映画の舞台とテーマ
俺さ、アラスカに行きたい、南極に行きたい、北極に行きたいって、ずーっと言ってるんだけど、君覚えてる?
オーロラみたいって言ってたやつな。
そう、でも一人で行くのは、なんかちょっとハードル高いから、英語が喋れる君も連れてこうって思って、何度も君に打診してるんだけど、君は乗ってきてくれないよね。
いや、まあ、金出してくれるんやったら行くけどな。
それともう一つ君は言うよね。いろんな映画で見てるけど、そういうコントラストが白目の国にあんまりよろしい描写がないって。
まあ、今まで出てきたやつでも、日本で一番悪いやつらとかな。
そっか。
国内ですらそうやったからな。
まあ、やっぱり真実っていうのはさ、雪に埋もれやすいですからね。
おお、なんかちょっと詩的な、詩的やけど絶対良くないこと言ってる。
我らがジェレミー・レーナーのね、プリケツの死体を雪原に捨てられてたからね。
ああ、そうやった。
そうだった、雪にまみれてな。
まあ、春まで見つかんないでしょ、これはみたいな。
ジェシー・ジェームスの暗殺でな。
そうそうそうそう。
ああ、そうやったわ、あれも。雪に真実が埋められてたわ。
でしょ。
気持ちはわかるけど、今回は、まあそういう雪国って結構シビアだよね、いろんな面で。
ナタリーの事件と捜査
っていうのを、俺自身に言い聞かせるために、まず選んだっていうのと。
なるほどね。
あと、前回スワッと見たじゃない。
はいはいはいはい。
前回スワッと見て、あのジェレミー・レーナーやっぱ素敵だよねって話になったじゃん。
うん、しましたね。
雪がついたんで、今回は雪国かつジェレミー・レーナーということで、特集第2弾ということで。
はいはいはい。
ウィンドリバーっていう映画をね、持ってきました。
ああ、いいですね、ウィンドリバー。
はい、ご存知。
存じ上げてます。なんか飛行機で見たんやったかな、なんかのタイミングで。
え、アラスカ行く飛行機で?
アラスカには行った。
多分あのネバダ、ネバダの方やから、あのめちゃくちゃ砂漠の方やから。
ああ、そうなんや。
これさ、アメリカの方でも結構雪めっちゃ降る方に向かう飛行機でこれ流れてたらとんでもない飛行機やなって思ったんやけど。
めちゃくちゃ怖いね、それ。
そうそうそう、まあちょっと、あのちょっとどころじゃない、だいぶうつうつとした映画なんですけど、本当に素晴らしいんで。
あとアマプラでもこれ見られるんでね、そういう意味でも。
ああ、それええな。
そう、強いと思って。
見れるんか。はいはい、いいですね。
持ってきました。というわけでね、今回はウィンドリバーの紹介をしていきます。
はい、じゃあやっていきましょう。
いつものね。はい。
さじもとギリーのあれ見た。
この番組では、昔なじみのさじもとギリーがお互いに好きな映画見てもらいたい映画を紹介しあって感想を語りあっていきます。
今回はね、私がウィンドリバーをできる限りネタバレなしで紹介する回です。
ネタバレありの感想は次回お届けなので。
皆さんね、アマゾンプラ、アマゾンプラネット違うなんだっけ、アマゾンプラネット。
アマゾンプラネット。
やばいやばい。
全世界が。
グーグルとかアップルとかを全部潰してアマゾンが。
最強になった世界線の話。
ビジョンが見えたね今。
カーって入ってきた。
やべーめちゃくちゃ怖いなそれ。
今見えたの世界が本当に危なかった今。
怖い。
何十年か後には。
企業アマゾンの参加になったみたいな。
そう、ガーファーどころじゃねえからもう、Aしかねえからもう。
怖い。
Aしか。
Aしかねえもう。
まあ、さじまぐんはね、見たことあると言ってたけれども。
どうかね、最近見たのかな。
最近というかその飛行機乗ったのはいつかなそれは。
飛行機乗ったの、コロナの前とかやったはずだから。
じゃあもう年単位で。
結構前ちゃう。
18年、7年ぐらいとかちゃう。
そういうこと多分公開した後ぐらいに見てるはず。
自分はこれを見たのは約1年くらい前で。
