1. パリで学んだ「ブレない自分の作り方」
  2. Vol.64「フランスの姓のつけか..
2017-06-15 14:27

Vol.64「フランスの姓のつけかた」

「姓(苗字)について、日本とフランスの考え方の違いを知りたいです。
夫婦別姓について、日本では通称使用が認められているということで改憲されませんが、現実はそうではなく、ほとんど女性が改姓することになるので、とても性差を感じています。」
という質問をいただきましたので、
フランスの結婚後の姓について、また子供が生まれた時の状況についてお話しています。

オープニングでは、またまたやってきます、ヴァカンスについてです。


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こんにちは、アキです。
今日もパリで学んだブレない自分の作り方の時間がやって参りました。
今日もさゆみさんどうぞよろしくお願いいたします。
6月の半ばということで、またやって参りました。
バカンスの時期が。
ということで、今回また7月の頭から8月いっぱいまで夏休みということで、
子どものいる人たちにとっては、嬉しい反面、頭を悩ませる。
季節のオーガナイズが全て大変ですよね。
フランスは6月が年度末、日本でいう3月になるので、
やはり6月ってイベントごとも多いし、何が大変かというと、
7月、8月のお誕生日の子たちのお誕生日会をするというので、
ますます週末が忙しくなったりするという感じなんですけども、
今年のバカンスはどんな風に過ごされる予定なんですか?
また日本に行きます。
家族でいらっしゃるんですか?
1ヶ月半ぐらいですね。7月の頭からいって、8月の中旬ぐらいまで。
また学校に?
日本の学校に幼稚園と小学校に子どもたちを入れていただく予定です。
その後はどこか旅行されるんですか?
その後は、主人の友人が日光の方に、栃木県の方に住んでいるので、
そちらに遊びに行って、その後東京にまた1週間から10日ぐらいですかね。
行って、フランスに帰るという感じですね。
じゃあ今回は沖縄とか、あっち側はないんですね?
去年沖縄に主人が行って、熱中症になってしまって、
ちょっと大変なことになってしまったんですね。
なので今年はあまり熱いところには行かないということですね。
あきさんのお家は?
私も日本なんですけど、多分さゆみさんよりも早く出発して、
今回は学校だけ入れて、7月のいくつかなぐらいまで行って、すぐフランスに帰ってきます。
逆にこちらでフランスでバカンスですね。
夫が2年に1回しか日本に行かないので、今回は日本でバカンスではなくて、
行きたかったコルシカに行きます。
夢のコルシカ。
マポレオンのね、出身地ですね。
もうイタリアにほぼ近いところで、島なんですけども、海もあり、ちょっとした山もあり、
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かなり自然があるところで、食べ物もおいしい。
コルシカはコルシカのワインもあるし。
今回は彼のうちの夫の弟がビラみたいな、そういうのを借りて、
そこが毎年2回ぐらい行ってたのかな、彼らは泳ぐって。
で、海目の前だし、プールもあるし。
みんなで行くっていう感じですか?
