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2021-08-30 22:48

#35 【就活にオススメ】入札情報サービス(PPI)を使って実際の業務を見てみよう!

行政組織の説明シリーズ、今回は国土交通省から発注される業務や工事についての情報公開サービスである「入札情報サービス(PPI)」を使って、実際に発注されている業務を見ていきます。

日本中の国交省機関から発注されている業務とそれを担っている建設コンサルタント企業を眺めると、就活の参考にもなると思います。

「入札情報サービス(PPI)」

https://www.i-ppi.jp/Search/Web/IndexArea.aspx?data1=6

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♪~
健康のアレコレの健康のアレです。よろしくお願いします。
少しお知らせがありまして、皆さんにたくさん聞いていただいたおかげでですね、
とあるランキングにランクインいたしまして、これがApple Podcastのカテゴリーランキングで、
行政カテゴリーっていうのがあるんですけど、それで一応2位になりました。
で、これは1日に何回も更新されるんで、今2位になったり3位になったり4位になったりしてるんですけど、
今Apple Podcastで聞いてくださっている方は、見つけるっていうところの一番下にランキングっていうのがあって、
そのランキングに行って、そこで右上でカテゴリーが選べるんで、行政っていうカテゴリーを選んでいただけると、
この健康のアレコレが2位とか3位ぐらいのところにいますんで、
「おぉいるじゃん」と思って眺めていただければ嬉しいです。
ちなみにこの行政カテゴリーはですね、どうも登録している番組が少なそうで、
今後ポッドキャストが流行っていくと、だんだん私もこの番組を埋もれていく可能性が高いとは思ってるんですけど、
一時の輝きということで見ていただければ嬉しいんですが、
早速ちょっと内容に入っていきます。
前回まで国土交通省のお話、今回も国土交通省ですけどしてきました。
で、霞が関にあるようなイメージがありますけど、何々省っていうとですね。
で確かに霞が関に国土交通省あります。
ただ全国に地方整備局、それからその下分に組織されている事務所っていう形で、
枝葉のように日本中に組織が広がってるっていう様子を見てきました。
で、それらっていうのが、これは私の学びでもありましたけど、
それらっていうのが国土交通省組織令という政令、内閣が定める政令、国土交通省組織令というものと、
国土交通省が定める地方整備局組織規則、これは国土交通省省令というやつですね。
で、ビシッと決められてるっていう様子をご紹介してきました。
今回はですね、タイトルにもあるんですけども、より具体的な話をします。
入札情報サービスというオンラインのウェブサイトがあります。
通称PPIと言って、我々も健康も、それから工事業者の、建設業者の皆さんも使ってるサービスです、システムです。
で、これに国土交通省が発注をしている、我々で言えば設計計画の業務っていうのが公開されてるんです。
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だから皆さんのお住まいの地域の近くにある国土交通省の事務所がどんな業務を出してるか、それがどういう企業が受注してるか、システムを見ると分かるんです。
なので、今就活を考えてる学生の皆さんなんかは企業研究に結構使えると思います。
あの地方のコンサルに行こうか、あるいは東京に本社を構える大手のコンサルに行こうか、どうしようかなって悩んでる皆さん。
あの実際には地方でも、国交省業務バンバンやってる地方のコンサル、地方というか地域コンサルタントって結構、うん?
