二人に聞いていきたいなっていうところで始めていきたいなと思うんですけども。
まずそのね、山下アティの後は誰ぞやっていうところを知らない人に向けて。
恋愛漫画家っていうのもね、たぶん身の回り恋愛漫画家いますかって感じだよね、みんな。
漫画家の友達なんていないもんだって。
大平 確かに、あんま外に出ないから漫画家は。
確かに。
外に出ない漫画家と外に出ない小説家のはずなのに、こんだけ出てるっていう。
大平 頑張って外に出てる。
時代ですよ。
昔なんてね、漫画家先生なんて、俺見た顔がわかる人ってほぼほぼいないもんね。
小説家とか特に実在するんだみたいな。
みんな勝手に小学校とか中学校とか国語の教科書に載ってた人って死んだと思ってるよね。
昔の人物みたいな感じでね。
概念みたいな感じだよね、もうあんなの。
今でも世の中的にね、浅井涼さんとかの小説とかでガンガンメディア出たりとか、表に出る人ってどんどん増えてきたなって思ってるんだけど。
それで多分色々と、他では聞かない話でも聞けるのかなって思ったりするので、そこも聞いていきたいなと思ってて。
ハナちゃんってどうやって恋愛漫画家?そもそも芸大出身よね、確か。
ザックリした自己紹介をしてもらっていいかなって。
ハナちゃん 一応ザックリ言うと、高校生の時に別冊マーガレットでデビューさせていただいてて、
でも全然そこは新人時代というか、その後微大受験をして、大学入った後に個人でSNSとか使って漫画を発表して、
そこから女性向けで結構いろんな媒体で書かせてもらって、Rで連載してた少女恋っていう作品が2年前に富士テレビFODでドラマ化をしていただいて、
直近はデザートっていう少女漫画誌でお世話になっております。
高校生からなんや。
そこ知らなかった。
ハナちゃん あ、ほんと?そっか。あんまり確かに。
ずっと書いてたの?中高から。
ハナちゃん 漫画自体は小6ぐらいから書きたいっていうか、趣味で書いてて、一応投稿が高1の時に初投稿というか持ち込みをして、
それがだいぶ運が良くそのままデビューが決まりっていうのが一応ありました。
一応ザ漫画家みたいな感じの活動というかはしてたんや。
なんか俺、ティナちゃん知ったのって、会ったのは結構もっと後やねんけど、
ティナちゃん自体多分知ったのはツイッターかなんかで、アルファベット父かっていうので、
後でやけどその時に見てて、その後にティナちゃんに出会って、漫画家ですみたいな感じで後で調べて、
あ、あの時のあれなんやって、SNS初のみたいな感じかなって勝手に思ったけど、全然普通に。
そんな時代も実はあるっていう。
そうなんや、知らなかった。
なんかエックスめっちゃやってたよな。
そう、でも活動が本格的に始まったのが大学時代のエックスとかでの投稿からだった。
だからネットの時代にかつてまさひ子。
ああ、あの時代ね。
助かります。
萌え柄とそこら辺の並びに山下なてね。
いた。
で、この人たちが今強いんだなみたいな感じで。
あなたもいたけどね、恋愛ポエムで。
すごいいたけど。
そうだよね、みな、みやむも結構その、でもちょっとだけ時期としては後なのかな。
そうね。
多分2年後ぐらいだよね。
その人たちが先輩って感じするの。
別にその、ちったらの先輩かもしれない。
これはね、なんか小説出してるからわかるんですけど、このなんていうんだろう、ざっくり同期間。
横の。
ああ、はいはいはい。
その先輩方、実写化に至ってるんですよ。
おお、なるほどなるほど。
早かったんですよ、そこに実写化行くまで。
その横並びに、なんかね、駒駒いるんですよね。
なるほどなるほど、駒駒ね。
駒駒がいるんですよ。
今だからその実写化を狙っていってるって話とかね、そのSOSしてたけど、だから先にされた先輩ってのも。
すごいね。
そもそも漫画描いてみようって思ったきっかけとかある?その小6から描き始めたとして。