で、そこを勧められたんですよ。
彼らはもう3回ぐらい来てるから、もういいって言って、
でもどうせコルシカ行くんだったらそこ借りなさいみたいな。
お勧めみたいな。
という感じで、今まではずっと車で、スペインも車で行ってたし、
結構車で荷物をバーンと乗っけて行ってたんですけど、今回、飛行機で行くのね。
うち毎回飛行機ですよね。
でも荷物が限られるじゃないですか。
車、お尻が痛くなるんで、もうね、セフィンに文句言ったんですよ、嫌だと。
それでもうなくなりました、車移動。
私は空港まで行って、荷物を預けたりして、また荷物ピックしてとかっていう、
そうすると持ってきるものも限られてるし、
コルシカ行ったら車借りるんですけど、ちょっとどうなるか分からないですが、
大丈夫ですよ、楽しみ。
今回は本当に2週間、海と。
コルシカの人になって。
コルシカの女になって帰ってこようかなと思ってます。
はい、だから8月半ばからはもうパリからいますけど、
そこからはずっといますので、また日本から戻られたら遊んでください。
こちらこそ。
はい、それでは本編スタートです。
はい、それでは本編なんですけども、今実はこれ公開収録をしていて、
公開収録にあたって質問を結構いろんな方からいただいて、
たくさんの中からちょっと選ぶのも大変だったんですけども、
確かにこの話してなかったかもみたいなところもあるので、
まずはちょっと質問を読みますね。
はい、お願いします。
性、苗字について日本とフランスの考え方の違いを知りたいです。
夫婦別姓について、日本では通称使用が認められているということで、
改憲されませんが、現実はそうではなく、ほとんど女性が改正することになるので、
とても性差を感じています。
という水穂さんの方からの質問なんですけど、
さゆみさんは日本で結婚されたので、日本式でフランスの名前になったということですか?
日本式で…
要は性は選べたの?
性は私は作りましたよ、自分でジラールっていう性を。
それはやっぱり、例えばじゃあ旧姓でいたかったら…
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それでもいいし、旦那様の名前を生かしたかったら作ってくださいって言われて、
作るっていうのも面白いなと思って、私はジラール性を作りました。
じゃあそれはフランスの方でいいですよって、これは日本でもそうなんですか?
外国人と結婚するとそういうことなんですか?
日本でジラールっていう性を作ったんです。
フランスの方ではどっちも使うので、ジラール仲の…
ってやってるってことですね。
基本的に私はジラールなんです。
フランスでも、日本でも。
でも子供たちは別。
例えばジラールっていう名前を作ったわけじゃない。
その下に戸籍としては名前が子供たち入るわけですよね。
日本では子供たちはジラール、オレリーとかね。
ユリアっていうね。
じゃあ旧姓入らない。
もう一切無くしました。
入れようかと思ったんですけども、
フランスの名前と一致させたかったので、
もういいやと思って。
でもね、その前に、
何でしたっけ?
鑑定士さん?
生命判断みたいなやつ?
生命判断の方に見ていただいて、
画数とか…
ジラールでいいよ、みたいな。
チェックしていただいて、結局ジラールの方になったと。
じゃあ画数が良くなかったら、
仲のままになってたかもしれないということですね。
戸籍っていう考え方って、
日本だけ?
そう、日本と韓国と台湾。
そうなんですか。
アジアの国らしいんですけど、
やはり戸籍が当たり前と思っている日本の人にとっては、
実は世界の中から見ると特別な存在であるっていうところを
まず認識した方がいいなっていうのと、
フランスは女性が結婚すると、
名前はどっちを選んでもいいんですよね。
でも元々の名前図、永遠についてきますよね。
ついてきますよね。
旧姓なんとかって必ず入りますもんね。
旧姓をいつも聞かれますよね。
だからそれでもいいし、
旦那様の名前と自分の名前をくっつけちゃう。
配分でくっつけるから、すごく長い名字の子も。
うちの子たちはそうですよ。
そうなんですか?
そうです。
中野を入れてるんですか?
中野ジラールですよ、子供たちは。
付けました。
その中野を前にするか、ジラールを前にするかは?
もう勝手に私が中野ジラール。
中野を前にしました。
権限があったんですね。
夫は何も好きにしてと。
なるほどね。
そうですね。
面白いですね。
だから子供たちは、昔はフランスも子供が生まれたら
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お父さんの名前をつかなきゃいけなかったんですよ。
だったようですね。
それを法律が改正されて、
お母さんの名前でもいいし、
お母さんとお父さんの名前もくっつけてもいいし、
自由になっているので、
だから苗字がハイフンで続いている長い名前の子は、
基本お父さんとお母さんから両方取ったっていうケースが
多いんじゃないかなと思います。
うちの子です。
そうですね。
いつもそうなんですか?
