敬語の本質を探る
はい、どうも。丸山のコミュニケーションです。
まずは、おめでとうございます。
ということで、今回は敬語という話をしていきます。
はい、敬語ですね。
敬うに語るの敬語です。
何を今さら、小学生じゃあるまいし、思いますよね。
敬語について、ある程度、生きている自分が今さら聞くようなことも何もないと。
日常的に当たり前のように敬語を使っている、かつ特に何も問題はないですと。
そういう人もいれば、敬語の使い方がよくわからないというような人もいますよね。
今までどういった社会の中で生きてきたのかによって、
敬語に対する理解度合いとか使い具合、これは当然人によって差がありますよね。
とはいえ、そうしたいずれの場合においても、
今さら敬語を使いましょうと、そういう話をするのではなくて、
なぜ敬語を使うのか、使っていることは当たり前だけど、
なぜそれを使う必要があるんですかということを考えてみたことはありますか。
これもひも解いてみると、より敬語というものへの理解ができるようになるんじゃないかなと思います。
敬語の使い方の多様性
ですから常識に焦点を当ててみましょうということですね。
まず、この敬語を考えるにあたって、捨てておいたほうがいい考えというものがありますね。
正しい敬語を使わなければいけないというようなことですね。
もし仮にあなたがそのようなことを思っているのであれば、
正しい敬語というものは実際の会話のコミュニケーションの中においては存在していませんので、
今すぐ捨ててください。
テスト試験、そういう場面で一応の正解というものを設けているようなこともありますけれども、
それはあくまで指標として、広く一般的な指標としてあくまでそれを正解として仮定していますよというようなことがありますので、
敬語の使い方に対して口述試験をするということはないじゃないですか。
だいたい文章に答えを書くと思うんですよ、文字で。
実践の現場においては正解というものはないです。
仮にあなたが話をしている相手がその言葉使いはなっていないぞとか、
敬語の使い方がおかしいぞというように釘を刺してくるようなことがあれば、
そのような人は勘違いしていますので、
関わり合うことももちろんあると思うんですけれども、
優しく受け流してあげてください。
そうですよね。あなたのおっしゃる通り、私の敬語が間違っていました。
言い直します。
こういう対応をすればいいので。
あなたは当然そういう人ではないですよね。
それはわかっていますから。だからこういうふうに話をしています。
まずその前提を捨てた上で、
正しい敬語というものは実際の会話においてはないということを頭に入れておいた上で、
この敬える人と敬えない人に分け隔てなく、無意識に使っているようなことが多いんじゃないかなと思います。
初対面の人であったり、
自分よりも長く生きている人であったり、
同じような分野で経験を積んでいるような人であったり、
時には身内親戚の間からでも敬語を使うというような、そういうこともありますよね。
ただその時に、この人は敬える人だから敬語を使おう。
もしくは敬えない人だから敬語を使うのはやめよう。
こういうことを意識をして使っている人はなかなかいないんじゃないかなと思います。
それは当然私もそうです。無意識に使っていますよね。
時にはその敬えない人に対してなんで敬語を使わなければいけないんだろうというように、
思うようなこともあるかと思います。
ですがこの敬語というものは、あなたのためでももちろんあるんですけれども、
その相手との人間関係を円滑に保っていくために使っているものですよね。
ですからこれを人間関係に当ててみると、
敬語の使い方の有無で関係性が変遷していくようなことがあるわけですよ。
一口に敬語と言ってもいくつかのパターンがあるじゃないですか。
きっちり敬語を貫き通すというか、インニブレートまではいかないまでも
デスマス調和をしっかり使って、一言一句、言葉を抜いて話さないとか、
そういうこともあれば、徐々に崩していく。
初めはしっかりとした敬語を使っていたけれども、
だんだんそうなんですよとか、そうっすよねとか、
そういう崩して、最初と最後の文字だけ敬語っぽい感じで話をしていって、
