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親愛なる皆様アロハです。幸せって何だっけ研究所愛です。 今日はですね、私の4冊本を出しているんですけれども、そのうち1冊
クーカフェインバンクーバーについてお話ししようかなぁと思っております。 このクーカフェなんですけども、これはバンクーバーにね、実在するカフェを舞台にした12個のショートストーリーになります。
これを描いたのは2014年から15年なんですよね。7年前。 7年も前になります。でもってその時にね、1個ずつ月に1回バンクーバーの
フリーマガジンで連載をしておりました。 写真を描いてくださっているのは愛知在住のミュージシャンで、絵描きの原田昭夫さんという私の大好きな
アーティストさんになります。このパンダちゃんのね、イラストがすごく私も毎回楽しみで 連載ね、1年間させていただいているんですけれども、そのショートストーリーを1冊の本にまとめて
BOOKSというウェブサイトで販売しております。 これなんですけど、クーカフェのクーは何のクーだと思いますか?
クーカフェのクーは空。空のクーなんですね。 で、クーってね、いろいろと深いじゃないですか。いろいろとって超いい加減なんですけど
クーって何だろうって思いながら、でもクーカフェっていう言葉が思い浮かんで クーのカフェにしたんですけど、そのクーっていうのはね、そのカフェってね、
サードプレイスっていう風にスターバックスでもね、サードプレイスっていう言葉が スターバックスも言ってますけど、自宅でもないし、仕事場でもないし、その真ん中にあるもの
で、自宅だとね、私はお母さんだとか、私はこの一家の大黒柱だとか、そういうね、家族の中の役割っていうものがあるし
で、仕事場は仕事場でね、私は課長だ、部長だとか、コピーライターだとか、いろいろね、いろんな役割がある。
でもカフェでね、その間にあるカフェでホッとコーヒー飲んでね、ちょっとおいしいクッキー食べて、ホッとするときって、なんかそういう役割とか
肩書から解き放たれた自分に戻れるっていう、そういうクーの時間? なんかこうね、ふわーっと気球にね、乗って浮かび上がる
クーの時間。本当の自分にね、ちょっと帰れる時間なんじゃないかなーっていうことで、クーカフェニーというタイトルにしております。
で、この12個のね、ストーリーなんですけど、まあショートストーリー5千文字ぐらいかな、まあ本当に3分とか5分で読めるボリュームになっているんですけど、一つ一つがね。
これ読み返してみるとですね、なんか本当にどの主人公もただただ何もしてないっていうか、何も起こらないストーリーなんですよね。
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でもそれは、まさになんかあの時の自分そのものだなーっていう風な感傷が今あります。
っていうのもね、その2014年から15年っていうのは、私の母を見取った年なんですよね。
で、見取った年であり、で、離婚する前のね、結婚、卒業する、そういうね、あの激動の時代の、ちょっと前に書いてた。
これそれがこのショートストーリーなんですよね。そういう激動の時代のね、準備を、なんていうのかな、そのサナギの中の蝶々みたいにね、私はずーっとね、
芋虫から蝶々になるために、サナギの中で、あの芋虫はね、ただ眠っているわけじゃないんですよね。
寒くてね、そこで寝て、サナギの中で寝てるわけではなくて、じっとしてるんだけど、本当に過去のすべてのね、芋虫としての自分の姿をもう全部溶かして、
でも蝶に変容していくっていう、そういう一見静かにね、見えるんだけど、もうその内側ではものすごく激しい変容が起きているっていう、そういうね時期の自分と重なる部分がすごくあるなぁっていうふうに思います。
なので本当にこの12個の物語のね、一つ一つが私の分身でもあり、今これを聞いている、そして読んでくださっている皆さんの分身でもあるんじゃないかなーっていうふうに思います。
なんか、そう、なんかね、私を生きる、私が、私は私を生きるっていう決断を支えてくれたのが、このクーの時間だったんだなーっていうふうに、これを改めてね、読み返してみて、そういうふうに思いました。
なので是非ね、皆さんも機会があったら是非、読んでやってください。
はい、そう一つ一つね、あのノートの方に、あのノートっていうSNSの方にもちょっとね、月に1回アップしてますので、是非是非読んでみてください。
パンダちゃんの絵もすごく素敵です。そんなわけで今日も皆さん、良い一日をお過ごしください。バイバイ。