50ページくらいの冊子のレビュー/確認作業をMiro上でチームで行ってみての感想です。デジタルリテラシー低めの10人くらいで、細かい文章の校正ではなく写真のチェックなどを行ってもらいました。
=== 目次 ===
冊子の内容確認をMiro上でチームで行う
Miroを選んだ理由
使ってみてどうだったか
使ってみての課題など
手応えを感じたし自分の確認用にも活躍
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アシカガキャスト。
50ページくらいの冊子の印刷物を作るときのレビュー作業、確認作業をMiroを使ってチームで行うことにチャレンジしました。
娘が幼稚園の時に卒業アルバムのデザイン、レイアウト、DTP的な作業をボランティアで受け負ったことがあるんですが、今回話すのもそれと似た感じの案件といえば、詳細をぼかしつつニュアンスは伝わると思います。
なので、プロ集団ではないので、プロが雑誌とか本を作るにあたっての構成作業というようなシビアなものではなく、関係しているメンバーがともかく内容をチェックできる。
ある程度の合議性の中で進めていくにあたって、内容を確認してないという人が出てこないようにとか、気になることがあったり間違いを見つけたら指摘できるように、今紙面のレイアウト、デザインがどうなっているかを確認するための場所としてMiroを利用したんですね。
やりとりに関しては主にLINEグループ上でやっていました。Miroの説明をしておくと、Miroはオンラインホワイトボードというジャンルのツールになると思います。
ウェブブラウザ上でアクセスできて、スマホのアプリもあります。特徴というかポイントとなってくるのは、リアルタイム性と同時に複数人が操作できるという点だと思います。
なのでZoomなどのビデオ会議と一緒に使うと、みんなでオンラインホワイトボードのMiro上に付箋に文字を書いてペタペタ貼っていってアイデア出しをするとか、ウェブページとかアプリなどのユーザーインターフェースをこんな感じにしようかなと。
Miroで図形ツールで形を書いたりとかできるので、まあラフな感じになるとは思いますが、Miro上で図形を作って配置して、ああでもない、こうでもないと配置を変えたりする様子をみんながリアルタイムで見られますし、じゃあ今度ちょっと私が配置してみますと。誰でも操作もできるわけですね。
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ただ今回の冊子のレイアウト確認では、そこのリアルタイム性の部分はそこまで活用はしていません。
それでもMiroを使ってみようと思った理由の一つとしては、キャンバスの広さ、ホワイトボードとして使えるエリアに大きさの制限が基本的にはなくて、
50ページ分の冊子の見開き状態のものをダーッと並べていったものを縮小して全体像を俯瞰する、眺めることもできますし、拡大していって見たいページの見開き2ページを大きくしてみるということができて、そこの操作感も快適で、
眺めやすいと思ったんですね。 雑誌の編集部で見開きごとにページをプリントアウトしたものをホワイトボードに磁石で貼っていって眺めてるという様子をドラマとかドキュメンタリーで見たことあるんですが、
それと同じようなことをデジタルでできるのがMiroだなと思ったんですね。 構成するための構成ツールのようなものはいくつかあるんですが、基本有料ということと構成することに特化しているので、
さっき言ったような全部のページを俯瞰して眺めつつ特定のページを大きくしてみるみたいな快適に眺めていけるような見せ方が構成ツールだとできないと思います。
Miroは工夫すれば無料プランでもグループで使えるという点もメリットでした。 あとはリアルタイムで更新がかかるので、常に現在の出来上がっている紙面の状態が最新のものにアップデートし続けられると。
細かい話ですが、Webページの場合は仮にページが更新されても、更新される前のページを開きっぱなしだった時には自動で新しくはならないんですね。
Miroの場合は常にリアルタイム更新なので、たまたま誰かが見ている時に私がMiro上でページを新しいページに差し替えたりの作業をしたら、たまたま見ている別の人のページもリアルタイムで更新がかかるという仕組みになっています。
あとMiroを使った理由の一つとしては、私が個人的にMiroを実際の案件で使ってみたかったからというのもあります。
