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2022-04-20 10:36

Adobeが買収したレビューツールが動画編集ソフトに組み込まれた(第527回)

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Adobeが買収した動画のレビュー/校正ツール Frame.io がPremiere Pro、After Effectsに組み込まれたようです。調べてみると、Frame.ioのAdobe向けプランができたという捉え方が正しいようでした。

=== 目次 ===
レビューツールとは
動画のレビューはむずかしい
Adobe向けのFrame.ioの機能
プロジェクト数に制限あり
最初はグループ版の無料体験版
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アドビが以前買収したフレーム.ioという動画レビューツールがあるんですが、
これがついに、Adobeの動画編集ソフト Adobe Premiere Pro、Adobe After Effectsと連携して使えるようになりました。
まず、念のためレビューツールとは何かの話をします。
このレビューという言葉が耳なじみはあるけども、意外と曖昧にしか知らない人も多いと思います。
Amazonのサイトの本の書評とか、商品を使っての感想とか、あれもレビューですね。
レビューを辞書で調べると、評論、批評、書評とありました。
動画編集とかデザインとか、クリエイティブワークにおいてのレビューというのは、
制作途中のもの、あるいは完成したものを見て、ここをもうちょっとこうしてほしいとかいう要望であったり、修正の指示であったりを制作者に伝える作業ステップ。
で、これが対面でみんなで集まって行われたりしますし、リモートでデータのやり取りで行われたりもするわけですね。
で、オンラインでリモートでこのレビュー作業をやりやすくするためのレビュー用のツールというものがいろいろあります。
日本では構成ツールと言った方がわかりやすいかもしれません。構成は学校の校に正しいの方の構成ですね。
これも100%浸透している言葉じゃないと思いますし、音で聞いた場合に構成という言葉がいろんな構成があるので、ポッドキャストで話す分にはわかりにくいというデメリットがあります。
赤入れなんていう呼び方もありますね。だいたい構成は赤色のペンで行うので赤入れという言い方をしますが、これも万人が理解できる言葉ではなさそうですね。
多分構成はレビューという大きな括りの中に入ってくる言葉でレビューイコール構成とはちょっと違うかもしれないですね。
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ともかく構成修正指示要望などなどを作っているものを評価してより良いもの間違いのないものにするために関係者とかチームで行うのがレビューという作業ですね。
そして動画のレビューは動きがある分1枚の静止がポスターであったりバナー画像であったりのレビューよりも難しそうだなというのはイメージできると思います。
テキストで行うんだったら何分何秒のところのどこどこの部分をこう修正してほしいと。それでもまあわからないことはないかもしれないですが動画の中のそのシーンのところに直接文字や画像や記号を使って書き込まれている方が断然わかりやすいですよね。
そういうことが行えるのが動画レビューツールということになります。
SNSでも今どんどん動画が使われるようになってきていますしビジネスシーンでもどんどん動画が必要とされてきていると思うので動画レビューツールの重要性もどんどん増してくるはずですね。
そこでアドビは動画レビューツールのframe.ioを買収して自分たちの動画編集ツールに組み込んだといった形になっているわけです。
フレーム.ioはアドビの専用のツールになったわけではなく従来のプランも今まで通り提供は続けられています。
アドビのクリエイティブクラウドユーザーなら追加料金なしで使えるframe.io for adobe creative cloudという新しいプランができた感じになっています。
できることとしてはレビュー機能としてコメントをつけたり動画のフレームに合わせて注釈を加えられる機能と承認機能もあるみたいです。
関係者の人がチェックして承認されたらこれでokですという確認が取れるということですね。
あと100GBのframe.io専用ストレージがあってメディアのアップロードとダウンロードを素早く行うための高速ファイル転送機能もあるそうです。
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カメラトゥクラウドという機能があるそうで説明文をそのまま読むと
映像編集者やモーションデザイナーなどの作業担当者にカメラからのフィッテージを最速で最も簡単かつ安全に受け渡せるカメラトゥクラウドワークフローが使用できますとあります。
撮影した映像素材をクラウド経由で制作担当者に素早く渡せるということなんでしょうね。
その他frame.io for adobe creative cloudの機能説明として最大5つのアクティブなプロジェクトのメディアを直接クラウドにアップロードし共有先のチームメンバーを指定できる。
レビュワーとの無料共有機能かっこ人数制限なしとあります。
frame.ioの既存のプランで無料プランはプロジェクト数2つまで月額15ドルのプロプランはプロジェクト数の制限なしとなっているので無料プランとプロプランの間なんですね。
そしてレビュワーとの共有機能も多分フリープランと同じ共有リンクを知ってる人がアクセスできるタイプなんじゃないかと思います。
プロプランだとそれにパスワードをかけられるんですね。
なので結局frame.ioのすべての機能を使いたい高度な機能を使いたいという場合は別途有料のプランを使ってくださいということのようです。
アドビの説明にもframe.ioのグループ版プランまたはエンタープライズ版プランにアップグレードすると追加のコラボレーション機能やセキュリティ機能を使用できるだけでなくさらに多くのユーザーとストレージを簡単に追加することができますと書いてありました。
なおアドビ id を使ってframe.ioにログインしてframe.io for creative cloud を利用するんですが使い始めた時点でframe.io グループ版プランの30日間の無料体験版が開始されるということです。
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なので30日間は月額1ユーザーあたり25ドルのチームプランと英語版では書いてあるんですがグループ版のプランの機能が使えて30日経ったら機能的にダウングレードすると今まで通りグループプランの機能を使いたかったらお金を払う必要があると
しかもグループプランなので25ドルかける人数分毎月かかるということになります。そう考えるとframe.io がアドビの動画編集ツールに組み込まれたとはいえお試し版が無理やりバンドルされているみたいな捉え方もできてしまいますね。
カメラトゥクラウドという機能を使わないんだったらフリープランとアドビが提供しているものはそんなに大差ないのかなとも思ってしまいます。最後ちょっと批判っぽくなっちゃいましたが今回は以上です。
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