1. アシカガCAST
  2. Appleフリーボードを取材メモ..
2023-03-27 10:18

Appleフリーボードを取材メモに(第639回)

spotify apple_podcasts youtube

iPadとApple Pencilで取材メモを取っているんですが、ツールとしてAppleのフリーボードを使ってみた話です。基本的に問題なかったんですが、最後の方で描画に遅延が生じていました。
=== 目次 ===
iPadとApple Pencilで取材メモ
いつもはConceptアプリを使用
フリーボードで描画の遅延が
取材メモにフリーボードを使ってみて
2本指タップでのアンドゥに非対応
フリーボードを共有ノート的に利用
-------
#アシカガCAST
デジタル活用のヒントをスキマ時間で。
話題のサービス、注目のソフトウェアの紹介、デジタルツールの活用術など、テック系情報をわかりやすくお届けします。
月〜水 朝8時に更新
■Twitterアカウント
https://twitter.com/ashikagacast
Apple Podcast、Spotify、Google Podcastなどでも配信しています。
■アシカガCAST on アシカガノオト
http://bit.ly/ashikagacast_notion
■アシカガノオト
http://bit.ly/ashikaganote

00:01
私は取材をするときのメモをiPadとApple Pencilで取るようにしているんですが、
そのツールとしてAppleのフリーボードを初めて使ってみました。
フリーボードはAppleが提供する無料で使えるオンラインホワイトボードのツールです。
最近登場してMac、iPhone、iPadで使うことができます。
iCloud経由でAppleの端末間でボードを共有することができます。
自分が作ったボードは同じApple IDの人はどの端末からも見られるんですが、
他の人とMacかiPhoneかiPadを持っている人とボードを共有することもできます。
複数のメンバーでボードを共有して同時に書き込んだりテキストや画像を貼り付けたりできるのも面白いんですが、
取材メモのときは自分一人で使う手書きメモツールということですね。
これまではiPadのコンセプトというアプリを使ってiPadとApple Pencilで手書きメモを取っていました。
コンセプトは無限キャンバスのスケッチツールですね。
コンセプトという名前の通りコンセプト画みたいなもの。
プロダクトデザインとか建築デザインとかで最初の手書きの段階のラフスケッチみたいなものを書くことをメインのターゲットとして考えているツールなんだと思います。
それを私は手書きメモツールとして使っています。
ちなみに最初はイラストを書くのに使えないかといろいろ試行錯誤したんですが、
描画したものはベクターとして扱っているところがすごく気に入っているんですが、
最終的に作品として仕上げるところまでイラストを書き上げるツールとしてはちょっと難しいなと思い、
お絵かきツールとして使うのは断念しました。
その代わりキャンバスのサイズに制限がない無限に広げていけるキャンバスで書き心地もいいので、
このコンセプトを取材メモの時に手書きで文字を書いていく。
私の場合マインドマップ風に書いていくんですが、そのためのツールとして結構長い間使っています。
今回このコンセプトの代わりとしてフリーボードで手書きのマインドマップ風のメモを書くことにチャレンジしてみました。
フリーボードもコンセプトと同じくキャンバスの広さが無限に広げられる無限キャンバスです。
03:02
実際に使ってみた結果ですが、基本的には特に問題なく1時間くらいの取材でメモを取ることができました。
ただ最後の方かなり描画に遅延が起きていました。
さっさとApple Pencilで書いた後、遅れて線が伸びてくる感じですね。
なので手書きメモツールとして他のツールから完全に乗り換えるというのは今のところまだお勧めはできないですね。
フリーボードの一枚のノートに付箋をいっぱい貼ったり画像をいっぱい貼り付けてもそこまで重くなる印象はないので手書きの描画に限っての話だと思います。
手書きの描画があまりにも多いと重くなるんでしょうね。連続して作業しているからというのは関係ないようです。
そのボードを後から開き直して追加で描画してみてもやっぱり遅延しています。ちょっと線が遅れて書かれます。
