どうも、アドバタラヂオはじまりです。
須田健でございます。
富永誠です。
よろしくお願いします。
この番組は、広告大好きな2人が広告に関わる出来事や出会いを通して、
聞いている皆さんに広告に興味を持ってもらい、
そして広告を好きになってもらいたい、そんな広告人学をお届けするラジオです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前回から参加いただいている、コラボレーションさせていただいている、
行きたくなる世界遺産のお2人、水戸さんと金谷さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
秘密結社パスワードがやってきたって。
なんだ秘密結社って思った方は、ぜひ1個前の聞いていただいて。
そうすれば全部が分かりますからね。
決して怪しいものではございません。
大丈夫ですか?僕まだ疑ってますけど。
本当ですか?
秘密結社パスワード?
なんぞ?
お2人の今回のコラボレーションのお話だったりとか、
お2人の番組、そしてお2人については、前回のエピソードでいろいろお話をさせていただいたんですけども、
今回はぜひですね、世界遺産生きせかのお2人とコラボするのであれば、
広告の話、アドバターラジオなので、広告の話しないといけないわけじゃないですけど、
そういうことがリスナー方には大事かなと思っていたりしたので、
ちょっと世界遺産にまつわる部分で広告の話をお2人とできればなというふうに思っております。
よろしくお願いします。
お願いします。
できますかね。
新鮮すぎて。広告の話?って言って。
前提、すいません。調べてきていただいてて、いろいろ本当にありがとうございます。お2人の貴重な時間を。
今、僕の目の前にそれを調べたですね。文言が、ほら、調べてきたぞと。
いや、そうですよね。悪いことしたなと思う。
これでいいのかどうかちょっと今でも不安なんですよね。
いやいやいや、素晴らしいですよ。
今回はですね、概要といいますか、お話いただく内容としましては、世界遺産に登録されるということ自体に、
やっぱり観光地としての広告効果が僕は変わるんじゃないかなと。
世界遺産になった段階で観光客がたくさん増えたりとか、アピールしやすいというところで、
登録されるビフォーアフターでどこまで影響力があるのか、経済的効果があるのかっていうのを、
いろいろ事例をもとにお話ししていただくという機会なので、ちょっと僕ら勉強の会です。
だから世界遺産になるために、やっぱりいろんな場所でアピールしてたりとかする。
結構頑張ってらっしゃるじゃないですか。
絶対それには理由があるなって思って、それを広告しているので、お話できたらなと思っています。
どうですか?話しやすいやつからで全然大丈夫なんですけど。
そうですね。正直効果はありますね。
そうですね。
いろんな遺産があるんで、その効果の出方はまちまちではあるんですけども、
例えば、日本で象徴的な世界遺産で富士山という世界遺産があるんですけども。
大好きだね。
大好き。
大好きですか?
大好きそう。
富士山なんかはですね、日銀交付支店のデータなんですけども、
登録によって少なくとも100億円前後の経済効果があったんじゃないかという。
すごいですね。
登録ビフォーアフターってことですよね。
ビフォーアフターですね。
もともと富士山って結構観光客って集まりやすいところだと思うんですけども、
それでも100億円程度の経済効果があったんじゃないかという推計データが。
すごい。こんなわかりやすく出るんですね。
ちなみに世界遺産に登録されたら、ユネスコがちょっと軍資金みたいなのくれたりするんですか?
助成金ってこと?
助成金です。
それはですね、世界遺産に登録することで助成金が出るというのはないですね。
そうなんですかね。完全に名前出し?
そうですね。
なんて言うんですかね。
話せる範囲で大事なんですけど。
保全とか管理していくとか、そういったことは保護していくっていう対象になるので、
もともと世界遺産って観光からはちょっとかけ離れた概念っていうんですかね。
そうですね。
ちょっと違う?