ハイフンでやってるんですね。
全て、医者に行くときも中野ジラール、中野ジラール。
常に中野ジラール。
時々省略するときは、
学校とかね、
ジラールだけにしたりとか。
そうなんですね。
基本的にオフィシャルな書類は全て中野ジラール。
なるほど、なるほど。
そういう感じだったんですね。
だから選択権がいっぱいあるのは、
好きなようにね。
できる。
できることですよね。
だから私の場合は、
作るって発想もなかった。
私フランスで結婚しちゃって、
その戸籍を日本に移さなきゃいけなかったから、
日本に行ったらまた違うのかもしれないんですけど、
もう私の名前のまま、
私を筆頭者にして子供がくっつながったという感じで、
その時も子供の名前を、
子供の名前は私の旧姓なんだけれども、
フランス名をつけるか、
日本の名前だけにするか、
フランスと日本の名前を両方つけるかっていうのを選べる。
そうですね。
っていうことで、
うちの場合はフランスと日本の名前をくっつけて
一つの名前にしちゃう。
うちもそうです。
くっつけろって言われました。
区役所で、日本のね。
私は最初の子供を日本で産んだので、
区役所の方がいろいろ説明してくださって、
フランス名、日本語名をどっちもつけたかったら、
日本の戸籍の場合、くっつけろと言われました。
強く勧められたわけですね。
そして、苗字も、
例えば中野ジラールとか、
中野ジラール、オレディ、ユリアとか、
とても長いんですよ。
長いから。
苗字は、
一個にしよう。
旦那様の名前にしてみようと思って、
面白い。
で、罰になったら元に戻ればいいやと思って、
っていう感じで、ちょっと新たな。
私もね、思ったんですけど、
友人がね、フランスではフランスの名前を使ってるんですよ。
で、セカンドネームに日本の名前がある。
で、日本の戸籍は彼女の旧姓と、
日本の名前だけしか入れてないんですよ。
じゃあ全く日本人の名前みたいな感じですね。
日本人も、例えば佐藤なんとかさんみたいな感じなんだけど、
だから、日本の名前とフランスの名前が全く一致しないんですよ。
苗字も違うし。
だから、別人のように見える。
そうですね。
で、その、どう考えるかも、
それも逆に言うと親が決められる。
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うちはもう、どっちでも同じがいいから、
してしまったし、
フランスではフランスの名前だけにしてしまいましたけど、
それも、さっき言ったように、
日本名とフランス名をね、
日本とフランって分けるってこともできるっていうことなので、
そういう意味では、
政策っていうよりは、
自由っていう感じですよね、どっちかっていうかね。
そうですね。
自由度の高い。
親の意思に任せるみたいなところがありますね。
だから、ちょっと日本がね、
その戸籍とか苗字っていうのにやっぱこう、
こだわるところはありますね。
なかなか改正されないとか、
その夫婦別姓の問題とかっていうのも、
多分、変わりそうにいつも変わらないから、
まだもうちょっと先なのかなっていう。
多分、結婚が全てのベースにあるから。
そうなんですよね。
別に結婚してない家族が、
例えばフランスとかヨーロッパにはたくさんあるじゃないですか。
いわゆる事実婚っていう意味ですよね。
なので、苗字が違う夫婦というかね、カップルが山のようにいるので。
50%ですよ、今。
お父さんとお母さんの苗字が違うっていうカップルは、
離婚も事実婚も含めて50%いるっていうことなので、
多いですよね、フランスは。
ということで、
日本とは全く別世界だと思っていただければと思います。
ありがとうございました。
パリプロジェクトで検索していただき、
そちらのお問い合わせからポッドキャストを選んでいただき、
質問や感想を送ってください。
どしどしご応募お待ちしています。
また来週のパリから学んだぶれない自分の作り方をどうぞお楽しみに。
さゆみさん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
秋でした。
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