歌詞に英語を使うのも、デザインに英語を使うのも「かっこいいから」以外にも理由がありますという話をしました。
=== 目次 ===
歌詞に英語のフレーズが入っていたら昔の曲?
ロックに日本語を乗せるのはむずかしい
デザインに英語を使うのはかっこいいから?
Webデザインに英語を使うのは
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00:01
去年の年末に、こんなツイートが反響を読んでいました。
10代の方から、歌詞に英語のフレーズが入っていたら昔の曲と言われて、脳をかち割られたような衝撃を受けています。
確かに最近の歌、英語フレーズがない。といったツイートでした。
私もちょうど、最近頭角を表しているオフィシャルヒゲダンディズムとか、キングヌーとか、サビにあんまり英語を使っていないなと思っていたところでした。
で、このツイートに対する返信がいっぱいあって、それにちょっとモヤっとしたんですね。
昔は英語を入れるのがかっこよかったのが、今はもう逆にダサくなったとか、無意味に英語のフレーズを入れるのは古いとか、そういうことを言っている人が多くて、
歌詞の中に日本語を入れるか英語を入れるかは、自由に選べる状態でどっちを選ぶかみたいな、そういうスタンスでコメントしている人が多かったんですね。
で、そうじゃないんだと。ロックだとか西洋の音楽に日本語を載せるのが難しいから、英語を交えたりして、なんとかみんな工夫してきたんだよということを伝えたくて、私も返信としてツイートしました。
そもそも昔はロックに日本語を載せるのは難しいと言われ、80年代90年代のアーティストはそれにチャレンジしつつ、サビでは英語に逃げてたりしたわけですが、時代が変わったと思います。
なぜ日本語での作詞は難しいのかというこの記事面白いので是非と書いてノートで誰かが書いていた解説なぜ日本語での作詞は難しいのか日本語の構造から考えてみたという記事のリンクを載せたんですね。
そうすると元のツイートが2.6万いいねとかもらっていたので、私のその返信も1000を超えるいいねと500以上のリツイートされました。
まあそれはそのノートの記事なぜ日本語での作詞は難しいのかがすごくいい面白いためになる記事だったのでその記事のおかげですね。
なんで歌の歌詞に英語が使われがちなのかはその記事を読んでもらえればいいんですが、簡単に言うとまずは文字数の問題ですね。音に言葉を載せるときに英語だと日本語よりも少ない音数でたくさんのことが言えると。
03:21
例えばビートルズのヘルプという曲がありますが何でも官邸団のテーマソングとしてもおなじみだと思いますが、あの曲頭からサビでヘルプヘルプ言ってますけど音的には1音にヘルプですよね。
これ例えば日本語の歌詞をつけるとして1音だけでヘルプの代わりに何か言うことって難しそうですよね。花と雪の女王のレッドイットゴーも3音で3つの音でレッドイットゴーと言い切ってますけども日本語の歌詞ではその3音でありのしか言えてないですもんね。
とはいえ日本語の曲いっぱいあってちゃんと音にのせて日本語で歌ってるじゃないかと思うかもしれませんが、曲のサビには印象的な一発フレーズを日本語では作りにくい。
リフレインできるような短くて印象的なフレーズこれを日本語だけで作るのは難しいと先ほど紹介したノートの記事に書いてありました。
なのでサビの部分の印象的なその曲の顔となるような部分に英語を当てはめるということを多くの作詞する人がやってきたんですね。
あと日本語の歌詞には当て字がよく使われていて歌詞カードを見ると漢字で運命と書いてあって上に運命という読み方があったり永遠を永遠とか宇宙と書いて空とかそういう当て字を使うのも短い音の数で多くのことを言おうという工夫から生み出されたものです。
ちょっと英語の話から外れちゃいましたが歌の歌詞に英語を使うのはかっこいいからという理由だけではなくて日本語だと少ない音の数の中に印象的なフレーズを詰め込むことが難しいからといった理由があるわけですね。
一方でデザインに英語を使うというケースもよく見かけますがこれは結構かっこいいからという理由があっているケースが多いと思います。
06:11
ただもう一つ理由としては英語の方がフォントが充実しているからという点は大きいと思います。
日本語はひらがな、カタカナ、漢字とあってフォントを開発するのが大変なので今はだいぶ増えましたがそんなにフォントの数が大文、フォントほどないんですね。
大文のフォントはアルファベットとか数字とかちょっとした記号だけなので数がものすごくあって手掛け風とか筆記体とかかっこいいものかわいいものいろんなフォントがあるんですね。
なのでデザイン要素として使いやすい。そのデザインが求めているテイストに合わせられるフォントがいろいろある。なので英語の言葉の意味というよりはデザイン的な処理として、あしらいとして英語を使っちゃうと。
この使っちゃうという感覚、歌の歌詞でサビで英語をついつい使っちゃう、英語に逃げちゃうという感覚とデザインで英語を使っちゃう感覚は似てるかもしれないですね。
同じデザインでもウェブデザインの場合にはデザイン的なあしらいとして英語を使っちゃう、かっこいいから英語を使っちゃうというケースは昔はあったんですが今はほとんどないと思います。
歌の歌詞と同じで文字数が少なくて済むので使われるというケースはあるような気がします。
英語をウェブサイトのメニュー、グローバルメニューという言い方をするんですが、ページの一番上に横並びでメニューがあるのが一般的だと思うんですが、そのメニューに英語を使うことは結構ありますね。
個人的にはあまり好きではないんですが、クライアントの要望で英語にすることは多いです。
これはメニューに使われる英語の単語がホーム、プロダクト、アバウトアス、コンタクトみたいな万国共通で理解されるフレーズとして浸透しているのでウェブサイトのメニューはそういうもんだと認識されているので英語でいいやと世界の人が分かる。
09:06
という面もあると思います。そしてやっぱり短い文字数でスパッと意味が明確に言い切れる英語の良さはウェブデザインをしていてよく感じますね。
ウェブサイトのニュースリリースとかの記事の一覧表記で数が増えた時にページネーションと言って複数ページに分割して前後に行けるようにしたりするんですが、その時日本語表記だとよく次へ前へという表記にしたりしているものがありますが、
次が新しい記事なのか前が新しい記事なのかよくわからないですよね。なのでいろいろ議論した結果英語にしてnewerとolderにしたということが以前ありました。
英語がかっこいいから英語にしたわけでもないし文字数的にも英語の方が多いですが、より新しいnewer、より古いolderという表記の方がわかりやすいだろうなと考えたんですね。
ウェブのサービスとか仕組みは英語のものが多いのでそういう英語の仕組みをそのまま使っちゃったんで英語になっちゃいました感を出せばいいのかなとそれを作った時には思いました。
そういう感じでwebデザインに英語を使うのはかっこいいからというよりもUI的にユーザーインターフェース的に使う時に収まりが良かったりわかりやすいからそういう理由が大きいのかなと思います。
webの場合も英語だとフォントの種類が多くてグローバルメニューやユーザーインターフェースとして使った時にかっこよくできるという要素もありますね。今回は以上です。
11:23
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