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2024-08-19 12:33

インタビュー原稿の作成はAIと相性が良い(第764回)

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インタビューして原稿を書くときに、録音した音声データをAIツールを使って自動文字起こしして、対話型AIで文章にまとめるワークフローについて話しました。最後は人間の手で修正していきますが、大きく時短につながることを実感しています。

=== 目次 ===
AI文字起こし→対話型AIで文章にまとめる
インタビューから原稿作成を時短
発言してない内容をAIが作文してないか
実際にわたしはAIにどう指示しているのか
倫理的な問題を気にせずAIを使える
取材時のメモはもういらないのか
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サマリー

インタビュー原稿の作成において、AI技術を活用した音声認識および文字起こしのワークフローが注目されています。特に、NOTAやクロードといったツールを使用することで、ライターは効率的に作業を進めているようです。

AIと音声文字起こしの導入
インタビューをして原稿を書くというライター仕事をするときに、録音した音声データを自動文字起こししているという話は何度かしたことがあると思います。
さらに最近は、対話型AIを使って、音声から文字起こししたテキストデータを元に、原稿の叩き台を作ってもらっています。
これはかなり時間短縮に繋がっているなという実感があって、まず喋る。その喋ったものをツールを使って自動文字起こしする。
そして、対話型AIによって文章にまとめてもらうというワークフローは、文章を作る上でめちゃくちゃ便利じゃないかと、すごく可能性を感じています。
なお、私は音声から文字起こしするのには、のったというサービスを有料版で使っています。そして対話型AIは、クロードというChatGPTのライバル的なサービスを、これも有料版で使っています。
例えば、何かの商品とかサービスとかの導入事例とか、お客様の声的なコンテンツを作りたいなとなった時に、まずインタビュー形式で話を聞いて、それを録音したものをのったなどのツールを使って文字起こしして、
チャットGPTやクロードなどで現行にしてもらう。それを最後に人間が手直しするというワークフローで行えば、かなり速いスピード感を持ってコンテンツを作れるんじゃないかと思います。
インタビューを動画で撮って、動画のコンテンツとしても発表するというのもいいでしょうね。クオリティを求めるのなら、ちゃんと文章を書けるプロが最後リライトするべきだと思うんですが、それなりのクオリティで良ければ、社内で内製でできちゃうんじゃないかなと思います。
AIは人間の仕事を奪う敵じゃないよという意見を持っているんですが、今の話だけだとライターの仕事を奪ってしまうということになってしまいますね。ライターの人こそうまくAIを利用して質の高い仕事を短い時間でできるようにと考えればいいのかなと思います。
最近ライター仕事として取材して導入事例の文章を書くなどの仕事で、まさにこのワークフローを使っているんですが、かなり便利だと実感しています。
取材を受けた人が喋ってるっぽい文章を作るわけなんですが、人の喋りってそのまま忠実に文章にした場合、文章として成り立たなかったり、おかしかったりすることがほとんどなんですね。なので、削ったり細くしたりして文章として成り立つように調整する必要があります。
この辺がAIの得意分野と合ってるんだと思います。AIはそれっぽい文章を作るのが得意なので、それがうまくはまるんでしょうね。
でも注意しないといけないのは、インタビューを受けた人が発言していない内容をAIが勝手に作文しちゃうことです。
発言してない内容は入れないようにと指示をしてもちょいちょい入れてしまうんですね。
なのでその辺の確認はもちろん必要なんですが、そこで役立つのが音声文字起こしツールのNOTAの検索機能です。
こういうことを言ってたかなと思った部分に対してキーワードで検索すると、その部分をテキスト検索で探せるんですね。
そしてそこの音声を聞き直すことができます。なのでちゃんと元の喋ってる音声に戻って確認できるわけですね。
文字起こしされてるテキストで検索をして見つかった部分を音声で聞けるというところがNOTAの便利なところです。
ちなみにLuigiサービスのLINEが提供しているクローバーノートでも同様のことはできます。
