1. 音声広告実験隊
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2024-10-21 15:04

EP.43 国内におけるポッドキャスト広告についての整理回(間が空いて申し訳ありませんでした回)

「音声広告実験隊」は、音声広告に関わる様々な実験・検証を行い、音声広告の現在・未来について考えていく番組になります。聞き流しているだけでデジタル音声広告の現状や活用可能性をなんとなく把握できる、そんな番組を目指しています。現在、毎月1回更新予定です。
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サマリー

ポッドキャスト広告に関する日本の現状と課題について、金融業界の動きや広告主との接点を探る過程が語られています。特に、事業計画や広告の伝え方に関する気づきが共有され、シンプルで分かりやすいメッセージの重要性が強調されています。また、日本におけるポッドキャスト広告の現状とその利点が深く掘り下げられ、ブランド認知拡大に向けた戦略が議論されています。さらに、黎明期にあたる日本市場の特性を活かし、低予算でも効果的な広告が実現可能であることが示されています。

ポッドキャスト広告の課題
音声広告実験隊、今回もロボットスタートの中の人1名と外の人1名でお送りします。
ヨロシクお願いします。
えっとですね、前回から3ヶ月くらい間空きましたよね。
最近全然呼んでくれないじゃないですか。
いやーすいません、ちょっとね色々とバタついてまして。
生存確認ができてまずは良かったですけど、何かあったんですか?
いやーこれね、少し前の回でポッドキャスト領域における金融業界の動きについてまとめたじゃないですか。
あれにはね実はね理由がありまして。
あの、弊社もベンチャー企業でもあるので、そろそろ次の資金調達の準備をしようとね、実は考え始めてたわけなんですよ。
なるほど、それで周辺情報を調べてたってことですね。
確かに広告配信システムの開発まで行っていると思うんで、コストは先行しますよね。
そうなんですよ。でね、実際動こうとすると、事業計画とか資本政策とか、何やかんや作るところから始める必要があるわけなんですよ。
なんか作るのが嫌そうな印象を受けますけど。
あれ?
でも資金調達を行うには必要になりますよね。
はい、もちろん。別に嫌ってことではない。
いやー、出てましたよ。
出てました?
出てましたね。
いやいやでもね、実際に事業計画って作り始めると、あれ?これって今、接点を持たせていただいてる代理店さんとか広告運輸さんって、
実際にポッドキャスト広告についてどう思ってるんだろうとか、本当に本音聞けてるんだろうかみたいなね、こういうことを考え始めちゃうんですよね。
確かに本音を聞けてるかどうかは、事業計画に影響を与えますよね。
そうなんですよ。弊社もちっちゃいながら、組織で動いてるので、やっぱり営業のメンバーにも任せていたっていう方もいるわけなんで。
全部は見れないですよね、確かに。
そうなんですよ。なので一度、全ての方と一回お会いして、直接僕もお話ししてみたいなって思ったわけなんですよ。
あら、意外と真面目ですね。
ちょっと待って、意外と。
いやいやいや、そこまでやりますか?
やるでしょ。
あ、意外と真面目ですね。
でも、事業計画を鉛筆なめらめに作るっていうわけにも説得力も下がっちゃいますしね。
そうなんですよね。やっぱり意外と気になりますけどね。
そんな頑張ってる姿見たことあるかな。
いろいろ調べてはいますけどね。
しかし全ての方にお会いするってなると、3桁は覚悟しなきゃいけないんじゃないですか?
そうなりますけど、直接お会いしてみると実際に見えてくることっていうのは沢山あるわけなんですよ。
すでにお会いされ始めてると?
はい。今ちょうど半分ぐらいの方とだいたい会ったところかな。
なんでそこに集中していたので最近連絡くれなかったわけですね?
ちょっと心苦しい部分はあったんですが。
本当ですか?
本当ですよ。これやりたくてたまらないのにっていうのがあるんですけど。
ただね、やっぱり腰を据えてお客さんのお話を聞いてみると新しい視点っていうのをもらうことも多くて。
それがある程度整理できるまではこの実験体でもお伝えしづらいなって思ったわけなんですよね。
伝え方の改善
少し分かる気もしますが、確かに海外の統計とか調査だけではなくて、日本語、生の声聞きたいっていうお声がたくさんいただいてましたよね。
実際やってみて何か見えてきたことってあるんですか?
これ結論から言うと、私の伝え方が下手すぎたっていうのが分かりました。
いやいや、ちょっと何か思った回答と違うんですけど。
もうちょっと教えていただいていいですか?
