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アツの夫婦関係学ラジオです。このラジオでは、妻との関係に悩む男性向けに、夫婦関係改善のヒントになる発信をしています。
男らしさ、女らしさというのは、どこからやってくるのかということについて、今日は話をしてみたいなと思います。
これ何なのかと言いますと、男性らしさと女性らしさというのって、もともとあるのか、その生まれなのか、生まれ持っているものなのか、それとも環境によって作られるものなのか、
という議論があると思うんですけど、これがですね、僕は夫婦関係においても、大きな一つのヒントになるなって思うんですね。関係改善にあたっての。
なぜならば、僕ら男性というのは、なかなか女性に対して、自分が思っている気持ちを伝えたりとか、話し合いをしたりとか、
ということがなかなか苦手だというふうな、一般的な概念がありますよね。そして多くの人はそういった苦しみに、自分自身を
苦しめているような状況になっているのかなと思うんです。一方、女性から見た場合に、
なんでうちの夫はこんなに話を聞いてくれないのとか、という不満があったりするわけなんですよ。
僕も言われたりとかしてたんですけど、話を聞いてくれないとか、自分に都合のいいように話を受け取るとかね、
というのって結構、女性から聞くんですよね。言われた男性も結構いると思うんですよ。
あなたはいつも自分の思い通りになると思って、自分の好き勝手に言って、みたいな。
妻が何か言ったとしても、自分にとって都合がいいように解釈をしたりとか、
ついつい怒りを発したりとかね、怒りという感情を発しやすい男性の方が、
男性の方が怒りやすい、怒りっぽい、怒りという感情を発しやすい、といった現象を感じたことがある人もいると思うんですよ。
もしくは妻とのコミュニケーションにおいて、なんか自分の方が怒りっぽいなとか、
自分が怒るとすごい気まずい雰囲気になるなとか、ということを感じたことがある人って結構いると思うんですね。
これが何で起こってくるのかっていうことも、この男性らしさ、女性らしさというのは生まれなのか、それとも環境なのかという議論から一つのヒントを得られると思うんですね。
ちょっと話をしていきたいんですけど、最近僕読んだ本ですごい良かった本があって、ジェンダーとの性別を超える脳の多様性っていう本があるんですよ。
何回か前の放送でもご説明したんですけど、男性の女性のっていうふうな括りでずっと今まで話がされてきたんですよね、その脳科学の話とかって。
だけど最近になって、男性の女性のというのはないんだと、みんな共通なんだみたいなことを結構言う人が増えてきたんですよ、ここ3、4年ぐらいですかね。
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いろんなそういったジェンダーの議論とか、フェミニストの話とか、そういった話の中で結構出てくるんですね。
男性の女性のなんてものはないと、最近の脳科学の研究では性差はないということが言われているんです、みたいなことが結構なんか記事を読んだりとかすると出てきたりと、本を読んでも出てきたりとかするんですよ。
これ何なんだろうと、本当かこれと思ったんですけど、この本を読んで僕やっとわかったんですよ。
これすごい性格じゃないんですよ、性差がないっていうのは。性差は存在するんですね。
性差は大雑把に存在するんですよ。男性と女性でその脳を研究してみると、例えば男性っぽい部分を脳の透き通すときに青い部分が青く光るとして、
女性っぽい部分がピンクっぽく光るとしたら、男性と女性、例えば100人ずつ調べたとしたら、確かに男性の方が青い部分が多いなと、女性の方がピンクの部分が多いなというふうになるんですけど、
一人ずつの脳の中のブルーとピンクの配列のバランスを見てみると、みんなバラバラなんですよ。青が多い男性もいればピンクが多い男性もいるんですね。
女性もピンクが多い女性もいればブルーが多い女性もいるし、ブルーとピンクが半分ぐらいの女性もいるしというふうにモザイク状なんですよ、みんなの脳って。
だから男性と女性で平均的には性差は存在する。だけど個々人の脳を調べたときには、男性脳、女性脳と呼ばれるような、そういった極端なステレオタイプな脳というのは存在しないというのが定義なんですよね。
その最近の研究、脳科学の研究においては。これすごいわかりにくいじゃないですか。わかりにくいからみんな簡単に言っちゃうんですよ。脳に性差はないっていうふうに。そのほうがみんな理解しやすいですよね。
