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2024-08-28 12:29

音楽生成AIでボカロPのようになれるのか(第769回)

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音楽生成AIで作った曲のクオリティが高いので、これでボカロPのようになれるのかもと甘い考えが頭をよぎりました。AIで作った曲を音楽配信した人の話も紹介しています。
=== 目次 ===
音楽生成AIのLoudMeで曲を作った
Sunoで作った注意事項を人に知らせる曲
AIを使ってボカロPのようになれるのか
AIで作った曲を音楽配信した人の話
曲を作って楽しむことの敷居が下がった
以下、参考記事です。
■新連載「AIだけで作った曲を音楽配信する」。生成AIが作り上げた架空バンド「The Midnight Odyssey」を世界デビューさせる、その裏側 | テクノエッジ TechnoEdge https://www.techno-edge.net/article/2024/03/31/3079.html
■音楽の作り方が決定的に変わる。架空のロックバンドのコンセプトアルバムを丸ごとAIで作れてしまいました(CloseBox) | テクノエッジ TechnoEdge https://www.techno-edge.net/article/2024/02/27/2872.html
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00:01
最近、ラウドミーという音楽生成AIが話題になっていました。
なんと、無料で曲を作り放題なんですね。
SUNOという音楽生成AIといろいろに過ぎているし、
運営の訴状もよくわからないということで、怪しいと言われてもいます。
商用利用するには、有料版じゃないとダメと言いつつ、
有料のプランがまだ用意されていません。
ともかく、ものは試しと思って、
夏っぽいアイドルソングとだけ指示して、
あとは、お任せで曲を作ってみました。
それでは、聴いてください。
夏っぽいアイドルソング。
その匂い感じて、砂浜で踊ろう。
日差しの中キラキラ、笑顔の夏始まる。
これ、なかなかクオリティ高いですよね。
特に、女性ボーカルだとか、どんな曲調だとかの指示はしていないんですが、
たまたまなのか、イメージ通りな曲が完成しました。
もちろん、お題を与えただけなので、私が曲を作ったという感じはありません。
歌詞をちゃんと自分で作って、どういう曲調とか細かく指示して作ってもらったら、
私が作った曲ですと。
自分が作ったものだと感じると思います。
以前、さっきチラッと話に出てきたスノという音楽生成AIで、
注意事項を人に知らせるための曲を作ったことがあります。
ご理解くださいという曲なんですが、こちらも聴いてください。
半径の四分音符は書けないんです。ご理解を。
四分音符じゃわかってません。
わかってください。たまっても。
二分音符、それもダメ。
わかってください。それでも。
十字架に関係を持つものは書けないんです。ご理解を。
これもクオリティ高いと思ってるんですが、
03:00
歌詞が画面に出てないとちょっと聞き取りづらいところも多いですね。
これは私がお手伝いしているキャラクターデザイナーの井上ひさとさんの
マルイクリエイターズマーケットというイベントに出展したときの
オーダードローイングに関する注意事項を歌にしてるんですね。
ハンゲドンとかバットバツマルのようなサンリオ時代に生み出したキャラクターは
サンリオに犯権があるのでオーダードローイングで書くことはできませんよといった注意事項なんですね。
真面目なお願いの投稿もしていたんですが、
コミカルで軽い感じに伝えるのも面白いのかなと思って動画を作ってみました。
動画は井上さんの写真を元にキャップカットで作ったんですが、
キャップカットにあらかじめ用意されている動くステッカーを使ってチープな感じに編集しました。
なおこの曲も歌詞はSU-NONに作ってもらっています。
本当は短い歌詞を私が自分で作って、それを曲にしようとしたんですが、
SU-NONの使い方をちゃんとわかっていなくて、
その作った歌詞をプロンプトとして、指示書としてSU-NONに与えることになったので、
それを元にSU-NONが新しく作詞して作曲してくれたと。
そうやって作られた曲です。
後で調べてみて、詳細設定みたいなところで歌詞を指定できることを知りました。
ただ歌詞は文字数というか音の数を考えて作る必要があるので、なかなか難しい作業ではあると思います。
