1. イラストレーター原あいみの話
  2. #41 キャラクターコンペに勝つ..
2024-02-12 15:27

#41 キャラクターコンペに勝つためにやる3つのこと

私が絵本を出せるようになったきっかけは
「キャラクターコンペ」でした。
他にもいくつかのコンペで結構勝ってきた私、何に気をつけて提出しているのか、改めて整理して考えてみました。

ミズノさんのトークイベント詳細

https://x.com/aimihara/status/1755371347910537377?s=46&t=fvj8EfnvqUUf8y3nyDagCA

トークイベントについては二つ前の配信でも
お話しています!

https://stand.fm/episodes/65c47c3ba97a6881b7a6959e

#イラスト #イラストレーター
#フリーイラストレーター
#キャラクター #キャラクターコンペ
#コンペ #キャラクターデザイン
#デザイン


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イラストレーターの原あいみです。絵本や書籍やキャラクターを作ったり、難しいことをわかりやすく、漫画やイラストで伝えるお仕事をしています。
今日は一つ、告知をさせてください。今週の水曜日、2月14日、バレンタインの日ですね。夜の20時半から、スポーツメーカー三野さんのトークイベントに登壇させていただきます。
三野さんが、後年期世代に向けたオンラインフィットネスサービス、よりフィットというのを、昨年からスタートされておりまして、そちらの体験レッスンもできるというイベントになっております。
三婦人会の中込明子先生とともに、女性ホルモンと睡眠をテーマにいろいろとおしゃべりをした後、みんなでよりフィットなレッスンを体験するというイベントです。
詳細は概要欄に貼っておりますので、ご興味ある方ぜひ、前日の23時59分まで申し込みができます。無料イベントです。プレゼント企画もありますので、よろしければ覗いてみてください。
今日はですね、前回本を出すきっかけとなったことをお話ししたんですけど、その時に話してみて、私はキャラクターコンペに勝つのがうまいだなということに気がつきまして、気がつきましてというか、前から自分的にはそうだなと思っていたんですけど、
そのコツみたいなものを今まであまり分析して考えたことがなかったので、ちょっとそれを話しながら考えてみようかなと思います。
キャラクターのコンペって色々あるんですけれども、お話しした中では絵本のキャラクターのコンペが2つありました。
あとはですね、企業さんのサービスのマスコットキャラクターだとか、そういったものの方が逆に多いかもしれないですね。
あとはある施設のマスコットキャラクターだとか、そういったものがコンペになったりします。
声をかけていただいてエントリーが決まったら、私は一体どんな作業をしているのかなというのをちょっと振り返ってみて、メモで書いてみたんですね。
3つ気をつけてやっていることがあったので、そのことを話していきたいと思います。
まず1つ目はですね、もうめちゃめちゃ当たり前の話なんですけど、オリエンシートをよく読む、何度も読むということですね。
必ず口頭で終わってしまう場合もあるんですけど、だいたいコンペの場合は公平を期すためにオリエンシートというのがあると思います。
こういう目的で、こういう理由で、こういったキャラクターを作りたい、そのコンペですみたいなのね、説明のシートですね。
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そういうものが配布されると思うので、それをじっくり読みますね。
それに加え説明会などがあった場合は、そこでいろいろ質問もしできたりしたら、そのことをもう何度も繰り返して考えます。
そのサービスとか施設とか、それを実際使う人々がどんな人なのかっていうのをかなり想像をめぐらせますね。
だからそのマスコットを見る人ですね、実際そのキャラクターに例えばファンになってもらうなのか、思い出してそのサービスを使ってもらうとか、
使っている時にこの子がいるとなんか楽しく使えるなとか、それともすごくインパクトが必要で一度見たら忘れられないみたいなキャラクターであることが必要なのか。
そういうね、とにかく使う側の人のことを想像します。
年齢層とかどういうシーンでそのキャラクターと接点を持つのかとか、スマホで見るのかPCで見るのか、はたまた現場で会うのか、