そう、地域コンサルタントと広域コンサルタントって一応健康協会では呼び分けてるんですけど、
あのそういう会社もいっぱいあるんで、あの大きい会社に行かなきゃ大きい仕事ができないわけじゃないんですよ。
で、そういうのもあの見ていけば、あの実際調べれば分かるんでですね、活用していただきたいと思います。
で、えーっと早速ですけれども、あの概要欄にこの入札情報サービスというサイトの、あのURLは貼りますけれども、
あのブラウザで検索してPPIって言って検索すると、あの大体上に出てきます。入札情報サービス。
で、これちょっとややこしいのはですね、あのスマートフォンでもパソコンと同じ画面でちっちゃい文字で出てくるんですよ。
なんでスマートフォン、あの学生の皆さん結構パソコン持ってない人も多いかもしれないんですけど、
ちょっと見にくいかもしれないんですけど、まあちょっと一応こうどうやって入っていくと見れるかを今からご説明しますので、あの興味がある人は一緒に見ていきましょう。
それではよろしいでしょうか、ご準備は。えー実際見ていきたいと思います。
入札情報サービスのトップページを開いていただくと、左に詳細検索ってのがあって、中長期検索、工事検索、業務検索と大きいカテゴリーが3つあります。
で、オレンジ色の業務検索、これが健康の我々が担う業務、プロジェクトの検索システムです。
この3つの中から入札の経緯、一番下ですね、入札の経緯を検索ってやつを押してください。
そうすると発注期間を選択する画面になりますんで、ここで一応例として今回は九州地方整備局の方を見ていきたいと思っています。
一番上の行に発注期間ってあって、そこに大分類っていう白い下三角があるんですけど、この大分類でまず国の期間を選びます。
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で、隣の中分類は国土交通省を選びます。
さらにその右隣に白三角小分類っていうのが出てきて、ここで九州地方整備局を選びます。
そしてその右側で、今度ですね、九州地方整備局にある事務所がいっぱい出てきますけども、
一つ例として今回は鹿児島国土事務所、あれどこだ、鹿児島、下の方ですね、結構下の方ですね。
中段、真ん中の下の方、鹿児島国土事務所、選んでください。
そして、業務区分、これは選ぶところの以下から選択って書いてあるんですけど、
同じページの真ん中下のあたり、業務区分っていうのがあって、ここで土木関係建設コンサルタント業務っていうのを選んでください。
地質調査とか測量に興味ある人はここで測量とか地質調査選んで調べていただいても結構です。
建築、公共建築関係の業務に興味がある人は建築関係選んでいただいても結構ですけど、
今日のこの回では土木関係建設コンサルタント業務っていうのを開いていただいて調べていこうと思います。
検索開始とやるとパッと画面が切り替わって、今発注されている、
今期現在執行中の業務がズラーっと出てきます。
例えば、石算技術業務はちょっと面白くないかな。
測量設計業務。
これはですね、皆さんがこの話を聞く時期によっては、例えば来年聞く人もいると思うんですけど、
そうすると全然表示されている中身が違うんで、ちょっと個別のプロジェクトの話をしてもちょっとズレが生じちゃう可能性があるんですけど、
個々のプロジェクトの名前を適当に入っていってもらうと受注者、落札者名ってところに企業名が出てきます。
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皆さんが知っている大手の名前もあれば、地域のコンサルタントの名前もあったりします。
なので、こういうところがやってるんだ、こういうところがやってるんだって見ていくと、なんとなくどういう会社がどういうところをどういう仕事をしているかっていうのが見えてくると思うんですよ。
それを学生のうちに興味がそこまで調べて就活をしようっていう方は調べてみると、参考になるんじゃないかなっていうふうに思います。
ちょっと補足をすると、例えば私個人は1年間の業務の中で国土交通省の仕事をする件数の方が少ないです。
自治体の方が多いです。あとちょっとたまに民間の仕事もしています。
大きい仕事、国の仕事をしたいっていう学生さんもいるかもしれなくて、その気持ちはいいと思うんですけど、
必ずしも国のプロジェクトの方が素晴らしいとか、国のプロジェクトの方が偉いとか、そんなことは私は全然ないと思っていて、
できればいろんな業務に携われる方が、この番組でも今後県と市の話をしていきますけど、
豊かな気がするんですよね、技術者として。国の仕事もやって、県の仕事もやってっていうふうに。
