00:01
話題のゲーム機プレイステーション5では、決定ボタンが×ボタンがデフォルトになると話題になっていました。
プレイステーションのコントローラーでは、右側に親指で押せる4つのボタンがあるんですが、
それぞれのボタンに〇△□×の記号が入っているんですね。
下のボタンが×で、右のボタンが○の記号が入っているんですが、
日本では○が決定ボタン、×がキャンセルボタンになっているのが一般的なんですが、海外では逆になっていると。
×が決定、○がキャンセルなんですね。
なので、通常の操作では○が決定なんだけど、ゲームが始まったら×が決定みたいに、
紛らわしくなるのを避けるために世界標準の方に合わせようということらしいんですね。
で、これが国ごとの文化的な話になるんですが、
日本では○が正解、OKみたいな意味があって、×が不正解、違うよという意味なんですけど、
アメリカでは逆だと。昔、池上明の番組でやってました。
ただ、これ逆と言ってしまうのも厳密には違うと私は考えています。
テストの採点をするときに、日本だと合っているところに○をして、間違っているところに×をするんですが、
日本の線をクロスさせた×をわざわざ書く人はあまりいなくて、
カタカナのレみたいな、レの跳ねた跡が長くなっているような線を書く人が多いと思います。
一方、アメリカでは正解しているところにチェックマークを入れるんですね。
まさしくカタカナのレの跳ねた跡が長い印マークですね。
で、間違えたところは、ここ間違えてるから直しとけよという意味で○をつけるらしいです。
なのでテストの回答に関しては、日本とアメリカでは全く逆になるわけですね。
ドラえもんの伸びたのテスト、アメリカ人から見れば正解ばっかりじゃないかと見えるわけですね。
ただこれアメリカでは正解は×印じゃなくてチェックマークなんですね。
×印はアメリカでもダメとかNGみたいな意味で使われてるんですよ。
ブログの記事とかでよく○○の○と×みたいなOKとNGを並べたような記事がありますよね。
03:07
やっていいこと、いけないことみたいな。
アメリカではこの○と×をDo's and Don'tsと言うようで
Do's and Don'tsで画像検索してもらうとわかるんですが
Do's、OKの方がチェックマークでDon'ts、NGの方が×印でチェックマークと×印が並んだ画像がいっぱい出てきます。
なので×印にはやっぱりアメリカでもNo、NG的な意味があるみたいなんですね。
じゃあプレイステーションのボタンがなぜ日本と違ってアメリカでは×が決定○がキャンセルになったかなんですが
ネットで調べてもこれが答えだというところには行き着けなかったんですが
2つ私が有力だと思ったものを紹介します。
1つはやっぱりチェックボックスで○はチェックボックスが押されてない状態のイメージで
このチェックボックスを押すとチェックが入るところが×に似てるから×が決定○がキャンセルじゃないかという説ですね。
そしてもう一つはたまたまじゃないかと
下の×ボタンが一番押しやすい位置にあるから決定じゃないかということですね。
そこでちょっと面白いことに気がついたんですが
Xboxでは下の位置にあるボタンがAボタンで右がBボタンなんですが
任天堂スイッチではそれが逆なんですね。
日本では右が決定下がキャンセル
右がAボタン下がBボタン
なのに対しアメリカでは下が決定右がキャンセル
アメリカのマイクロソフトが作っているXboxでは下がAボタン右がBボタンなんですね。
面白いですね。
ということでPlayStation 5では決定ボタンが×印のボタンに割り当てられるのがデフォルトになるという話から
日本とアメリカの○と×の記号の認識の文化的な違いについてでした。