そうだね、えっと、まず小4まで中国に暮らしてたんだけど。
ルーチだね。
そう、でも元々日本のアニメ見ててすごい好きで、できてからアニメの原作が漫画っていうか、それを知ったというか。
なるほどね。
そこで好きだったアニメのフルスパスケットとかコナンとかカードキャラクター桜とかを漫画で読み始めて、
漫画雑誌の投稿者ページ、そこで知って、なんかこれって結構若い子も投稿してたから、
一人で書いて、出したらプロになれるんだみたいな知ったのをきっかけに、ちょっと描きたいって、その頃から。
すごい。アニメで中国だからアニメしかなくて、漫画っていう文化がそもそもあっちじゃないってこと?あんまり。
あんちはそうだね、漫画もアニメもわりと日本のものがテレビに流れてて。
なるほど。できて、アニメが最初だと思ったけど、ではなくて漫画やったんやってなって、漫画読んで、そっから書きたいっていう風になって応募して。
すごい。
すごいね。でもそのテーマは少女漫画だった?最初から。
そうだね、10代の間はほぼずっと少女漫画を好んで読んでたから、読んでるものを。
なるほどね、ルーツがそこにあって。だから最初にめっちゃジャンプの格闘漫画とか見てたら、そっちになったかもしれない。
可能性は確かに。
恋愛漫画って結構さ、漫画ってそこそこバトルものとかっていうのがやっぱり書きやすいというか、展開ね、漫画ならではその絵の動きみたいなの出しやすいっていうのがあるから。
難しそうだけども。
もちろん難しいのはあるけど、なんか良さが出るのって結構戦闘シーンとかがあるとかっていうのかなと思ってて。
恋愛漫画ってすごく人のことを描かないといけないから、感情の機敏とかを。
役者さんがいたら役者さんが最初やってくれるしさ、役者さんも実際恋愛シェイプとかももちろんいっぱいいるやろうから、それをもとに表情で出せるけど、
絵とかでそれを、あの機微を表現するとかってすごく難しそうやな。だから恋愛漫画って結構俺の中でめちゃくちゃ難しいやろうなっていう。
あんたは好きやもんな。
好きやから。
大平 意外と読んでいるっていう。
そうそうそう。
何で読んだんだっけ最初に。
最初何か覚えてないけど、そもそも妹がいて。妹がチャオかなとかを読んでたりとか、いわゆる少女漫画の雑誌をいくつか読んでたのがあって、結構そこが入ったから、
それこそめっちゃちょっとちっちゃいやつやけど、見るもでポンとかもそうだし、
大平 懐かしい。
あとカードキャップだったからそれこそ、NHKのアニメを見てたし、なんかそういうのから入ったからあんまり抵抗感はなかったよね。
そこから徐々にドラマとかも含めて、恋愛系のやつすごい面白いなっていう風になって、
どっちかって言うと俺は漫画から入ったっていうよりかは、実写に化されてるやつを見て原作行くみたいな。
ストロップエッジとか、アオハライドとか。
君に届けられる。
大平 世代。
あとドラマやけど野田めかんたん見るとか。
そういうので、実写見てから原作見るのが結構多かったかなって感じかな。
ザ・ドテーバー、あんまりコアなやつとか知ったりしてないけど、恋愛ドラマ、恋愛漫画っていうのを結構好んで読んでたから、
当時流行りもあって、オトメンって呼ばれてたから。
そうだね。
オツメン。オトメの名前。
大平 呼ばれてたの?
呼ばれてた。
大平 オトメ趣味があったってこと?
オトメ趣味っていうか、少女漫画とか恋愛コンテンツ好きだよって言ってたので、高校の時とかに同級生とかからオトメンみたいな感じだった。
大平 懐かしいオトメン。
懐かしいでしょ?ああいうのも好きだった。
わしもその類で言うと、全然そのど真ん中を知ったのは、実写化されているのを後から追いでみようみたいな感じ。
でもそうやね。
でも一番ハマってたのは、ご近所物語とナナ。
大平 いや、ナナもめっちゃ好き。
その世界観。これが恋愛だと思って。
大平 いきなり?
