00:06
こんにちは。お聞きいただきありがとうございます。あきねです。
こちらは、2人の小学生の子を持ついちお母さんの私が、
ASDの息子を通して出会った行動分析学について語るチャンネルです。
突然ですが、日々思う育児について、
普段から褒める認めるを意識的に積み上げること、
そして、良くない行いをした時には叱ることを大事にしようというのが、
今現在の私の方針なのですが、この叱る時、
子どもとの信頼関係ができていれば、
怒鳴りつけなくても子どもは聞いてくれると思っています。
信頼関係というのは、その子のことを信じていること、
あなたを応援し、大人として守りたいと思っているよという事実が
子どもに伝わっていることだと思います。
そして、そんな大人の言う言葉だったら、
自分にとって有益なはずだと子どもは感じ取ってくれます。
子どもの方に受け入れ体制さえあれば、
あとは誠実さと一貫性を持ってこちらは接し続けるだけで、
子どもはぐんぐん吸収していってくれる。
何が言いたいかというと、例えば子どもがひねくれたことを言って
大人の言うことを聞いてくれなかったり、
わざとかという様子でイライラさせるような言動をする時に、
あの子はすぐそういうことを言う子だからとか、
あの子は意地悪な性格だなど、
子どもの内面に原因があるということにして、
対応を計画しないのはもったいないと思うのです。
行動分析学は、人の行動の理由を相手の内面、
性格や特性のせいにはしません。
もちろん性格は行動にも影響していることと思います。
でもあくまで〇〇な状況で〇〇という刺激が加わった時に、
□□な行動が起こる、のように分析します。
なのでだいたい何かしらのアプローチが考えつきます。
その状況を作らないようにしようかなとか、
外からの刺激を抑える方法はあるかなと思考できるからです。
でももしこれをその子の性格のせいということにしてしまったら、
その子の性格を変えない限り行動も変わらない、
みたいな結論になってしまいますよね。
そうするとこちらにはできることないよねと、
対応自体を諦めてしまったり、
または、「なんであなたはいつもそんな風なの?」と始まって、
03:00
最悪人格否定に走ってしまう恐れもあります。
この差、行動の原因を本人のせいにするか、
環境のせいにするかの違いがとてつもなく大きいと私は思います。
と言いつつ私自身も
我が子に対して、「もうなんであなたは!」と大きなため息とともに
言ってしまうこと全然あるんですが、
それでも、「おっと、待て待て!」と一旦状況整理にシフトできるのは、
行動分析学のおかげ、これもありがたいことだと思っています。
何しろ行動分析学は野生動物の行動も対象ですので、
性格のせいとかないんですよね。
ただ、こちらがこんな対応をしたとしたら、
おそらくこんな反応が返ってくるから、その時は…
というように、相手の特徴を捉えて作戦に生かすことはできると思います。
例えば、一人の男の子に、「〇〇っていうやつやってみない?」と提案した。
すると、案の定こちらの提案にそのまま乗っては来なくて、
「〇〇〜?×× だったらいいよ。」と無理めなことを言ってきた。
なので、「×× ?面白いこと言うね。
でも難しいから、…⬜︎⬜︎は?」という感じで、予測していればこちらにもちょっと余裕が生まれるし、
別にこの時に〇〇も、⬜︎⬜︎もしてもらえなくても、
やりとりを笑顔で終われれば きっと次のコミュニケーションにつながると思います
この男の子は意地悪ばっかり言う子。なんて思っていたらできないコミュニケーションなんですよね
今日は行動分析学は行動の理由を相手の性格のせいにしないというお話をしました
これによって何かしらこちらが取れる対応が見つかるので とっても重要ポイントだと思っています
ABAで広がれ!シンプルで楽しい生き方
今日も大事なものを大事にできる1日を
秋根でした