【テーマ】
職場で発言しないのは、ネガティブな理由からだけではありません。
日常的には業務を円滑に進めるために、あえて発言しない(=沈黙)こともあるのではないでしょうか。
次の2つのテーマについて、「沈黙」の観点から深掘りします。
・上司と部下のすれ違い。
・コロナ禍におけるリモートワーク。
※関連エピソード:#14 職場での発言と沈黙
【経営学的な整理と解決方法】
・職場において、マネジャーは部下が沈黙した理由を理解することが難しい。
→なぜ黙っているかの情報が少ない。発言がある場合は、意図を把握しやすい。
→部下は配慮して沈黙したつもりでも、上司からやる気がないと思われる可能性。
=すれ違いの発生。
・沈黙している理由(業務が円滑に進む配慮)が上司・部下間で共有できていれば問題無い。→どのようにすれ違いをなくすのか?
・特定の場面と沈黙は紐づいている。
→部下は、自分に与えられた裁量によって、発言するかどうか考えている場合も。
・業務を円滑に進めるため、部下は発言するかどうかを都度選択している。
→部下があえて沈黙しているということに気づかない上司がいるのでは?
・1on1を有効に実施するためには?
→1on1の目的を会社全体へ落とし込む必要あり。何を話す時間なのか?
→マネジャーへ一任すると、相手(部下)によって内容を変えてしまうことも。
・リモートワークの普及
→部下が沈黙する理由が見えにくくなり、マネジャーはその解釈が難しくなった。
→配慮が伝わりにくいため、部下からの発言が増加するパターンも。
雑談で済む内容を文章にして送るなどの手間が発生し、日常業務を圧迫。
・雑談をつうじて、先輩や同僚に「今日は〇〇なことがあって…」と沈黙の理由を共有し、気持ちの整理ができ、内省が促されることも。
【出演】
ひで(大学教員・佐藤ゼミOB)
いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)
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