メモを取るのには普通のペンツール、クレヨンとか鉛筆みたいなものではなく均一な線が書ける普通のペンツールを同じ太さでずっと使ってメモを取りました。
一部クレヨンのブラシに変えて黄色い色でポイントの部分を囲ったりはしました。
この辺の描画については特に問題はなく快適に書くことはできました。ただこれはフリーボードだろうがコンセプトだろうが同じなのですが素早く文字を書くのにはアップルペンシルはそこまで向いてはいません。
アナログの手書きの時のような速さでしっかりと文字は書けないのでちょっと崩し字風に後で読めればいいやレベルで書いていくことになります。書くときのアップルペンシルとiPadのガラス面が当たるコツコツする音も気になります。
これリモートの取材の場合だとマイクの位置をちょっと離して高めに設置するとかズーム自体にも雑音が入らないように調整する機能があるのでカツカツ音が気にならないようにはできると思います。
私はカツカツ音をなるべく減らすために字を書く時のストローク数を少なくするというか本来2ストロークで書くところをつなげて書くみたいなやり方も自然にやっちゃってますね。
ペンツールで描画しているときにアップルペンシル第2世代はペンの軸をトントンと2回叩くことで消しゴムに切り替えることができます。
06:04
これはフリーボードでも別段設定する必要なく使えました。
ただフリーボードは2本指を画面上でタップしての取り消し、Undoには対応していません。
2本指でのUndoはiPadのお絵かきツールではだいたい対応してるんですね。
なのでそれが使えないのはちょっと不便ですが今回使っていてそこまでそれに対するストレスはありませんでした。
画面上に描画用のツールを表示させておけばそこにUndo、Redoのボタンがあるので左手でそこをタップしてUndoをしていました。
Apple純正でのUndoのやり方は3本指を左にスワイプするんですがこれフリーボード上でやってもキャンバスが移動するだけだったりしてうまくいかないことも多いんですね。
なので素直にUndoボタンを使うのがやりやすいと思います。
2本指Undoができないのはちょっと残念ですがキャンバスサイズを拡大縮小しながら位置を調整して手書きで文字を書いていってという作業に関しては基本それほどストレスなく使うことができました。
このフリーボードに私は結構期待していて使いこなしたいと考えています。
フリーボードを共有ノート的に使う実験というか取り組みもやっています。
3、4人くらいのメンバーで同じボードを共有して打ち合わせ内容とかをそこに記録しておくとアイディアメモを共有したりするのにも使うとそういうやり方をしてみています。
残念ながら私以外の人にはそこまで好評ではないです。
iPhoneのみで見ている人もいるのでさすがにiPhoneの小さい画面で見るのには向いていないですね。
ただズームでフリーボードの画面を画面共有しながらする打ち合わせは便利だというのはみんな感じていると思います。
長いテキストもそのまま貼り付けられるので文字だろうが画像だろうが何でも貼り付けて画面共有で見せられるんですね。
何かしらの画像をその場で見せたいとなった時に画面共有しているアプリを切り替えたりする必要なくとりあえず一時的にフリーボードのボード上に画像を貼り付ければすぐ見せられるので便利だなと思います。
ツイッターのこの投稿を見せたいと例えばいう時にもスクリーンショットを撮ってフリーボードに貼り付ければとにかくパッと見せることができるわけです。
09:07
打ち合わせしながら出てきた項目を付箋にしてペタペタ貼っていくというのもやっています。
打ち合わせごとに敵人だったり画像だったり付箋だったりがペタペタ貼られたものが残っていくんですが記録として一つのボード上に残り続けるのがいいなとは思うんですが
多分そういうものはページとして分かれて残ってる方がわかりやすいんだろうなとも思います。
そもそも大きなキャンバスのいろんな場所にいろんなものがあって拡大縮小移動しながら見ていくという操作感とか考え方にみんな戸惑っている印象はあります。
ともかく今はボード上に過去の打ち合わせも含めて全部データが残っていてそれを私が画面共有して打ち合わせの時に見せていくためのツールという用途で使っているような感じです。
今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
10:18

コメント

スクロール