確実性の高い到達先である。
出口先。レベル1N。
フロア。地下。下一桁。2。
到達地点。ランダム。
出口先。レベル11N。
フロア。共通。
下一桁。1。
到達地点。ランダム。
出口先。レベル110N。
フロア。共通。
下一桁は3。
到達地点は防火扉。
レベル113N。地下フロア。
下一桁は7。
集合住宅の外廊下。
レベル194N。地上フロア。
下一桁は4。
第一ターミナル内の階段。
その他の出口。
レベル112Nで踊り場に掛けられているはずの壁掛け時計が床に落ちていたので拾ったところ、
唐突にレベル2.1Nに外れ落ちたという報告がある。
レベル112Nの地上フロアでシャッターに向かって外れ落ちを試みているとレベル19Nへ到達することがある。
レベル112Nの女性用トイレ内で使用禁止の張り紙が貼られた個室に侵入するとレベル317Nの女性用トイレへ到達する。
これまでに367F、197F、79F、17F、B47、B107、B277のトイレで確認されている。
使用禁止の張り紙についてですね。
画像が3つかな。4つだね。
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1枚目からレベル112Nの内部を映した画像の一例。
本当にシャッターが閉まった百貨店、イオンモールとかの階段ですね。
4って書いてますね。フロア4。
2枚目。レベル112Nの階段を斜めから映した画像。
記事内にもありましたが、2股に分かれていて、降りる、上がる、1つにつながっている階段があって、
っていうのが交互に、螺旋階段が合わさっているみたいな感じですね。
3枚目。レベル112Nのトイレの一例。
綺麗そうなトイレがありますね。
なんか新しめのやつがある。
上が5F、下が4Fって書いていて、
これゴミ箱かな。自動販売機はないですね、この階層。
4枚目かな。
レベル112Nの踊り場に設置されている壁掛け時計。
7時前を表しています。
これは1階と2階の間っぽいですね。下が1、上が2と書いています。
以上、浦島太郎系かもしれない階層ですね。
1日が48時間であると。
空腹感とか疲労感とか、あとは睡眠の感覚とかは、
この階層準拠になっているんですね。
もし本当に現実世界で48時間が経過しているのだとすればですが、
2倍の速度っていうのがちょっといやらしいですね。
10倍の速度とかだったらもう絶望して停住する人も多いかもしれないですが、
2倍だったらちょっと天秤にかけちゃうな。
まだ現実世界に帰っても時差がそんなにないだろうからみたいなことを考えちゃいますね。
ただ、ここから現実世界に帰れるという保証がそもそもないので、
だったらもう一通り、等しきり安全なこの階層、レベル113、112Nに停住しようと思うことも
いなめないですね。
日の光が浴びられないことがちょっと不安点ではあるけど、
食料、あとは水もトイレで、石鹸もあるし、暮らそうと思えば暮らせられそうですね。
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床が硬そうなのが心配ではあるけど、寝るのがちょっとしんどそうではありますが、
全然過ごそうと思えば過ごせそうなフロアですね、階層でした。
ではまた次回お疲れ様です。
18:27

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