そうなんですよ。
文化とか風習を知ってもらって、お互い国同士仲良くしようねの世界遺産なので、
観光っていうところではもともとはないんですけど、ただ世界遺産になることで、
世界遺産というブランドがついて、富士山の場合は何個も周りに神社があったりとか、
巡礼するみたいなそういった歴史があったので、
そういったところを回ることによっていろんな人が訪れたりとか、山を登るとかもそうですけど、
いろんな人が集まって、世界遺産だから行こうっていう風になってるっていうので、
もともとはそうなんですよね。観光っていう感じではないんですよ。
あくまで副産物的な、制度からすると副産物的なところに観光があるっていうところですね。
ただ、先ほどカナエが言ってたように、世界遺産って目的は遺産の保護・保全なんですよ。
でもそれってお金は結局かかることなんで、
でもそうすると観光っていうところの収入はすごく大事に上がるっていうのが事実ありますね。
さてここでトミーに問題です。
富士山がありますね。世界遺産には2つ登録するものがあります。
自然遺産?文化遺産?
富士山はどっち?
自然遺産?
ブブー
正解は文化遺産です。
あ、そうなんすか?
さてそれはなでなのだね、ミト君。
どっち側ですか?
いけない。
じゃあこっち側。
アドバタラジオさんで大丈夫ですか?
アドバタラジオさんで大丈夫です。
なんでかっていうと、この人たちと付き合い始めて付き合い牙が増えました。
なるほどね。
秘密結社っぽいですもんね。
確かに。
僕もそれはそうなんだよってことを聞いたことがあったもんですけど、
それはなぜ、すごく自然っぽいのになぜ文化なのかと。
そこをちょっと知りたい。
試験ですけど、富士山でいろんな文化を象徴している絵だったり、
お洋服に使われてたりするから文化遺産。
すごい。
当たってますね。
マジっすか?
ちょっと僕も忘れてしまったことがあるから、そこはカナエちゃんとみどくんに聞きたいんだけど、
その富士山の登録されている名称というか、
何々が何々ゆえに富士山は文化遺産でした。
それをちょっと教えてほしいなと思って。
富士山はですね、登録されている正式名称が、
富士山信仰の対象と芸術の源泉っていう名前なんですよね。
どこの作者の題名ですか?
誰かが書いた俳句みたいな。
結構世界遺産ってね。
サブタイトルみたいな。
キャッチコピーみたいな入るところがあるんですよね。
そうですね。キャッチコピー入りますね。確かに。
そういう名前で登録されてるんですか?
そうなんですよ。
昔はやっぱり富士山って噴火したりとかっていうのがあって、
そこから噴火を沈めるために神社を建てたとかですね。
あとは噴火が収まってからは土俳っていうのかな?
登ることで祈りになるとか、
あとはそこの富士山を中心とした自然崇拝っていうんですかね。
環境に感謝するとか、お水があることに感謝するとか、
そういった信仰形態とかもそこから生まれていて、
かつ、葛飾北斎とかが、
そういったデザインの、さっきトミーさんがおっしゃっていたような、
いろんなデザインに使われたりとか、富士山が。
大正になったとかっていうので文化遺産に登録されてるんですよね。
10級ですか、じゃあ僕。
10級。
10級いただきました。
3級いけますね。
いけますね。
でもだいたい自然崇拝って思いますよね。
思いますね。
なんで僕も本当に最初そう思っていたので、
それをこの人たちと付き合い始めて、たまたまそういった時に、
自然崇拝?
違います。
自然崇拝?
自然崇拝?
美しいは美しいですか?
