1. パリで学んだ「ブレない自分の作り方」
  2. Vol.445「自分の"違和感"や"苦..
2024-10-03 16:59

Vol.445「自分の"違和感"や"苦手"にご注目」

パリ美学のパリパッションプログラム(PPP)の中で、受講者のみなさんにとあるお題を出しました。それは「いつもの自分だったら避けてしまうことを、意図的に取り入れてみよう!」というもの。
今回は、自分の"違和感"や"苦手"に敢えて注目してみることメリットや、これを実践した受講生の例をお話ししています。

オープニングトークのテーマは「フランスからの国外退去命令」。パリで起きたある事件をきっかけに、今議論となっている国外退去命令についてお話しています。

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サマリー

このエピソードでは、自分の「違和感」や「苦手」に意識を向け、それらを取り入れることで新たな発見や出会いの可能性について考えています。居心地の良さだけでなく、避けがちな経験が成長のヒントとなるとされています。具体的な事例を交えながら、効率やコストばかりを追求するのではなく、未知の世界に一歩踏み出すことで得られる成長の可能性が示されています。

最近のフランスの状況
こんにちは、あきです。今日もパリで学んだブレない自分の作り方の時間がやってまいりました。10月に入りましたよね。
フランスもですね、やっぱり夏、オリンピックが終わって、パラリンピックも終わって、日常を取り戻しました。
すべてオリンピック用に作られていたものが取り壊され、全部が全部じゃないですけど、ほとんど取り壊されて、
昨日たまたまFL島の方にも行ったんですけど、FL島の周りの立ち入り禁止のところも、また普通に入れるようになってました。
フランスはですね、実は前にも言ったと思うんですけども、いわゆる国民議会、日本でいう衆議院が突然解散になって、オリンピックの前に選挙が行われたんですよね。
それでマクロンのいる会派が大多数を取れずにいて、そのネゴシエーションで新しい首相も決まらず、そのままオリンピックに入ってしまって、気づいたらもう9月になっていたという感じで、結構間が空いてしまっていたっていう感じなんですよね。
やっと疎閣終わったみたいな感じです。
そういう中で最近のちょっとしたニュースなんですけれども、ある女子大生がブローデュの森っていう、パリの西側にある森で殺されて見つかったっていう事件があったんですけども、それ自体は普通の社会面の一記事みたいな感じなんですけども、
今回なぜ話題になっているかと言いますと、実はこの女子学生、ただ殺されただけじゃなくてレイプされたっていう、それで遺体が遺棄されたっていう事件なんですけども、この容疑者がモロッコ人のとこで、今回スイスで逮捕されたんですね。
この人はどういうストーリーがあるかというと、実はこの人22歳のモロッコ人なんですけども、17くらいの時にモロッコからフランスに来て、レイプの罪で有罪になって、そのまま刑務所に入り、今回国外逮捕命令っていうのが出てたんですね。
ただですね、この国外逮捕命令が出ていたんですけれども、実はその国外逮捕命令というのは、相手側、この場合でいうとモロッコ側が受け入れるというプロセスを経ないと、勝手に出てってとは言えないらしいんですね。
そうこうしているうちに、実は2回目の事件が起きてしまったと。国外逮捕命令っていうと、私のイメージだと、速攻空港に連れてかれてはい出てけみたいな、簡単に飛行機の問題とかあるからそういうのは難しいと思うけれども、どこかにそれまでは習慣されている可能性があるのかなと思ったら、その間結構自由らしいんですよ。
自由ではないんですけど、自宅監禁、軟禁みたいな感じで家から出ちゃいけないって言われてるんですけど、だからといってそんな細かく警察がずっと監視してるわけでもないし、気づいたら家からいなくなっていて、実はスイスに行っちゃっていたと。
今回スイスはユーロ圏内じゃないですけども、そこで見つかって逮捕されたと。そこで今回は国外逮捕命令が出ている人に対して何らかの措置をしないとこういうことが起こっちゃうよと。
つまりは彼はすでにレープの罪で有罪になっているわけだから、国外逮捕していればこの2回目の女性は殺されなかったかもしれないってことなんですよね。
その女子学生っていうのがフィリピンヌっていう女性で、彼女の写真がもうあちこちに貼られていて、そういう国外逮捕っていうものに対してどういうふうに考えるかっていうので結構話題になってます。
実際はだからといって、今のところ毎日のようにニュースで行われますけれども、ある意味極左というか左側の人たちは人権っていうのを盾にそういうことをしちゃいけないみたいな、そこのせみり合いが行われていると。
