Evernoteの乗り換え先はNotionがおすすめという単純な話ではなく、用途によって違うよねという内容です。紙の書類をデジタル化したものの保管場所、Webクリッピング、文書共有といった用途別に考えてみました。
=== 目次 ===
Evernoteからの乗り換え先を考える
Evernoteからのデータの移行
紙の書類をデジタル化して保管する場合
Webクリッピングに使う場合
文書共有に使う場合
メモツールのタグ付け機能
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Evernoteがどんどん使いにくくなっているとか、先行き不安とかの理由で、乗り換え先を探している人が多いようです。
で、Evernoteから乗り換えるんだったら、今人気で勢いのあるNotionがおすすめですという声も多いようなんですが、
そんな単純な話じゃないよねと私は思っています。
なお、Evernoteの無料プランで保存できるノートの数が、従来は10万までだったのが50までに変わったという
仕様変更はインパクトがありましたね。
実質無料プランがお試しプランぐらいな感じになってしまったので、無料プランの人は特に乗り換えを検討する時期なのかなと思います。
あるいは有料版で使うかですね、Evernoteを。
例えば純粋にメモツールとして考えた場合、NotionかAppleを使っている人だったらメモアプリ、Windowsの人だったら特にOneNoteが乗り換え先候補にはなりそうだなという情報は多いですね。
NotionはEvernoteと接続してデータをインポートする機能が用意されています。
AppleのメモアプリはEvernoteでエクスポートしたデータをインポートすることができます。
OneNoteの場合はマイクロソフトの公式のツールのOneNote Importerというので、Evernoteのファイルをインポートできるらしいです。
他にもマイクロソフト以外が作っているインポート用のツールもあるみたいです。
ただ、どういう用途でEvernoteを使っていたかによって乗り換え先は変わってくる、あるいは複数のツールに乗り換えるということになるかもしれません。
私の場合なんですが、私のEvernoteの使い方で一番メインだったのは、紙の書類をデジタル化して保管しておくと、必要な時に探してみることができると。
一覧からファイル名で探したり、タグ付けしたタグから探したり、あるいはスキャニングした画像の中の文字をテキストとして検索もできるんですね。
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これが当時、画期的で便利なところでした。
これにはEvernoteの相棒と言うべきハードウェアのスキャンスナップというドキュメントスキャナがあるんですね。
それと組み合わせて使っていました。
スキャンスナップはFAXを送るときみたいに、紙をセットしたら自動的に紙が送られるオートフィーダーっていうんですかね。
それが付いているので、A4サイズのものまでは何枚でも重ねて自動的に何枚もスキャニングできると。
あと自動で両面スキャンもできる。
表裏、紙の表裏、一度にスキャニングできるんですね。
名刺とかもまとめて複数枚表裏スキャニングできるので便利ですよね。
もちろん表裏スキャニングするときに裏がただの白紙かどうかも自動で認識してくれます。
そしてスキャンスナップのアプリの設定でスキャニングし終わった後自動的にEvernoteに保存することができるんですね。
スキャンスナップのスキャンのボタンを押したら自動でそのアプリが起動するようにできるので
紙をセットしてスキャンスナップのボタンを1個押すだけでスキャニングした画像がPDFファイルになって
Evernoteに自動で保存されるという環境を作っていました。
書類は複数ページのものも多いので扱いやすいようにPDFに私はしていましたが
画像ファイルとして保存することもできます。
そして先ほども言ったように画期的だったのが
そのスキャニングした画像のPDFの中の文字もEvernoteの機能で検索することができるんですね。
これを何に乗り換えるかなと考えてみたんですが
Macそのもののファイル検索でも
DropboxのWeb版の検索でも
画像の中の文字で検索することはできないみたいでした。
でもGoogleドライブだとそれができるんですね。
なので私のその紙の書類をデジタル化して保管するという用途では
Googleドライブが乗り換え先としては良さそうということになると思います。
もちろん他にも同様なことができるツールはあると思います。
知ってる人がいたら教えてほしいですね。
次にWebクリッピング。
これも当時はEvernoteが先駆けていて画期的だったと思うんですが
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Webページの全体あるいは一部をEvernoteにノートとして取り込むということができるんですね。
これはただのリンクとかスクリーンショットとかではなくて
テキストとか画像をそのままコピーしてきて保存されるみたいなイメージです。
レイアウトは崩れたりするんですがテキストはテキスト、画像は画像として保存されるので
Evernote上でのテキスト検索とかに中の文章が引っかかりますし
元のサイトがなくなってもEvernote上には残り続けるとそういう便利な機能です。
このWebクリッピングと同様の機能はNotionにもあります。
あるいはWebクリッピングに特化したツールとかもあるので
Webクリッピング的なことは専用のツールに任せるという選択肢もあるのかなと思います。
いわゆる後で読む系のツールとかでも
今多分元のページの内容をそのままコピーして保存してくれたりするツールもあると思います。
そして文章の共有に使う。
特定の人とチームでドキュメントを共有するとか
あるいはWeb公開してリンクを知ってる人だったら誰も見られる状態で文章を共有するツール
そういう用途にEvernoteを使っていたとすれば
まず乗り換え先として同様のことができるのはやっぱりNotionかなと思います。
私は個人的にはDropboxが提供しているDropbox Paperも好きです。
DropboxとEvernoteはいわゆるクラウドツールの先駆けというか
クラウドツール、クラウドサービスとしてまず名前が挙がる2つのサービスだったんですが
DropboxにDropbox Paperという文書作成の機能がついて
Web版も機能が充実してファイル管理とかができるアプリもできたりして
DropboxだけでEvernoteができることをある程度カバーしている
代わりになるツールとも言えるのかなと思ったりします。
文書共有だとCraftとかもありますね。
あとメモツールとしては先ほどAppleのメモアプリNotion OneNoteがあるよねと話しましたが
シンプルなメモツールとしてGoogle Keepもありますね。
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Evernoteはタグ付けという機能が特徴で
フォルダに分けるんじゃなくてタグをつけるので
1つのノートに複数のタグをつけることができるので
フォルダ分けよりも柔軟にそのメモノートをカテゴライズできるということです。
Google Keepにはラベル機能というのがあって
GoogleはEvernoteでいうタグ付けのことをラベルと呼んでますが
同じ機能があります。
Notion OneNoteに対するタグ付けという機能はないんですね。
ちょっと難しいというかハードル上がるんですが
Notionのデータベース機能を使えば
タグ的なことをドキュメントに対してつけることはできます。
OneNoteにもタグ付け機能はないらしいんですが
NoteSealという機能があってタグ的に使うことができるらしいです。
そしてAppleのメモアプリですが
メモの中にハッシュタグをつけて
タグを書くことによって後からタグで検索することができます。
ということでEvernoteをどういうふうに使ってるかによって
乗り換え先は当然変わってくるよねという話でした。
個人的には用途ごとにツールを分散させて
本当に必要な自分のメモツール、ノートツールに
ノイズが入らないようにした方がいいんじゃないかと思っています。
今回は以上です。
アシカガコウジがお届けしました。
10:54
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