お土産とかそういうものを買うとかそういうものなのか、とにかく使う側の人のことを徹底的に想像します。
反対に、発信する側の人のことも考えます。
そのサービスを例えばこんな意図でこういう人たちに新たに広めたいと思っているとか、
今持たれているイメージを払拭して新たにこういう人たちに認識してもらいたいんだって思っているとか、
なんかそのコンペをするくらいなので何か意図があってわざわざやるわけですよ。
なので発信する側の企業側のことも相当想像します。
まあ当たり前のことですけどね。
それをとにかく繰り返し繰り返し想像して、ひたすら情報収集したりしながら思いをめぐらせていくということは必ずやりますね。
2つ目はですね、実際どこで使われるのか。
例えばウェブサイト上のアイコン的な役割でホームページにぺっと載せるというふうに使いたいなのか、
はたまたポスターとかで交通広告とかでバーンて出るっていう感じで見られるものなのか、
例えば絵本とかなんであれば本屋さんで並ぶ、その上買って子供たちが読むとか、
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そういう場所、どこで使われるかを想像して、自分が考えているキャラクターを実際そこに入れてみます。
入れた上でこのくらいの複雑さだと認識できないなとか、
逆にこんなシンプルだと何かちょっと物足りなくて安っぽいなとか、
そういうことを自分の中で実証して確認して整えていくっていう作業をします。
その時にもしホームページとかなんだったらサイトの色とかが決まっているのであれば、
そこにあえて馴染むものの方がいいのか、逆にそのホームページからはちょっと際立って
マスコットキャラクターだけ浮いている方がいいのか、それは多分その意図によるんだと思うんですけど、
そういうところが求められているものに合致しているかっていうのをかなりちゃんとチェックするっていうことをします。
3つ目、3つ目はマスコットキャラクターのコンペとかだと、
本当に絵だけを出して他は何も出せないっていう場合もありますが、
逆に名前とかその子の性格とか世界観とかそういったことも一緒に書いて出せる場合もあります。
そういう場合は、実際そのキャラクターが生まれてユーザーに向けて発表しますよね。
企業さんとかそういった、例えば施設とかが。
そうした時に、分かりやすく消費者の方に伝えることができるかどうか。
かつその位置でよくよく考えた、想像した実際使う人たちに刺さるか、響くか、逆に違和感があって何これって思うかとか、
そういうことがちゃんと意図に合っているかっていうのを考えます。
それプラス、最終的にユーザーさんに伝えるのも大事なんですけど、コンペなので審議会みたいな場所とかでみんないろいろ話すわけですよね。
たくさん上がってきたキャラクターを見て、その時にちゃんと印象に残るか。
他みんなと同じようなこと言ってたら普通なので、何か一つでもちょっとたくさんの中で印象に残るかどうか。
かつ、例えば担当者さんがいて、それを社長にプレゼンしてこれに決めたいと思いますっていうのが絶対あるはずなんですよ。
なので、会社の中で社長とか上司とか会社全体に説得できるか、そこを結構考えますね。
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このキャラだったらこういう世界観でこうなのでこうですってわかりやすく、自分が担当者だったとして、その会社のめっちゃ偉い人に話せるかどうかみたいなことを結構考えます。
繰り返しますと、1番はオリエンスシートをよく読んで何度も読み返して使う人、発信する人のことをひたすら想像する。
2番目は実際に使われる場所に自分の書いているものを置いてみてバランスが大丈夫かどうか整えていく。
3つ目は世界観とか思いとか理念が発表した時にわかりやすいか、担当の方が会社に説得する時にわかりやすいか、そういうところを気をつけて考えるというところです。
当たり前といえば当たり前なんですけどね。私はこの3つを必ず気をつけて出す前にチェックをしています。
書き始める時はあんまり考えません、あえて。オリエンスシートはもちろんちゃんと読みますし、だいたい消費者のこととか使われる方とかもちろん想像した上で書くんですけど、やっぱりね、まず最初はインスピレーションだと思うんです。