脳というのはモザイク状なんですと、男性と女性では平均的な脳の性差は存在しますが、それぞれの個々人の脳の中においては、男性らしさ、女性らしさというのはモザイク状になっていてグラデーションになっているんです。
みんな個々人それぞれ違うんですと言われても、わかりにくいじゃないですか。何を言っているかちょっとよくわからないと思うんですよね。ちゃんと聞かないと。
だからみんなわかりやすい話として、脳に性差はないというふうに行きやすいんだろうなと思うんです。僕はこの議論がすごい危険だなと思うんですよね。脳に性差がないって言っちゃうと、余計苦しむ人が増えてくると思うんですよ。
脳に性差がないって言って、やったーってなる人って、男性なんだけどすごい女性っぽい人とか、女性なんだけど男性っぽい人とかっていうのは、自分自身の男らしくあらねば、女性らしくあらねばというジェンダーの呪いから解き放たれるので楽になるんだけど、男性らしい男性、女性らしい女性というのは困っちゃうわけですよね。脳に性差がないって言われても、私そんななんか男性っぽいことできないしみたいな。
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男性もそんな女性っぽいことなんて俺はできないしみたいな、わかんないしみたいな風になって、なんでお前わかんないんだみたいな。脳に性差がないんだから女の気持ちはわかるだろうっていう風に言われちゃうじゃないですか。言われても、わからない人にはわからないんですよ。正確に言うならば、わかるためにはすごい努力が必要になるんですよ。
努力が必要じゃなくて容易に女性の気持ちがわかる人もいれば、なかなか女性の気持ちがわからないと何度も何度も言われて、いろんな経験を重ねてやっとわかってきたっていう人もいる。本当に人はみんなグラデーションにできてるんですよね。そこを理解しないと多くの人は苦しんでしまうと僕は思うんです。
脳の性差について話はちょっと長くなっちゃうのでこれまでにするんですけど、今日話をしていきたいのは、そういった女性らしさ、男性らしさというのは生まれ持ったものなのか、それとも環境によって構築されたものなのかということについて話をしたいなと思うんです。
元にする本は、ジェンダーとの性別を超える脳の多様性という本ですね。これは2人の方が書かれていて、サイエンスライターのヌバービハンスキーさんという方と神経科学者のダフナ・ジョエルさんという方が2人で協調で書かれています。ここからちょっと気になったことを抜き出して話をしていきたいなと思います。
ちょっと読み上げていくと、この本の中で書かれていることで、人間というのは生後2年間、0歳1歳2歳までの間は感情表現の差において男女差はないと言われているんですね。
これはロザリンとフランクリン医科大学、シカゴメディカルスクール神経科学学科という超長いところなんですけど、神経科学科のニーズ・エリオットさんという方が書いた本。女の子の男の子の神経科学から見る子どもの育て方という本があるんですけど、この本の中で研究をまとめていて、彼女の研究によると感情表現の差、男女における感情表現の差というのは、
生後2年間は男女差がないというふうに、彼女は研究をしているんですね。泣いたりとか、笑ったりとか、動揺したり、嬉しがったり、怒ったり、はにかんだりといったような感情表現、これは男女間で大きな違いは認められないということがわかったそうなんですね。
生まれてそのピュアな状態では男女間で、男女の間で感情表現の差にはほとんど大きな違いがないと。
じゃあどこからそういったものって出てくるのかというと、2、3歳ぐらいからだんだん出てくるというふうに言われています。
なんでそういうふうな男女差が後から出てくるのかというと、ここから先がすごい肝になるんですけど、赤ちゃんの周りにいる人たち、0歳1歳とかの赤ちゃんの周りにいる大人たちですよね、親とか親戚とか友人とかの人たちを見てみると、
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男の子と女の子、赤ちゃんが男の子か女の子かによってそれぞれに対して接し方が異なるらしいんですよ。男の子の赤ちゃんに対する接し方と女の子の赤ちゃんに対する接し方が異なると。
どう違うかというと、男の赤ちゃんより女の赤ちゃんの方に人は頻繁に話しかけるんですって、あと感情に関わる話し方をするらしいんですよ。