距離を詰めていくというようなパターンもありますよね。
ですからこれもあなたが相手とのどういう関係性を築きたいという、
その結果によって、あなたの想像する未来の方向性によって使い分けるというようなことを
できることなんですよ、敬語というものは。
ただ無意識に使っていたら宝の持ち腐れですよね。
敬語の意義と技術
せっかく当たり前にあなたは敬語を使えるわけですから、
それを使い分けていくというようなこと。
目の前の相手との距離を、例えば話したかったとするならば、
攻撃態勢、臨戦態勢をとって、この人は敬えないから敬語を使わないというふうにするのではなくて、
徹底的に使い倒す。
さっきもちょっと言いましたけれども、陰キンブレイって言葉ありますよね。
丁寧であればあるほど。
丁寧でありすぎるから逆にするみたいな、そういう言葉ですよね。
ですからそうしたことをしてみたり、
逆に中間距離、近すぎず遠すぎず程よい距離関係を保っておきたいというようなことがあれば、
そこまでガチガチに敬語で固めすぎず、
かといって崩しすぎず、
いわゆる溜め語を使わずに、ちょっと崩した敬語を使ってみるとか、
相手との距離を縮めたい、仲良くなりたい、お近づきになりたいというようなことであれば、
時には敬語というものは壁を作るようなことにもなりますから、
もはや使わないという選択肢をとる、徐々にですけれども。
それを徐々にやっていくと、サブリミナルじゃないですけれども、
相手も徐々に受け入れるようになってくる。
その途中で、あなたが敬語を崩していく途中で、相手からのメスが入ることがありますね。
ちょっとそれは言いすぎだよとか、まだ早いよとか。
であれば、そこで崩すことを途中で一旦やめればいいというようなこともあります。
こうした敬語をなぜ使うのかというようなこと、
そしてその敬語の活用方法、意味、
これは小学生ではわからないことだと思いますので、
何を今更というようなテーマではあるんですけれども、
より掘ってみるとこうしたことがわかってくるということもあります。
ですから敬語を使うにあたって、
今まで仮に無意識で使っていたなということがあれば、
場面や状況に応じて、今はこの人とこういう関係性を築きたいから、
こういうふうに敬語を使うというように考えてみて、
技術として活用ができるんじゃないかなと思います。
つまり何が言いたいのかというと、敬語。
これは敬語ということについて聞く、これは今更ですけれども、
ではこれをなぜ使うのかということを考えてみましょうというようなことで、
いわゆる常識、当たり前、当然、このようなことに焦点を当てて考えてみましょうということです。
これはあなたもそうだと思うんですけれども、
敬える敬えないに関わらず、
多くの場合、初めのうちは、それほどに仲良くないうちは敬語を使うと思うんです。
もしくは固定された関係性というものがあって、敬語を使って当たり前という関係性。
これらをひも解いてみると、いくつかのパターンがありますよね。
つまり敬語の使い方の有無で人間関係が変遷していくということですね。
こうした敬語のパターンというもの。
きっちり使うのか、ちょっと崩して使うのか、徐々に使わなくしていくのか、
いずれかを選ぶことによって、
相手との人間関係をあなたが思うような方向へと進めていくことができる可能性もある。
一人じゃないですからね、コミュニケーションは。
相手がいることなので、絶対はないんですけれども、そうした可能性が広がるということですよね。
これを意識をして使ってみると、技術として身につくようなものになっていくということですね。
仮にあなたが敬語を使えない、使わないということがもしあれば、
はいという言葉と最後のますです。
これさえ言っておけば何とかなりますので、
はじめはそれだけ意識したらいいんじゃないかなと思います。
私自身がね、かつては、大昔ですけれども、敬語というものの存在の意義を理解できずに、
全然使わないということがありましたので、
世の中そういう人も一定数いると思いますから、
使う人も使わない人も、こういう話を参考にしてみてくださいというようなところです。
ありがとうございました。