1. 愛の抵抗
  2. #79 不足するひとり時間
2025-12-02 21:09

#79 不足するひとり時間

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ほかにも好きなデートのプランは?嫌いな人間の見分け方は?なんでもOK!

サマリー

ひとり旅を計画する中で、結婚後の生活における一人の時間の重要性とその難しさについて考察されます。アメリカのポートランドへの旅を通じて、お互いの時間を大切にしながらも、一人の時間をどのように確保するかがテーマです。このエピソードでは、30代に入ることによる自身の20代を振り返る過程での葛藤や変化の重要性について語られています。特に、独身時代の経験を整理することや、一人旅行の必要性がテーマとなっています。

00:01
愛の抵抗
こんばんは、あさちゃんです。
しだちゃんです。
この番組は、ちゃんとできないみすじふたりが、ゆるりと資本主義に立ち向かう番組です。
ひとり旅の計画
実は、来年の2月にですね、ちょっとひとり旅をすることにしたんですよ。
へー。ひとり旅?
もともとひとり旅とか、よくしていたので、20代の子とかね、学生の子とか。
なので、もちろん結婚してから、妻と旅行行くとかはあったんだけど、ちょっとひとり旅、やっぱ行きたいなと思って、行くことにしたんですけど。
へー。
そう、アメリカに行くことにしました。
すごいね。海外なんだ。
はい、もう海外、せっかくなら行こうと思って、海外にしてもらって、アメリカのね、西海岸のポートランドっていうところにちょっと行ってくるんですよ。
あー、聞いたことある。
はい、なんかカルチャーが話題になるというか、街づくりだったりとか、行ってしまえばチェーン店とかじゃなくて、個人のみんな独立したお店が盛り上がってるような街に行って、ちょっと4日間かな、4日間楽しんでこようと思ってるんですけど。
そう、でね、なんかやっぱこう、ひとり旅をするっていうところに対して、やっぱりなんか若干の抵抗感があったんです。
はいはいはい。
それは、結婚して1年もう半くらいかな、経つんですけど、基本的にやっぱりこう2人で生活してるから、もちろんおのおの飲み会あったりとか、自分の仕事があったりとか、それぞれの時間を大事にはしてるんだけど、
なんか長く家を開けるみたいなことに対して、なんかやっぱりちょっと僕も抵抗感があって、それもましてや1人でとかっていうふうになる。
だからちょっとなんか、今回ひとり旅行きたいなって思ったタイミングで、直談判したんですよ。
はいはいはい。
ちょっとボーナスも入ったし、10万円とか15万円くらいでちょっと行かせてほしいっていうふうに言ったら、なんかね、最初驚かれるかなと思ったら、なんか意外と、あ、そうなんだみたいな。
行ってきてよ、みたいなこと言ってくれて。
で、なんかね、僕としては意外な反応というかだったから、なんかそのシーンを聞いてみたら、彼女からした時にこの1年半くらい、かつて僕に見れてたフットワークの軽さみたいなところがあんまり見受けられなかったと。
はいはいはい。
まあ、もちろん家にね、基本的に一緒にいたりとか過ごしたりするから、彼女との時間を過ごすために一緒に住んでるのもあるし、結婚を選んだっていうのもあるんですけど、なんかその中で、なんかあんまりでもフットワークの軽さみたいなところが減ってるように見受けられてて、なんか私が縛りつけたりとかしてるようなことないんじゃないかなみたいなことを思っててくれたの。
そうなんだ。
で、その中で今回、僕が一人旅行きたい、アメリカにって言ったから、なんか逆になんか、あ、もうそれだったらぜひ行ってきなよみたいな感じで、もう後押ししてくれたっていうのがあったんですよ。
めっちゃいい人やな。
ね、ほんといい人、ありがたい人で。
絶対言えないかも私。
いや、そうじゃないすか。
すごいな。
おそらくそうだとは思うから、一応ちなみにね、ちゃんとそこはバランスはとってて、僕がもう、アメリカ行こう、ポートランド行こうって言って、直談判した直後に、もうチケットを取ったの。
飛行機のチケットとホテルを。
で、そしたら、隣で彼女はなんか、友達とLINEとか電話ちょっとしてて、そしたら、あ、ちょっと再来週くらいに長野に旅行行ってくるからって言って。
はいはいはいはい。
で、実は今日、収録日なんですけど、妻長野に行ってるところなんですよ。
そうなんだ。いいね。
そう、だからなんかそういうふうに、お互い、友達とか自分の時間とか、なんかこうやりたいことやってるような感じでいられてるんだけど、
一人の時間の確保
なんかさ、一人の時間作るの大事だと思ってる一方で、一人の時間作るの難しくなってない?っていうところを話したくて。
確かにね、それたまにめっちゃ思うかも。
なんかさ、僕もその以前、よく飲み会とか行ってたんだけど、飲み会の回数をね、すごい今減らしてるの。
それはなぜ?