女の子の赤ちゃんの方に、可愛いわね、丸な顔、ほっぺたして可愛いわとか、おばちゃんと一緒に出かけようか、今日はいい天気ね、気持ちいいわねみたいな感じかわからないですけど、
こんなふうに頻繁に話しかけたりとか、自分の気持ちとか赤ちゃんがこう感じてるとかという気持ちを代弁してあげたりとか、感情に関わる話し方をするということが研究でわかったそうなんですよね。
これはね、僕、なんだろうな、これちょっとわかんないですけどね、僕男の子じゃないですか、僕3人とも男の子なんですけど、女の子はいないんでね、ちょっとわからないんだけど、女の子の方が話し始めるのが早いってことはよく言われますよね。
子供の発話が早い、言葉をしゃべり出すのが早いっていうのって。これってもしかしたら、頻繁に話しかけられてるから、言葉を話すのが早いんじゃないかなって思うんですよ。
というのも、うちの男の子3人いて、7歳、7歳、3歳なんですけど、今下の子3歳だったばっかりなんですけど、めっちゃくちゃしゃべるんですよ。めっちゃくちゃおしゃべりで、そうなの、今日は保育行くの、行かないの、行きたくないなーとかね、言ったりとかするんですけど、
2歳くらいからすごいしゃべり始めて、だけど上の子たちは全然しゃべんなかったんですよ。3歳半とかになってもあんまりしゃべんなくて、しゃべってもちょっとあまり意味がつながらない言葉だったりとかしていて、ちゃんと話し始めたのが多分4歳くらいとかからなんですよね。
で、この違い何なんだろうって僕思ったんですけど、男女差ではないんですけど、だけど生育環境が大きく異なっていて、うちの3歳児、その一番下の子供に対してはみんな話しかけるんですよ。僕も妻も長男時代に対してよりも、長男時代が2歳児とかの時よりもしゃべるんですよ、話すんですよ。
3歳児、うちのその3名は結構ユニセックスな表情というか、いかつい男の子っぽい顔じゃないんですよね。ちょっと可愛らしい女の子のような感じの男の子なので、ついつい話しかけたくなっちゃうんですよね。
これ保育園にいる保育士さんもいてて、「あら可愛いわね、この子ほんと可愛いわね。」って言ってすごいしゃべりかけるんですよ。見かけが可愛いとみんな話したくなるんですよね。ミューチビーキーみたいに嫌なんですけど、だけど客観的に見てもそう感じる。
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これは男の子の間でさえそういった差があるってことは、男と女だと余計差が出ると思うんですよ。女の子の方が可愛いからそっちの方にみんながより話しかけると。話しかけられるとどんどんどんどん脳みその中に言葉がたまっていくじゃないですか。
英語のリスニングとか英語学習においても同じじゃないですか。たくさんどれだけ聞くかどれだけたくさん読むかっていう多読多調っていうのが英語で伸ばすって言われてて、僕自身も5ヶ月間洋書を読むのと英語の音声だけを聞き続けるってやつを5ヶ月間続けたらトイックの点数が140点上がったんですね。これしかいなかったんですけど。
だから子供の発話も同じでどれだけたくさんの言葉を聞いているか、親とか周りの人間から話しかけられているか、それがどんどんどんどん自分の中に言葉のストックがたまっていくんだと思うんですよね。
そうすると自分が話し出すのも早くなるんじゃないのかなって思うんですよ。実際そう感じるんですよね、子供を見てても。
だからこの本の中で書かれていた女の子の方が頻繁に話しかけられて感情に関わる話し方をする。それによって女の子の赤ちゃんっていうのが感情豊かになるというかそういったところで敏感になるっていうのはすごい納得感があったんですよね。
ただし怒りの感情に関しては女の赤ちゃんよりは男の赤ちゃんに話しかけるっていう研究結果になったんですって。
これがねちょっといまいちよくわかんないんだけど、怒りの感情を本の中で書いてくるんですけど、泣かないのとかちゃんとしなさいとかそういったことなのかなとはちょっと思ったんですよね。
赤ちゃんに対してよくちょっと他の言葉かもしれないんですけど、とにかく怒りの感情に関しては女の赤ちゃん、男の赤ちゃんの方に話しかけやすかったと周りの大人がですね。
そして女の赤ちゃんが泣くと男の赤ちゃんが泣いた時よりも周りの人が気にかけることが多いってことも研究結果でわかったんですって。
へーと思ったんですけどね、両方とも経験していたらすごい差がわかるんですけど、女の赤ちゃんが泣いた方がなぜか周りの人が気にかけると大丈夫どうしたのみたいなふうになりやすいと。