今回私も初めて知ったんですけど、OQTFっていう4文字、これ国外逮捕命令なんですけれども、obligation du quitte territoire françaiseっていう意味で、要はフランスのエリアから逮捕するっていう義務ですよね。国外逮捕命令なんですよ、まさに。
この言葉をしきりに出てくるようになったというかね、言われるようになってきたという感じです。実際に私も一応移民じゃないですか、移民なんですよ。フランス国籍持ってるわけじゃないので、やっぱり旅行の時に結構細かくチェック受けるんですよね。
例えば鉄道とかだったら全然問題ないんですけれども、飛行機乗るときは家族4人で飛行機乗るんでも、ユーロ圏内だと彼らは別にパスポートいらないじゃないですか。なのでフランスの身分証明書、そこにフランス国籍の身分証明書ですよね。これさえあれば全然自由に出入りできる。
私は自分の身分証明書を出して、これはフランスに住んでます身分証明書と日本人であるパスポートを両方出さなきゃいけないんですよ。日本人のパスポートだけだとあなたが住んでいる証明にはならないんですよ。つまり旅行者と同じ地付けなんですね。
なぜかというと私のパスポートにはフランスに出入りした記録があることがあるんですけれども、旅行者として入っているのか、ちゃんといわゆる滞在許可を持って入っているのかわかんないんですよ。
なのでそこでここに住んでますと、移民ですけどちゃんと住んでますっていう証明書を出さなきゃいけないんですよね。
これが私だけ手間かかるんですよ。当たり前ですけどね。必ずやっぱり聞かれます。ポルトガルでも聞かれましたね。
ポルトガルに行くときも聞かれたし、行くだけなのにフランスに住んでるのかとか言われて。
これ出国とかじゃないんですよ。チケットカウンターですよ。いわゆるチェックインですよね。実際にヨーロッパ便は出国審査とかないですから、いきなりセキュリティなんで、その飛行機のチェックインで私の場合はチェックされていると。
これ帰りもそうですね。ポルトガルの時も同じでした。
ということで、やっぱりこのヨーロッパに住んでいる国籍じゃない場合っていうのは移民ですから、その移民で正式に暮らしているという証明を出さないと、私ももし言い方悪いですけども、期限が切れてしまっていたら、私の場合来年なんですけど期限が切れてしまうと不法滞在になり、
場合によっては国外退去命令が出てしまう可能性があるということになります。
そういう意味では、私も別に罪を犯しているわけではないんですけども、移民っていうのはそういう立場なんだよっていうことを改めて考えさせられています。
自分の違和感に向き合う
ということで本編スタートです。
本編です。
今日はですね、ちょっと面白い話をしたいんですけども、意外に思うかもしれませんけど、こういうもんだと思って聞いていただきたいと思います。
PPPっていうパリ美学の講座で、ちょっと意外な命令っていうんですかね、これやってみーっていうことを提案したんですね。
それは何かっていうと、ちょっと細かいところを省きますけども、自分の好きなことばっかりやっててじゃダメよっていう話をしたんですね。
自分が気に入っているもの、自分が気分が良くなるもの、そういうものは非常に大事。
自分の場所、居心地の良さ、こういうのを大切にする上で、自分の好きを知ろう、好きなことだけやろうっていうのは大事ってよく言われると思うんですけども、
ある意味、反面教師的に、自分が嫌だと思うこととかね、あるいは嫌いな人とか、とにかくある意味、自分にとって一見避けてしまうような違和感があるものっていうものを意図的に取り入れてみましょうって話をしたんですね。
もっときつい言い方をすれば、好きなことだけやってちゃダメよっていう話なんですけれども、その意図は細かく言うと何かとなってしまうので、簡単に言うと、自分のコンフォートゾーンから出たところに実は結構ヒントがあるんだよっていう話なんですね。
あくまでもこれはゴールをイメージしているということとセットなので、ただぼんやり自分の嫌なところに飛び込めっていうわけではなくて、やっぱりあくまでも自分のゴールっていうのをイメージした上で、いつもの自分なら避けてしまうようなこと、いつもの自分なら絶対やらないようなこと、そこに実は大きな出会いがあったり、縁もあったり、ヒントがあるケースがあるんですよ。
人がどうしてもコスパとかタイパっていうのを気にして、これに無駄なものはやらないっていうふうに考えがちなんですね。
もちろん何かやることが決まったらそれは大事なんだけれども、それがまだそこまで決まってないとか、そこに全部突入する場合でない場合は、あえて自分が前振りしていくようなところじゃなく、案外自分が違和感があるものっていうところを意図的にやるっていうのが、