自分の考えを深めたり、振り返ったりする時間が欲しいと思っちゃって。
はいはいはい。
なんかそういう時間を作るってなったら、普通に仕事終わったら家帰って、お風呂チャポンって入りながら考え事したいし。
例えばなんか本読んだりしたいし。
まあもちろん妻と話す中でそれが深まるっていうのもあるんだけど、
なんかみんなでワイワイガヤガヤより、そういう時間を大事にしたいって思う比重が大きくなってきたのね。
なるほどね。
でもなんかその一方で、例えば、仕事が変わったとか、仕事上の付き合いがある、会食があるとか、
あとはなんだろう、友達付き合い、引き続き友達付き合いやっていくとかってなってくるとさ、
あとご家族があるとか、お子さんがいるみたいなことになってくるとさ、パンパンじゃん。
いやマジでパンパンだよな。
それ、そういう時が今後引き続き出てくるだろうけど、みんなどうやってんのそれ。
いやなんか怖いのがさ、最近ちょっと話飛んじゃうかもしれないんだけど、子供とか産んだらどうなっちゃうのって。
いや思うよね。
なんかもう一人時間とかっていう概念なくなる?もしやしばらく数十年間みたいな。
ないよ。
こと思うわ、たまに。
職場の同僚でさ、全然男性も女性もだけ結婚してる方とかいらっしゃって、もちろんお子さんがいらっしゃる方もいるから、
でも彼らの話聞いてたら、自分の時間ほんとないというか、なんかこっそり夜な夜なゲームやってますとか。
なんかそういう感じになってる。
なんかその、だって僕の同僚は普通に朝8時ぐらいに出勤して、仕事して、で娘との時間大事にしたいってことで、
ほんとに18時とか19時頃にはもうパッて帰って、でそれでお家で過ごしてってやられてるけど、
なんか自分の時間どう作ってんのかなってすごい気になっちゃってる。
なんか、となしばブルーっていうポッドキャスト私好きでよく聞くんだけど、
となしばブルーで、お子さんのこととか、いろんなことで自分の時間が取れなくなって、
リベンジとして夜更かしをしてしまうっていう話をしてて、どっかの回で。
それめっちゃわかるなって思った。めっちゃわかるっていうか、そうなりそうやなって思った。
いや、ほんとそうだと思う。
で、それで夜更かしして、朝起きて、寝不足でみたいな。
で、また子育てしてとか。で、おそらくあとお子さんが小さいって夜泣きとかもあるからね。
そうだよね。なんか、同級生とかでも。
夜更かしもできないよね。
ほんとだよね。怖いことは。
なんかその、同僚とか見てて、特にメンズだけど、男性人はもうお子さん出来合いしてる方々ばっかで、
もう仕事はパッパって終わらせたいし、っていう考えの方多いのね。
で、その中で、ま、でもかつては20代の時は飲みに出まくってたとか。
お客さんとコミュニケーション、ノミュニケーション取って営業してっていう人たちとか多いんだけど、
もう彼らは、もう今お子さんに続婚だから、全然なんかそこも最低限にやるし、むしろもうお酒もう飲みませんっていう人もいる。
あ、そうなんだ。
もうお酒飲んだら、あの、例えば妻とかお子さんに何か急なことがあった時に車で駆けつけられないから。
っていう理由で。
もう責任感あるな。
そう、もうほんとにお酒はもう一滴も飲んでませんみたいな。
20代の頃にもう一生分のお酒は飲み切ったんだよって言って。
かっこいいな。
そう、かっこいいのよ。
なんかそういう変化ってさ、すごいもう劇的な変化じゃん。
劇的だね。
なんか、今は僕とか、もうあさちゃんもかもしれないけど、
え、一人時間ってなくなっちゃうの?みたいなのを、なんか結婚した段階で僕はすごい思ったし、
ましてやお子さんができるとかってなった時に、そういう不安があるっていうのは当然だと思うんだけど、
それもなんか状況変わったら、ガラって変わっちゃうのかな?みたいな。
なんかそこに変わっちゃうのかな?みたいに対しても、なんかワクワクはありつつも不安があるっていうのが、なんか今あるのよ。
なんかアイデンティティの喪失に繋がりかねないよね、なんか。
そうそうそうそうそう。そこはある。
