1. 音声広告実験隊
  2. EP.33 今後の番組運営と音声..
2024-01-29 11:15

EP.33 今後の番組運営と音声広告領域におけるAIの近況について

「音声広告実験隊」は、音声広告に関わる様々な実験・検証を行い、音声広告の現在・未来について考えていく番組になります。聞き流しているだけでデジタル音声広告の現状や活用可能性をなんとなく把握できる、そんな番組を目指しています。毎週月曜更新。
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【参考記事・リンク】
Audiostart News / Aushaが2024年ポッドキャストトレンドを発表
https://audiostart.info/2024/01/16/ausha-trend2024/

Audiostart News / Adthosが、画像からオーディオ広告を作成するツールをリリース
https://audiostart.info/2023/12/21/adthos/

Audiostart News / SpotifyがAI音声合成によるホストリーディング広告を開発中?
https://audiostart.info/2023/05/25/ai-reading/

Audiostart News / AIを悪用した音声詐欺が世界で増加中!10%が遭遇する音声詐欺から身を守る方法は?
https://audiostart.info/2023/05/26/ai-voice-imposter/

Audiostart News / パット・コンド氏「広告主はポッドキャスト番組選定をNGワードではなく礼儀正しさを軸に判断すべき」
https://audiostart.info/2023/12/20/ai-podcast-ad/

Audiostart News / 音楽生成AI「Suno」、簡単に音楽が作れて、そのクオリティーの高さにも驚愕
https://audiostart.info/2023/12/21/suno-ai/

サマリー

音声広告実験隊は、今年積極的に露出を増やし、様々な活動を行っています。最新の音声広告におけるAIの動向として、画像から音声広告を自動生成するツールや、AIの音声合成によるホストリード広告が開発されており、業界の成長に大きな影響を与える可能性があります。音声広告領域におけるAIの最新情報や、AIを活用する際の論点について話し合われています。また、ポッドキャスト広告領域におけるブランドセーフティーに関する議論や、AI音声の制度による問題点なども取り上げられています。