アマゾンプライムを。
言葉選んだらちゃんと。
アマゾンプライムを開いて、
おすすめってところに、
カウボーイハットをかぶった見慣れた顔がいるなと思ったら。
雪原をバックにカウボーイハットをかぶって渋い顔してるジェレミー・レナーがいて。
ジェレミー・レナーがいて。
おーって思って。
再生ボタンを押したが最後。
いや素晴らしいハマってしまいましたこの映画。
いやこれほんまにええよな。
俺監督がめちゃくちゃ好きやねんな。
はいはいはい。
テイラー・シェリダンっていう監督が。
他も結構渋い映画撮ったり脚本書いたりとかしてるけど。
あーそうなんですねこれ系の。
そうそうそうそうこういう系の。
見たことない方もいらっしゃると思うんで、あらすじを頑張って短くしながら行ってこうかな。
よっしゃ行くぞ。
あらすじなんだけども、アメリカのね真ん中からちょっと西にそれたワイオミング州っていうところが舞台です。
で雪が深いところでね。
そういう雪が深い土地で、今雪がガンガンガンガン降る土地なんだけど、そこでネイティブアメリカンの拠流地っていうものがあるのよそこには。
はいはいはい。
ウィンドリバーっていうね名前なんだけれども表題にもなってる。
そのウィンドリバーである日、雪原の中でネイティブアメリカンの少女ナタリーの死体が発見されるのよ。
ナタリーちゃん。
でその少女の周りの雪だけ赤い絨毯のようになった、結構清算な現場だったんだけども。
直接の死因は0度以下の霊気を大量に吸ったことによる肺からの出血で、その血が喉に詰まって窒息死みたいな。
操作を進めていくとそのナタリーが骨幹の中10キロもの距離を裸足で走ってたことが分かって、何かから逃げてたのかと。
じゃあ一体何から逃げてたのかと。
しかも少女の体の検視を進めていくと、色んな傷とか人によってつけられた傷とかレイプされた跡があることも分かるんだけれど。
でも直接の死因じゃないからそれ。直接の死因はさっき言った通り窒息じゃん。自分の血による。
だから殺人事件の実証は難しいんじゃないかなってされちゃって。
現地に派遣されたFBIの新人捜査官のジェーンは正義感から事件の捜査を続けることを選んで。
でもさっき言った通り不安定な気候や慣れない雪山とかあって、捜査は難航しちゃって。
このナタリーの遺体の第一発見者である地元のベテランのハンターのコリーランバードっていうおじさんに協力を求める子で、これが我らのジェレミーレラーですね。
いやーかっこいいよな。
で、事件の真相を追う中で彼らはこのウィンドリバーっていう土地に根付く醜い真実に嫌顔でも触れていくみたいな内容なんですよこれは。
どうですか覚えてますか。
居留地の現実と映画の背景
だいぶしさわりなんですけどこれは。
結構なんかどんどんミステリーものじゃないけどさ、真相みたいに近づいていくにつれてすげーうわーってなった覚えはある。
だよね。
めちゃくちゃ軽い気持ちで見たけど俺、実は。キャストがキャストやん。今言ってくれたジェーンはさ、エリザベス・オルセン。
エリザベス・オルセンですね。
たぶんちょうどこのタイミングってmcuとかでマーベルの映画でエリザベス・オルセンはスカーレットイッチをやっててジェレミー・レナーは崩壊をやってて、その2人が主演なんやみたいな。主演のミステリー映画なんやっていう軽い気持ちで見たが最後って感じだったね俺も。
君も最後になっちゃったんだね。
最後になっちゃったな。
本当軽い気持ちで俺も見ちゃってね。どうせまた売られるんでしょうぐらいの気持ちで見たら全然違ったね本当に。
ってことでね、見どころみたいなの、こうやって今話しててもきっとわかんないと思うから、見たことない人は。
ギリー的に見どころなんだけど、1つか2つ。1つ目は、まず事実に基づいてます系の映画であることなのよこれ。
はいはいはい。
そもそもウィンドリバーっていう土地自体が本当にある。インディアン居留地っていう言葉をさっき自分はあらすじで言ったと思うんだけど。
ネイティブアメリカン居留地。