土木事業って結構県と国が担っている部分が多くて、市が担う土木事業って結構、
ごめん、そんなこともないか。そんなこともないな。
とにかくいろんなレイヤーの仕事ができるっていうのがいいんじゃないかなって思っています。
というちょっと注釈をしておきつつ、こんなふうなシステムを使って見ることができるという話をしてきました。
鹿児島国道事務所の業務の内容をちょっといっぱいあるんで、カテゴリー分けをすると、
例えば、管内交通事故対策検討業務とか、管内渋滞対策検討業務とか、この辺は検討業務ですね。
検討業務って言ってるのは、いわゆる計画業務に近しいものと思って、あるいは計画業務の一種だと言ってもいいかもしれないです。
そういう感じです。ですからこの番組でも道路交通計画のご紹介とかしてきましたけど、
あとそれから計画から設計に至る順序の話を最初の方のエピソードでしてたんですけど、
そういうところに該当すると思って見ていただくと、今までに話したことの繋がりが見えるかもしれないですね。
それから管内感染道路ネットワーク計画検討業務、これなんか思いっきり交通計画でしょうね。きっと道路ネットワークの計画検討ですから。
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それからいろいろ見ていくと、まるまる道路予備設計業務とか、まるまるトンネル詳細設計業務とかっていうのもあります。
これがいわゆる設計業務ですね。これもトンネルの設計とか橋梁の設計とか道路の設計の話しましたよね。
こういうのが実際この鹿児島国道事務所から出てる、発注されてるんだなっていうのが見えると思います。
それからトンネル照明設備設計業務とかですね。これは機械の業務ですね。
どちらかというと私個人の専門分野に近いところになりますね。
それからトンネルの点検業務とか、何々橋補修設計業務とか、そういうふうな維持管理に近いもの、あるいは補修、今ある橋の補修の設計をするとか、そういう業務もあります。
そういうふうに見ていくと、まだまだ私が紹介しきれてない、いろんな建設コンサルタントの仕事の広がりっていうか、幅広さ、多様さっていうのも見ていただけると思うんですよね。
それから自動車道環境影響調査業務っていうのもありますね。これが環境の関連の業務ですね。
ちなみにこの鹿児島国道事務所っていうのは鹿児島駅からの近くのところにあるんですけど、比較的近いところに鹿児島県の鹿児島地域振興局っていうのがあって、この鹿児島県鹿児島地域振興局では今度は県がやる土木事業のやはりコンサル業務が発注されてるんですね。
国から出る仕事と県から出る仕事があります。それがじゃあどういう住み分けなのかみたいな話も今後お話をしていきたいと思っています。
それからですね、道路のことを話したので今度河川の話をしたいと思って、ちょっと1回画面を戻ってもらって、
もう1回国の機関国土交通省九州地方整備局といって、今度はですね仙台川河川事務所、同じく鹿児島県にある河川事務所のご説明したいと思います。
仙台川ってのはですね、あるある話なんですけど漢字がわかりにくくて、川の内側の川と書いて仙台川と読みます。
川の内側の川、仙台川の河川事務所。
もう一度業務区分を土木関係建設コンサルタント業務にして検索開始をすると、やはりですね、河川系の業務が表示されます。
仙台川河川事務所で出ている業務で言うと、丸々河川、丸々川河川施設概略検討業務とか、そういうのが、
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これはちょっと設計に関わる感じかな。計画系からいくとね、仙台川水系治水計画検討業務とかですね。
あと仙台川水系河川整備計画業務、この辺が河川計画の業務ですね。
で、仙台川河川事務所っていうのは川の名前がついてるぐらいですから、仙台川っていう、これがですね、非常に雨を降った時に水害になり、
昔から暴れ川と言われていて、そうなんですよ。そういう川なんです。ちゃんと対策をする必要がある川って言いましょうか。
で、そういう大きな河川で、しかももう一つ言うと、私鹿児島県、鹿児島県って言ってるんですけど、仙台川っていうのは実際には、
ごめんなさい、熊本県かな、宮崎県かな、隣の県から流れてきてるんですよね。宮崎県か。
から流れてきてるんで、そういう県をまたぐっていう要素もあって、国が管理してるという経緯もあります。
多分事業規模が大きいっていう要素と、それからエリア的に県をまたぐんで、鹿児島県が鹿児島県流に整備して、
宮崎県が宮崎県流に整備したら、ずれちゃうことがあるんで、そういうことのないように国が管理するっていうことがあるっていう、そういうことですね。
