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2019-04-23 10:46

第39回「モリサワパスポートを卒業しました」

モリサワの定額フォント使い放題サービスMORISAWA PASSPORTをやめることにした理由などを話しました。ちなみに話し忘れましたが、更新はネットでできるけど退会はFAXで送る必要がありました。
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第39回 アシカガCAST
森沢パスポートを辞めました。
正確に言うと、辞める手続きをして、
5月末で契約が切れるのを待っているという状態です。
森沢パスポートというのは、森沢のフォントが定額で使い放題というサービスです。
年間で契約するようになっていて、
年ごとに更新作業みたいなものがあるんですね。
それがきっかけとなってしまうんですが、
最近毎年やめようかなというふうにちょっと思っていて、
ただなぜか契約更新が近づくと、
DTP的な仕事が入ってきて、
じゃあやっぱり使おうみたいな感じになってというのが、
ここ2、3年だったんですが、
今回はそういうこともなく、やめようかなということになりました。
辞めた理由として大きいのは、
アドビークリエイティブクラウドにもタイプキットという日本語のフォントが使えるサービスができて、
森沢のフォントとかも入っているんですが、
そこはよくできていて、
私の好きな森沢の信号とかも、
フォントのウェイト太さが1種類ぐらいしか入っていないので、
太さのバリエーションを使いたかったらやっぱり、
森沢パスポーとかそのフォント自体を購入するしかないので、
完全にクリエイティブクラウドで代わりになるわけではないんですが、
ちょっと変わったというか、
いい感じのフォントがアドビークリエイティブクラウドだけでもポンポンと選べたりするようになったというような、
ちょっと日本語フォントを取り巻く環境が森沢だけじゃなくなってきた、
というか森沢パスポートだけじゃなくなってきたというんですかね。
また、最近話題になるような弦の格ゴシックとか弦の民調みたいなものは、
アドビーから出てきている。
アドビーとグーグルが共同で作ったフォントなんですけど、
そういうものでしたりとか、
フォントワークスの畜死書体とかもクリエイティブクラウドで使えますし、
天民調というのも最近話題になりましたけど、
これもアドビーのフォントなので、
意外とアドビーがいいフォントを、面白いフォントを出してきているというようなこともありますね。
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DTP的な仕事をしていれば、
他の人とのデータのやり取りとかを考えても、
森沢パスポートを持っていて、
森沢のフォントがある程度全部使えるみたいな状態になっているのは必要だと思うんですが、
そういう仕事が私の場合はほとんどない。
ウェブの仕事でも、バナー画像みたいなものとかの画像の中に文字を入れて、
最終的にはビットマップの状態で扱うというような画像を作る。
画像の中に文字が入っているものを作ることが昔は結構多くて、
そこではやっぱりそれなりにプロフェッショナルなフォントが欲しくて、
他にそんなにいい日本語のフォントがないというような状態がかなり昔はあったんですが、
最近あんまりそういう画像の中に文字を入れてみたいなものを作る機会が減ったというのと、
先ほどから言っているように森沢パスポート以外でも、
そもそもmacOSの標準のフォントでもウェイトがかなり増えて、
いろんな太さも選べるようになったりとか、いいフォントが出てきているので、
それほど森沢にこだわる必要が、私の場合、ウェブの仕事の場合はなくなってきていると。
この森沢パスポートは1個のマシンにしかインストールできないんですね。
Adobe Creative Cloudだと、私はデスクトップのiMacとラップトップのMacBookと2台に入れているんですが、
森沢パスポートだとそれができないんですね。
なので、iMacの方で作った森沢パスポートにしかない書体を使っているデータの場合は、
MacBookの方では編集ができないというようなこともあって、
場合によっては森沢パスポートじゃないフォントを使うことで、
両方で編集できるようにしようみたいな考えも出てきますし、
アドビのクリエイティブクラウドは意外と一般企業とかでも使っているところがあって、
確か一番安いPhotoshopだけとかのプランでもタイプキット、アドビのフォントが使えるんですね。
今は一般の企業とかでもSNSとかでの情報発信とかもありますし、
そういうところでデザインができる人が入ってきた場合にやっぱりPhotoshop使いたいとか、
そういう話でクリエイティブクラウドを契約しようみたいなことがあるんだと思うんですけども、
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そういう人とデータをやり取りすることを考えた場合も、
クリエイティブクラウドのタイプキットのフォントだけを使っていれば、
ちょっとしたデータのやり取りができるということもあって、
実際ちょっとそういうケースがあって、
タイプキットに入っているフォントだけを使って、
ちょっとしたDTP的なことをしてデータのやり取りをしたというようなこともありましたので、
そういう意味でも森沢パスポートなくても何とかなるのかなというような考えに、
至った次第です。
新規だと年間で49,800円で、私の場合だと更新するのに年間45,000円なので、
12ヶ月で考えると1月あたりたったの3,750円であれだけのフォントが使え、
なおかつタイプスクエアというウェブフォントを使えるサービスもあるんですが、
それ通常契約すると月に1000円とかかかるのも森沢パスポートの有駄だと使えるので、
お得だし安いしとも思うんですが、
必ず年間一括で支払って、なおかつ毎年必ず更新作業が必要で、
今は多分、今回はネットで多分できると思うんですが、
以前は必ずパッケージを購入する必要があって、
更新のたびに私はAmazonで更新専用パックを買ってたんですけども、
それで買ってパッケージが送られてきて、昔はCD-ROMでやってたんですが、
さすがに最近もそういうCD-ROMとかのドライブがついてないパソコンが主流になってきたので、
CD-ROMは不要になったんですが、去年とかは確かパッケージが箱で送られてきて、
それを開けて中のはがき台ぐらいの紙に書いてあるシリアルナンバーみたいなのを打ち込んだと、
この箱をわざわざ宅配便の人が運んでくれて申し訳ないみたいな感じの状態だったんですね。
なんで毎月いくらみたいに払い続けるんだったら、やめてなかったかもしれないんですが、
年間で必ず更新するというこの仕組みがやめやすい状況を作ってしまってるんじゃないかということを感じてしまうんですが、
意外と安いじゃんと改めて思い、またDTPの作業とかをもしやることがあったり、
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いろいろきっかけがあれば再度契約することもあるかなとも思うんですが、
こういうサブスクリプション的なサービスをやめてしまうという経験もやってみるとどうかなということを、
実験というわけではないですが、という思いもちょっとあって、
やめるという一つの経験をやってみたいということもあって、やめてみたみたいな面もあったりします。
ということで非常に魅力的ないいサービスである森澤パスポートではありますし、
これやめてしまうと今まで使ってたフォントは全部使えなくなって、
今まで払ったお金を考えると自分の好きなシンゴシックを買った方が良かったんじゃないかみたいな考えにもなったりするかもしれないですが、
その点後悔は全然してないですし、今後もまたお世話になることもあるかもしれませんし、
森澤のフォントが嫌いになったわけではないんですが、
一旦卒業、アイドルグループじゃないですが、卒業という言葉を使うとちょっとやんわりした雰囲気になるかもしれないんですが、
一旦ちょっと卒業しようかなと、また出戻るかもというような感じで森澤パスポートを卒業しましたという話でした。
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