男の赤ちゃんは泣いていても無視されたいとか年齢が上がると叱られることもあるというふうに研究結果がありますと。
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男の子でしょとか泣かないのとかねというふうに怒られやすくなる。これはねすごいわかるんですよ。僕の長男時代も7歳で泣いたりとかするとついついねこう泣かないのとかしっかりしなさいとかってことをねフヤフヤしないのとか僕つい言うんですよ。
思い出したら僕の父親から泣くなとかねしっかりしろとかすごいたくさん言われてて、僕の妹がいるんですけど妹はねあんまそんなこと言われたことないと思うんですよ。聞いたことないんですよね。
男の方が多分そういったふうにしっかりしなさいみたいなことを言われやすい社会なんだろうなと思うんですよね。
これがねもし女の子だったら、もし僕の子供が女の子だったらもう泣くなとかねしっかりしろとかフヤフヤしないのとかってあんまり確かに言わなかったかもしれないなと思ったんです。もっとかまってあげたりとか優しく接している可能性があったかもしれないと思います。
こんなふうに0歳か2歳の間っていうのは男の赤ちゃんと女の赤ちゃんでは周りの人間が赤ちゃんに対する接し方って大きく異なると。男女間において異なると。
赤ちゃん自身が男女間において精差があるんじゃなくてその精差をまるで作り上げるかのように周りの大人たちが男の赤ちゃんと女の赤ちゃんに対して異なる接し方をするということなんですね。
その後ニーズエリオットさんの研究によると2,3歳くらいから男女間における精差が見慣れ始めると言われています。
これって2,3歳までの間に男女で異なる扱いを受け続けてきてそれがついに不定に達したってことなんじゃないかなと思うんですよね。
さっき言ったみたいな男の赤ちゃん女の赤ちゃんに対する接し方の違いとか男の子に泣くなって言ったりとかね、女の子が泣くとかかまってあげないとか
っていう風な接し方、異なる接し方を受け続けてきた結果、そこでそれから2年3年経ってついに精差が見慣れ始めるという風なことなんじゃないかなと言われています。
男の子の方が怒りを表現しやすいっていうのもそういった今までの積み重ねなんじゃないのかなと思うんですよね。
女性の方が感情表現豊かなって言われてますけど、男性が感情表現が欠落してるわけじゃないんですよね。ないってわけじゃないんですよ。
野球観戦とかサッカー観戦とかね、好きな人いるじゃないですか。スポーツが好きな人とか。
あれってすごい夢中になってみますよね。僕もワールドカップの時とかはたまに見たりするんですよ。
やっぱりすごい感情的になるんですよね。点が入ったりとか捉えたりとかすると。
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あれって自分自身にちゃんと感情があるってことの現れなんですよね。
どこかの国でサッカーの試合でオウンゴールって言うんですかね。自殺点を決めた。間違って自分のチームの方にボールを入れちゃった選手っていうのがファンに殺される事件とかってあったじゃないですか。
フーディガンって言うんですか。僕はよくわからないですけど。あれも感情表現があるからこそそういったことになるわけですよ。
感情表現が欠落しているわけじゃなくて、怒り以外の感情表現が薄い、希薄だってことだと思うんですよね。
そして怒りの感情表現だけが突出していると。男性が。ということなんだろうなって僕は思うんですよ。
それはこのリーゼ・エリオットさんの研究によると、2,3歳までの間に周りの大人たちが赤ちゃんにどう接するか、男女間においてどう接するかの違いによって積み重ねてきたものが形になるのが2,3歳くらい。
大人になっても女性の方が怒り以外の感情表現が豊かなのは、そういったふうに何度も話しかけられたりしてきたことがあったりするからであって、男性が怒りの表現だけがやたら突出しているっていうのは、
怒りの感情に対するコミュニケーションっていうのが、なぜか周りの大人たちが男の子にしてくるっていうことだったんだろうなって、やめろとか泣くなとかっていう感情、怒りに関する感情をぶつけられやすい。
これで僕もやっちゃってるんですよね、上の子たちに対しても、やめろとか泣くなとかうるさいとかね、ついつい感情的になって怒ったりとかしちゃうんですけど、これが積み重ねていくといけないなと思って。