できてしまったがゆえに、こう矢沢愛美が。
大平 いやでも、2人とも男性の中では相当触れてきてる方じゃないですか。少女漫画と恋愛漫画。
でもコンテンツに触れるってなったら、恋愛ってさ、恋愛が主語についてるコンテンツじゃなくても絶対に恋愛の要素で入ってくるやん、基本的には。
ってぐらいやから、触れちゃってるコンテンツ好きっていうのがあるから。
その中で特にやっぱ恋愛って、なんかやっぱ俺もみやも結構人の感情みたいなところが動いてるのがすごい好きだっていうのがあるから、やっぱ恋愛が一番そこがなんかね、分かりやすく動くっていうのがあるので、多分なんか好みのコンテンツとしてあるのかなっていう感じだな。
ちっちゃい頃から、その人の感情を写実するのが上手いタイプだった。その拾いきるのが上手かった。
いやでもちっちゃい時は多分、感受性は多分強かった方だし、自分も感情がなんか出過ぎるタイプだったというか、タイプだったから。
ひれやすい子供だった。
ひれる、けど愛楽全般的に高かったかも。
恋もしやすかったとか?
でもそうかも、そうかも。どうすかお二人は。
どうだろうな、恋。なんやろな、ちっちゃい時の。でも僕は分かりやすく足早くて背高くてのタイプ。
確かに。
学生時代にモテるみたいなのは一通りありがたく検討させていただき。
標中高等。
標中高等。なんか応援団長やったりとかバスケ部でしたとか、そういう分かりやすいラベリングでモテるみたいなのはあったなと思いつつ、あんまり良くない恋愛。なんて言うんだろうな、あんまり褒められたものではない。
え、その学生の時から?
その頃からヤングだった。
確かに。学生の時から褒められた恋愛ってどういう恋愛?
まあまあまあちょっとずるかったんでしょうね。熊本の片田舎で育ってるんで、それを俺こうやって、みたいな言うのすごい恥ずかしい。
笑
イキってる人みたいなのもあるんですけど、分かりやすく言うと、高校生ながらちゃんとした契約を結ばずに
確かに、俺それ、だってもうほんまに大人になって、そういう恋愛の始まり方あんにゃあって、ちょっとびっくりしたぐらいだったもん。
すごい、その頃から、今流行ってる沼系をやられてた。
沼系?
熊本で。
本当に、だいぶ今は、ちゃんと言語化するとか、その人の気持ちを押し量って行動するみたいなのができるようになったから、ちょっと間抜かれたんやけど。
いや、一番最初に凪の老人間、日本でゴーンさんを見たときに、これってあかんことなんやって。
それまではだからなかったんや。
そう、これやったあかんことやってんやっていうのはすごい感じた思いがある。
ゴーンさんも反省してたよ、だから後半。
だから序盤はああいう学生時代というか。
なるほどね。
中高大ぐらいまで。
今話聞いて、2人が好きっていう感情に気づくの、なんかどういう段階で気づくっていうか、これは好き感情だっていうのを認識するんだろうっていう。
自分の?相手の?
そう、自分の。多分オッキーとかは、多分その感情の高らまりを感じづらいみたいなのを言ってたから、逆に私が結構直感型で、付き合った人、だいたい初対面かも会う前に付き合うだろうなみたいな。
会う前に?
なんか気になるなみたいなのがちょっと。
波動で?
なんかSNSで先に知ってるとか、その。
そのレベルで?
すごいな。
その時点で、なんか会いたいなみたいな。そもそも自分が思ってるみたいな。
へえ。
とかそういう、もう超直感型タイプだから。
すごい。
すごい。え、それはどういうふうになるの?本当に直感、なんかそのこういう風な要素があるとか、なんか例えばその紡いでる言葉が素敵とか、そういうので好きになってるとかじゃなくて、もうなんかもうこの人みたいな感じになるってこと?
あ、でも一応そういう、SNSとかだとどういう人かなんとなく見えたりするから、たぶん、いやでも言語化するとたぶんその自分のなんか知らない性格を持ってたりとか尊敬できるポイントがあるのをたぶんすでに見えてたりしてて。
まあでも尊敬が軸にある。
尊敬、そうだね。尊敬とあと好奇心とか。
知りたいと思うトリガーがもう会う前からあるってことなの?その人に。
ある。今まで付き合った人は割となんか。
すごいね例だ。全くない。
全くない。
向井 何でスイッチ入りますか?