ただ私は一応昔作詞していたことがあるので、ちょっとだけ自信があります。
ただその時も曲が先にあって、それに歌詞をつけるという作業がほとんどでした。
これから作詞をしたいという人は、既存の曲の替え歌として歌詞を作るといいと思います。
何か自分の好きな曲なりのメロディーに合わせて歌詞をはめていけば、歌の歌詞としてちゃんと成立しているものができると思います。
こうやって音楽生成AIで曲を作ってみて、やってて楽しいですし、
これ自分ボカロピーみたいに曲を作って発表して、うまくいけば人気者になれるんじゃねーみたいな考えが頭をよぎりました。
06:09
ボーカロイドで曲を作るのとは全然違いますが、自分がプロデュースした曲が作れるということで、
ある程度は作った曲がオリジナルソングとして認められるんじゃないかなと思っています。
チャットGPTで作詞をして、SUNOで曲を作るという人も多いようです。
これは曲のコンセプトを決めて作詞家や作曲家に発注する代わりにAIを使っているとも言えるので、音楽プロデュース業と言えないこともないんですよね。
SUNOを使ってAIで作った曲をApple Music、Spotify、YouTube Music、Amazon Musicなどでワールドワイドにリリースした人が日本の人でいるんですね。
今年の3月30日にリリースされています。
テクノエッジというサイトの編集部の人が曲を作って、その辺のメイキング的なところが全部記事になっています。
生成AIが作り上げた核バンド、The Midnight Odysseyのコンセプトアルバムをテクノエッジの松尾孝也さんという方が作って、これを音楽配信でリリースするにあたり、音楽制作業を40年近くやっているというプロの人が最終的な仕上げをしているんですね。
最後の仕上げをした人によると、SUNOが吐き出す音源は圧縮音源特有のノイズが乗っているけども、そこはまあ目をつむるしかないと。
ただ、ノイズよりも各パート間のバランスや凹凸を描いた平坦なレベル感の方が気になると言っていました。
そこで結局音源のセパレーションツールというのを利用して、出来上がっている曲からボーカルだけとかドラムだけとかを抽出した音源を作って調整したらしいんですね。
やっぱりプロにとってはそうやって調整しないと、音楽生成AIが書き出したまんまの曲だと音的にクオリティが低いということなんだなと知ることができました。
09:02
この調整している時にいろんな音を追加したいという衝動に駆られたけど、AIが生んだ架空バンドの楽曲というコンセプトから外れてしまうので我慢したということです。
AIだけで作ったというところにこだわらなければ、逆に後から音を加えて調整したりということでクオリティを上げられるということですね。
今回音楽配信にAIで作った曲を公開するにあたっては現状では配信はOKと。
今後プラットフォーム側の方針が示されて生成AIがNGになった場合は曲を削除するという条件で配信を始めたと書いていました。
最近他の人の記事でSpotifyやApple Musicなど大手プラットフォームでは生成AIによる音楽の受け入れを拒否し始めている傾向があるといった記述を見かけました。
今後そうなっていくんだろうなというのは納得できますよね。
なので音楽生成AIで作った曲を音楽配信に乗っける、そこで儲けるみたいなことはやっぱり難しいんじゃないかと思います。
なお音楽生成AIのSUNOで作った曲はプロプラン以上有料のユーザーの人は商用利用が可能ということです。
作った曲を音楽配信に使うという人は少ないでしょうがYouTubeで収益化したいという人は気をつけた方が良さそうです。
まあともかく音楽生成AIによって自分で曲を作って楽しむ。
男性ボーカル、女性ボーカル、ボーカル入りの曲を作って楽しむことの敷居がめちゃくちゃ下がったと感じています。
ちゃんと曲を作っているボカロッピーとはやってることのレベルとかかけてる時間が全然違っていますし、
ボカロッピーは認められてプロのミュージシャンとかいう道があるかもしれませんが、
音楽生成AIで曲を作ってもその先プロで音楽業界に関わるみたいなのは難しいのかなとは思いますね。
とはいえもしかしたら作詞の才能が認められて作詞家デビューみたいなことはあるかもしれませんし、
AIで作られた曲をベースに最後人間が作り直すとか演奏し直すみたいなところから新たな才能が世に出ていくみたいなことはあるんじゃないかなと思いますし、
12:15
まあなんかいろんな可能性を感じるなと思っています。
今回は以上です。
アシカガコウジがお届けしました。
キャット足利。
12:29

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