確かに長男は最近すごい暴力的になってきてて、怒りの感情がすごい出てくるんで、出てきて顔がすごい怒ったりするんですよね。
あれも多分僕の方から、怒りの感情表現をぶつけられているせいなんじゃないかなって、すごいちょっと反省することもあって、そこをちょっと僕の方で態度を変えることによって、彼の態度も変わっていくんじゃないかなって思うんですよね。
そこはちょっと実験というわけじゃないんですけど、あえて僕が怒りの感情表現を男の子たちに、子どもたちにしないことによって何が起きるかっていうのはちょっとやってみようかなと思うんですよね。
あとですね、僕がすごい個人的に思うのは、テレビアニメの影響っていうのも結構大きいと思うんですよ。
80年代、90年代、ゼロ年代に作られた子ども向けのアニメ、僕らもずっと見てきたじゃないですか、ドラゴンボールとかナルトとか、最近だとワンピースとかですかね。
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もっと昔だとセイントセイヤーとか、キンニクマンとかいろんなアニメあったじゃないですか、漫画とかね。
それを読みながら育ってきてると思うんですけど、大人になって改めて見てみると、なんかすごいジェンダー感を男らしさ、女らしさを助長するような表現ってすごい大きいなって改めて見ると思うんですよ。
なんかやたら元気のいい男の子キャラとか絶対出てくるじゃないですか。めちゃくちゃ元気が良くて、なんかもうわかんないけどとりあえず行くぜみたいなね。
そういう男の子が大体主人公だったりとか、女性は老いどけキャラとして扱われていたりとか、結構あるんですよね。
見てるといろんなアニメであんまりちょっと出さないんですけど、多分親だったらわかると思うんですよ。
これちょっとどうなの?って思ったりするシーンってあるじゃないですか。
だから自分もそういうのを見てきたんですよね。
ドラゴンボールの漫画とかコミックも、一番最初の一巻とかって結構際どいシーンがめっちゃたくさんあるんですよね。
ブルマとカメセンリンのやりとりとか、めちゃくちゃ際どくて、これ子供に見せられねえなってすごい思いました。
そういうのが男性らしさ、女性らしさ、男性の女性に対する考え方とかっていうのを助長させてきたところが僕はあるんじゃないかなってちょっと思っているんですよね。
そういったターゲット性別では明確に分けることで、それぞれの性別に対してより男らしく女らしくという吸い込みが強化されている部分もあるなと思うので、
どういったコンテンツを選ぶかっていうのは結構大事なんだろうなと思うんです。
難しいですけどね。子供が面白くなければ見てくれないんで。
それを考えると英語圏のコンテンツっていうのはそういった部分がほとんどないので、いいなと思うんですよね。
ただ英語がわかんないと嫌になっちゃうんで見ないんで、そこが難しいところですけどね。
お猿のジョージとかね、全然そういったジェンダーに引っかかるようなことって全然表現ないので、
ああいうコンテンツを子供の時から見せていくと偏った思考とかは持たなくなるのかなって思ったりはするんですけどね。
難しいところはありますよね結構。
そんな感じで僕らっていうのは小さい頃から男女で異なった扱いを受けて育っているわけなんですよ。
その差っていうのはすごい小さい部分もあったりするんですけど、
長い人生の間にその異なった扱いというのがどんどんどんどん降り積もっていって人格形成を成していくと。
そうして感情を見せることを、自分自身が怒りの感情を出すことを許される男性と、
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権力に手を伸ばすない女性というのを生み出していくんだということが本の中で書かれているんですね。
僕ら男性っていうのは子供の頃から怒り以外の感情を表現することを抑えつけられてきたという部分は結構あると思うんですよ。
そんな環境で育った僕らが誰かに優しくしたりとか悲しみとか寂しさとか喜びといった自分の気持ちを正直に伝えたりすることっていうのは
これは結構難しいことなんだろうなって思うんですよ。
今までこうしたことがないわけじゃないですか。
寂しいなとかこれやだなとか辛いなとかもうやだな泣きたいなとかやっと嬉しいなとかっていう風なねそういった喜びを
特に悲しみですよね。悲しみとか寂しさとかそういった感情表現を周りからされてこなかったわけですよ。
女性と比べて男性っていうのは僕は男性っていうのは。