だからさっき俺からわかりやすく言うと、えっとだからこれは今も結婚はしてはいるものの、あんまりやっぱりその、恋愛感情の好きっていうのがやっぱり何かわからないっていうのはあるかもしれない。
愛っていう、愛したいとかそっち側の方はあるんやけど、異性に対してだけに発動する好きみたいなのがやっぱり俺わかんないよね。
友達の好きとか、今だと家族としてパートナーの好きみたいなとか、そこの上下というかは。だから俺友達に何回も言ってるけど、上限制度があって、友達の中でも普通な人、好きな人、めっちゃ好きな人とかっていうのがあるんだけど。
向井 上下ね。上限かと思って。
上限もあるよ。
上限もある。
もう言ったらしい。
そうそうそう。これ以上友達いても自分の使える時間をかけられてるからみたいな感じの上限はあるんやけど、そこのところからもちろんラベルとしてはずれてるんよ、パートナーっていうところは。
でもじゃあ異性ってところのずれがまだ認識しなくて、異性だけに対する好きっていう感情が今まであったかっていうとあんまないなっていうのはちょっとあるかも。
向井 それがすごい新鮮だわ。
新鮮なんやね。わかるじゃん、ミヤム。
わかる。
僕はもう明確にあって、マイナスな感情、独占欲とかもあるしマイナスだと思ってて、楽しい嬉しいハッピーだけじゃない、この人帰った後しんどくなんやろうなとか、この人が他の人と会ってたら嫌やなみたいな、ちょっとバッドな感情が入りだしたら、それが自分の中の気持ちの濁りだと認識して。
それをゼロにするべく動こうとするのよ、私は。
向井 へえ、そっか。マイナス感情で認識する人も一定数いるよね。
そう、だからめっちゃ作風に出てると思う。
確かにね。
スーパーウルトラハッピーな人間が誰一人いないっていう、ちょっとした気持ち濁りとか、この人のことを思ってるとウッてなる。
そのダークな感情をより深くえぐって描くみたいなスタイルなので、そのマイナスな感情はすごく大切には。
分かるよ、そこめっちゃ分かんない。俺別にその感情がないわけじゃなくて、湧くんやけど、それが別に異性に対してだけ湧いた時にだけ好きっていう風になるっていうのがよく分かんないって感じじゃない。
友達に対しても湧くよねっていう。
向井 感情ともに。
そうそうそうそうそう。
僕よりはくあいなんじゃない?
はくあい。
向井 確かに。
でもそうだと思うな。
向井 差がつけづらいのか、なるほどね。
だから、唯一結婚して一生を共にするっていう契約というか、本当に一緒にいるっていう存在がいるから、そこは別として考えられるみたいな感じになったんやけど、それまではみんな同じ人間っていう国の中の、友達っていう国の中の愛せる度というか、っていうところにあったかなっていう感じかな、俺の中で。
向井 なるほどな。
向井 愛情はやっぱあるけど、等しくっていう感覚なのかな。
そう、それが異性になった時にだけ特別な好きっていう感情が生まれるっていうのが、まだあんまりわかってないかなって感じ。
恋はあんまり言語化してないけど、愛はもう分かりやすくある。
愛はマザーを見たから俺は。
盲信してるもんね。
向井 なんかさ、ドーパミンはあんま出ないってこと?
オキシトシン。
向井 オキシトシンはやっぱ分かるけど。
オキシトシンかも。
向井 ドーパミンが出ないタイプ。
だからドーパミンの情報とかで補いすぎてるのよ彼は。
向井 情報?
なるほどな。面白いコンテンツとか。
向井 なるほどね。そっちの方にのみ。
レンちゃん、恋愛の時に2人はドーパミンが出てるなってのがわかるってこと?
バトバテるから多分二臓症なんやろな。
そっちなんちゃう?
向井 出てる出てる。
どういう時に感じます?自分ドーパミン出てるなみたいなとこって。
めっちゃ笑ってるよ。
ドーパミンが出るようなお二人っていう。
ドーパミンが出るようなお二人。
ドーパミン型恋愛とオキシトシン型恋愛っていう。
分かりやすくよく言われるドキドキする恋愛が好きか落ち着く恋愛が好きかみたいな話。
よく言われる落ち着く恋愛に最後帰着するんやでみたいな。
でもやっぱドキドキ大事ですよねって思いますけど、それないと書かれへんと思うねんな。
面白い話を書くときにさ、ほのぼのした日常だけを書き続けられる自信なくない?