正確には下手っていうか専門的すぎたり、ちょっと抽象的な部分が多かったなっていうところなんですよね。
確かに抽象的だと、最初意思決定者に直接お伝えできるのであればそれでもいいかもしれないですけど、
実際は現場から意思決定者ですとか、伝言ゲームは整理しないといけないケースが多いですよね。
例えば代理店さんに理解をしてもらったとしても、その表現を今度は代理店さんから広告主さんに同じ温度感で伝えてもらわないといけない。そうしないと整理しないわけですよね。
そっか、代理店さんから広告主さんっていう一枚挟むパターンもあるわけですね。
でもこれって営業あるあるじゃないですか。
そうなんですよね。でもついどうしてもより多くの知識っていうのを伝えたくなっちゃうんですよね。
これも営業あるあるで一番やっちゃいけないやつです。言いたいこと言っちゃいけないやつでしょ。
そうなんです。それに気づいて急いで、実は週末に先輩の経営者に営業の指導をしてもらうことにしたんですよ。
ちょっと迷惑な気もしますけど。
そうですよね。
そこまでやろうと思ったってことはいいことですよね。
はい。
実際何か変わったんですか?
これは少し前までかなり抽象度の高い伝え方をしていたんだなと。
例えばニールセンサーによる1300のブランドリフト調査統計を見ると、
例えばポッドキャスト広告ってのはどのバネル段階にも高い効果があるって示されてるわけですよね。
なのでポッドキャスト広告は全体的にいいですよっていうことになるわけなんですけど、
実際はこのデータをそのまま示されても代理店さんは困るんですよね。
何でもできるって言われると、結局どこを押したらいいですかってなりますよね。
そう。その通りです。
当たり前の話ですけど、弊社自身がそこを曖昧にしてしまうと、
代理店さん経由で広告の人にお伝えしてもらうときも、やっぱり曖昧になってしまうわけですよね。
それはそうなっちゃいますよね。
なので一旦過去の資料へのこだわりを捨てて、
今、自分が広告の人だったらポッドキャスト広告をどのような目的で使うかっていうのを改めて考えるところから始めました。
一旦ゼロベースで考えると。
そう。そしてそれを極力短い表現で伝えるようにしようと。
確かにそれ整理していくと、A面だけじゃなくて投資家向けの説明にもつながっていきますよね。
そうですよね。
専門外の方にも伝わるぐらいにメッセージをシンプル化することを意識したんですね。
なるほど。結局シンプルっていうのはどんな方向性になったんですか?
話すとめちゃめちゃ長くなっちゃうので、シンプルにするんですけど。
細かい話は避けと、まずIABさんの統計で明らかに認知とかブランディング目的の広告割合が年々増加してるっていう事実があるわけです。
それは以前教えてもらいましたよね。
この背景というのを各国の個別事情ではなくて、日本でもそれならばってなるような説明をできる限り短い表現で、
できれば2ページぐらいで伝えたいなというふうに考えるようになるわけです。
2ページですか。ほうほう。
しかしね、私もこの業界にひょっとしたら染まってるかもしれないので。
染まってるかもじゃなくて、24時間染まってるでしょ?
まあ、かも。かもしれない。
まあいいですわ。
先ほどお伝えした通り、広告業界の外の人でも納得してもらえるような内容になってるかっていうのを重視するようにしました。
染まってない人でもわかるようにできると、より多くの人を巻き込めると。
確かに必要な発想になりますよね。
音声広告の特徴
そうですよね。
ここで職業とか年齢とかを絞らずに、会う人に説明を聞いてもらってね、感想をもらって、
フラッシュアップを続けてきたんですよね。
ちょっと変な人じゃないですか?質問おじさんみたいな感じ?
まあまあ質問おじさんですね。
一度始めてみると、納得がいく説明ができるまで、実験体のリスナーさんにも報告ができないなみたいな。
ちょっと変な感覚になったんですよね。
真面目というかこだわりが強いというかなんかわかんないですけど、結局どんな説明に落ち着いたんですか?