その通り。これは本当にアメリカ合衆国の内務省のインディアン管理局っていうところの管理下にあるインディアンの部族が今領有してる土地なんだよ。
そこでもあれだよ、政府機関の名前的にはインディアンなんだ。
そうそうそう。
そこ変わってないんだよな。
変わってない変わってない。インディアンの人たちが自治を行ってて、だからそのアメリカの中にあるんだけれども割と独立したような国の自治区っていうかそういう土地をインディアン居留地って言うんだけれども。
でももちろんねインディアンだけしかいないとかじゃなくて、インディアンじゃない人もいる。だからこの作品のコリー、ジェレミー・レナー演じるコリーのように外から来てこの居留地の中のインディアンの女性と結婚して定住するっていう人もいたりするわけ。
はいはいはい。
婚欠化が進んでるというかね、割と。で、実際あった少女の暴行殺人事件っていうのをこの映画ではモデルにしていると。
なるほど。
らしいですね。で、特定どの事件なのかっていうのも自分も結構ハマった時調べたんだけど、この土地の闇というかね、結構少女の暴行殺人事件とか薬物の乱用でショック死とか結構この都市で起きてたりして、どれかっていうのはちょっと特定できなかったんだけれども。
そんな起こってるんや。
だから映画の中でもこの治安の維持っていう点でこのウィンドリバー居住地は難点が指摘されてて、このウィンドリバー居住地の生活圏、人が住んでる生活圏はだいたいね山梨県くらいの広さなんだよこれ、面積調べたら。
でも山梨県くらいの広さなのにもかからず6人の警察官しかパトロールしてないみたいな。
おーまあそうなるか。
そうなのよ。山梨県で6人ってやばくない?
ああ人少ないもんな。山梨県6人やばいな。
やばいよね。
あれそうやなその山梨県。
そうなんだよ。この映画もそうだけど各メディアで治安のヤバさみたいなのが指摘されて、あるいは脚色される中で、現在はね割と増員されてるらしいけど。
はいはいはいはい。なんかそんな話アメリカのどっか他のとこでも聞いたな。
ああそうなんや。
なんかネットフリックスでドキュメンタリーになってるやつがあってそこもなんかこんだけいっぱい住人おるのに警察官が10人しかいませんみたいな。なんか問題いろんなとこであんねやろうなきっと。
と思うよやっぱアメリカって国は広いからさ。
広いもんなどっちでも。
単純に人手不足なんだと思うんだよね。
ってことなんで、この居留地にはインディアンの警察署みたいなのがあって、でも人手が足りないからこの映画でも居留地のインディアンの警察署の署長がFBIに捜査依頼をして、だからジェーンが召喚されるっていう流れがあったりするんだよね。さっき言ったエリザベス・オルセンだよね。
だからエリザベス・オルセンこの映画で最初こう呼ばれてきた時に薄い、なんかもうほんと骨幹の吹雪の中を薄いコートみたいなので来たりするんだけど、
はいはいはいはい。
え、こんなに寒いのここみたいなことを最初言って地元住民に呆れられてるシーンとかもあったりして。
はいはいはい。まあまあなんか言ったら関東の人が急に北海道行くみたいな感じなんだ。
え、こんな寒いなんて聞いてないみたいな。
そうそう。
超薄切れくるみたいな。
いやそらそうなるよな。
まあそういう流れが、事情があったりするんだな。
なるほど。
映画のテーマと社会問題
まあてかこんな感じで、拠竜地が実際抱えてる問題っていうのを真正面から取り扱って上質なミステリーかつ人間ドラマに仕上げた映画だから、
なんかこの、分かる?この見ながらさ、見ながらちょっと賢くなれるんだよ。そういう気持ちに慣れてお得。
ちょっとお前さ、なんか社会問題とかをさ、なんかこう映画でを通して見れてお得っていう感想やめた方がいいと思う。
でもさ、
お前ほんまに、30超えてんからさ。
いやでもさ、難しいさ、難しいさ、この新聞記事とかを見るより、なんかこう映像付きだからさ、
ああなんか、わりと悲惨な感じなんだなとかさ、分かったりもするじゃん。
