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建コンのアレコレの建コンのアレです。こんにちは。
このポッドキャスト番組は、建設コンサルタントというわかりにくく、つかみにくい業界について、あれこれ、お話をしていく番組です。
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ノーベル科学賞の受賞
今日はですね、ノーベル科学賞の話をしてみたいと思います。
科学賞は化学のほうの科学賞ですね。
今年のノーベル科学賞、化学の化学、ケミストリーの科学賞に、
京都大学の北川進先生という方が選ばれて、北川先生がノーベル賞を受賞されました。
今日ちょっと話したい話というのは、この北川先生の研究した技術であるMOFっていう技術を使ったプロダクトに、
とある健康の企業がいち早く投資をしたり、共同事業を行ったりしていたっていうのが、なかなか健康の中では面白い動きだなと思ったので取り上げたいと思います。
まず、健康の話の前に、このノーベル科学賞は何なのかというと、
スウェーデン、これ今ですね、サイエンスポータルっていう科学技術振興機構っていうところのサイトを見てるんですけど、
スウェーデン王立科学アカデミーは10月8日ですね、
ノーベル科学賞を京都大学高等研究院の北川進む特別教授ら3人に授与すると発表した。
受賞理由は金属有機構造体MOFの開発とされています。
このMOFっていうのは、いろんな機体をコンパクトに、しかも軽量に貯蔵できるっていう技術で、
いろんな産業に応用できるっていうことが期待されているということです。
一応ちょっと補足しないといけないのは、共同で受賞しています。
北川先生と一緒にオーストラリアメルボルン大学のリチャード・ロブソン先生と、
それから北カリフォルニア大学のオマー・ヤギ先生というこの3人が受賞されている。
この同じMOFという技術で受賞されているということですね。
それでこのサイエンスポータルによると、
1989年にロブソンさんという、このロブソンさんはオーストラリアのメルボルン大学の人ですね。
共同受賞したロブソンさんが、銅イオン、銅です。
金銀銅の銅、銅イオンなどを組み合わせて無数の空間を持つダイヤモンドのような規則正しく並んだ結晶ができることを発表した。
これね、金属イオンを結晶のように規則正しく並べるっていうのがポイントらしいんですよ。
これね、サイエントークのレンさんもちょっと解説してたんで、そちらもぜひ聞いていただきたいんですけど。
ただ当時はこの結晶というのは脆くて壊れやすかったそうです。
それを1992年から2003年にかけて北川先生とヤギーさん、ヤギー先生は北カリフォルニア大学のこの2人がそれぞれに研究を進めて、
北川先生は1997年にコバルトやニッケル、亜鉛などのイオンを用いた模具によって多効質な空間の中に機体を大量に取り込めるってことを実証したっていうのがこの北川先生の功績みたいですね。
そして取り出すこともできるっていうことですね。だからタンクの代わりになるっていうことですね。
ヤギー先生は1995年にどうかコバルトが結晶をした網目構造の材料を発表して、同じように空間に物質が入ることで安定して壊れなくなるってことを示して、このMOFっていう名前はヤギー先生が提唱をしたそうです。
この3人によって金属イオンを格子状に規則正しく並べて、その隙間に機体を収めることができるという技術をこの3人が確立したというか、推し進めたということでノーベル科学賞を受賞したということでした。
なんでね、ガスタンクの代わりになるっていうことで次世代の高圧ガス容器などの試作品が開発されていますというふうに言われています。
北川先生は京都大学で会見をして新しいことをチャレンジ、新しいことをするチャレンジは科学者の醍醐味で辛いこともいっぱいありましたが、新しいものを作っていくことで30年以上楽しんできました。
今般各もこんな大きな名誉をいただくことになり非常に感激し、何よりこの科学を一緒に進めてきた同僚学生、海外を含めた博士研究員の皆さんに感謝申し上げたいと喜びを語っているというのがこのサイエンスポータルで書いてあります。
八千代エンジニアリングの取り組み
さて、このモフという技術に健康が一枚かんでいると言うとちょっと表現がアレかもしれませんけど、モフに関わる技術にいち早く目をつけていた健康があったという話をちょっとしたいと思うんですけど、それが八千代エンジニアリングさんなんですね。
八千代エンジニアリングさんはこの10月8日、ノーベル科学賞が発表された日にプレスリリースを出しています。
これは八千代エンジニアリングさんのニュースのところに書いてあるんですけど、2025年のノーベル科学賞受賞が決まった北川進む京都大学特別教授に心よりお祝い申し上げます。