最初にこの説明を受けた時にフワフワフワって自分の中に浮かんできたイメージ、こんな子だったら楽しいかなとか、そういう直感みたいなのをまず信じて、わーって書き始めちゃいます。あんまり考えないです最初は。
わーっていろいろ書いて、もう出ないな、この辺かなって思い出てきたものを自分の中でこの子が一押しかな、この子は第二候補かな、これはちょっと抑えかな、みたいなのを選んで、選んでからさっきの1,2,3を改めてやり返すという作業をしています。
やり返していくと、この1,2,3の候補が整っていくんですね、どんどん。ブラッシュアップされていって、最終的にコンペに提出してもいいかなと思えるものまでに完成するという感じかなと思います。
書く時に気をつけていることは、やっぱり自分だからこそ書けるタッチとかキャラクターのフォルムとか表情とかね、その子らしさみたいなのになっているかどうかですね。別に他の人のタッチを真似して、こういうキャラの方が絶対いいだろうなって無理して自分じゃないタッチを書いても、あんまり意味がないかなという気はしますね。
若い頃はね、まだ自分のタッチが定まってないので、いろいろ模索しながらちょっとね、誰々っぽいやつとかそういうのはたくさんやってきたと思いますが、今となってはもう自分だから書けるものっていうものになっているかどうかっていう方を気をつけています。
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で、あともう一つは、決まった後、自分がちゃんと愛を持って書き続けられるか、自分が書きたいと思えているかっていうところを気をつけますね。そうでないと、まあね、決まった後、これね、決まる気で言いますよね。いつもコンペ出す時は自分に決まる気で出します。
で、決まった後、ちゃんとね、自分が愛おしく育ってていけるかどうかっていうのは大事なので、もうすっごい苦手な、もう苦手なものを書いてしまうと生きてこない気がするので、まあ自分が楽しく書き続けられるかどうかっていうのは、自分の書いた候補の中からね、選ぶ時に気をつけて選んでいると思います。
はい、どうでしょう。クリエイターの方がどのくらい聞いてくださっているのかわかりませんが、参考になったら嬉しいです。
私はですね、デザイン会社に所属していた時は、ディレクターもしていたので、自分が書く側でエントリーするのではなく、イラストレーターさんから書いてもらって、それをまあいろいろ集めてですね、プレゼンする側っていうのも何度も経験しています。
なので、私はまあこういう手順で、自分もディレクターもやってるからこその観点なのかなという気はしますが、こう上がってくるのを見るとね、これね、これ自分が書きたいだけじゃんみたいなのとかね、いっぱいあるんですよね。
なんかね、相手のお客さんのことを考えられてないです。自分がもうただただ自分がこのイメージで書きたいって想像が盛り上がったやつだけ書いて出しましたみたいなのはね、あるんですよね結構ね。
あとはね、なんかまあ多分クリエイターの人って私もですけど、いろいろストックがあったり、過去にボツになったものとかをうまくアレンジしてね、締め切りが近いと、そういうものもうまく使ってアレンジして出したりっていうことはまあある、よくあることなんです。
それは全然悪いことだと思わないんですけど、なんかこれ絶対このために書いてないよなっていうのがなんかバレるとか、なんかそういうのとかね絶対受からないと思いますね。まあこれは私の持論ですけどね。なのでボツをねうまく使うんだったらそれバレないように書かないといけないなと思いますし、
ただただ自分が書きたいものだけではなく、そこからね一アレンジ、ちゃんと企業のこととか届けるお客さんのこととか考えて、もう一ブラッシュアップできてるやつかなっていうのは気をつけた方がいいんじゃないかなというふうに思います。
とはいえ、いろいろねああだこうだ考えて書いても、ものすごい直感一点突破で出来上がったやつに負けるってことはもうたたたたありまして、なのでやっぱり絵を描く人間なので、頭であれこれこねくり回して考えるよりも直感で書いたもので一点突破できるくらいの能力を磨いていく方が最終的には大事かなと思います。
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はい、ということで今日はこのへんにしたいと思います。ラストレーターの原江美でした。
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