音声広告実験隊の活動
音声広告実験隊、今回もロボットスタートの中の人1名と外の人1名でお送りします。
よろしくお願いします。
しかし、年明けから忙しそうですよね。
そうですね。今年は露出を積極的にしていこうと考えているので、今いろいろと動いているところなんですよ。
ちなみに、どんな活動をされているんですか?
例えば、先週ですと200人くらいの前で久々にピッチを行ったりしてました。
ピッチですか。
たまには、芸能仕事もされているんですね。
いやいや、採用ですとか、株主様向けの報告ですとか、しっかりと行っていますよ。
そうなってくると、結構忙しくないですか?
ウェブメディア運営したり、ポッドキャスト番組も5つくらいやってますよね。
そうなんですよ。その上で、今年からの仕掛けもいくつか用意しているので、正直、スケジュールが大変なことになってきています。
そうなると、優先順位の整理も必要だと思いますけども、この実験体の行きづけってどうなんでしょうか?
より多くの方に業界のことを知ってもらうことであったり、あと、社内教育の観点でもこの番組は重要だと捉えていますので、
なので、続ける優先順位は高いんですけど、一つ大きな課題もあったりします。
課題ですか。
性格柄というか、収録前日まで最新の情報をお届けしたいという気持ちがあるので、取り溜めしていないんですよね、一切。
メディア更新していると、新しい情報が入ってきちゃうでしょうしね。
そう。
そうなると、緊急の要件が入ったり、それこそ風邪とかひいたら終わりのやつですよね。
そうなんですよ。そのプレッシャーもありますし、毎週固定で3、4時間ぐらいは抑えなきゃいけないので、
ビジネス機会を失いかねないって感じることも出始めているかなって感じですね。
なるほど。教えてもらっている私の立場からすると、これまでに基礎的なことは抑えられたかと思うので、
もう少し頻度を落としても業界情報はキャッチアップできるかと思うんですけど、そのあたりどうなんでしょうか。
そうですね。
正直なところ、1週間で劇的に変化する業界でもないですよね。
2週間に1回ぐらいのペースですと無理なく続けられそうかなと思うんですけど、しかしね、毎週聞いていただいている方っていうのもいるので、ちょっと心苦しいところですね。
番組更新とビジネス機会か、どちらのほうがPodcast業界のためになるんでしょうか。
やっぱり業界成長の鍵は広告市場を確立させることによってコンテンツの質素向上の循環を生み出すことって考えてますので、
そういう意味では事業に集中できる時間を増やすことじゃないかなとも思いますね。
そうであればリスナーさんにも分かっていただける気もしますけどね。
そうですね。じゃあ分かりました。今後は各種更新に一旦してみたいと思います。
そして日本における業界の動きが活発化した時には、また毎週更新に戻せばいいかなというふうに思いますね。
確かにそうですね。もうちょっと活発化してくるといろんなニュースも増えるでしょうしね。
しかしそうなると1回1回の重要性が上がりますよね。
よりリスナーさんが興味のあるテーマを選んでいく必要があると思いますけども、この辺りはどうでしょうか。
明らかにリクエスト多いのは業界の技術動向ですね。
相変わらずそういうリスナーさんが多いですね。
確かに最近AIの活用についてはこれまで以上にお聞きするようになった気がします。
ポッドキャスト管理プラットフォームである大社というところが発表した2024年のポッドキャストトレンドをはじめ、
今後も様々なシーンでAIの活用は進むと予測されてますね。
予測というよりは実態に近くなっている気もしますけど、
特にどのあたりの分野での活用が注目されているんでしょうか。
AIの音声広告の最新動向
絞るのはちょっと難しいところですけど、
まず私が気になったのは、AIオーディオプラットフォーム開発のADDOTSという会社が、
画像だけで音声広告を作成するツールをリリースした頃ですかね。
画像からということは例えば、
製品画像とか、
あと看板とかポスター等のリアルの広告とかから、
音声広告を自動生成するイメージですか。
もうまさに大学その通りでして、補足をしますと画像を入力するじゃないですか。
その画像から視覚要素を分析して、
ブランドとかスローガン、スタイル、対象ユーザーなどの要素を特定して、
そこから適切なテキストを生成して、
AI音声、音楽、効果音等を組み合わせて、
オーディオ広告を一気に作ってくれる、そういう流れのようですね。
なんか複雑そうですけど、すごそうなことはわかります。
これね、オープンAIのGPT-4を含む、
十数のAIテクノロジーを使ったり、
AIのトレーニングに使用された何百もの、
厳選されたナナデータの音声等を活用しているということなんですけど、
最近では技術の組み合わせによって、
AIができることの幅が広がっているという印象があります。
そういう印象を受けますね。
一度テキスト化のステップを踏むことで、
AI同士もかなりつなげやすくなっているというのはお聞きしますね。
しかし、こんな技術があると、クロスメディアですとか、
メディアミックスですとか、そういうこともしやすくなりますよね。
そうですね。代理店さんが積極的に活用し始めると、
より音声広告業界の成長につながるかというふうに思います。
なるほど。ちなみに、その他に気になる技術はありますか?
ポッドキャスト広告に関わる領域ですと、
SpotifyさんがAIの音声合成によるホストリード広告を