美しい。
実際に自然遺産として最初は進めようとしてたんですよ。
ただですね、世界遺産って、これまたちょっと言葉になってしまうんですけど、
顕著な普遍的価値っていうものが重要視されていまして、
要は他にはない、誰が見ても特筆した、スペシャルな、
残していくべきだよねっていうような遺産物っていうことが、
大事っていう風に歌ってるんですよ。
ってなった時に、富士山のような形の火山で清掃火山って言うんですけど、
清掃火山って実は世界中あらゆるところにあるんですよ。
だから富士山みたいな形の山が特筆して、
すごい特徴のある山っていうわけではなくて、
それに準じた火山の世界遺産とかも既に登録されてあったので、
自然遺産としてはちょっと難しいよねっていうところで、
じゃあ何だろうって思った時に、やっぱり日本人の心みたいなところがあったりとか、
海外の方が日本って思い浮かべた時に、富士山のこういう笑顔を思い浮かぶとか、
ところがあったので、そこを深掘りしていって、
やっぱり富士山っていうのは日本にとっても文化の象徴だよねっていうところで、
文化遺産に至ったっていうところがあります。
なるとやっぱ収入が発生しない仕事が増えちゃうとか。
なのでかえってですね住民の方にとっては暮らしを逼迫させてしまう結果になってしまったわけですね。
影だね。
そう影なんですよね。
そうですよね。
その暮らしてる方々がどういうスタンスだったのかもよると思うんですけど。
そうですよね。
でも準備してないってことは別にそういうつもりじゃなかったってことですもんね。
そうですね。ある程度予想はしてたんだと思うんですけども予想はるかに超えてたんだと思うんですね。
本当に僕自身も言ったことあるんですけども山道の本当に一本道をずっとたどっていっていくんで絶対渋滞になるんですよ。
そうなると車がたまって地域の方はあんまりよく思わないかもしれないですけど何よりも排気ガスでちょっとガスって曇って見えたりとかそうすると景観も世界遺産に入っているんで世界遺産と思ってきたのにガスって見えちゃうんですね。
引いてはその世界遺産の価値を損なってしまって最悪の場合はそういった人のよる原因で世界遺産じゃなくなるっていうケースもあるんで。
そうなんですか。
あるんですよ。
なんかあまりにも景観悪化してしまうかもしれないですね。
まず大体危機遺産に登録されるんですよ。
危機遺産。
イエローカードってことですか。
イエローカードですね。
対策してください対策する書類出してくださいどういう対策しますかとか 詰められるので
面白いですよだから警官こそ守っていかないといけないっていうのもありつつ だからまあね宿泊施設を増やすそうにもなかなかそうですよ
開拓は難しい増やせばいいって話でもなくなってくるわけですね 器をちゃんと整えればいいって話でもないわけですよね
本当に計画的にやらないとそうですよ だから結局申請をするそれが通るっていう一応過程としてこれぐらいの数をホテル
増やしておけば こと耐えるんじゃないかということも計算してやらないと通る人いっぱい泊まるとこない
そうですねそして警官も損なわない 近年はやっぱそういった人の往来とか人によるこうなんて世界産の価値が損ね
ってしまうというケースが増えつつあるので世界産登録する前に 指紋機関っていう専門の方々がウォッチしに来るんですけども
その時点で登録される前に必ずそういった観光対策っていうのを整えてくださいよ っていう
あのおふれを出したりしてますね あえて人数を増やさないようにする対策どうしますかみたいな
なんか世界産に登録されることですごくハッピーなことなのかなって ずっと思ってたんですけど
やっぱり整わないというか住む人たちがいる場所であればなおさら すごいデリケートな話になるわけですねそうですね
そして世界産っていうのがまあ遺産の保護保全のためにユネスコをやっている事業 っていうふうにお伝えしたと思うんですけども
その世界産そのものの保護保全はその遺産を持っている保有国が責任持ってやりなさい よっていうことを正式に言ってまして
なので日本であれば日本っていう国がやらないといけないってなるんですけども じゃあ
国の重役の方が岩見銀山に行って月切りで何かやるかっていうとそうではなくて やっぱ地域の方が保護だったりとか
そういった事前的な活動を通してその世界産を世界産に留めているっていうところも あるので
まあ先ほどちょっと富井さんからもありましたけどもそこに住んでる方が善良な意識が ないと世界産っていうのは保っていけないんですよね
難しいですね
そうだよ だから良かれと思って上の人たちが申請をしたとしても 住民の人たちの幸せ考えてるって言われたらなかなかこう乖離してくるんだよね
そうそうなんですよ
世界産文化も自然もその住んでる人たちがやっぱり一番大事にできるかどうかですよね