向井 いやーむずいよね。
めっちゃむずい。
確かに。だから俺も恋愛ドラマとか恋愛コンテンツに関しては、
多分ドーパミン型恋愛の方が主流やし好きっていう感じ。やっぱ分かりやすいよねあれは。
向井 物語はそうだね。感情の起伏がもうすごい。
1対1の恋愛をずっと書き続けるってほんまに難しくて。
1対1。あーそういうことね。
だから絶対敵役だったりとか、邪魔する女だったりとか。
向井 いやーむずいよね。今でも少女漫画がほぼ1対1が主流になってるから。
どうやってんのそれ。
確かにどうやってんのそれ。
向井 でも基本的にはやっぱその2人のキャラが魅力的で、
向井 かつそのイチャイチャするシーンの繰り返しがやっぱ序盤は基本。
そこからどういう風に事件起こしてくるの?
向井 いや事件そんなに起きなくて、もうイチャイチャシーン。
向井 なんか尊さを売りにしてるっていう。
まあでも時代っぽいななんか。
そうなのかな。
恋愛ってよりかはさ、尊さみたいなのを売りにするって結構なんか時代っぽくない?
もう誰も傷つけたらあかんねやろって。
向井 いやそうなんやな。
いけーよなー。
それこそ昔の俺がいたような時代、俺が見てたような時代の恋愛漫画とかって、
いわゆる第三の男みたいなのが絶対いたんよ。
何かっていうと主人公の男の子、主人公の女の子。
普通に言ったら鼻ざわるいよね。鼻ざわるい。
鼻ざわるいみたいな存在が絶対みんな好きになるやんみたいな感じやねんけど、
なぜか同盟地区みたいなツンケンしてる子に惹かれるみたいな。
向井 われわれの時代はね。
鼻ざわるい言っとけよみたいな。
あんなに好きでいてくれるし優しくしてくれるなんて幸せになるぞって思ってるけど、
やっぱりもうそこにはいかずに。
第三の男はめちゃくちゃいい男に振られるっていう感じになってるっていうのがあったぐらいやから。
敵役おらんとな。どう盛り上げていくねんっていう。
向井 本当に。最近もうアテユマキャラ的なライバルキャラが出てきても、
向井 なんか平和に終わってるかも最近の商品とか。
平和に?
向井 そのキャラそのキャラで、ひともんちゃくあるけど、キャラ推しする感じで出てきてるみたいな。
なるほどね。
少女漫画とか恋愛漫画ってさ、言うたらそのターゲット層を変えずに、
今その時代の子たちに狙い撃ちしていかなあかんわけやんか。
分かりやすく言うと今だったらZ世代。Zの後ってなんやっけ?
向井 アルファかも。
アルファか。
とかにも刺していかなあかんタイミングです。恋愛感、このさっきさ言ってたような1対1のゆったりとした恋愛。
その二人がラブラブする様子がメインみたいな。変わってきたなって思うもんな。恋愛漫画というものを描くんですけど。
向井 でもそのまさに激動な、我々が見てきたようなライバルだったり邪魔してくる女の子キャラだったりとかが、
向井 この数年、もはや10年ぐらいは結構減ってきて、敵愛ジャンルっていうか。
敵愛ジャンル。
向井 なるほど。
向井 しばらく続いて、二人の世界で結構3巻ぐらいまでに付き合って、付き合った後もイチャイチャを。
本来はもっと付き合うのは長かったの?
向井 本来は多分10巻ぐらいまで付き合うまでのあれを。
なるほど。
最終回ぐらいまで付き合わないの、基本。それまでにいろんな事件があって、第三の男出てきたりとかって感じだったけど、今はもう最初に付き合って、付き合った後楽しむっていう。
向井 それこそちょっと繰り返しの日常の良さじゃないけど、その中で尊さを見出しつつ、キャラ推しと癒しみたいな部分でありつつ。
出来合いのジャンルが流行った近似党みたいなの。これで出来合いが大きく支持されるようになったみたいな。
向井 いや、むずいな。
今日から俺はとか、あれは出来合いに入るのかな?
今日から俺は?