開発中というお話ですかね。
なるほど。ホストリードの自動生成というと、
それこそ広告のクリエイティブの準備すらいらなくなることにも
つながるかと思いますけど、
これも市場の成長につながりそうな切り口ですね。
そうですね。そもそもホストリードというのは、
広告効果も高いというふうにされていますので、
聞いてもわからないレベルで実現できれば、
この業界へのインパクトというのは大きいんじゃないかな
というふうに思います。
ポッドキャストならではの特徴を生かした切り口でもありますしね。
はい。あわせて広告運営者さんが訴求したいポイントとか、
大まかなキャンペーンのイメージさえ決まっていれば
出稿できるので、活用のハードルというのは
大きく下がるというのは大きいかなと思いますね。
間口が広がることというのは業界の重要なテーマかと思うので、
日本でも早くこのような技術が活用できる環境が整うと
成長速度が早まりそうですよね。
そうですね。一方、注意しなければならない点もあると感じてまして、
マカフィーさんが世界7カ国を対象に行った調査では、
18歳以上の10%がAIの音声詐欺に遭遇している
というデータが出ているんですね。
日本では相対的に3%は低いんですけど、
AIの活用と論点
アメリカでは14%、またインドでは20%を超えて
詐欺に遭っているということなんですね。
20%で5人に1人ですね。
そうですね。
AI音声の制度が高まると、もちろんこういう論点も出てきますよね。
本来、活用する側に問題があると思うんですけど、
現状ですと、AIの開発企業にも責任があるんじゃないか
みたいな投げ角もあるってお聞きしてます。
ですね。また、ポッドキャスト広告領域における
ブランドセーフティーに関わるAIの活用の論点として、
NGワードの機械的な抽出による出向可否の判断が正しいのか
っていう議論があるんですね。
これは何が問題なんでしょうか。
何回もお話ししてるけど、トゥルークレームってあるじゃないですか。
そういうディープなテーマを扱う番組って人気で、
同じ単語でもポジティブに扱ってるか、ネガティブに扱ってるか
っていうのは、ホストによって結構異なるっていうことが背景にあるんですね。
そうすると、機械的にNGワードを抽出するだけでは
雑すぎるっていうことですね。
そうですね。結果として、AIによるNGワードを抽出するだけでは
エピソードが過剰にブロックされてしまうことが想定されるので、
業界の成長を阻害されかねないという、コンテンツ評価会社の
SEEKERっていうところのCEO兼創設者のパットコンとして、
音声広告とAIの関係
法務省のコラムでお通じてそういった話をしてましたね。
今のお話聞いて、昔のインターネットの画像の
禁止画像の排除手段として、
肌色の比率が一定以上の画像を自動抽出する仕組みが
導入されたときに、相撲さんの画像も削除されがちだった
っていうことを思い出しました。
ありますよね。それも少し似てる部分があるかもしれないですね。
しかし、大体案が必要だと思いますけども、何かあるんでしょうか。
そのコラムの中では、ホストの礼儀正しさっていうのを
指標に入れて考慮すべきって投げかけを行ってましたね。
礼儀正しさというのは何か?
かなり判断基準が難しい気もしますけども、
一方で業界の成長を阻害しないことも
重要なテーマかと思うので、この点については
引き続きどうなっていくかは見守りたいですよね。
この点については、弊社のビジネスも直結するので
ウォッチしていきたいというふうに思っています。
ちょっとネガティブな流れになっているので、最後にもう一つくらい
今、実は個人的にも使っている注目のAIのサービスがあってですね。
隠し玉的な感じがありますけど、逆にそんな大振りしても大丈夫ですか?
自信のあるサービスなんですけど、
音楽生成AIのSUNOっていうサービスになるんですけど、
これは使ってみてめちゃめちゃ驚きましたね。
昔から音楽生成に関わるツールですとかサービスはかなり使われてきていると思いますけど、
この経験をもってしても驚いたと。
ポッドキャストと音楽っていうのは切っても切り離せない関係にあると思ってまして、
昔から注目していろいろ触ってきましたけど、
少ない情報のインプットでかなりの精度の作詞・作曲・ボーカル・アルバムジャケットが
数秒で自動生成されるんですね。
ボーカルとかも生成されるんですか?
そうなんですよ。
お話を聞いて多分すごいんだろうなと思いますけど、
スノーについては実例も含めて改めて取り上げさせてもらえればいいかなと思います。
そういう意味ではいろんなツール見られていると思うんで、
複数の音楽生成AIですとかツールに同じ情報をインプットして
アウトプットがどうなるかっていう比較も面白そうですね。
そうですね。最近実験結果の報告もできていないので、
実験として前向きに捉えていきたいなと思いますね。
ぜひぜひよろしくお願いします。ということで、
一掛けについたかと思うので、今日はこの辺りにしましょうか。
はい、そうですね。
それでは本日もお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。
音声広告に興味のある方、音声広告についてもっと知りたい方、
こんな検証をお願いしたいという方がいれば、
概要欄にあるリンクよりお気軽にご連絡ください。それではまた。
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