でも確かに、なんかこうさっき言ってた少女暴行事件とか、すごい暴力的な事件とか問題とかが、
年間何件起こってますみたいなデータを言われたり、それを分析されたりするよりは、一個のストーリー聞く方が、
え、そんな怖いこと起こってんだよって印象には残りやすいよね。
感情移入しやすいしね、すごく。
ちゃんとそれぞれに名前がついて、それぞれの背景が見えて、事件を見るっていう方が、確かに何か糧にはなりやすそうな感じする。
そうそう、たとえちょっと脚色されてたとしたとしてもさ、やっぱり身につまされるというか、
グラフ見ただけではやっぱり、ああ増えてるんだ、減ってるんだとか、そんなことしか、俺はあんま感じにくいタイプなんだけど、
ジェレミー・レナーの演技
こっちの方が自分は身につまされていいなって感じ。
なるほどね、そういう意味を含んだお得やったってことね。
なんかタイパがどうの、コスパがどうのとかではなくて、自分的には、いいかな。
ちゃんと考えた上でのお得やったってことだよね。
言葉選びがね、壊滅的にうんこだからしょうがないね。
そうだよね、仕方ない。
ゴリラやから、いい言葉があったら教えてください皆さんね。
っていうのがある、実際に学びになりますよっていうところ。
自分も多分この映画見なかったら、インディアン拘留地とか、調べなかったと思うから。
はいはいはい、確かにな。なかなか日本からやとな、遠い話になっちゃうもんな。
なるなるなるなるなる。そう。でなんで、そういうような機会を与えてくれたというか、すごいいい絵画ですね。
っていう真面目な意見と、で二つ目が、やはりジェレミーレナですよね。
あのね、スワットの時に散々いじり倒させてもらったけど、ジェレミーレナさんには。
いやいや、めちゃくちゃすごいスルメのように楽しませていただいた。
まだ噛めるって感じだったもんな、ジェレミーレナはね。スワットの時は、いわゆるクズレナーですよ、あれは。
そうだな。
役柄で言えばクズレナーね。クズレナーからウツレナーへの華麗なる天神だよね、本当にこの映画では。
今回確かにハンターとしてはすごい優秀な人、役やったよな、確か。
そう、だが終始表情がとにかく暗い。なんかこうあまり多く語らなくてさ、常に何かに耐えてるような、一人で背負ってるような、
ずーっと渋い表情と怖い色をしてるのよね、なんか後衣室でさキンキンキンキンなんか逆着でメンヘラブーブー噛ましてたおじさんと一緒とは思えない。
あのあっさりとこでキレてる感じじゃないよね、今回は。
うちのことウルンみたいなこと、今回一言も言わないからね、一言も言わない。
あの後衣室やったらもうずっと黙って涙ながらに何かに耐えてるみたいな感じになるわけだね、スワットやったら。
確かにその自分はジェヌミレーのあっさりとこしか見てなかったんだなっていうのがこの映画で、そういう意味でも身につまされて、こいつ裏切られるか弓引いてるかどっちかやろみたいな、それぐらいの気持ちだったんだけど。
だいぶ舐めてんなお前、ハリウッドスターやぞ。
この映画を見て本当に反省しました、本当にアホでしたって本当に。謝罪しろと言われれば本当に、どこに住んでるかわかんないけど、ごめんなさいしに行ってもいいぐらい本当に反省したよ。
まあ会ってくれるんやったら謝罪しに行きたいな、確かに。
確かにな謝罪することで会えるんだったら全然謝罪するわ。
前も同じこと言ってたもんね。
この映画のジェレミー・レナー演じるコリーはさ、実際元々そんなに暗い人じゃなかったっていうのはだいぶ序盤でわかんない。
っていうのもコリーが自分の息子と接してるシーンが本当に序盤にあって、これはこの映画で貴重なレナーもといコリーの自然な笑顔が見られるところで。
だからこれが本来のコリーなんだろうなってわかるんだけど、でもこの劇中通して暗い顔してんの、不景気な面してんのよずっと。
なんかこの人過去にあったなっていうのが、劇中のうつレナーが醸成されてしまったんだろうな、過去になんかあったんだろうな、深い影落としちゃったんだろうなっていうのがわかるわけなの。