ここの部分の説明をもう少し膨らませたいとか、ここは発言していたフレーズになるべく忠実に文章にしたいとか、そういう時にもテキスト検索で探して音声を聞けるのでとても重宝します。
文字起こしが完璧ではないですし、漢字、ひらがな、カタカナみたいな表記の揺れとかもあるので、検索するときには若干テクニックというか知恵を使う必要があったりします。
文字起こしのテキストを元に文章を作ってもらうときに、私がよくやるのは、まず見出しを考えてもらって、その後各項目、各章の文章を作ってもらうことです。
AIの倫理と今後の展望
例えば私が実際に使ったクロードに指示したプロンプトを紹介すると、このテキストは〇〇様に〇〇の導入事例の取材をしたときのものです。
これを元に導入事例の記事を作る手助けをお願いします。
まず全体の構成を決めたいと思います。
大見出しを5つくらい考えてください。
なお音声ファイルを文字起こししたものなどで、誤認識や誤字があると思うので、それは修正してください。
それ以外は話していない内容は極力入れないようにお願いします。
といった感じで指示をするんですね。
で、見出しを決めたら各章の原稿をお願いします。
インタビュー記事ですが〇〇様の一人喋りの形式でまとめてください。
元の原稿になるべく忠実にしつつ、書き言葉として読みやすいように語尾などを調整してください。
まずは第一章〇〇の原稿をお願いします。文字数は500文字前後でお願いします。
といった指示をして第一章第二章と順を追って文章を作ってもらいます。
だいたい文章は長めに作っておいて、それを削って削ってギュッとした方がいい文章になると思うので、ちょっと長めに文章を作ってもらった方がいいと思います。
あとここについては触れておきたいなという部分はピンポイントで指示して〇〇の内容について文章を作ってくださいと指示することもあります。
インタビューでは話が行ったり来たりすることも多いので、同じ話題に関して何度か話すことがありますけども、
それを人の手で拾っていくのは文字起こしのテキストになっていたとしてもなかなか手間がかかる作業ですよね。
そこをAIに指示することによって、例えばこの商品が時間短縮につながることについて話していたことについてまとめるように指示を出して文章を作ってもらうことで
バラバラに話していたことをうまくまとめてくれるかもしれません。
私の感覚的には結構ちゃんとまとめてくれる期待ができると思います。
なおAIに文章を作ってもらっているわけではありますが、基本的には取材で話している内容なので
AIを使うことでの倫理的な問題を気にする必要はないかなと私は思っています。
ネットの集合知的なものにただのりフリーライドしているわけじゃないですし、著作権的なことを気にする必要もないと考えています。
このワークフローを使うようになって、取材時のメモを見ることが少なくなってきました。
場合によっては取材しているときの手書きのメモを見ないで原稿を書き上げたこともあります。
そうなってくると取材のメモは音声データには残らないような現場で感じたことなどを書き留めておくように意識を変えるべきなのかなとも思っています。
相手の発言内容をメモするというよりも感じたこと、思ったこと、こういうふうにまとめたらいいんじゃないかとかアイディアとかを書いたほうがいいのかもしれません。
また、取材の時の録音にもし失敗してしまったら、このワークフローが全く使えなくなってしまうので、録音に関しては保険をかけといたほうがいいのかもしれません。
今はICレコーダーで録音してるんですが、取材メモを書いているiPadでも録音するとかしたほうがいいのかなと思い始めています。
なお、ノッタにはスマホやiPadのアプリがあってリアルタイムで文字起こしをすることができます。
なら、それを使えばいいじゃんということなんですが、ネットを使って文字起こしを行うんですね。
で、私はいわゆるギガ使い放題のプランではないので、じゃあそこの契約から見直すべきなのかもとも思ったりします。
家族はみんな使い放題だったり余裕があるんですが、私はそんなに外出しないということもあり、1ギガまでがステップ1で、その後ステップが上がっていくようなプランなんですね。
最近1ギガでは足りないことも多いので、プランを見直したほうがいいんですかね。
今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
キャストアシカガ〜♪。
12:33

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