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2023-12-04 11:02

EP.27 Spotifyさんに関わる最近のニュースについて

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「音声広告実験隊」は、音声広告に関わる様々な実験・検証を行い、音声広告の現在・未来について考えていく番組になります。聞き流しているだけでデジタル音声広告の現状や活用可能性をなんとなく把握できる、そんな番組を目指しています。毎週月曜更新。
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【参考記事・リンク】
Audiostart News
https://audiostart.info/

Audiostart News / Spotifyが「ポッドキャストトレンド2023」を発表、世界全体で聴取時間は前年比65%増へ。
https://audiostart.info/2023/11/17/spotify-podcast-trends-2023/

Audiostart News / Spotifyがブラジル、インド、メキシコ、スウェーデン、日本の5市場で「Spotify Audience Network」を提供開始を発表
https://audiostart.info/2023/11/17/spotify-audience-network/

Audiostart News / SpotifyがGoogleと秘密の契約でAndroidアプリストア手数料支払を回避していたことが判明
https://audiostart.info/2023/11/24/spotify-google/

Audiostart News / Spotify、音楽著作権法の変更を理由に2024年よりウルグアイでのサービスを終了へ
https://audiostart.info/2023/11/27/spotify-uruguay/

Audiostart News / Spotifyがアーティストへのロイヤルティー分配ポリシーを変更、年間再生回数1,000回未満は対象外へ
https://audiostart.info/2023/11/27/spotify-for-artist/

Audiostart News / Spotifyが最新のポッドキャストファン調査を発表。昼はオーディオ、夜はビデオポッドキャストが人気
https://audiostart.info/2023/11/13/spotify-fan-study-2023/

サマリー

Spotifyさんの最近の動きにより、ポッドキャスト業界全体にインパクトを与えています。日本でもSpotifyさんがポッドキャスト広告を解禁し、ポッドキャスト市場に注目が集まっています。また、SpotifyさんはGoogleとの取引で特別契約を締結していると報じられ、公平性に疑問が持たれています。