で、ギリーが自分を締め付ける何かに孤独に耐えてるキャラみたいなのがものすごく好きで。
いやでもわかるで、その気持ち。 わかる。ポイントは一人で耐えてることを深くは語らないことやね。
ケイシー・アフレックとかもそういうのうまいねんな。 そうね、そうそうそうそう。
はいはいはい、ジェレミー・レナーも今回はそうだったんや。 だから自分も結構ね、日常生活でそういう人間であろうと結構努力してるとこあって、俺。
ほんまに? 本当になんかいつも限界までね、なんかうんことか我慢するようにしてるし。
限界までうんこ行きたいとは言わない。 言わないしそう、耐えてる。一人で耐えてる。だからその状態でさ、中央線の通勤特化に乗ったりしてるからな俺。
新宿まで30分泊まんない? ああまああの、かっこいいよ、かっこいいかっこいい。
その30分は自分もね、レナーだからさ。 せやな。かわいそうやな、なんかお前うんこ我慢してる人と思われんで。みんなたぶん日本の今聞いてる人みんな勘違いしてると、あれなうんこを我慢してる人なんだと思ってる、たぶん。
電車乗ってる時の俺めっちゃ我慢してる人やから本当に。とにかくね、頻繁に裏切られては俺を売ったのかってキレるチンペラおじさんっていうイメージとは。
全然違う渋いレナー、浅い理解をしてた俺をいい意味で裏切ってくれる、そういう新たなジェレミー・レナーを見ることができる。この人こんなこともできるんだっていう嬉しさ。
確かに、ジェレミー・レナーってずっとこう脇役って言ったらあれやけど、そんなに売れてない時期があったけど、確か2010何年とかのハートロッカーってさ、戦地でイラックとかの戦争を行って地雷を解除する人、爆弾解体員みたいな。そこでもたぶん一人で結構抱え込んじゃうみたいな。
いやー素敵だね、かっこいいね。 そういうところがやっぱ上手いんやろうな、きっと。
本来じゃあその話で言ったらそちら側があれなんだろうね。
本来どっちなの、俺ジェレミー・レナーのyoutubeたまに見てるけど、娘への愛を歌にしてるところとかしかあんま見てへんから。
もうやめろってレナーの、レナーのなんかガチのレナーを披露してくるのやめろお前。
これはまた今度、ガチレナー回はまた作ろう。
皆さんあれですよ、このレナーさんはね、娘のためにオリジナルソングを作っちゃう系の人だから。
いやそうそう、すげえいい歌やしな。その話はまたしよう、ジェレミー・レナー特集をしよう。
愛が重い特集ね。
その話聞いてると、ほんまなんかケイシー・アフレックのマンチェスター・バイ・ザ・シーっていう映画の。
あるね。
ケイシー・アフレックとすごい通ずるところあるな、ずっと一人で何かを抱えてるっていう。
そういうのうまい俳優っておんねんな。
どしたん、何かあった話聞こうかってなんかね聞きたくなっちゃうタイプの顔してるから。
ああ。
大丈夫だって言うけど全然大丈夫そうじゃないみたいなね。
何かに妻に耐えてるようなね、本当にかっこいいっす。
陰鬱な雰囲気と結末
3つ目かこれで。
うん。
陰鬱なんだよ、これ映画。
そうだね。
陰鬱な雰囲気とストーリー、そして結末ね。
うーん。
治安にさ、治安に問題がある雪国で、過去に深い傷を負ったおじさんが、
女刑事と殺人事件を追うっていうこの要約でね、明るい話になる要素が一切なくて、やっぱり。
そうやな。
うん。でこれ雪国独特のさ静けさよ、雪のシーンってなる感じとかさ。
はいはいはい。
画面の白さ、もうなんか悪く、もう本当ブリーチみたいな感じなんだよ本当。
白いんだよ画面がなんていうのか。
なるほど、極端に情報量少ないみたいな。
そう、鮮やか。
悪い意味じゃなくて。
悪く言えばそれ鮮やかではないってなるんだけど、それがさ余計この陸の孤島感を示してるわけこのワイオミングの。
はいはいはい。いや確かに雪国ってそうやんな。
そうなのよ。
俺一年だけアメリカ行ってたって言ってたのも、前に言ってたと思うんやけど、ニューハンプシャーっていうそこもすごい雪国で、