今日から俺じゃない、えっとごめん。何だっけ、鈴木良平のやつ。
ああ、あれだよね。マッチョのゴリラみたいな男の人のやつだよね。
向井 あ、俺物語。
俺物語。
俺物語や。
向井 ああ、確かに。あれも1話ぐらいで付き合ってる。
はいはいはい。
あれとかめっちゃなんか、ずっと愛されてるなみたいな。
ああ、俺でもやっぱり今のその出来合い型の恋愛コンテストあんま知らへんかも。
だから最近あんまり、でもやっぱり今も追ってるのは何だっけ、この前佐藤大輝のやつ。
グラスハート。
ああ、そう、グラスハートとかもそうやけど、あれも要はもう本当にザ恋愛少女漫画みたいな展開やん。
めっちゃわかりやすい。
そうだね、王道な。
王道なやつやん。
だからああいうのは知ってるけど、あんま知らへんかもその。
確かに出来合いものが流行ってるとは。
まあ、いくつかあげるとなんか指先おれんれんとか、ちょっと知ってるかわかんないけど。
はいはいはいはい。
ふるわしのよいのつきとか。
キャラクター可愛いよね、あれね。
知らない。
それはいいのか?
どうなんですか?
普通自動車に乗ってきてくれたらええねん。
それは白馬に乗ってきてほしいよね、どうやっても。
なるほど。
ヒロインの性質は変わってないですね。
ヒロインもね、変わってきてると思う。
へえ。
多分、我々の小さい時ぐらいの時ってやっぱちょっと控えめだったり。
そう、ヨマヨマしかない。
そういう女の子が王子、ヒーローに救われて明るくなる作品が多かったと思うんだけど、
最近やっぱ、ヒロインがもともと好きなものあったりとか、その子ならではの芯があって、
なんか、割とその、ただ男子が急に来てくれるとかじゃなくて、
女子も1話ぐらいでも、相手の男子を惚れさせるような何かの要素を見せてる子が、ちゃんと好かれてる印象がある。
攻めに転じてるな。
それはでもどういう時代のあれなんやろ。
いやでも納得感なのか、やっぱ都合の良さを感じやすい子が多いのか。
でもそれが良さやったやん。
なんかさ、ほんまに平凡な女の子みたいな感じのがさ、急にさ、その学校のさ、王子様みたいな、なんか面白い女の子じゃないけどさ、
なるとかでさ、やっていくっていうのが、もしかしたら違和感はあるよ、言われたらね。
あるけど、それも含めての楽しみ方やのに、今の子たちは、だからもう、そんなのありえないからみたいな。
平凡な子たちは、そんな王子様を使えないからっていう風になってしまうから、何かしらでも引いれてる。
例えばもう美術めっちゃできるとかっていうので、いけるってこと。
その、多分スペックとか的なのを引いててるよりも、多分、やっぱその共感できる平凡さもあるヒロインだけど、
なんかこう、人と違う視点を持ってたりとか、ヒーローに対して、ヒーローにもなんか弱みがあったりして、
それをちゃんとこう、ヒーローを前向きにさせるようなことを言ってたりとかする、あるいは一話で。
だから相互関係が男女で成り立ってるって。
そうかも。
僕らの時代は多分男女にすごい差分があったんだよね。
救われるヒロインから相互に惹かれ合ってる関係性になってるかも。
いいですね。
なるほどね。そのプロットが変わってきたよね。面白い面白い。
面白い。
なるほど。いやー、すごい。時代によってやっぱこの恋愛ってコンテンツも、俺らが触れてなかっただけで今こんだけ変容してるんやってのは。
サボってましたよ。
サボってました。本当に。
俺はまだだって、旧時代のグラスハートのさ、ああいうのにもう。
あれがええねん。
あれがええねんとかって言った。あのベタがええねんって言ったけど、実はもう進化してましたって話やな。
面白い。まだまだ聞きたいことありますね。
そうですね。これ一旦ここで切るんですけど、ちょっとまだ。この後もぜひ色々と聞かせてください。
面白い。
今日の会議は終了です。ここまではオッキーと。
ミヤムと。
ちな 山下ちなでした。
番組ではお便りや感想を募集しております。概要欄にあるGoogleフォームからぜひお便りをお寄せください。
番組のフォローと評価もお待ちしております。また私もこのトークテーマで参加したいという方がいればかかってきてください。
はい。
ではまた次回もお願いします。
ありがとうございました。
バイバーイ。