Xの収益化の条件や、収益を得られる仕組みについて解説しました。インプレッション数が収益そのものに直結するのではなく、その人の投稿にコメントとしてついた広告収入の一部を受け取れる仕組みです。
=== 目次 ===
ニュースに「インプ稼ぎ」という言葉が
Xの広告収入の一部を受け取れる仕組み
収益を受け取れるXアカウントの条件
インプレゾンビと呼ばれる海外アカウント
コミュニティノートで収益対象外に
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00:01
先日、NHKのニュースで、インプ稼ぎという言葉が使われていました。
X、ツイッターでのインプレッション稼ぎのことですね。
ニュース番組で、のと半島地震に関連して、
偽情報に気をつけようという内容をやっていました。
そこで、X上で偽情報を発信する理由として、
閲覧数が多いほど、Xユーザーへの収益アップと書いた説明の文字と画像が表示されていました。
その内容について解説するときに、インプ稼ぎという言葉を使っていました。
閲覧数が多いほど、Xユーザーへの収益アップというのは、正確にはちょっと違うんですね。
まあ間違いとは言い切れないんですが、
そうやって稼いだインプレッション数によって、収益の金額が決まるわけではありません。
Xで収益を得る、Xからの分配金をもらうには、いくつかの条件があります。
その中の一つに、3ヶ月以内のインプレッション数が累計500万件以上というものがあります。
インプレッション数を稼ぐインプ稼ぎ、
最近よく言われるインプレゾンビと言われる人たちがやっていること、
あれは3ヶ月以内のインプレッション数を500万件以上にキープするためにやっていることなんですね。
なので、Xのそのユーザーが積み上げているインプレッション数が多ければ多いほど収益が高いという、
インプレッション数を競うものではないんですが、
3ヶ月で500万インプレッションというのはかなりのハードルなので、
収益を、分配金を狙っている人は、とにかくインプレッション数を稼がないといけないという発想になっているんですね。
じゃあ収益はどういう基準でもらえるのかということですが、
これはその人の投稿にコメントという形でついた広告収入の一部を受け取れるという仕組みになっています。
広告収入の一部を分配しているということですね。
そしてこれは、認証済みユーザーへの広告の表示回数を元に算出されるというルールになっているそうです。
03:06
認証済みユーザーというのは、Xプレミアム、もともとツイッターブルーと呼ばれていた課金ユーザー、
あるいは企業ユーザー、どちらにしろお金を払っているユーザーですね。
お金を払っているユーザーが広告を見た回数だけをカウントすることによって、
アカウントをたくさん作って閲覧数を増やす。
Bot的なもので機械的に自動でたくさんのアカウントで閲覧して、
インプレッション数を増やすようなことができないようにということですね。
ただ、X側は広告主からは認証ユーザーだけではなく、
すべてのユーザーから表示された回数に合わせてお金を取っているはずなので、
それを分配するときには認証ユーザーからの閲覧数だけにするのはおかしいという声もあります。
これは分配される金額の算出方法が細かく公開されているわけではないので、
何とも言えない部分もあると思います。
結局のところ、その投稿についた広告が多く見られるには、
その投稿が多く見られる必要はあるので、
大きな意味では閲覧数が多いほど、Xユーザーへの収益アップは間違った表現とは言い切れないですね。
Xから広告収益の分配を受け取るには他に2つ条件があって、
一つはXプレミアムに加入している、あるいは認証済み組織に加入している、
サブスクリプション費用を払っている、お金を払っているユーザーであるということです。
そしてもう一つはフォロワーが500人以上です。
有料ユーザーでフォロワー500人以上というのはそこまで高いハードルではないですが、
アカウントをいっぱい作ってインプレ稼ぎをして収益を得ようということの防止につながっていると思います。
で、インプレゾンビの話をしたいんですが、
海外の認証マーク付きのアカウントが日本のバズってる投稿に対して無意味なコメントをつけてインプレッション数を稼いでいる。
コメント欄にどんどん湧いて出ているアカウントたちをインプレゾンビと呼んでいますが、
あれも3ヶ月以内に500万件以上という収益化できる条件を満たすための戦略ということですね。
06:08
あれは本当にやめてほしいですよね。
以前は絵文字だけとか、ワオみたいな簡単な言葉だけとか、なんかよくわかんない現地の言葉みたいなコメントが多かったんですが、
最近は他の人がつけた日本語のコメントをそのままコピペしているケースが増えているようです。
なので、誰が最初にそのコメントをしたかがわからなくなって、コメントに対する返信とかいいねがしづらい。
バズってる投稿のコメント欄がかなりカオス状態になってしまっています。
とはいえ、収益としてもらえる金額は自分の投稿についた広告が閲覧された数なので、
インプレゾンビの人たちが頑張っても、そもそもそういうセコい手段じゃないとインプレッション数が稼げないようなアカウントなわけなので、
そんなに儲からないんじゃないかと思うんですよね。
なので、そんなに儲からないからと撤退するアカウントが増えて、インプレゾンビが減らないかなと期待しています。
もちろんX側には他にも対策を取ってほしいんですが、あるいは他のユーザーもインプレゾンビを運営に通報するという手段もあるんですが、
インプレゾンビはあくまでも一時的なブームで、そのうち落ち着くんじゃないかなと私は思っています。
あと、コミュニティノートで修正された投稿は収益配分の対象外ということも、2023年10月末に公式に発表されています。
なので、ノトハント自身の時の偽情報もコミュニティノートで、この情報は偽の情報ですよといった訂正の内容が入っていれば、収益対象にはなってないはずだと思います。
なので、そういう投稿を見たり、あるいは偽情報と気づかず拡散に協力してしまったという人がいたとしても、そのことによってその人がお金を儲けることに加担してしまったと、落胆することはないんじゃないかなと思います。
あるいはインプレゾンビもそうですよね。インプレゾンビを自分が目にしたということは、そのインプレゾンビのアカウントのインプレッション数を増やすことに自分が協力してしまったことになるんですが、
09:04
そのあなたの一つのインプレッション数がイクラとかのインプレゾンビが儲ける金額に直結しているわけではないので、そこはなんかしてやられたみたいな悔しい気持ちにそれほどならなくてもいいんじゃないかと思います。
まあインプレゾンビを見るとムカつきますけどね。
今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
09:33
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