なんか似たようなこと言ってはた。雪めちゃくちゃ降るから家と家の間すごい空いてて、雪降ってる間は結構孤立してるから。
なんかお互い不干渉みたいな感じでっていう。
自分に迷惑さえかからなければ何でもいいみたいな、思うことも結構あるみたいな。
そうだね。
地元の人が言ってたから、なんかそういうのあるんやろうな。東京の人が密集してるのとはまた別の怖さみたいなのがあるんやろうな。
実際の統計としてフィンランドあるじゃない。ザ雪国だよね。君も言った通り雪で結構出歩くこともあんまないし、家と家の間もすごい離れてますと。
フィンランドのうつ発症率って結構高いらしい。日本より高いらしいのね。
あっこう、白夜とかあるからみたいな話も聞いたことあるけど。
そうね。日照時間が少ないとかな。
にしてもまあ確かに雪の間って結構な。外で歩かれへんくなるっていうのは確かに。コロナ禍を経験するとよくわかるな。
他はやはりそのね、雪国全部がそうとは言わないけど、やはり死因としていて、人と人との活発な交流っていうのは控えめでみたいな。そういうところなのよね、この陸の孤島感。
そのこの映画ね、アッパーっていうか、ハッピーになる気持ちになるその場面がほぼなくて。そもそもね、よくよく考えてみれば、痛ましい死に方をした少女の無念を晴らすっていうさ、怒りが混じったような割とダークサイドよりの感情をヒーローが、ヒーローっていうか主人公側が軸にして動いてるわけ。ずっと最初から。
はいはい、まあそうやんな、そうやんな そうな、明るくなれるはずがないんだよ、こんな暗いよ、暗いこの怒りを主軸にしてるから。で、しかもこの犯人側もさ、ほんと驚くほどクズで。悲しくなってきちゃうぐらい、もう本当に犯人側もしょうもないってクズでさ、堅いりする余地がない悪って、もうなんか諦めみたいな何か湧いてくるよね。
そうね 俺なんか鬼滅の刃が俺すごい受けたのは、あの悲しき過去みたいなのをわかりやすくコンパクトにちゃんと描写したからだと思う、鬼の はいはいはい、確かに死に際とかになんかフラッシュバックで見えたりしてたもん あ、そうそう、それが鬼滅の刃を俺すごく深いものにしてると思ってるんだけど。
向こう側の視点みたいなの。しつこすぎず。 そう、こうさらっとさらっと流してくれるっていうのは確かにあったな。 だからある種の深みを与えてくれるんだけど、それがなかったらなかったで、こんなことになるんだっていう。こんななんか見てるこっちまでやるせなくなってしまうんだっていうような。
呪術回戦とかってさ、スクナとかと相手するときなんかよくイタドリが、あ、こいつらはどこまで行っても呪いなんだみたいなさ、あの感じ、諦めの感じに近いような。 近い近い、そう、それがね、この映画はね、あると思ってて、そういう虚無感みたいなのを。 いや確かにそうやった気がするわー 味わえると思うんだよ、この映画は。
映画のテーマと雰囲気
で、からのラストで、でそのネタバレになるから深くは絶対言わないんだけれども、なんか今までのこのうつうつとしたやるせなさっていうのは吹き飛ばすカタルシスみたいなのはありつつ、その直後にまた鬱をひとつまみしてくるみたいな。あ、おかわりあるんだみたいな。
まあまあまあなんていうか、その猟奇殺人者っていうほどではないんかもしれないけど、そうこういうちょっと鬱屈としたミステリー物ってやっぱ一筋縄では終わらんよ 終わらない、やっぱりそうなのよね、その本当に虚しい、本当にもういろいろ なんかさっきちょうど出してくれたけど、北欧とかのミステリー物ってたまに話題になるやん、映画とか。なんかそういうのに近いよな、暗っみたいな。
みんなで悪をぶっ飛ばしてイエーイ!じゃないんだよね いやーそうやったわ確かに そうなんだよね うわーこれもう一回見るのつらいな