が大事じゃないかっていうふうに近年特に言われていますね
意識だ
そこはそうですね 自然遺産とか特に今まではそれこそ農家を荒らせてしまう 例えばアマミとか徳之島も最近登録されたんですけど
そこにしかいない動物たちが結構いるんですね 絶滅危惧種って呼ばれてる動物もいてそれを認められて登録されたっていうので
当初は農家をちょっと荒らせてしまうからちょっとやっつけちゃおう 駆除しようみたいなのができてたエリアでも今度はそれができなくなるんで
やっぱり住民の方々にとってもそこはちょっと目をつぶってもらって協力してもらうとか
難しい
そういうのもあるんですよ
結構そういった人間の暮らしと生物たちの暮らしの天秤にかけたりちょっと何ですかね矛盾じゃないですけど
ジレンマみたいなのが結構世界遺産になると発生してきやすい部分はありますよね
ちょっとお金の話から入ったけどそういうことですよね
すみませんなんか広告の話
いやいやいやでもねちょっとこう今話を聞いていてすごく広告的な側面がより深くあるものがちょっと自分の中で思い浮かねえとかあって
会社の企業コピーとかステートメントとかパーパスって言われるようなものが存在意義をね
それを上の人がいいじゃないこれこれ絶対伝わるよって言ってても
こういううちの会社はこういう会社だよっていう文化が作られていない状態でそれを作ると全く浸透しないわけ
社員の人の思いと重役の思いが乖離しちゃって全然素敵な会社としての体ができなくて
アンバランスな感じなんだよねいいなぁと思っても考えたコピーが全然社員に伝わってない
っていう何かね今ちょっと企業の形としての何かそこと世界遺産の作った制定されたものとそこに準じる住民とかの何か構造がちょっと似てるなってなんとなく思った
面白い 共通する部分ってあるんですね
ここからエンディングにしていきたいと思うんですけど 改めてなんですけどいろいろお話を伺って
何のために世界遺産登録をするのかっていうところやっぱり出てくると思うんですよ これってお二人の見解というかどういうふうに思われたりします
いろいろ聞くと暗い部分もあるし経済効果として明るい部分もあるけど 白黒ではないんですけど
どういう意義があるのかなっていうのは改めて伺いたいんですけど
そうですね 私は世界遺産登録する意義はやっぱり代表性のあるものがそれこそ登録されるのは全然いいなと思ってて
誰もが知ってる富士山とかシレット湖とかも最近は有名ですけど そういったものを通してこういった文化があるよとかこういった自然
ここにしかいない生き物たちがいるよっていうのを やっぱりその代表性のある遺産を通して知ってもらう
だからみんなで守っていこうね につなげるものとして世界遺産で登録されるものであってほしいなというふうには
私個人的には思いますね 国がそれを先行してやるのではなくて 先行はそうかもしれないけどもっとこう
ワンチームでというかその住まれている方々もそうだし ちょっと少し遠いけどそこに関係する人たちも含めてみんなでそういう思いでやるべき
ことだってことですよね そうですねみんなで理解してそれこそ外国から来る人なんかもいるので
まあそこで私たちの国を分かってもらえる貴重な材料なわけなので 確かにそうですねみんなで理解して共感し合うみたいな
そういったものであるべきというかあってほしいなって思いますね 僕もそうですね
世界遺産も一種の広告手段だと思うんですよ
そうですねちょっと経済的な話ではないんですけども 世界遺産登録することで世界遺産の目的は保護保全というふうに説明させていただきました
けども やっぱりそういった世界遺産とか大事なもの土地その自然を守っていくモデルケースになると思うん
ですよ 僕たちはその世界遺産だけが素晴らしいっていう考えではなくて
やっぱ世界遺産以外にも本当に豊かな自然だったりとか 素晴らしい建物とか歴史を感じるものとかいっぱいあると思うんですよ
それは必ずしも文化財じゃなくて例えば小さい女の子にとってはあそこの公園が大事とか そういうところもあるじゃないですか
そういった個人によって大事なもって様々でそういった大事なものを守っていくために どうやったら守っていけるかっていうのは世界遺産はモデルケースになれると思うんですよね
だからそのやっぱその世界遺産にある意味っていうのは 守っていくために人たちは何ですかね考えるための
どうやって守っていけばいいかって考えるための教科書っていうか大手本になるもの なのかなとそれこそ広告じゃないですけど
なんじゃないかなと僕の中では位置づけてるんですけど 大丈夫ですか?
大丈夫じゃないですか? いいと思います
間違ってない 今のは良い話だよ
いやありがとうございますお二人ともちょっとすごい ちょっと今回は日本だけの話だったんですけどぜひまたご視聴させていただきたいと思います