00:01
音声広告実験隊、今回もロボットスタートの中の人1名と、外の人1名でお送りします。
でね、今日はちょっとお聞きしたいことがありまして。
ほうほう、何でしょうか?あのね、年齢以外のことであれば、何でもお答えしますよ。
年齢は全く気にならないんですけど。
あれ?
いや、ならないです。
先週、中井さんがね、編集長をやられてる音声業界のテキストメディアを眺めたんですよ。
ああ、オーディオスタートニュースですね。
そうです。そしたらですね、なんか最近Spotifyさんの記事がやけに多いなと思ってですね。
うんうん。
Spotify推しになったんですか?
いや、そういうわけじゃなくて、ポッドキャスト業界全体の箱推しなので、フラットに見てるつもりですよ。
でも、ここ2週間だけでもう6記事ぐらいありましたよ。
ああ、それだけ見ちゃうとね、誤解されちゃうかもしれないんですが、逆に言うとそれだけSpotifyさんの動きというのは、業界にとってインパクトのある動きがあったっていうことだと思いますね。
ちなみにどのあたりにインパクトを感じましたか?
Spotifyさんのポッドキャスト広告解禁
まずは、先日Spotifyさんの調査で、世界のポッドキャストの通知時間というのが、全年比65%増加してるっていう内容をお伝えしたかと思います。
中でも55歳から65歳の。
そうそう。
僕がクイズ間違えたやつですね。
そんな中、いよいよ日本においてもポッドキャスト広告が解禁するぞという発表されたんですね。
あれ、日本ってまだ解禁されてなかったんですっけ?
音楽サービスの無料のユーザーに対して広告を出すっていうのはあったんですけど、ポッドキャストには広告が出てなかったんですね。
Spotify、オーディエンスネットワークという取り組みになるんですが、少しずつ提供する国を拡大していって、直近でブラジル、インド、メキシコとスウェーデン、そして日本という5カ国に新たに関与するってことを発表されたっていう話です。
日本のポッドキャストもようやく注目すべき市場になってきたってことかと思いますけども、
ちなみに既に開始している国はどれくらいあるんでしょうか?
2021年にアメリカ、イギリスとニュージーランド、ドイツ、オーストラリア、カナダの6カ国で最初に利用が可能になって、
2023年の初旬にフランス、イタリア、スペインの3カ国が追加されたという状態だったので、合計9カ国でやってたというサービスですね。
ポッドキャスト広告の効果と収益分配
そう考えると、日本は10番目くらいに対応すべき市場と認識されてる感じですかね?
そうですね。各国の法規制であったり、あとSpotifyさんのそもそもブランチオフィスの状況等も影響すると思うので、
そこまで単純に10番目に重要とか、そういう位置づけの順位づけというわけではないかもしれないですけど、
少なくとも賞賛のある市場というふうにやっと判断されたんじゃないかなと考えて間違いないんじゃないかと思ってます。
しかし、アプリベースでリスナーの特性情報を持っているSpotifyさんがポッドキャスト広告を解禁されるとなると、業界の後押しになりそうですよね。
どう言いますと?
広告効果の測定手段が増えるかと思うので、スポーティファイベースで取得した結果をもとに、
他のプラットフォームで配信される同じポッドキャスト番組では同じ程度の効果が期待できるんじゃないかということを前提としたキャンペーンとかって考えられないですかね。
なるほどね、そういうことですか。
確かにポッドキャスト広告の効果分析だったり効果の説明というのはしやすくなるという点では大きな一歩になるかもしれないですね。
特に大型のキャンペーンを行う場合は、そのような雑誌もあるかもしれないですね。
ちなみにその他で気になるニュースってありましたか?
サービスの拡大の話を今したので、縮小の話というのも実はあるのでそこをしますと、
ウルグアイという国に対して音楽配信とポッドキャスト番組の提供を2024年2月に停止するぞということを発表されてましたね。
停止ですか。これウルグアイは魅力的な市場ではないと。
市場性というよりは、今回ウルグアイでの法律の変化による対応という面が中心かと思いますね。
法律というのは具体的にどんなことがあったんですか?
先月になるんですが、ウルグアイでは新たな音楽著作権法というのが施行されたんですけど、
音楽使用に対してSpotifyさんが事実上2倍以上支払いが発生するという可能性があって、
その事態に対応したものというふうに発表されてますね。
法律の影響なんでなんとも言い難いですけれども、
同時にポッドキャストの提供も停止されるということは、少し納得されていない部分もあるのかもしれないですね。
音楽ストリーミングのおかげで、2022年のウルグアイの音楽市場は20%成長してそこに貢献してきた。
さらにアーティストとリスナーをつながる機会をSpotifyが提供してきてるんだと。
それなのになぜといったニュアンスのコメントも、広報担当者のコメントとして載ってたんで、
やっぱりそういう気持ちを伝えたいというのがあるんだと思いますね。
この記事ですか。確かに悔しい気持ちはあるけど、そう判断せざるを得ないというような雰囲気ですね。
他に音楽に関わる文字としては、年間再生回数が1000回未満のアーティストへの収益の分配を廃止するって発表もされてましたね。
これはネガティブな印象を受けますけど、どう捉えたらいいでしょうか?
これは必ずしもネガティブともいえなくて、そもそも年間1000再生に届かないアーティストへのロイヤリティの平均って月間4.48円だそうなんですね。
実質的に月4.48円だと収益って言えないですよね。
さらに銀行手数料とかもかかることを考えちゃうと、合理的ではないよねっていうふうに判断されたんじゃないかなと思いますね。
それ聞くと仕方がない気もしますね。
ここで払わなくなった収益というのは、他のアーティストにちゃんと支払いに回すのでSpotifyさんが利益にするわけじゃないですよってことも書かれてましたね。
そういう意味では早く年間再生回数1000回超えて分配を受ける側になってくれっていうメッセージでもあるわけですね。
Spotifyさんの取引の問題点
そうですね。一方ちょっとネガティブなニュースとしては、ザバージという海外メディアの報道によりますとSpotifyさんがAndroidアプリストアの手数料を回避するためにGoogleで秘密の取引を行っていたってことが報じられてましたね。
秘密取引ですか?ドキドキしますけど、どんな内容なんですか?
通常Googleアンドロイドアプリストア内で有料サービスを提供する場合は、Googleさんに15%から30%の手数料を支払うというのがあるんですね。
それがMOOVでもグローバルパートナーシップの責任者があるサイバーの記録の中でコメントとして載ったものになりますけど、
特定の取引に関して4%に値下げして取引するという有利な契約をSpotifyと結んでいたってことによっちゃったんですね。
でもあれですよね、例えばボリュームディスカウント的なことは他の業界でよくあるかと思うんですけど、これ何が問題なんですか?
Spotifyさんは、そもそもアプリストアの手数料に関わる公平な取引を目指す企業たちで構成されている、
Coalition for App Fairnessっていうアプリ公平性のための援護の創設メンバーなんですね。
アプリストアの手数料が高いのが問題だってずっと言ってた人たちなんですけど、
なのに自分は裏でこっそり他の会社さんとは違うGoogleとの有利な契約を締結してたっていうのはやっぱり問題されてるってことみたいですね。
なるほど。公平を訴えていたのにってことですね。
法的な問題っていうのはどちらかというと信用面の部分で指摘を受けてる。
そうですね。その段階で言いながら、他の人から言えばズルくないっていう感じですかね。
ちなみに同じ裁判の中でGoogleさんは、ネットフリックスに対しても10%の特別割引率を提示していたってことも明らかになったんですけど、
ネットフリックスさんはその条件は飲まなかったそうなんですね。
そういう詳しさもあるんですね。
しかしメインサービスで優遇を受けた場合は、いっぱい数字に戻すと利益的なインパクトがまあまあありそうなので、対応も簡単ではなさそうですよね。
そうですね。上場の企業でこれだけ利益ががかって動いちゃうのに影響はありますよね。
最後になんですけど、あとSpotifyさんが行ったホットキャストファン調査というのがあって、その中からひとつ気になる点を抽出したいと思うんですが、
リスナーの中で何%の人がこの番組のホストと交流機会を増やすことに興味があるというふうに答えたかっていう話です。
例えばホストのリアルイベントに参加したいとか、そういうイメージですか?
これエンゲージメントの強さにも関わる内容かと思いますけど、30%を超えていればインパクトある気がしますが、いかがでしょうか。
正解は73%でした。
芸能人並みじゃないですか。
めちゃくちゃリスナーってホストのファンなんでしょうね。
そこまでインパクトとなってくると、いわゆるインフルエンサーマーケティング的な取り組みと、人気のホストができるかもしれないですよね。
その点については今後も僕たちを考え続けていきたいなというふうに思ってます。
確かに興味深いですね。
このタイプの動きがあれば改めて教えていただければと思いますけれども、今日一つここ区切りなんでこの辺りにしましょうか。
もうちょっといけないですかね。
いけーんだって延々行っちゃいますよ。
そうですね。
ということで、今日もお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。
音声広告に興味のある方、音声広告についてもっと知りたい方、こんな検証をお願いしたいという方がいれば、概要欄にあるリンクより気軽にご連絡ください。
それではまた。
11:02

コメント

ウルグアイの制度、Spotifyの話など、勉強になりました。 惜しいのは、こもったような音質で良い音とは言えず聴きづらいです。 リモート収録だろうと思いますが、改善していただけるとありがたいです。

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