八千代エンジニアリングは持続可能な社会の実現を目指し、2022年より北川教授が科学顧問を務める株式会社アトミスと共同でエネルギーガスの新たな流通システム、スマートガスネットワーク事業を推進しています。
ということですね。そうなんです。今年2025年にノーベル科学賞を受賞する3年ほど前なんですかね。2022年からアトミス社というですね、会社と共同事業を行っていて、スマートガスネットワーク事業っていうのを推進していますっていうのがこの八千代エンジニアリングさんなんですね。
で、このスマートガスネットワークってどういうことかっていうと、お話ししたみたいにこのMOFっていう技術を使うとガスをいっぱい貯蔵できるんですけど、プロパンガスってありますよね、私たちの暮らしの中にも。
だいたいガスレンジっていうかコンロを買うときに都市ガス用のガスコンロとプロパンガス用のガスコンロがあって間違いないようにみたいなあるんですけど、我々の家庭用のガスっていうのは主に2種類、都市ガスっていうパイプで供給されるガスとプロパンガスって言ってタンクで供給されているガスと2種類、2系統あるわけなんですよね。
で、このプロパンガスタンクの代わりになるのがこのMOFを使ったタンク技術だということ、そこに着目をして、アトミスっていう会社がガスを貯蔵する高圧ガス容器、これをキュビタンっていうみたいですね、キュビタンっていうガス容器の開発を行っているということなんですね。
で、このアトミスっていう会社はキュビタンっていうガス容器を開発してるんですけど、八千代さんはここのアトミスさんと共同して、そのキュビタン、タンクを使ったガスのネットワークを構築するっていうことをやってるっていう、それは2年前くらいからやってるっていうことみたいですね。
これちょっとやってる人とチラッと話したことあるんですけど、やっぱりもうだいぶ前からこの北川先生のMOFっていう技術は、ノーベル賞候補というか、ノーベル賞級の社会にインパクトがある技術として着目されていたそうです。
知ってる人は知ってるみたいな感じだったみたいですね。
なんですけど、やっぱりそこに目をつけて、さらにアトミスっていう会社をどう見つけたのか知りませんけど、一緒に仕事やりましょうって、まだこれから開発して、これからキュビタンって実用化して普及していくタイミングなんだと私は思ってるんですけど、そこにいち早く手を携えてやり始めてるっていうのはなかなかすげえなってちょっと思いましたですね。
これをネットワークって言っても、我々別にガスに困ってはいないじゃないですか。そうなんですよ。困っていないんですけど、発展途上国に普及させようっていうのがどっちかっていうと主板のコンセプトみたいですね。
日本のように都市ガスとかプロパンのネットワークがあまり確立していない地域に対してこれからガスが普及していく国ですよね。
これからガスが普及していく国にプロパンよりも都市ガスよりもより扱いやすい形態としてこのキュビタンっていうタンクを使ったガスのネットワークを構築していくってことをやろうとしてるそうです。
さっき私が読んだ八王さんの記事の後ろの方にはこんなことが書いてあって、弊社とアトミス社は2023年4月にスマートガスネットワーク構想の実現及び事業推進に向けた業務提携契約を締結し、
インドネシアにおける技術実装
さらに2023年10月にはインドネシア国立研究革新庁を加えた3社間でインドネシアにおけるPCPモフ技術の開発促進を目指したMOUを締結していますということで、インドネシアを一つターゲットにしてるってことなんですかね。
2024年7月、去年の7月にはアトミス社のシリーズC資金調達に参加して投資も行っている。資金面での支援も行っている。そういうことみたいなんですよね。すごいですね。
2024年11月、去年の11月にはモフを使ったキュビタンの実機を用いた実証試験をインドネシア国内で実施開始して、スマートガスネットワーク事業は本格的な社会実装に向けた大きな一歩を踏み出しましたって書いてありますね。
そうなんだ。このインドネシアの実証試験のレポートとかも公開してるのかな?八丁さん側がしてなくてもインドネシア側が公開してたりするのが気になりますね。
確かにこのことはここで初めてオープンになったんじゃなくて、私この八丁さんがキュビタンとかいうのやってるっていうのは前から知ってて、プレスリリース売ってたんですよ。
2023年の頃にもこのインドネシアでやりますみたいなことが書いてあってですね。
その記事によるとスマートガスネットワークって要はプロパンの代わりにキュビタンっていうやつで軽くて持ち運びやすいし安全ってそういうことなんですねっていう感じするんですけど、もうちょっとテクノロジー的でキュビタンっていうものが軽くて持ち運びもしやすいから専門業者じゃなくても扱えるみたいなところがあるのかな?