アイデンティティの喪失
なんか、私とかもさ、一人時間減って、よくなった側面もあるのよ。
自分と対話する時間が、よくも悪くも減ったことにより、思い詰める機会も減った気がするんだよね。私の場合は。
一人でじっと考えてると、結構悪い方向に行っちゃうことが、私結構多かったから、
一人の時間が減ったことで、過度に思い詰めたり落ち込むっていうことは減ったと思うんだけど、
でもなんか、そこが人間としての奥行きというかさ、
極端に思い詰めることでしか出てこない味みたいなものに繋がっていた側面もあると思ってて、
そういう意味では、なんかアイデンティティを失った気はする。
じっくりことごと煮詰めてないから。
なんかその味わい深さから来る個性だったりとか、その人だけ、例えばあさちゃんだけの考えだったりとか気づきみたいなところが、
なんか出づらくはなってるなと思う。
そこはね、僕もすごい思う。
これが、あいつ結婚して丸くなったよなとかの丸さとかに繋がっていくんじゃないかみたいな。
そこはとてもあると思う。
あるよね。
なんかよくさ、すごい変な例えかもしれないけど、芸人さんとかそうだろうね。
あー、そうね。ひねくれてたキャラの人とかじゃないよね。
なんか、ひねくれてる芸風でやってたとか、独卒でやってたけど、結婚したらちょっと丸くなったとか、
なんか愛を感じられるようになったとか言われるようになるのは、
もちろんもともとは愛があったのかもしれないけど、
でもそれをすごい見受けてしまうというか、受け取ってしまうような感じになっちゃうっていうのは、
近しいものがあるかもしれない。
確かに。
だから今、僕はそういう意味でも、20代をちょっと捨てにかかってるんですよ。
はいはいはい。どういうことですか?
20代の経験の葬式
だから、20代で培ってきたものを、今捨てるタイミングだと思っていて、
捨てちゃうよ。
30代になって、いわゆる僕は20代の間で、いろんな女の子とデートをしてきたっていうところを、
一つ自分のアイデンティティとして持っていたのが、今デートできないわけじゃないですか。
まあ、できるんだけど、
しないんだろうね。
大手を振ってとか。
なんかちょっと難しいよね。オープンマリッジみたいな話になってくるからね。
そう。だからちょっと意味合いが変わってくるわけですよ。
そうだね。
そう。
あんまりポップではなくなっちゃうよね。
そうなんですよ。
今のあなたがデートすることと、独身だった頃のあなたがいろんな女の子とデートすることって、
そのポップさが全然違うよね。
違う。
うん。
なんかね、わかりやすく言うと、いろけは出せないっていうところなんですよ。
そうだね。
完全に僕は優しいおっちゃんとか、
ああ。
そういう感じでレディーと過ごすみたいなところしか今、方向はないわけで。
確かにね。
ある種。
そう考えてくると、20代でやってきたことを完全に今、できないとか封じ込めるとかってなってくると、
いや、だったらなんか封じ込めるんじゃなくて、もうすっぱり切ったほうがいいなと思ってて。
ほうほうほうほう。
で、なんかある種、この前一緒に言ってたジンフェスとか、あとはこれから、これ配信するときはもう出展してんのかな。
文振りとか文学フリマとかで出した、あのハオっていうジンを書いたんですけど、
あれはなんか僕の、いわゆる20代の総決算的な意味合いがあって、
あのジン、20代にいろんな女の子とデートして気づいたことっていうのをまとめてるのがハオっていうジンなんだけれど、
あれを書くことによって、もう20代を、なんかこう20代の葬式をしようとしてるわけ、僕は。
はいはいはいはい。
で、なんかそれを、20代の葬式をやるって、やっぱりでも思えたのも、やっぱ30歳過ぎて、
あ、20代と30代って変わってくるんだなってようやく分かった上で、30代、今4年目に差し掛かろうとしてるから、
30、31、32、33か、4年目に差し掛かろうとしてる中で、ようやく、あ、ちゃんとお葬式やろうって思えたところだったから。