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前置きが長かったですが、実際に使ってみてどうだったかという話に移ります。
構想としては、台割りという最初の段階のどのページにどんな内容が入るかの割り振りがテキストで書かれているくらいの状態からスタートして、写真などの素材をMiro上にざっくり並べた状態でチェックしてもらって、確認済みのページをどんどんレイアウトしていくという感じで進めたかったんですが、
そこまではできませんでした。これはスケジュール的に余裕がなくというか、私がギリギリのタイミングで作業に入ったというのもあるんですが、
ともかく結構きっちりほぼ最終段階の状態くらいにレイアウトが決まった状態でできたページを画像として書き出してMiro上にペタペタ貼っていって確認してもらうような作業になりました。
いざその確認作業のフェーズになった時に、まん延防止受点措置とかもあって、みんなでリアルに集まれなくなったので、オンラインでの確認が必須になったという事情もあって、ともかくみんなMiroでの確認ということを受け入れてくれました。
メンバー10人くらいでデジタル・リテラシー低めの人が多い印象だったんですが、見られるようになるまでに何やかや時間がかかった人もいたんですが、結局ほぼ全員が確認作業はできて、
3人の人はMiroでちゃんとアカウントを作って、付箋で指示や確認事項を書き込んだりしてくれました。特に教えてはないのですが、ここの部分というのを図形で丸く囲んだり、指示の場所がわかりやすいように矢印を使ってくれたりと、さすがMiroは使いやすいなと感じる結果になりました。
打ち合わせがオンラインになったので、Zoomでミーティングをするときに画面共有で私がMiroの画面を使って説明をしたりして、その場で出てきた修正事項とか確認事項をMiro上で付箋を使ってテキスト入力してそこのページに貼ったりしてたんですね。
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それが使い方の説明にもなったことも良かったんだと思います。
課題としては、まず付箋は誰が書いたのかがわかりにくいという指摘がありました。
これは付箋を選んで情報を表示させれば、誰がいつ作ったか、その後誰が編集したかとかの履歴が全部わかるんですが、情報を見ないとわからないですし、なおかつユーザー名を変なニックネームとかで付けられると、これ誰だろうっていうのがわからないので、そこは運用上の工夫は必要だと思います。
付箋に必ず名前を入れるとか、人によって付箋の色を決めるとかですかね。
ちなみに付箋を貼るとか画像を追加するなどの作業の履歴は時系列でまとめて見ることができることを私はずいぶん経ってから知りました。
できるだろうとは思っていたんですが、見方がわからなかったんですね。
あと今回のようなデザインの確認で、そのページのデザインがどんどん更新されていった時の過去の履歴を残しておくという機能がないんですね。
ミロの機能で履歴を使って巻き戻すということはできるみたいなんですが、そうじゃなくて、そのページの修正される一つ前、二つ前と遡ってどこが変わったんだっけと確認できるようにするのがミロの機能としてそこまでは求められないと思うので、運用上で何とかする方法が必要だと思いました。
今回はそこまでシビアな案件ではなかったので、古いページをちょっとずらしておいておく、そういう運用をしました。
ページがあって、そこに付箋でここをこうするみたいな指示が入っているものをまとめて下にずらしておいて、新しく修正したページを本来あるべき場所に配置すると。
最初に全体を配置した時に余白を大きめに作っておいたので、そこがなかなか先見の目があってよかったかなと思います。
今回やったページものの冊子のミロを使った確認作業というのはなかなか良かったんじゃないかと思います。
個人的には使っていて気持ち良かったです。
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使っていて楽しいツールなんですね、ミロは私としては。
全体のページが常にミロ上で確認できるので、私が作業をしていく上でもどこまでができていて、どのページができてないのかとか、他のページどうなってたかなと確認作業にもミロは役立っていました。
そして今回みんなで使ってみて、デジタルリテラシーが低めの人でも使ってもらえそうな手応えも感じました。
今回は以上です。
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