実は遠回りなようでいて、実は近道なんだよっていう話をしたんですね。
いろいろ細かい話をして、結構衝撃的な話をしちゃったんですけれども、これって私自身もすごく意識してるんですよ。
自分の好きなものに囲まれるっていうのはいいことなんですけど、本来いいものだけ見ればいいものしかわからないわけだから、それでいいんじゃないかっていう考え方もあると思います。
でも私たちって薬も毒もあるから薬の良さがわかるんじゃないですかね。
違和感への挑戦
と考えるならば、あえて毒に突っ込んでいくっていう、まあ死んじゃダメですよ、死んじゃダメなんだけど、カタクナに断るっていうのは、それはもうコスパとタイパに沿った生き方なんですよ。
私はコスパとタイパが悪いって言ってるわけじゃなくて、本当の人間性であるとか、非惰であるとか良さっていうのは、ある意味非効率的な世界にあるんじゃないかと思っていて、
なのでそういう、私今年の頭にも言ってたんですけど、余白のある世界っていうのに実はすごく大きな豊かさがあったり、結果的にはゴールにつながる何かがあるんじゃないかというふうに思ったわけなんですよね。
なのでそういう考え方もあるよっていう話をしました。
でね、これ自体やってみるかやってみないかは別にして、私はそういう考え方があって、やってみたらいいよって言ったんですね。
実際に私も今までの自分だったらもう絶対やらないかもなって思ってた。
でも気になるものがあったんですよ。
そこにあえて入ってみたり、自分だったらもうやめてしまいたいっていうところを受け入れてみたり。
あるいはこの人めっちゃ苦手っていう人とコミュニケーション取ったり。
こういうのはね、ちっちゃなことだけど結構やったんですよ。
そうするとそこでしか味わえない何か、ちっちゃなことですよ。
どう結果がどうなるかっていうのはもちろんこの後の問題なんだけども、
たいかコスパだけを狙った世界とは違う世界が見えるんじゃないかと思ってます。
どういうふうに考えますか、皆さん。
私はそういうふうに考えてやってみました。
実際にPPPのパリ美学の人が今までだったら絶対行かないお料理教室に行ったんですって。
全く今まで興味がなかった。
あえてちょっと誘われたので、たぶん今までの彼女だったら断ってたかもしれないけど、興味そこまでないけど行ってみたんですって。
それは彼女にとっての大きな一歩じゃないですか。
今までだったら断ってたかもしれないお料理教室にあえて行ってみた。
その時にどう思ったっていう感じで聞いたら、実は行ってみたら料理の先生がめちゃめちゃ熱くてすごい勉強になったと。
こんな情熱を多分お料理の話なのか、すごい自分のやってる活動ですよね。
あとはお料理に関してすごいパッションで語っていて、かえって勉強になったというふうに言ってたんですね。
これは面白い気づきなんですよね。
やはり彼女はもともと健康系のお仕事をされていて、生徒さんもいらっしゃるんだけども、たぶん健康系のお勉強とかそういうのはやってて同じ業界の人しか見てなかったんですよ。
ある意味異業種で眺めた時に客観的にその先生を見られたんだと思うんですよね。
だから逆に同じ業界だったらもしかしたら気づかなかったかもしれないその世界をお料理という形で知ることができた。
だから正直お料理を習った習わなかったとか、それがいいメニューだったかどうか、そういうレシピがどうとかそういう話じゃないんですよ。
全然違うところでヒントを得られたんですね。
ここが私が言っている効率とかそういうものばっかり求めると、一見気づかない豊かさに気づけない可能性がある。
これをあえて自分が今まで考えなかった世界に入っていった方が逆に体験しやすいよっていう話なんです。
だからあえて今までだったら突っ込まなかった世界に顔を出してみたり、
自分が苦手だなとか嫌いだなとか思っている人と会ったり、一種の違和感みたいな感じですよね。
本当に心から嫌いな人のところに行く必要ないと思うんですけど、
でも今までだったらちょっと避けてたかなっていう人のところに行ったら、そこに大きな情報とかいいヒントをもらったりとか案外あるんですよね。
それがゴールとつながっているケースが実はあったりというのもあります。
これは本当好き嫌いで実践するかどうかもあなた次第なんですけど、
私はここに実は自分の思い込みを外す視点があるんじゃないかなと思って、
今日は簡単ですけれどもシェアをさせていただきました。
新たな体験への一歩
またこういったことが実際経験したよっていうのがあったら、ぜひ私にもシェアをしていただけたらと思います。
それでは次回お会いしましょう。ありがとうございました。
いつも聞いてくださり本当にありがとうございます。
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