なるほどね。
なんか、ある意味こっからまた34、35とかって経ってったら、なんか変わってくるんだろうと思ってるけど、
なんかそういう意味での、自分の中での大きい変化みたいなのを感じつつ、でも、まだ追いつけてない。
そうだね、急激な弔いだもんね。
変化と一人旅行の必要性
だからこそ、一人旅行きたいっすって言ったんだと思うの。
なるほどね。
うん。
なんか、だから、もちろん状況、例えば、うーんと、なんだろう、この先、例えば、ライフイベントがいろいろあって、
例えば子供ができるとか、介護するとか、なんかそういうのがあったときに、それぞれまた変わってくるかもしれないけど、強制的に。
うん。
でもなんか、今できる、なんか自分の弔いというか、変化に対して自分をどう弔っていくかみたいなところは、
なんか今、自分の中で結構大きいテーマになってる。
確かに。なんかこう、そのときの体験とか、記憶、行ったんだっていう事実とかが、
なんか自分の中で、ある種お守りみたいになりそうだなってのは、なんか思った。
うん、そうだね。
大事な記憶というか、あのときの自分というか、その記憶として残るじゃない。
うんうんうん。残る。
なんか、それの記憶自体が、お守りみたいなものになりそうだなって感じた。
そうだね。お守りだとも思うし、あとなんかマジで、羽生は自分にとっての墓石だと思ってる。
墓石、墓石。
墓、そう。
なるほどね。
でも、墓あったらさ、
墓建てたんだ、あなたあれで。
墓あったらさ、生きるじゃん。
そうだね。
墓の場所に。
あの、鼻をたむけるみたいなニュアンスね。
そうそうそうそう。
だから、それはいいなと思って。
確かに。
で、なんか一方で、その墓石の前に、なんかこう、みんな集まって話をすることももちろんできるから、
確かにね。
なんか、陣作ってよかったなと思ったのは、なんかそういうところかな。
なんか陣をもとに、なんかこう、みんな興味持ってくれて、
こんな人生だったんだ、みたいな話ができるのは、なんかラッキーだったなって思うし。
それ、すごいいいコピーだね。なんか羽生に対する。
その、なんか、この本は、その20代のデートに行きまくった自分を弔う墓なんですって。
いや、そう。
めっちゃいいやん。
マジで、みんな線香あげに来てほしいもん。
そうだね。線香あげるわ。
おもろいな、めっちゃ。
でも、まだ自分は追いつけてないんだけどね。その変化に。
だけど、なんか、もう、いきなりさ、ほんと、あんまりちょっと悲しい話だけど、
人の死もさ、唐突に来るからさ。
そうだね。
っていうのもあるから、いやもう、20代の僕のしだちゃんはもう死んだんだって、やっぱり。
確かにな。
なんか、それこそ葬式もさ、その瞬間、葬式あげれば、その人との別れをさ、
こう、終えられるものでもないじゃない。
そうね。
そういう感じなんだろうね。
人を書いて、ほんと葬式みたいな感じで、別れを告げる儀式としてやるけれども、
完全にお別れ、心のそこからお別れをできるわけではないのかもしれないね。
まあね、もちろん。
いや、そんなこと言ったら、そりゃそうですよ。
あの、あれですよ、元カノとか、別に僕忘れてるわけじゃないですかね。
前好きだった人のこととか。
私もそうだよ、なんか血となりに肉となったなって感じ。
そうそうそう、全然なんか、その当時の、やっぱ、良き思い出、悲しき思い出として、
僕の中に今、それはあるわけで、それが今の僕らを作ってるわけだから、
全然なんかそこは、残ってていいと思ってるし、
もちろんそれをね、掘り起こして、墓掘り起こして、ゾンビを復活させようとかってしたら、よくないですよ。
うん。
もうほんと、あのー、はい。
そうだね。
はい、ウォーキングデッドになりますから。
そうだね。
マジで。
はい、ということで。
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21:09

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