そうなるとなかなかそういった気持ちは出しにくいと。
その意味はさっき話したみたいなゼロ歳児から始まる男女間における周りの大人の対応の違いというのがあるんだということなんですね。
これがわかっているだけでだいぶ生きやすくなる側面ってあると思うんですよ。
自分自身が例えば怒りをなかなかコントロールできないとか怒り以外の感情を表現することが難しいとか寂しい悲しいとか嬉しいとかってことをなかなか言えないとか
というのはそういった過去からの積み重ねてきたものがあるんだということがわかると
何とかしようとかあえて感情を出すようにしようとかあえて感情を出すようにしないとできないものなんだってことがわかると思うんですよ。
これが自分は男ってこういうもんだからとかね。生まれにもってこういうもんだからとかっていう風なものじゃないってことなんですよね。
それがわかると変えられるものなんだっていう風な希望ができると思うんですよ。
だから自分自身を変えていきたいと思ったときには今日話したようなそういった研究結果ということを知ると
何とかなるのかなって自分自身が変えることっていうのはできるのかなっていう風に思えるようになるんじゃないのかなって思っています。
そしてあともう一個つけ足すとインディアの大学ブルーミントン校で行われた研究っていうのがあって
男らしさの規範に従うことを強要された男性はそうではない男性と比べてうつ病や薬物内容に陥りやすく
心理学的な治療を自分から求めることが少ないことがわかっていますという風に言われています。
男らしさの規範って何なのかというと自信にあふれていることとプレイボーイらしく振る舞うこと
そして女性を自分に従わせることという風に本をなかなか書いているんですね。
すごい西洋的な価値観でちょっと思うこともあると思うんですけど
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だけど要はアメリカ映画とかでめっちゃタフガイとか出てくるじゃないですか
めっちゃすごい自信満々なカーボーイとか自信満々な刑事とか
すごい切っていくムキムキのキャラクターとか出てきていますよね。
主役の男性ってこういうのって決まっているとかあると思うんですけど
ああいうキャラだと思うんですよ。そうあるべきみたいな風に教育されると
そういう風なことを強要されてしまうと鬱病になりやすくなったりとか
自分から心理学的な治療をしようと思わなくなったりとか
風になってしまうという風に言われているんですね。
これって男性自身もジェンダーによって物事を2つに分けるという
そういった価値観によって傷ついているんだということを
もっと世間は知った方がいいと思うし
何よりも僕ら自分自身がそれを知った方がいいと思うんですよね。
こういったジェンダーの価値観を押し付けられたとか
無意識にそれを信じていることによって結構な苦しみがあるんだと
もしかしたら自分自身が今感じている生き苦しさというのは
そういったジェンダーバイナリーという2分法によって分けられてしまったが
ゆえの苦しみかもしれないということなんですよね。
そしてそれは作られたものであるということなんですよ。
社会規範が作っていくものであったりとかするので
生まれ持ったものじゃないってことなんですよ。
だって生まれて2年間というのは
男女間での精査ってほとんど見られなかったと言われているので
生まれたときにはないものなんですよね。
それはだんだんとこ周りの大人たちによって知り込まれていったりとか
社会規範によって作られていったりとかするものだってことなんですよ。
だからはっきり言っちゃうとどうでもいいんですよ。
男らしさ女らしさとかっていうのは周りの社会が押し付けてくるものであったりとか
周りの大人が勝手に言っていることであったりとかするわけなので
自分が生きやすくなる、自分が生きやすいために
自分がどういうふうに行動するかっていうのは
自分が決めていけばいいってことだと僕は思うんですね。
なので今日の話は男女の精査っていうのは
生まれか環境かっていうことだったんですけど
ジェンダード・ノーという本の中では
生まれではなくて後々の社会環境によって作られていくものだってことだったんですね。
それがわかるだけでもだいぶ生きやすくなるなって僕は思っています。
あともう一個付け足すと
ハリーポッターって本あるじゃないですか。
ハリーポッターの作者J.K.ローニングっていう名前なんですけど
このJ.K.って何だと思います?
