LINE Works AiNoteの導入
アシカガキャスト。
音声文字起こしサービスのLINE Works AiNoteをやっとで使ってみました。
これは、ベータ版として公開されていたLINE Clover Noteを企業ユーザー向けに機能強化して、正式サービスとして始まったものです。
私はLINE Clover Noteを使っていたんですが、Clover Noteが無料版ならではの限界があって、結局nottaという音声文字起こしサービスを有料版で使っています。
LINE Works AiNoteが正式版としてリリースされたのは結構前なんですが、なんだかんだで最近やっとで使ってみたということで話をしています。
スマートスピーカーなどで使われているCloverのブランドではなく、LINE Worksのブランドのサービスになったわけですね。
LINE WorksというのはLINEが提供するLINEブランドのグループウェア的なサービスです。
LINEと同様のチャット機能をベースに、他に掲示板とかカレンダーとかアドレス帳などの機能が揃っています。
Googleワークスペースと競合するものですよね。
ちなみにFacebookのメタ社もメタワークプレースというグループウェアを提供しているんですが、こちらは2026年にサービスが終了する予定になっています。
AiNoteという名前はAIが前面に出てきてますが、音声文字起こしのサービスです。
文字起こししたものがノートツールのノートのように扱えるので、一見するとNotionとかEvernoteみたいなノートツールと似たユーザーインターフェースになっています。
文字起こしされたテキストだけでなく、元の音声ファイルも保存されていて、文字起こしされたテキストを見ながら音声を聞くことができます。
文字起こしのテキストからそのテキストの箇所の音声を聞けるので、文字起こしに多少ミスがあっても元の音声を確認できるので便利です。
文字起こしされたテキストはもちろん検索できるので、まずキーワードで特定の話題について喋っていたところを見つけて、そこの音声を聞いて内容を確認するという使い方ができます。
で、このLineworks AIノートをいざ使おうとしてまず思ったのが、利用し始めるまでにえらい時間がかかるな、わかりにくいなということです。
Lineworksの中で使えるツールになっているので、利用するにはまずLineworksに登録しないといけないんですね。
Lineworksはグループで使うためのツールなのに、一人でAIノートが使いたい時にもLineworksのユーザー登録が必要になります。
で、じゃあ登録しようとするとまず企業名を入れてくださいとか、いかにも企業向けのサービスですというような登録画面なので、個人の人はそこでちょっと躊躇しちゃうかもと思いました。
Lineworksへの登録自体は意外とすんなりできたんですが、いざLineworksにログインした状態でどこからAIノートを使うのかがわからないんですね。
使えるサービスとしてカレンダーとか掲示板とかはあるんですが、そこにAIノートは並んでませんでした。
それで途方に暮れて、一旦ノートの紹介サイト、トップページみたいなところに戻って、そこからログインしてみたんですけども、そしたらLineworksのトークのチャットをする画面が開くだけで結局わかりませんでした。
で、Lineworksのトップ画面に下の方にプラン利用状況というところがあって、そこに購入可能なサービスを見るというところがあったんですね。
もしかしてここかと思って、そこをクリックすると、AIノートのフリープランをそこで契約できることに気がつきました。
紛らわしいのが、アプリを追加するという項目も別であるんですけど、そこで追加できるアプリとはまた別な扱いなんですね。
で、ともかくそこでAIノートを契約することでサービス一覧でも表示されるようになりました。
ちなみに契約してすぐにそこからAIノートの画面に行けたりもしませんでした。契約した後サービス一覧からAIノートを選ぶ必要があります。
ここまで行き着けない人が結構多いんじゃないかなと感じます。途中で諦めちゃう人も多いんじゃないでしょうか。
で、やっとで機能面の話なんですが、まず文字起こしさせることができる音声ファイルの長さですが、1ヶ月で1000分まで使えるようです。
機能の違いと比較
約17時間なのでかなり太っ腹だなと思ったら本来は300分なところを今だけ限定で1000分まで使えるようです。
300分だと5時間ですね。これは1ヶ月ごとにクリアされます。持ち越しとかはないはずです。
そして1回あたりの文字起こしの時間は無料版は60分、有料版で180分と書いてあります。この60分という制限は結構厳しいですね。
でも私やってみたところ180分まで行けると書いてあって実際に2時間オーバーのものを文字起こしできたので、これも今は期間限定で180分まで使えるんじゃないかと思います。
ちなみに有料版は一番安い個人向けプランで月額1440円。これは年間プランを選んだときの金額で月額で払っていくときには1月あたり1600円です。
なお強豪のツールの私が使っているノッタは年間プランで払うと1月あたり1185円とこのLINEのAIノートよりも安いですが月額プランで払うときには1月1980円なのでこっちはAIノートよりも高いですね。
で実際使ってみて特に機能強化されたところがあるようには感じませんでした。ハイライトとブックマークとメモという機能を売りにしているようでこれらは多分新機能だと思います。
同様の機能はノッタにもあります。AIノートではノートを共有してリンクで他の人に見てもらうときにグループのメンバー向けにしか共有できません。
これはLINE WORKSがグループウェアなので仕方がないのかと思うんですが同じLINE WORKSに入っている同じ企業のメンバー同じグループのメンバーしか見ることができないんですね。
でむしろそれを売りにしているセキュリティ的に安心ですよという打ち出し方をしてるんですね。
ただ私としては誰にでも気軽に共有できた方が嬉しいのでノッタならそれができるので誰にでもノートを共有できるノッタの方がいいなと思います。
他にAIノートにはないけどノッタにあって便利な機能としてビデオ会議のリンクを入れると会議にノッタのボットが参加して自動で文字起こしをしてくれる機能があります。
会議が終わった時には文字起こしが終わっていますし誰が話した内容かというのをビデオ会議のツールから情報を持ってきているようで名前も含めて正確に分けてくれるんですね。
ただAIノートの今後追加予定の機能にウェブ会議連携という言葉があったので今後できるようになるのかなと思います。
あと音声ファイルをアップロードしなくてもドロップボックスYouTube Googleドライブのリンクを入れると音声を読み込んで文字起こししてくれる機能がノッタにはあります。
今後の展望とまとめ
私はZoomの会議の録画ファイルを自動的にドロップボックスに入るように連携しているのでドロップボックスのリンクから文字起こしできるのがすごく便利で情報をしています。
現時点での機能や今後もAIノートは法人向けに機能を強化していくという方向性を考えると私はノッタからLineworks AIノートの有料プランに移行はしないです。
ただ文字起こしの精度としてはノッタよりもAIノートが上だと思います。
同じ音声データを文字起こししてみてやっぱりAIノートの方が上だなと思いました。
クローバノートの時代からノッタより上だなと思っていました。
なので無料で使える範囲でAIノートも併用するのはありかなとも思います。
でもやっぱりこういうのって一つのサービスにデータがまとまっている方が便利なんですね。
複数のノートを対象に検索したりもできるので。
あとAIノートを無料版で使うのだったら一つのファイルあたり60分という時間の制限も厳しいです。
あと最後にクローバノートからAIノートへノートをデータ移行できるんですけどこれは簡単にすんなりできました。
まずLINEWORKSに登録してAIノートを使えるようにしておけば
クローバノートとAIノートの両方にログインした状態で手順通りに進んでいくだけでデータ移行は簡単にできると思います。
今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
キャストアシカガ〜♪。