そういう意味で、仙台川地水計画検討業務とか河川整備計画業務っていうのは、川全域に渡って、流域全体に渡って、どういう風にするかっていうことを計画するっていう業務ですね。
それから、仙台川管内低防強化対策詳細設計業務とか、そういう設計業務系が出てますね。
それから〇〇水門予備設計業務、これなんかは私が専門にしてる機械設備の設計業務ですね。
管内電気通信設備設計業務とかもありますね。それから〇〇川稼働特性解析業務とか、そういう解析の業務もあったり、
なんとかかんとか水質分析業務っていう、これまた環境の関連の業務があったりしています。
まあこういう感じで川絡みの業務がこの仙台川河川事務所から発注されているっていう、そういう様子をご覧になっていただけたかと思います。
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で、このまたね、仙台川河川事務所っていうのは薩摩仙台市っていうところにあるんですけど、この薩摩仙台市にもまたですね、鹿児島県の北札地域振興局っていうのがあって、
ここはここで県の土木事業をやっています。この鹿児島県のその土木事業組織についてはまた回を改めてご説明をしていこうと思っています。
で、こういう風にしてですね、具体的なプロジェクトの名前とそれを担っている会社が分かるシステムがあるということで、
今回は鹿児島県にある国の事務所の業務を説明していきましたけれども、
ぜひこのシステムを使ってですね、気になる地域のいろんな業務を皆さんなりに調べてみると、
なんとなく、結婚の一面を見ることができるんじゃないかなっていう風に思っていますので、活用してみてください。
あとそれからですね、ちょっと詳しく言わないですけど、前回の説明で九州地方整備局から直接出ている業務っていうのもあるってお話ししたと思うんですけど、
これもですね、さっきのシステムで九州地方整備局の事務所を選ぶ欄、再分類の中で、河川部とか道路部とかっていう地方整備局の内部部局を選んで検索すると出てきますんで、
局発注ね、地方整備局の整備局発注の業務っていうのはこういうもんかっていうのも見ると、整備局と事務所の役割分担なんかも見えてきます。
実際には整備局から発注されているのは、情報システムの検討業務とか、要は九州地方整備局全体で使うシステムの検討業務とか、全体で使う、全体の戦略や方策を検討する業務とか、
そういうのが出てますね。河川維持管理検討業務とか、これなんかも多分全体で統一した、九州地方整備局全体で統一したその維持管理方針とかを検討する業務だったりするんでしょうね。
それから河川支務活用検討業務とかも地方整備局発注として出てますね。そういう局と事務所の位置関係みたいなものもこのシステムを見ながら垣間見ることができます。
そして最後に、なんで今回鹿児島県を取り上げたかっていう話をチラッとだけするんですけど、これはですね、ちょっと以前の回も少し話をしたんですけど、
この県とか国とか市っていうレイヤーの土木行政主体の話を一通りした後に、江戸時代ではどうやってたかって話をしたいと思ってるんですね。
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この鹿児島県っていうのは江戸時代の当時は島付けの領地、島付一族の領地だったわけですね。
明治政府以降そこは薩摩藩と呼ばれるんですけど、どうやら江戸時代のその時には、江戸時代の間は薩摩藩ってあんまり基本的に呼ばれてなかったらしいです。島付けの領地。
島付けの領地ってことですから島付一族がお米をたくさん取れるように土木事業やってたはずなんですよね。
ちょっと私は実際そこまで詳しい資料を発見できて読めるかってちょっと怪しいんですけど、基本的な統治スタイルっていうのはそうなってたはずなんですよね。
そこに対して、じゃあ江戸時代で言うところの国って何なんだっていう話ができたら面白いかなと思って、今回鹿児島県にある国の機関の話をしました。
この後も鹿児島県の土木事業の組織の話もいずれしていくようにしたいと思っていて。
県って言うとですね、鹿児島県と神奈川県とか長野県とか岩手県とかね、県によってその組織のスタイルがだいぶ違うんでですね、その辺の話もお祝いしておこうと思ってるっていう感じです。
しばらくまだ国の話が続きますけれども、引き続きお楽しみにしていただければ嬉しいなというふうに思います。
それでは最後まで聞いていただきありがとうございました。
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