女子高生じゃないですよ。
J.K.って何なんだろうって僕はずっと思ったんですよ。
J.K.ローニング、J.K.って何なの?って思ったんですけど
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これってその名前のイニシャルなんですよね。
本当はジョアンっていう名前なんですよ。
女性が書いた本。
J.K.ローニングさんって女性の方なんですけど
ジョアンっていう名前なんですよ。
だけど出版社がこの本売るときにジョアンっていう名前で売っちゃうと
売れないと。
女の名前付けると本って売れないんだよねって。
だから男の名前にそれかイニシャルにしなきゃ売れないんだよねって言ってたんですって。
これって結構西洋では多いみたいで
あえてイニシャルにしたいとかするらしいんですよね、本を売るときに。
そうすると女が書いたものがつまんないんだろうみたいな感じで
思っちゃう人とかもいるらしいんですよ。
だけどイニシャルになるとどっちが書いたか分からないんで
素直な気持ちで読める。
そこにジェンダーによる刺激を受けずに本を読める、楽しめる。
そして本当にいいものだけは売れていくってことが起こるんですって。
これは今回の生まれか育ちかって話とは関係ないんですけど
どれだけ僕たちが男とはこうなの、女とはこういうものだみたいな
知らぬ間に縛られているってことの表れだなと思うんですよ。
これってなかなか僕らにはどうにかする
今の社会をガラッと変わることってすごい難しいので
こういったことが今の世の中で起こっているんだってことを知ることが
大事なのかなって思っています。
ということで今日は男女間の精査というのは
生まれか育ちかってことについてお話をさせていただきました。
妻との関係や子育てなどで悩んでいる方の参考になれば幸いです。
あとノートのサークル機能を使って
マリッジアドバイザー的なことをやってまして
マリッジアドバイザーって何なのかっていうと
夫婦関係、結婚アドバイザーというか
夫婦関係のアドバイザーみたいなことをやってるんですよね。
カウンセラーってあるじゃないですか。
僕カウンセラーの資格は取ったんですけど
だけど何かやってるうちに何か違うなと思ってきて
カウンセリングとかってやっぱり診療
公認心理師とかそういった方たちが
プロフェッショナルで結構やられてるんですけど
そこまでじゃ僕はなくて
僕がやってることってそこの一歩手前
本当に夫婦関係悩んでいて
妻との関係悩んでいて
何とかしたいと
妻とまた仲良くしたいと思ってるんだけど
どうしたらいいんだろうって
誰にも言えない
そんなにできる人いない
カウンセリング行くかと
一回2万円ちょっと高くないみたいな時に
その間に入って
何悩んでるかとか話を聞いて
僕が経験してきたこととか
他の方とのやり取りの中で見えてきた
関係改善のコツとか
そういったことを一緒にお話しして伝えて
僕との話の中で一緒に解決していければいいし
それでもダメだったら
カウンセラーさんを紹介して
カウンセリングを夫婦で受けたりとか
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個人で受けたりとかして
関係を改善していくっていう
その間に立つのが
今僕に求められてることかなって思うんですよね
マリッジアドバイザーっていう風な感じかなって
僕は思っていて
なんでこういう存在が大事なのかっていうと
その夫婦関係に悩んでる人っていうのは
すごいたくさんいるんですよ
みんな言わないだけで
すごい悩んでるんですよ
僕がリアルで知り合った方とかでも
詳しく話を聞くと
すごい妻との関係悩んでるとかって方が
すごいたくさんいて
だけど誰にも言えないんですよね
こういう話って
誰かに相談して楽になりたいし
なんとかできたらそれはそれでいいんですけど
だけ話せる人がいない
一番近い距離にいる妻にも話せないし
職場の人間の話でも分かってくれないし
30代40代とかになってくると
昔の友人関係ってどんどん切れていくんで
高校の友達とかにも話せないし
話してもなんでちょっと重い
みたいな感じになったりとかするんですよ
そういった誰にも話せない妻との関係を
話せる人
話せる相手っていうのは
僕はすごいこれから貴重な存在になっていくだろうな
って思うんですね
僕はそういったことを
今まさにやってるんですね
妻との関係に悩んでいて
なんとかしたいという方の
傍らに立って
一緒に関係改善に向けて
伴走していく
一緒に走っていく
というふうなことを今しているので
妻との関係に今悩んでいて
なんとかしたいと
どうしたらいいんだろうという方は
ぜひご連絡ください
この放送の概要欄に
リンクを貼っておきます
ということで
今回も最後までありがとうございました
また次回お会いしましょう
さようなら