最終的にはお伝えすることは2点に絞りました。
ほう、2点。
1点目は音声広告全般の特徴なんですけど、
デンツーとルーメンさんが2023年に調査した結果で、
テレビやオンライン動画、あとはソーシャル広告と他のメディアに比べて、
注意を引きつける率っていうのが圧倒的に高いっていうデータを採用しました。
確かにイヤフォンで聴覚が独占されてるでしょうし、
他の広告のようにスキップボタン連打してる人って確かに見たことないですね。
うん、ですよね。
2点目なんですけど、これも少しその部分にも関連するんですけど、
これはEdison Researchさんの2023年の調査なんですけど、
ポッドキャスト広告の利点
他のメディアに比べて、広告が押しつけがましいと思われる率が圧倒的に低いっていうデータを採用しました。
つまり、ブランド既存リスクが低いので安心して使いやすいと。
そうですね。他にも保管するデータっていくらでもあるわけなんですけど、
この2点だけでも認知拡大とかブランニング目的で使ってもらう理由としては十分かなっていうふうに考えるようになりました。
変に材料を増やすよりも、確かにシンプルでいいかもしれないですね。
はい。
業界外の私でも今の説明だったらできる気がします。
ただね、ちょっと物足りないって感じもするので、
相手によってはポッドキャスト。
いやいや、相手によってはポッドキャストならではの要素を加えるようにもしてます。
大丈夫ですか?それで複数化したら元も子もないですけど、大丈夫ですか?
そこは安心してください。キーワードは第一早期です。
確かにブランデッド・ポッドキャストですとか、ポッドキャスト広告を出稿する目標の1位が確かアメリカで第一早期でしたよね?
はい、その通りですし、このニーズ自体は日本の高校生さんも同じじゃないの?っていうふうに考えたわけです。
確かに目指すなら目指したいものではありますよね。
ですよね。
認知とかブランディングを突き詰めると、やっぱり第一早期っていうのは重要なキーワードになるわけなんですけど、
例えばテレビとかラジオ広告でそれを目指すとなると、相当な覚悟って必要になりますよね。
ライバルもいるでしょうから、それぞれ日本の覚悟が必要になりますよね。
そうですよね。
ただ、日本においては黎明期が故に、ポッドキャストリスナーという範囲においては比較的低予算から第一早期っていうので生み出せる可能性があるんですよね。
なるほど。まだ注目している人が限られるためっていう様子があるわけですね。
ちなみに本社のアドネットワークって広告を独占的に扱ってるんでしたっけ?
そうですね。今出稿されている広告もそうですけど、過去の出稿履歴等も把握をしておりますので、個別に調べた上でその可能性の意味は実際にできるという形になってます。
なるほど。黎明期が故の切り口って感じもしますけれども、確かにわかりやすさはありますよね。
はい。実は以前もお伝えしたとおり、ポッドキャスト広告の出稿って今でなければならない理由って実はないんですよね。
そうですね。
黎明期における広告の可能性
でも、この点を重視する広告分離者にとっては、「あれ?これ今取り組むの理由になるの?」みたいなところがあるのかなと思うわけです。
確かに。ちょっと早いもの勝ち感はそんな感じもしますけど、ちなみに私が所属する金融業界ってどんな感じですか?
金融ね。これはね、銀行さんですとか新人さん等の大型キーワードの案件は既に使われているっていうのがあるので、埋まっちゃってる部分はありますけど、でもまだいろいろな可能性はあるかなというふうに思います。
これ埋まっちゃってるってことは、広告主さんのテーマがチョークする場合は何かしらの調整するっていうことですか?
そうですね。これはたぶんテレビでも裏番組NGとかあるかと思いますので、そのあたりは各社さんの考えをお聞きしながら調整するようにしてます。
なんかね、今日の話わかりやすすぎて、ちょっと物足りないですね。
なんかちょっと読解がなくなったと言いますか、引っかかりが減ったと言いますか。
これから資金調査のために、異業界の方にもお伝えしていく必要があるわけですけど、
中田さんの話はたまに専門的すぎてわからないから、誰にでも伝わる表現を追求したほうがよいよっていうご指導もいただいてますので。
個人的には何を言ってるかよくわからないぶっ飛んだ社長もそうですけど、この番組のリスナーさんもそういう方多いんじゃないですか?
うーん、その点は真摯に受け止めたいと思いますので、もしそのような既得なリスナーさんがいらっしゃいましたら、一言ご連絡ください。
うん、じゃないかな。
それもどうかな。
いや、まあちょっと委ねてみましょうか。
ということで、今日はこの辺りにしましょうか。
はい、そうですね。
一応ですけど、次回の更新っていつ頃になりそうですか?
うーん、これね、まだもうちょっとバタつきそうなため、合間を縫ってっていう形になってしまって恐縮なんですが、
一回ぐらいは情報をお届けできるようにしたいなというふうに考えてます。
わかりました。準備ができたら、いつでもお声掛けいただければ対応するようにはしますんで。
はい、かしこまりました。ありがとうございます。
お待ちしてます。
はい。
それでは本日もお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。
音声広告に興味のある方、音声広告についてもっと知りたい方、こんな検証をお願いしたいという方がいれば、概要欄にあるリンクより気軽にご連絡ください。
それではまた。
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