名台詞とかもさ、すごく感想回で俺は取り上げたいけど、そのどれもが大体悲しい名台詞でさ、ネタバレしない程度に言うとそうだな、大事なものを失った後の人生についてとか、この主人公の一人であるジェレミー・レナーが言ったりするんだけど、その台詞とかすごい好きで、でも暗いんだよね、暗いんだよ、本当に
ちょっとそこも、まあでも今回は暗いってわかってるから見れると思うけど そう、あーでもね、ここで人が離れたらやばいから言うけど、ただね、ずっとその神奇臭いのだけあって、なんか虚無で終わるのかって言ったらそれと全然違くて、すごいこの血がたぎるシーンみたいなのがだいぶあって
大きな銃撃戦のシーンが中盤に一つと後半に一つあるんだけどさ、中盤は緊張感が半端じゃなくて後半はとにかくかっこいい、何がとは言えないが血がたぎりますね、銃撃戦のシーン、すごいかっこいいし緊張感もあるシーンもあって
でわけなんでちゃんとね、緩急はつけてあるから見れます、これ確か90分ぐらいの映画じゃなかったかな 1時間47分って書いてある だから昨今の2時間越えの映画よりもコンパクトだから
もっと濃かった気するけどそんなもんやったんや時間 濃いよねでも本当に見出したらあっという間なんだよね いやいいっすね楽しみ
というわけでシリアスでかつ重厚な人間ドラマで、そして生きてるってなんだろうねみたいなさ、そういうようなところに触れたい人はぜひこの映画を見ていただけるといいんじゃないかなって思うから持ってきました、どうですか見てください
いやもうもちろん見ますよテイラーシェリダン大好きやから はいはいはいはい
っていうかさテイラーシェリダンって確か今ジェレミーレナーと一緒にドラマ作ってるよね 仲良くなっちゃったんだこれでやっぱり
なんかメイヤーオブキングスタウンっていうドラマを確か作っててジェレミーレナー出てるなーって思ってたらテイラーシェリダンやみたいな
どういう役割で関わってるのかわからへんけどプロデューサーとかなんかライタープロデューサーどれかわからへんけど確か関わってたはずやから
そっかじゃあまたいろんなレナーを見せてくれるといいね せやと思うで多分レナーの引き出しみたいなのをいっぱい開けてくれる
そうねいっぱい開けてくれる人 クリエイターなんやと思うで多分
本当にねもったいなかったよね今までのレナーのこの自分の軽い受け取り方はねやっぱこの人は超一流なんだなーって思うよ俺は
いや俺この監督の作品で他にもめっちゃ推したいやつあるからちょっと今度持ってこようかな
よろしくお願いします はいぜひぜひ
まあということで今回はね時間的にもこんなもんかな
ではいろいろしゃべりたいところは来週の間奏会でやりましょう
そうですね いつも通り公式サイトからお便り送れるようになってますんで
お願いします 隠しコマンドを見つけてぜひ送ってくださいっていうのと
ハッシュタグあれ見たでツイートよろしくお願いします お願いします
あの中見たりとかねミンドリバー見たよみたいなのぜひぜひ言っていただければと思いますし感想とかもお願いします
コラムとか短編小説みたいなのも公式サイトに載せてたりするのでぜひ読んでみてください
公衆便所の壁とかにね書いてあるポエムとかそういうのを読むのが好きだった人はぜひ読んでみてくださいね
そうそうそうもうぜひねギリの渾身の落書きを見れるんで
ちょっとぐらい拾ってフォローしてくれると思ったらそのままいくのねやっぱね
いや俺は好きやであの落書き あの落書き
俺あの公衆トイレに書いてあるさなんかなんだろいやらしいこと一緒にしよう電話番号みたいなやつとか書けるかどうか
半日ぐらい悩んでたタイプやからな俺高校生の時めっちゃ万に受けてたから俺
なるほど そうそうそう公衆電話からやったらバレへんかもみたいな
めっちゃ考えたそうそうそうそうすごい考えてたそれ
わかるわなんか友達の電話からやろうかなと思ったりしたことあった
ありますかねやっぱりね
というわけでねぜひぜひお願いしますフォローぐらいですかね
来週は今日紹介してくれたウィンドリバーの感想会をやります
よろしくお願いしますね
というところでまた来週お会いしましょう
バイバイ