ごめんなさい、今ちょっと専門業者じゃなくても嘘かもしれないんだけど、IoTを使って減ってるとかそういうのを検知して足らなくなったら送りも配送するとかそういうプロパンガスのネットワークよりもちょっとテクノロジー的なそういうネットワークを構築して、
配送の最適、省資源化や残用規範把握による利用者の利便性向上を目指してるっていうふうに書いてありますね。
ネットワークとかIoT技術も使っていこうとしてるっていう感じみたいですね。
確かに発展途上国とかってガスとか水とかそういうインフラがなかなか届いてなくても携帯の電波は行ってるみたいなのがあるんですよね。
電波ってアンテナ立てると広いエリアにできたりするんで、
ウガンダっていうアフリカの国に青年海外協力隊に行ってた人を知ってるんですけど、その人もやっぱりプロパンガスを調達するのが大変だったって言ってましたね。
自分で買って自分で繋いでたみたいなこと言ってた気がするけどな。
そうなんですよ。ガスってね、我々欠かせないインフラで、特に日本は冬寒いからね。
暖かいお湯でないとすごく暮らしにくいわけですけど、それをこういう新しい技術で普及させていくということですね。
ヤチオさんなんかは、日本工業さんもそうですけど、インドネシアで結構ODAを昔からやってる印象があるんで、
そういう現地の土地観とか社会の様子とかも知っているし、
ODAをやってた経験がこれに本当に行けるのか行けないのかちょっと分からないですけど、
アトミスというタンクを開発する会社からしてみれば、海外にある程度ネットワークを持っていて、
持って行って売るということを、売るというかネットワーク構築をするということを手伝ってくれる会社が現れたというのはありがたかったんでしょうね。
すみません、今この録音はカラオケでちょっと録っておりまして、お隣で歌声が聞こえ始めたんでちょっとノイズっていうか入ってるかもしれませんけど、
そんなところでですね、今回はこのノーベル科学賞と八千代さんが関わってた、
別に八千代さんがノーベル科学賞に1枚買ったわけじゃないんですが、
ノーベル科学賞で開発された技術を社会実装するっていうところに八千代さんが取り組みをしているということをご紹介させていただきました。
そんなね、まさかノーベル科学賞とつながることがあるなんて思わないし、
どっかでも書きましたけど、各社どっかでも書いてあってツイッターでつぶやいたのかな?
やっぱりね、今まで通りの健康の仕事、健康のビジネスは少なくとも国内に関しては人口が減る以上、これ以上増えるってことはないわけですね。
そこに対して今までの健康じゃないビジネスに手を広げていこうっていうのは大手の企業は結構一生懸命やっている印象があって、
また次かその次かの回ではパシコンさんが再び持ち株会社化するっていうニュースがあったんでその話したいと思ってるんですけど、
そういう感じでね、大きい会社は特に株主へのコミットっていう側面もあると思いますけど、今までの健康の仕事とは違うものを目指しているっていう、そういうところを感じますね。
いやー、オリコンさんもね、グローバルすごい大きく伸びてらっしゃるし、海外っていうことと新規事業っていうことはかなり各社頑張ってるんだなっていう、そういう印象を感じます。
その中でもちょっと毛色の違うというか、色合いの面白いニュースということで取り上げさせていただきました。
ということで最後まで聞いていただきありがとうございました。