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2020-07-10 05:58

グラフィックツールのリテラシーについて考える(第295回)

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Miroがグラフィックツールのセオリー通りの操作ができることに関連して、グラフィックツールのリテラシーとは何かを考えてみた話です。特定のハード、OS、ツールに依存しない知識がリテラシーなんだと思います。

=== 目次 ===
オープニング by ムスメ
グラフィックツールのセオリーからリテラシーを考える
グラフィックツールのセオリー通りの使い方の例
リテラシーとは
単なるショートカットキーの暗記はリテラシーではない?
特定のハード、OS、ツールに依存しないのがリテラシー
iPadのアプリでのセオリーは試行錯誤中
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食べられるチョークがあるみたいですね。私もぜひ食べてみたいです。 アシカガキャスト
前回、オンラインホワイトボードのミロの話をした時に、グラフィックツールのセオリー通りの操作ができるので快適だと話しました。
そういうセオリーがリテラシーみたいなものなのかなと思ったので、 リテラシーについて今回は考えてみたいと思います。
まずそのグラフィックツールのセオリー通りの操作に関してなんですが、 例えば長方形を書くときにシフトキーを押しながらだと正方形になる。
正方形が書ける。 書いた後、図形を移動させるときにシフトキーを押しながらだと
水平方向、垂直方向にしか動かない。 最近はそれに45度というのも加わってるんで
水平垂直45度のケースも多いです。 四隅の角を引っ張ると長方形のまま変形していくんですが
シフトキーを押しながら引っ張ると縦横比を維持したままで変形していく。 そういった操作方法
Adobeのツールなどグラフィックツールを使い慣れている人だったら みんなが馴染んでいるような操作が
Miroにも見事に実装されていたんですね。 他にも矢印キーを押すと
1回押すと1ピクセルずつぐらい 最小単位ずつ移動する
シフトと矢印キーを押すともうちょっと大きい幅で移動していくとか その図形をオプションキーを押しながら移動させると複製されるとか
コピーされて一個新しくできるということですね キーボードのコマンド d のショートカットで複製が作れるというのも
Miroにあって驚きました でリテラシーの話なんですが
リテラシーは読み書き能力と日本語では言われています 昔寺小屋で江戸時代ですね
読み書きソロ版を習ったと 教えていたと
言いますがそういう読み書きソロ版みたいな その先のステップとしていろんなことを学んでいく上でのベースとして持ってないといけない
知識みたいなことですよね 本来的にはリテラシーは
文字が読める識字率とかみたいなことらしいんですが デジタルリテラシーとか
ネットリテラシーコンピュータリテラシーとかいう場合 そういうのを扱う上でのベースとなる基礎となる知識みたいなことですよね
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でさっきのグラフィックツールのセオリーの使い方ですが この操作の時にはシフトキーを押すこの操作の時にはオプションキーを押すとか
暗記をするのは学校の勉強みたいで面白くないですし 正方形を描くには○○キーを押しながらのこの空欄に入る言葉を答えよみたいな
テストを受けるわけではないのでちょっとなんか違うなと そこがリテラシーではないなと思ったんですね
多分デジタルリテラシー この場合グラフィックツールを使う上でのリテラシーは
特定のハードとか os ツールに依存しないものであるべきなんだろうなと考えるに至りました
なのでグラフィックツールのリテラシーとして 覚えておくべきこと
教える立場から言えば教えるべきことは シフトキーを押すのかオプションキーを押すのかを覚えるのではなく図形の描き方の
バリエーション 変形の仕方移動方法のバリエーションがあるよと
いうことを覚える そしてなんでそんなにバリエーションがあるのかというとこういうケースの時には
このやり方の方が便利だからということなんで どういうケースでどういう方法をとるか
そういう根本的な部分を覚えておくのがいいんじゃないかなと思いました そもそも
マウスだけの操作だとできることに限りがあるので キーボードと組み合わせることによって
水平方向にしか動かないとか縦横比を維持したまま変形させるとか そういう操作ができるように作られているんですが
タッチデバイスの ipad だとキーボードなしでそれを実現したいですよね なので左手の指で画面を押しながら
右手で apple ペンシルで操作すると違った操作ができるとか アドビフレスコのように画面上に常に丸いところがあってそこを押すと
違う操作に変わるとか ipad の場合はまだいろんなツールが試行錯誤中なんですね
なのでなおさら操作方法を暗記するというよりも こういうことがこういう感じでできるはずだと知っておくことが
リテラシーなんじゃないかなと思います 今回は以上です
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